304号室（〆）

えっ…他…｡あ､じゃあ遠夜の料理食べたい、今度こそ一緒に！（握り締められた指を更に強い力で握り返しつつ、キラキラと目を輝かせて）…逆に遠夜から俺にして欲しいことはねーの？なんかオネダリしてよ（口の端をつり上げて真っ直ぐに見返して）

あ。嗚呼…うん。いいね、それ(そう言えばまだ食べてなかったかと思い出せば楽しそうに笑い)おねだり…、じゃあ…ここ一週間会えなかった分、めちゃくちゃに甘やかして(ふむ、と悩んでから答えては相手の肩へと頭を乗せて)

約束な（笑み零しつつ､小指を差し出して）わかった、下手だけど勘弁してね。よしよし､遠夜サン一週間お疲れ様。俺遠夜サンにあえてすげー嬉しい､生まれてきてくれてありがとう（額や頬に何度もキスを落としながら､わしゃわしゃ撫で回し｡今度はきちんと言い切れた、と満足げに笑って）

もちろん。(小指を絡めては緩く振り)…はは。生まれてきてくれて…か。うん。俺も、嬉しいし…弦に会えて本当に良かった…(恥ずかしさが増せば頬を紅く染めつつ呟いては甘えるように首筋へと唇を寄せて)

ありがとう、嬉しい（緩やかに破顔して）ハハハ…遠夜、めちゃくちゃ可愛い（寄せられた体温に笑みつつ愛おしむようにゆっくり髪を撫で）…ふぁ…何か遠夜がいるの安心する…ごめん眠くなってきた…寝るかも…（ぎゅうと抱き締めながらうとうとと船を漕ぎ始めて）

…寝るならベッドに行こう？(愛おしさが込み上げてきて泣きそうになるなんて、と心の中で考えていたところでうとうとし始めている相手に気付けば顔をあげ一旦身体を起こし相手の腕を引っ張って起こして)

ん､…遠夜一緒に寝よう？（目を擦りながら有り難く起こしてくれる手を享受、若干覚束ない足取りで寝室へ向かえば相手の耳元に口を寄せて囁き）

ン…、もちろん。(ぞくりと駆け巡る囁きに頬を紅く染めながらもひとつ頷けば相手の手を取りそのままベッドの上へと身体を倒せば少し身体の位置を下にずらしぎゅう、と腰回りに抱き着くように身を寄せて)

ハハ…遠夜あったけー…（体に感じる体温に頬を緩め、そのまま丸まるように腰を折り曲げ抱き締めて。何となしにわしゃわしゃと髪を撫でながら額にキスを落とし、ゆるゆると瞼を閉じ）

…ん、おやすみ、弦。(抱き締めてもらえれば嬉しそうに破顔し、温もりの心地良さに段々とうとうととし始めては瞼を閉じて)

ん…んー…、(朝、目を覚ませば緩く数回瞬き。相手の姿が確認できなければ立ち上がり“喫煙所に行ってくるね。呼びだしてくれればすぐに帰ってくるから”とメッセージを残しては寝惚け眼のまま一旦部屋を出て)

(ふらりと相手の部屋へと戻ってくれば眠気Maxなようで寝惚けた様子のままベッドへと身体を倒し相手の温もりに包まれるために毛布を被り包まりながら寝息を立て寝始めて)

（日曜と言うのに朝っぱらから呼び出され、おはようも言えずに出てきてしまったことに若干後ろめたさを感じながら虚しく仕事を終え帰宅。もう寝てしまおうか、とベッドへ寝転ぼうとすれば､愛しい相手の寝顔が目に入り。ふ､と笑み漏らせばジャケットを脱いでそのまま隣に入り、体温を分けてもらうべく抱き締めながら瞼を閉じて）

ん…ぁ……弦(ふと目を覚まし先程以上の温もりに包まれていれば瞳を丸くさせるも嬉しそうに名を呟いて此方からも身を寄せるようにしつつ相手が起きるまで甘えさせてもらおうと肩へ頭を寄せて)

（温もりに安心して大分長い間寝てしまったようで、ふわ､と目を覚ませば寝すぎた倦怠感を持て余し。隣の相手の唇に軽くキスを落としから、コーヒーでも飲むかと台所に立ち）

…ん。…ふあ、……、弦…？(再び眠りに落ちてしまったことに目を覚ましてから気付くと身体を起こし目の前にいたはずの相手がいなければ不思議そうに周囲に視線を向け)

あ､遠夜サン。起きたんだ…ごめんほったらかして（ひょこりと寝室を覗けば相手が起きていて、その姿に思わず頬を緩めると駆け寄ってぎゅうと抱き締め）

…やばい、寝てた…(抱き締めてもらったのは覚えているが、その後再び寝てしまったと頭を抱え。身体を起こしては荷物を纏め“俺が此処に引っ越してきてもいい？”との書き置きを残すと相手を起こさないように部屋を出て)

（なんとなしに相手の面影の残る室内に帰ってくれば、朝は気づかなかった書き置きに気づき。「越してくるんなら、遠夜のベッド買っとくよ」と送信しては、ぐるりと辺りを見回して）

(相手の通知をみれば嬉しそうに笑ってから「ベッドは弦と一緒が良い。あんなに眠ったの久々だった。」素直な気持ちを伝えてから左手薬指に光る指輪に目を細め「いつ引っ越していってもいい？」と続けて送信してから、親に相談すべくスマホをポケットへとしまって)