弦 2020-03-28 01:52:50 |
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(喫煙所内で振動したスマホ、開いた内容にバレないように目元を弛め。「じゃあ俺、毎日遠夜を抱き枕にできるんだ、贅沢」想像しただけで幸せな夜にとうとう笑みを漏らし、「いつきても良い…と言いたいんだけど、出来れば俺が掃除を完了してからが良いかな…」と散らかった室内を思い出して小さく嘆息し)
(親に簡単に説明し仕事を一切サボらないことを前提に許可をもらえると改めてお礼を口にし“今度連れてきなさいよ、大事な人”との親の言葉に照れくさそうにしつつも頷いて。自分の部屋へと戻りベッドへと腰を下ろせばスマホの通知に気付き小さく笑ってしまい。「弦と寝るのが気持ち良すぎて寝坊しないようにしなきゃ」と送信してから必要なものはなんだろうと考えつつ「じゃあ、弦の片付けが落ち着いたらいくよ」と続くように送信してからいつでも引っ越しができるようにと簡単に整頓し始めて)
(明日仕事から帰ってきたら絶対に掃除をしようと心に決めて帰宅し、スマホを開いて通知を確認。「うん、きっと俺離したがらないと思うから頑張って抜け出して」木に抱き着いている自販機のスタンプと共に送信。「ごめん、遠夜が来るまでに絶対に綺麗にしとくから!」送ると同時に雑然とした室内をどうにか片付けておかないと、と片付ける算段を立て始め)
(仕事が落ち着いて家でゆっくりと煙草を吸いながら昨晩の通知を見返してはやはり微笑ましく思えて「休みの日は一緒にいっぱい寝ようね」とパンダ同士が寄り添って寝ているスタンプを送り。ふむ、と少し頭を悩ませてから「片付け、手伝おうか?」と続けて送信し)
(とりあえず夜のうちに片付けを終え、喫煙者に足を運び。「遠夜の寝顔ずっと眺めてるかも」と寝ているフリをしているアライグマのスタンプを送信。「いや片付けはもう終えたよ。…でもあれだ、あんまりベッド下とかタンスの裏とか見ないでね」相手にはあまり見せたくないあれやこれやを思い浮かべては、やはり捨てるべきだったかと頭を悩ませ)
(通知が来ていることに気付けば緩く首を傾げ「どっちが早起きか競おうか」と競争しているウサギとカメのスタンプを送信。「…えっちな本でもあるの?弦、ちゃんと健全な男の子だったんだね…」と哀愁漂うパンダのスタンプを続けて送信し)
(喫煙所から帰宅して携帯を開き、「えー、遠夜負けてくれない?」身も蓋もなく率直に頼み事。お願いをしているスリッパのスタンプと共に小さく笑みを漏らし。「いやエッチな本ではないけど!でも見られたくはないかなって言う!」微妙に誤魔化した言葉に思わずちらりとアルバムの在処を見て)
(仕事を終えゆっくりと息を吐き出しながらベッドへ横になると「弦の寝顔みたい」ただ一言そう送信してから、ふと頭を悩ませ「…こないだ俺の小さい頃の写真はみたよね?」と送信してみることにし、どんな反応が返ってくるだろうと考えながらうとうととし枕に顔を埋めて)
(寝る前に、ともはや日課となっている携帯チェック。内容を確認すれば「俺の寝顔なんて見たって楽しくない」憮然とした表情でジト目のタヌキのスタンプを送り。「……遠夜サンてもしやエスパー…?いや…遠夜は可愛いから良いけど…」尚も歯切れ悪く送信し)
(寝落ちしていたのを通知音で目を覚ませば身体を起こし頭を掻きつつ携帯の中身を確認しては小さく笑ってしまい「じゃあ、俺の寝顔も一緒」とウィンクしてるパンダのスタンプを送信し。「やっぱり。うん、わかった。見ないようにする」歯切れの悪さから勘が当たったのだとわかればくすくすと笑ってしまいつつ相手の先程のお願いを受け入れると送信し)
(何だかんだ一段落した仕事の合間、昨日は気づかなかった通知に笑みを漏らし。「遠夜のは眼の保養だから」先日眺めた寝顔を思い出しながらの送信。「本当だよ?本当に本当だよ?マジでこれダチョウ倶楽部じゃないからね?」念押しのようなそれを文面にしたためて)
(仕事が落ち着き通知を見ては何度でも言うんだろうなあと思えば呆れたように息を吐き出し「俺も弦の顔好きなんだけどなあ…、例えば、余裕のなくなった顔とか」少し悩んでから悪戯に送信し。続く言葉に小さく笑ってしまえば「わかってるって」と続けては了解!と書かれたパンダのスタンプを送って)
(結構な深夜になってしまったが届いた文面を確認して思わず目を見開き。「余裕なくなった、って。……それ、もしかして誘ってる?」返信には至って真剣な返事。了解、のスタンプにはホッと息を吐き、まあでも念のため動かしておくかと、食器棚の裏にアルバムを移動させ)
(眠る前にと携帯を確認し内容を見れば頬緩ませ「バレた?」と照れくさそうにしてるパンダのスタンプを送り。「今週の土曜は休みだから、明日の夜泊まりに行く…もう引っ越しても平気?大丈夫なら引っ越したいな。」と続けて送信するととりあえず必要最低限にまとめた荷物に満足そうに息吐き出し)
(今日も遅くはなりそうだが、とりあえずと「…覚悟しておいてよ」と短く返事。知らず眇めていた目を指摘されれば慌てて取り繕い、次いで「OK、俺も手伝おっか?」と続けざまに送信し)
(忙しそうな相手からの返事に気付けば視線を落とし「覚悟しておく」と短く返事をし「大丈夫、必要最低限の物しかないから。先に部屋で待ってるね」と送信したころには既に相手の部屋の前へと来ており、合鍵を使って部屋へと入り“帰ってきたら驚くかな”と考えながら持ってきた着替えを適当なところに置きつつソファでくつろがせてもらって)
(「悪い、遠夜……。今日帰れなさそう……。」窓の外を眺めつつ持ち込まれた仕事にため息をついて。ふ、と遠い目をしながら、こっそり撮らせてもらった愛しの恋人の寝顔を眺め)
ごめん、こっちの返事は蹴ってくれて良いんだけど、今体調がちょっと悪くって。返事が散漫になっちゃいそうだから返せないかも。…ほんとごめん、俺の風邪が遠夜にうつっても嫌だから会えない…。あとで埋め合わせするね、本当にごめん。
(ソファで転寝している間に来ていた通知に気付けば瞳を丸くさせるものの「わかった。無理しない程度に頑張って」応援するパンダのスタンプと共に送信しては帰ってきた相手のために適当に料理を作ろうと動き)
蹴れるわけないだろ?体調、大丈夫なのかい。ちゃんと病院には連絡した?今、病院行くのは危険なところもあるから、電話診療してもらえそうなら電話で診療してもらって。風邪薬などを飲んでちゃんと寝ること。無理して返す必要はないから、ゆっくり休んで。次謝ったらお仕置きするから。元気になるまでちゃんと待ってるよ。
(結局泊まり込みになってしまった。これ手当出るよなぁ、と虚ろな目で夜道をフラフラとしつつ、帰路を辿って。「…ただいま」ぽつりと呟きながらのろのろと玄関に上がり、雑にジャケットを脱ぎながらぽいと放り、ソファにどさっと座り込んで)
うう、ありがとう。……お待たせ。って言っても、頭あんまり回らなくて、これからちょっと返信遅くなっちゃうかも…。…ストレス性の発熱だったみたいだ、とりあえず例のウイルスではない。心配かけてごめん。実を言うとこのアパート、県外から引っ越したばっかなんだよね、あと職場の色々で。結構支離滅裂な感じになってると思うんだけど…出来る限り遠夜と一緒にいたい。
(寝室で眠り込んでいたようで遅い時間に目を覚ましたところでリビングに明かりがついていることに気付けば早足にリビングへと移動しては「…弦。お帰り、大丈夫?」心配そうな眼差しを向けつつ床に膝をつけば下から顔を覗き込んで)
ごめんね、俺の方が返信遅くなっちゃった。例のウイルスではないことに安心したよ、良かった…。うん。無理に話さなくてもいいし、話してくれるなら俺は何でも聞くから。弦に無理させたくないから、弦のペースで声を掛けてくれたらそれでいい。俺も、弦と出来る限り一緒にいたいよ。
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