神社の下、月明かりの中で君と。 

 神社の下、月明かりの中で君と。 

狐  2020-03-20 12:00:10 
通報





ざわざわと木が音を立てた。
きらりと星が輝いた。
ふわふわの尻尾を揺らし、狐は笑う。




>1 狐の紹介文







コメントを投稿する

  • No.12 by 桔梗  2020-03-20 14:28:11 





我も安心した。纏、そなたはいつ頃までいられる?我は今月中は取り敢えず暇しているが、どうであろう。勿論今日だけの逢瀬でも構わぬが……長く共にいられると有り難い。( うむ )そうだな、迷って辿り着いた先が我の住み着く神社。暗闇の中でも良いし、長雨の中で迷い込んだのを介抱するのも良いかもしれぬな。そなたの好きなようにしてくれたまえ。最初はそなたから始めてくれると有り難いのう。



  • No.13 by 纏  2020-03-20 14:46:41 





…今日だけの逢瀬では、妾は満足できんわ。妾も出来るだけ長く共にありたいと思っているからのう。( 少し照れ臭いのか目線逸らしつつ )主と同じく弥生の頃は妾も居られると思うから安心せい!( 腕組みふふん )ふむ、了解した!早速下に文を用意しておいたゆえ、好きに返してくれ。描写が拙くて申し訳ない。( 頬ぽり )



─…此処は…
( 夜と錯覚する様な、暗幕の垂れた曇天から注ぐ漫ろ雨は止む気配を見せない。じっとりと水分を吸収した耳と尻尾が煩わしく、其処から滴り落ちる一定の律動を刻む水滴の音も嫌に感じ。輪郭がぼやけていく視界がはたと捉えたのは古ぼけた神社の鳥居。鉛と化した足の鞭打ち、ゆっくりと境内に踏み込むと注連柱に手を付きぽつり呟き。 )



  • No.14 by 桔梗  2020-03-20 15:47:14 





同じ気持ちでいられたのなら嬉しい限り。そなたとは出会ったばかりの気がせんわ。( ふむ )……照れておるのか?( にまり )なら良いぞ。同じ時を過ごそうぞ。( 狐耳ぴこん )我もあまり上手いとは言えぬから気にせんで宜しい。ただ、我の紡ぐものが分かりにくい場合はちゃんと伝えてくれたまえ。絡み辛いのなら書き直すからな。


……そなたは、迷い子か?狐よ。
( 長く降り続く雨は朝からずっと止まらぬまま。神社から顔を出して見るも、情景は変わらず暗い雲に包まれている。狐耳と尻尾、髪までもが湿気を吸い込んでいくらか重たい。早く止まないものであろうか。はあと溜め息をついた時、感じたのは久方振りの来客の気配。それも同族のとあっては無視できず、手元にあった傘をそっと持ち上げた。歩く度に下駄がからん、からんと軽快な音を立てる。そっと背後から近寄ると、雨音に負けぬよういくらか低めの声色にて声を掛けると同時に彼女へと傘を傾けよう。 )




  • No.15 by 纏  2020-03-20 16:13:38 





なんじゃ、口説き文句か?それは。( けたけた )照れてなどおらん!…ふん、まあこれからよろしく頼む。( ふ、 )全く絡み難くないから気にするでない。それと、此処の会話は蹴ってもらっても大丈夫じゃ、主に任せる。( 耳ぱたぱた )



……子ではない。…ただのはぐれ狐じゃ。
( 長時間歩いた事による疲弊と、冷たい雨に打たれた低体温が要因か朦朧とし始めた意識の最中、雨音に混じって背後から声が聞こえ。徐ろに其方へかんばせを向けると、眼前には己と対象的な色彩を持つ同族らしき姿。一際目を引く美しい紫の双眸と、傾けられた傘を順に一瞥すれば軽口を叩き、抑揚のない平坦な声音で付け足し。 )



  • No.16 by 桔梗  2020-03-20 16:29:13 





口説いていると答えたらどうする?( 口角上げ )ああ、勿論。改めて宜しく頼むぞ、纏。( 握手求め手を差し出し )安心した。長さはもっと長くても、好きなようにしてくれれば大丈夫だからの。( くす )



はぐれ狐か。まあ良い、少しばかり雨宿りしてゆけ。そのままでは冷えるであろ?
( 明らかに疲弊していると見える狐はしっとりと雨に濡れている。この雨の中にずっといたのであれば既に冷えきっていてもおかしくはない。同族が息絶えてしまうのはさすがに堪える。彼女を誘導すべく傘を持たぬ方の手を彼女の背中辺りへと伸ばす。彼女が拒否反応を見せないのであれば、そのまま雨をしのげる所まで背を押しながら進むであろう。 )




  • No.17 by 纏  2020-03-20 17:01:06 





…ほう、主にも女を口説く度胸があったのかえ。( 悪戯っぽくにまり )こちらこそじゃ、桔梗!( ぎゅううと握り )長さについても了解した!変動あるやもしれないが、まあ多目に見てくれ。( はふり )



ッ、良い!一人で行ける。
( じわりじわりと体温を奪っていく冷雨に愈々堪えそうになっていた所。相手からの喜ばしい提案に内心幾分かの安堵を覚えつつも、背に手の影が見えると突発的に拒絶を。元来天邪鬼な性分ゆえ、相手からの厚意を素直に受け取る事が出来ず一人急いた様に歩を進め。然し矢張りこれまでの疲労が祟ってか、蹈鞴を踏む様に度々蹌踉めき。 )



  • No.18 by 桔梗  2020-03-20 17:27:24 





我が意気地無しとでも?( 挑発するよう妖しげな笑みを浮かべ )我も似たようなものだから問題ない。美しい描写というのは存外難しいものだな。( 腕組み )



──だから無理は禁物だというのに。
( 急いで歩みを進める彼女、それに遅れを取らぬよう、これ以上体温を下げさせるまいと傘を傾けたまま着いてゆく。直接肌に触れるのは無論、あまり触れずにと気を付けながら身体を支えつつ進む時間は長く思えた。何とか彼女を避難させれば傘を閉じ、中へと引っ込んでは厚手の手拭いを二枚ほど持って戻ってきて。水を取るだけでは足りないだろうが、何もしないよりもマシであろう。優しく労うのは苦手であるがゆえ、やや雑にそれらを投げ渡そう。それから彼女からの言葉を聞くよりも前に立ち上がり )
ほれ。冷えるだろう、今お茶でも淹れてこよう。




  • No.19 by 纏  2020-03-20 18:26:26 





そういう事じゃ。さては自覚しておるのか?( 負けじとふん )難しいのう。まだまだ精進しなければならないな。( うむ )



( 無下に断ったというのに、尚も雨を凌ぐ為傘を傾ける相手を少し気にしながらも振り返る事なく濡れ縁の様な場所まで避難する。水分を吸った衣服や尻尾によって床が瞬く間に色を濃くしていき、そんな折に相手から手拭いが投げ渡され、直ぐに受け取るとしとどに濡れそぼった顔や髪を豪快に拭き。次いで此方が返事をする暇もない続け様の行動に遠慮の言葉も言えず、然し流石に礼くらいは言うべきだろうと思案すると、空に消える程の声量でぽつり。 )
…有難う。



  • No.20 by 桔梗  2020-03-20 20:48:18 





自覚?そなたこそつんでれとやらではないのかのう?( くすくす )未熟で申し訳ない限りではあるが、付き合ってくれると嬉しいぞ。( うむ )


( 感謝の言葉には耳を傾けず、直ぐ様お茶を淹れに台所へ。熱すぎず、かといって彼女がどこかへいってしまうのも悪いと時間を掛けずに。お茶と饅頭を御盆に載せるとゆっくりと彼女の元へと戻っては手拭いで乾かしている様を見やり満足げにこくりと頷き。たまには迷い狐の世話をするのも悪くない。何ならこの人恋しい寒い夜の日の暇を潰す相手になって貰おうか。そんな思惑は口に出さず、あくまでも身体を温めろとの旨のみを言葉にして )
気にするでない。これを飲んで暖まるが良い。迷い狐に目の前で衰弱されては堪らぬからな。




  • No.21 by 纏  2020-03-20 21:39:24 





なんじゃそれは!妾はでれでれだぞ、つんなど存在せん。( やや的外れ )それは此方の台詞じゃ。お互い楽しく物語を紡ごう。( にひ )



…ふん、素直に心配したと言えば良いじゃろう。
( 大分水気を払い除け、大きい尻尾も丹念に乾かしていた所戻ってきた相手の手元には言葉通り茶と、加えて饅頭が。相手の思惑なぞ露知らず、無言で茶を手に取ると一口こくりと嚥下し刹那分かり易く頬を緩め。同族に会うのは何十年、いや何百年振りだろうか。余りにも永く生きているゆえに昔日の記憶など直ぐに忘れてしまう。そんな場違いな事を頭の片隅で思いながらも、相手の言い草に鼻を鳴らし。 )



  • No.22 by 桔梗  2020-03-20 21:56:10 





そなたがでれでれだと?ならばもう少し愛らしい反応でも見せてほしいものだのう?( 顔近付けてみてにこり )ああ、勿論。途中で疲れたら雑談の方だけ返すのでも構わぬからな。


そなたこそ素直さが足りないのじゃ。先程は苦労をかけおって。
( 自分の分の茶を口にしながら軽口を叩く。饅頭を咀嚼し、口の中に広がる餡の甘味に頬を緩めながら、目の前の灰色に意識を傾ける。初めて会ったはずであるのに、目の前の狐が初対面に思えないのは、かつての友人の面影を見付けたからであろうか。未だ名前すら聞いていないし名乗ってもない、そんな簡単なこともすっかり頭の中から抜け落ちていた。しとしとと降り続く鬱陶しい雨も、誰かと一緒なら案外良いのかもしれない。思わずぽつりと一言溢したのは無意識からくる独り言で )
……雨、止まなくても良いかもしれないのう。




  • No.23 by 纏  2020-03-20 22:27:56 





む、主の言う愛らしい反応とはどのような反応じゃ?──ッ、近いわ!( ずさ、と後退り )成程そういう手もあるのか。ではもし雑談だけになったら、妾が疲れたのだと思ってくれ。( くす )



む、それは……すまなかった。
( 言ってからその言葉が自分の身にも降り注ぐ内容だと気付けば案の定指摘される。厚意を拒絶するという失礼極まりない行為は完全に己に非があるゆえに、認めざるを得ず渋々謝罪をぽつり。誤魔化す様に饅頭に手を伸ばせばぱくりと一口、久方振りの甘露を噛み締めたのも束の間、雨音に紛れて漏れた独り言を耳聰く聞き取り。相手の言葉の真意は定かではないが、人恋しさに口をついて出た冗句と、すぐ後に襲ってきた羞恥から取り繕う様に冗談と付け加え。 )
どうせ身寄りのない狐じゃ。主が良いのなら、住み着いてやろうかえ。…なんて、冗談じゃ。



  • No.24 by 桔梗  2020-03-20 22:44:08 






まったく。まあ、面白いから良しとしようぞ。( けらり )元々暇潰しの部分が大きいからの、こうして話すだけでも充分楽しい。ああ、後は他に入れたい設定やら、詳細やらがあったら此処で言ってくれたまえ。



我も他人のことを言える立場ではないからの。気にせんで宜しい。
( 真っ直ぐ自分が悪いと謝罪出来る辺り、真面目な良い狐なのであろう。身寄りのなさから捻くれたのかもしれないが、それもまた一興。手をひらりと振ることで大丈夫だと示そう。雨は止む気配を見せない。その中でも返ってきた言葉は無意識の独り言に対しての答えであった。暫く人の来ない古ぼけた神社。彼女が立ち去れば、次に他の者が訪れるのは数百年の月日が流れてからかもしれない。一人には慣れたが、暖かさに触れた今行かないでいてくれたら嬉しい、なんて気恥ずかしい本音はいくらかねじ曲がった言葉となって表れ )
掃除やら何やら、少しばかり手伝って貰うことになるかもしれぬが──それでも良ければ、住み着いても構わぬ。




  • No.25 by 纏  2020-03-20 23:04:05 





主ばかり愉しそうにしおって!やられてばかりでは気が済まぬ!( ぎゃん )そうじゃのう…今のところ展開に任せているが、何か案が出てきたら遠慮なく言わせてもらおう。( うんうん )



ほんとうかえ?…んん、まあ面倒臭いが、仕方ないのう。
( 存外相手と自身は似ているのかもしれない。そんな意識が芽生えたものの、態々口に出す事はせず饅頭と共に飲み込んで。人は疎か同族とも言の葉を交わす事は数百年となく、羞恥という感情もとっくに忘れたと思っていたが如何やら確りと残っていたらしい。自分の提案の突飛さに小っ恥ずかしさを感じ、自然と俯き気味になる。然し予想外の了承が得られるとぱっとかんばせを上げ紫の双眸を見遣り。嬉々とした感情を隠そうと余計な一言を足したものの、尻尾がぶんぶんと横揺れしている為見事に露呈している様子。 )



  • No.26 by 桔梗  2020-03-21 10:13:12 





気が済まぬのなら仕返しも受け付けるぞ。( 扇子で口許隠し余裕げな笑み )把握した。宜しく頼む。昨日は何も言わずに寝てしまってすまぬ、作成していると自然と睡魔とやらに負けてしまってのう。後もう少しで長い方の返事も載せるから、ちゃあんと待っているのじゃぞ。良いな?



  • No.27 by 桔梗  2020-03-21 10:39:31 





わざわざこんなところで嘘をつく必要があるかえ?面倒臭いというわりに、嬉しそうに見えるがのう?
( 口では面倒だの一人で良いだのと仕方無くな言葉ばかり言っているが、きらきらと光る双眸とこれ以上ないほどに揺れる尻尾からは喜びが見てとれる。くく、と至極愉快だとばかりに笑いながらからかい口調で羞恥心を刺激してみようか。意地っ張りな彼女の事、否定されるには決まっているが。お茶をこくりと嚥下しつつ、にまにまと反応を窺う。嗚呼、こんなに楽しい話し相手に巡り会ったのは何年振りであろう )



  • No.28 by 纏  2020-03-21 12:11:16 





ふん、戯け。主のような軟弱者には妾の仕返しは刺激が強すぎるわ!今回は止めておいてやろう。( 腕組みふい、とそっぽ向き )謝るでない。睡魔など誰にでも来るものじゃろう。子扱いするな、言われなくとも待てるわ!( むむ )



き、気の所為じゃ。
( 尻尾が揺れている事は完全に無自覚で、彼女はとめる術を知らない。案の定指摘されてしまえば、湖面に水紋が広がっていく様にほんのりと頬が桃に染まっていく。然し意見を曲げない頑固者、嬉しいを嬉しいと言わない天邪鬼ゆえに苦し紛れに出たのは端的な一言。これ以上発言して墓穴を掘るのも御免被る、今は何も言わずに金色の瞳だけ其方へ向けて軽く睨め。 )



  • No.29 by 桔梗  2020-03-21 15:53:57 





刺激が強い?……馬鹿を言うでない、そなたこそ耐性が足りぬのではあるまいか。( けらけら )すまぬな、有り難う。そなたは寂しがりやと見たからな、纏よ。我がおらぬともしっかり待てが出来るかの?( くく / ぱさりと扇子振り )


──実に愉快じゃ。それはそうと、お主は何という?我は桔梗と申す。明日から共に暮らすのなら、名前くらいは聞いておかんとな。
( 睨む彼女とは対照的に、うんうんと頷きながら目を細める。とはいえ機嫌を損ねさせるのは本望ではない。紫色を彼女に向けたまま視線を受け止め、悠然と微笑もう。それからふと思い出したのは初めて出会ったという当然の事実。先に名乗ると扇子を開きつつ挨拶を。ゆるりと揺れる尻尾は明日からの日々を楽しみにしている気持ちの表れであり )





  • No.30 by 纏  2020-03-21 17:03:51 





耐性が足りんわけではない!永らく誰かと喋ったり触れ合ったりしなかったんじゃ、仕方ないであろう。( ぶつくさ )寂しがり屋は主であろう、桔梗。最初に人恋しくて呼びかけたのは主の方じゃ。( 片眉吊り上げにい )



ほう、桔梗か…良い名じゃのう。主にぴったりではないか。
( 掴めない性分だと心中で毒づく。自身も十分厄介な質である自覚はあるが、相手も負けず劣らずであろう。次いで未だ済んでいなかった自己紹介と問いに此方も初対面という事を思い出す。ふと耳に入った名に険しかった目元を一転、何を思ってかまあるく瞠り。名は体を表すとは良く言ったもので、記憶の中の残滓に鮮やかな紫色の花弁を見出せば、感嘆の色を含みつつ素直な感想を吐露。暇を与えず、淡々と自身の名も告げて。 )
妾の名は纏じゃ。好きに呼んでくれ。



  • No.31 by 桔梗  2020-03-21 17:46:39 





強がりなのだな、お主は。( ふふん )それは……否定できぬな。久方振りの目覚めなのだ、せっかくなのに一人でいるのは意味がないではないか。( 腕組み )でもまあ……纏がいなくなったら、寂しいかもしれぬ。( ぽつり )



纏というのか、そのまま呼ばせて貰おう。せっかくの良い名を変えて呼ぶのは勿体無いからのう。
( 告げられた名を繰り返し、静かに噛み締める。自分が名と同じ花を思わせるのであれば、彼女の名は雪を"纏う"姿を思わせるようだ。金色が肌に負けず劣らず美しく輝いているのもまた良い。綺麗だとの称賛、それが上手く口に出せぬ代わりに自分の狐耳がぴこんと動く。無意識のうちの動きではあるが、些細な変化ゆえに特に気付かれはしないだろう。激しさを極めていた雨はほんの少しだけだが弱まってきた気がする。二匹の狐の縁を繋いでくれた雨。心の中でひっそりと感謝を告げて )




  • No.32 by 纏  2020-03-21 22:17:15 





…意地っ張りなどではない。せめて頑固と言え。( うぐ / 変わらない )まあのう。誰かと共に居る方が、時間が過ぎるのも早いしな。一人より二人…否、一匹より二匹の方が良いな。( 目細め )ん?今なんと言ったか?ほれ、もう一度言ってみろ!( 顔ずいと近づけにたあ )



…そうかえ。宜しく頼む、桔梗。
( 無論彼の瑣末な変化になど気付く筈もなく、名乗ってから己の名について追憶する。誰に名付けられたかも、どういった経緯かも、どういった由来なのかも、一切分からない。否、思い出せない。特段頓着している訳でもないが褒められると悪い気はせず、少しだけ自身の何に愛着が湧いたのは秘密にしておこう。雨足は弱まったが依然として止む気配はなく、天は先程より暗い。暮六つと言った所だろうか。不思議な縁もあるものだと、独白にも近い言葉をぽつり。 )
同族と会うのは久方振りじゃ。三百余年ほど一人だった。



  • No.33 by 桔梗  2020-03-22 14:35:57 





少しだけ待っていておくれ、纏。今日のうちには必ず顔を出そうぞ。( こく )待たせるのは気が引けるからのう。我は此処から消えぬ。長く太い縁を紡ぎたいからの。






  • No.34 by 纏  2020-03-22 18:06:35 





律儀な奴よのう、主は。( 尻尾ぱたぱた )心配せずとも愛想を尽かしたりはせん。( くつくつ )じゃがまあ、態々伝えてくれて感謝する。主の都合の良い時に返してくれれば良い。( こくり )



  • No.35 by 桔梗  2020-03-22 21:25:46 






どちらも同義だと思うがのう?( にま )多い方が楽しいし、一人でいても変わらぬ。まあ、二匹の方が得られるものもあるしのう。( くく )……ま、纏がいないと寂しいと言えば満足か?我は別に、そなたがおらぬとも何ともないが。( むっ / ツンデレ )


我も狐と会うことはなかった。此処の主も随分前に来なくなってしまったわ。
( 彼女の言葉にゆるりと首を縦に振る。まったく同じ境遇ではないにしろ、寂れた神社である為にほとんど立ち入る者はなく。数百年前に主に貰った髪飾りへと手を伸ばし、そっと外すと懐かしさに目を細め。人と狐では寿命が異なる、ゆえに知り合いなどは既に存在していない。こうした縁でもなければずっと一人でいただろう。ふと彼女の生い立ちが気になり、至って簡単な、軽い口調で問い掛けて )
纏は、流浪狐だったのか?




  • No.36 by 纏  2020-03-23 02:42:57 





む、同義ではない!…妾の性格なんてどうでもよいじゃろう。( 頬ぷく )得られるもの…主といて何が得られるんじゃろうな?なにか与えてくれるのかえ?( 冗談ぽくにひ )ほう?そうかえそうかえ、妾は桔梗が居らぬと寂しくて寂しくて、死んでしまうかもしれないぞ。( およよ / 悪ノリ )



……主人が居ったのか。
( 主が居たという事実に少なからず驚愕を覚えたのか、双眸をぱちくりと瞬かせる。己の記憶の限りでは、人間に仕える狐は知り得ない。瞼の裏で面影を見ているのか、その表情はひどく穏やかで懐古しているものであり、此方も自然と微笑が零れてしまう。当然身の上話なぞも打ち明けた事はないにしろ、言わない理由もなく、滔滔と流れ出る素直な感情と共に淡々と告げて。何処となく面差しが翳っている所から言葉通りの羨望が微かに見受けられるだろう。 )
…そうじゃのう。物心ついた時には一人であったゆえ、ふらふらしておったわ。まあ自由気ままに生きられるから苦労はない。…が、やはり主人のいる狐や群れをなして生きる狐を見ると、多少羨ましくもあったかもしれぬ。



  • No.37 by 桔梗  2020-03-23 12:05:56 






お主の反応が面白いのが悪いのじゃ。( くく )寂しさを埋めることは出来るのではないかえ?ほら、そなたは居場所が得られたであろ?( ふむ )……っ、あんまりからかうでない。我は別に何もないと言ったではないか。( むす )



嗚呼、それはそれは優しい主であった。
( 彼女の相槌に腕を組みながらうんうんと深く頷く。主のいた活気のある神社は思い出すだけで幸せな気持ちになれる。もう戻らないという事実がより懐かしく穏やかな心地を引き起こさせるのだろう。昔は楽しかった。無論、今も充分ではあるが。身の上話、恐らく口にしたことのないであろうものを聞いて、自然と尻尾も垂れる。先程まで振っていた尻尾が垂れたのは同情か、あるいは共感か。静かな声色で問い掛けを重ねよう。もし肯定されたのなら、自分が寄り添うとの気持ちを込めて )
……寂しくは、なかったのか?




  • No.38 by 纏  2020-03-23 19:14:54 





性の悪い奴め。( じと )模範解答じゃのう。確かに妾は居場所は得られたな。無論それだけじゃ満足出来んからのう、妾に沢山色々なものを与えてくれ。( ししし )主も大概意地っ張りじゃのう!素直に認めれば良いものを。( けたけた )



( 神社に踏み入れた時、僅かに郷愁と懐古の雰囲気が渦巻いていたのは、嘗て相手と主人が過ごしていた残滓だったのか。妖にここまで言わせる人間なのだ、恐らく評価通りの優しく素敵な主人だったに違いない。次いで端的な問いに暫し逡巡の素振りを見せるも、特段寂寥も滲まぬ平坦な調子で返してみせる。嘘か誠か、表面上や声色からは判断する事は出来ないにしろ、足元をぶらりと揺らしている軽やかな様子から本人にとって重い話ではないのだろう。 )
…ふん、寂しくなどないわ!寂しいという感情も忘れた。



  • No.39 by 桔梗  2020-03-23 23:00:23 






そんなの今に始まったことではないであろ?( にんまり )模範的な答えが悪いとは言われていないからのう。そなたが此処から去りたくないと思うくらい、色々なものを与えてやらんとな。( くく )そなたに言われたくはない。お互い様ではないか。( じと )


感情を忘れたとは……それこそ寂しいのではないか?
( 自分と主との思い出を懐かしく思うと同時に、彼女の孤独を悲しむ。確かに自由気ままなのは楽で良いかもしれないが、それでも心を失うのはあまり良いとは思えない。妖と言えども感情あってこそ。静かに告げた言葉は彼女に対しては寧ろ重くなってしまうだろうか。もしかしたら押し売りになってしまう可能性すらある。気にしないで、とでも言うように尻尾を揺らし、目を細めて微笑み )
……まあ、狐にも色々あるからな。




  • No.40 by 纏  2020-03-24 03:00:21 





もう少し主が改心してくれねば、妾も困ってしまうわ。( はふり )お?言ったからには期待しておるぞ、桔梗よ。妾もいつ消えるか分からんからのう。( ふは / 冗談 )妾は素直な時は素直じゃ。感情表現もすとれーとだしな。( うんうん )



……良い良い!湿っぽい話は嫌いなんじゃ!
( 温もりを感じた事がないからこその、寂寥の欠損。自身の境遇を重く捉えたことなどないし、寧ろ楽で心地好いとさえ思った記憶もあるが、核心をつく一言は胸にずしりと確かな重量となって鎮座する。相手の発言を認める認めない以前にどう返答すべきか分からず、まるで喉元に引っ掛かった様に出て来ない。軈て神妙な空気になるのを回避せんと努めて明るく一声、雰囲気を転換しようと試みて。 )



  • No.41 by 桔梗  2020-03-24 12:32:15 






困る?我もそなたには手を焼いているがのう?( ふ )あまり期待のしすぎは良くないぞ。そんなに期待されては我も大変になるではないか。( 腕組み )我が素直ではないと言いたいのか、纏よ。( 耳ぴんと立て / むむ! )


じゃあ話を変えるとしよう。纏、お主は何が好きなのじゃ?食べ物であればある程度は用意できるが。
( 踏み込まれたくない境界だったのであろう。だとすれば転換するより他はない。身の上話よりもずっと軽く気楽に話せる話題へと変え、表情も明るく、柔らかいものにして好みを問うて。ゆうるりゆうるり、その答えを待つ間に尻尾は揺れる。それはまるで彼女のことを知りたいとでも言うように優しいもので。寂寥感を拭わんとする雰囲気は皆無、ただ単純に興味と好奇心で胸は満たされており )





  • No.42 by 纏  2020-03-24 21:21:35 





何を言う、妾は利口な狐じゃ。( ふん )否、信頼ゆえの期待じゃ!桔梗はそう言いつつやる時はやる奴だと知っておるからの。( ほほほ )先程からそう言っているであろう。( ちら )



食べ物…これといった嗜好はないが、甘味は好きじゃ。油揚げは好かん。嗚呼、鳥も美味いのう。
( 少し強引過ぎたかと思ったが、どうやら杞憂に終わったようだ。此方の意を汲んで便乗してくれた彼は、きっと優しい狐なのだろう。何処か幼子にも見える興味に満ち満ちた眼差しを僅か面映ゆく感じ乍も、真剣に暫し悩んでみせ。矢張り明瞭に浮かんでくるのは甘味類だろうか。反対に狐の代名詞とも言える馴染みの食べ物は余り好みではない。然し後半に至っては、妖狐ではなく一狐としての獰猛な部分から来る嗜好も付け足し。 )



  • No.43 by 桔梗  2020-03-24 22:17:09 





利口な狐……のう。( じっと見詰め )否定はしないでおこう。だが、期待が高すぎると少し困るかもしれぬ。我も完璧ではないからな。( うむ )まったく、纏も食えないやつよのう。本当に話してて飽きないわい。( ふっ )


甘味か。我はよく饅頭やら団子やらを食べる。そなたが好むなら餡蜜なんかもあるぞ。
( ゆうるりと揺れる尻尾はそのままに、そういえばと此処に常備しているお茶菓子たちを思い浮かべる。用意しているもの以外にも入手する方法はある、人間の振りをすれば調達出来ないこともない。彼女の意に添うのもたまには悪くはないだろう。同族といえど獰猛さが垣間見える答えにぴこぴこと狐耳が動く。食べたのはもういつだったか、思い出せない程前である。必要なら自分で取って食えと言わんばかりにひらりと手を振って合図を )
そうか。鳥……そなたは自分で狩っていそうだのう。




  • No.44 by 纏  2020-03-24 23:20:06 





なんじゃ、何が言いたいんじゃ主は。( 頬ぷく )桔梗らしくないのう。小心者になってしまったかえ?( くく )最高の褒め言葉じゃな。妾も話していて飽きないわ!( けらけら )



餡蜜…!一度は食べてみたいと思うていたのじゃ!
( 一度考え始めたらキリがなく、次から次へと脳裏に浮かんでは消える。不意に聞こえた甘美な響きを持つ二単語にぴくりと大きく狐耳を反応させ、宛ら玩具を与えられた幼子の如く爛々と双眸を煌めかせ。全くの別系統である鳥についてはどうやら自力でやれとの事らしい。尤もなご指摘に微かに笑い声漏らし、犬歯覗かせにたりと口角を上げてみせ。 )
ふ、主の言う通り、鳥が食べたい時は自分で狩るわ。妾にかかれば一羽や二羽、すぐに仕留められるからのう!



  • No.45 by 桔梗  2020-03-25 15:27:24 





別に、何でもないぞ。( 扇子振りながら軽く笑い )小心者になどなってない。( 腕組み )……まあ、これからも宜しく頼むぞ、纏。( ふ )



何じゃ、急に幼子のようになりおって。ようしよし、明日は楽しみじゃな。
( 幾つも挙げたものの内のひとつに分かりやすく貰えた反応。それはどこか幼子のようにも見え、悪戯心が擽られた。幼子に対する柔らかい声色で頭を撫でるあからさまな子ども扱い。にたあ、と表情だけは彼女を挑発するが如く緩められ。普段から野菜中心の自然な食事が多い己とは違い狐の本能を持ち合わせている彼女。物足りないとは思うが自分で取ってくれるのならば何の問題もなく。扇子を懐に仕舞いながらからかい口調で続けよう ) 
取れない日は野菜たっぷりの食事になるからのう。覚悟しておくのじゃぞ?




  • No.46 by 纏  2020-03-26 23:08:56 





すまんのう、桔梗。ちと返信が遅れそうじゃ。( 眉下げ )早くて明日には返信が出来ると思うゆえ、待ってくれると嬉しい。( 尻尾へたり )



  • No.47 by 桔梗  2020-03-27 09:18:15 






なあに、気にするでない。好きな時に来てくれたら良いからのう。( 尻尾ゆらり )ああ、でも2週間くらい空いたら他の相手を探してしまうかもしれぬが。我は寂しがりなんでな。( くく )



  • No.48 by 纏  2020-03-31 00:36:25 





大分遅くなってしまった…申し訳ない。( ぺこり )
桔梗は寂しがり屋ゆえ、もう他の相手捜しに出掛けたかえ?( 尻尾へたり )



な、撫でるな!
( 些か顕著に表に出し過ぎたか、と後悔したものの時既に遅し。口角を吊り上げにたりと細められた眼差しと、頭上にやって来た温もりに慌てた様に払い除け。威嚇する野生の狐宛らに犬歯をちらつかせ。そんな折に届いた悲報に刹那片眉ぴくりと反応させ、普段滅多な事では口にしない野菜の苦味を想像するや否や、見事な顰め面を披露させ。  )
野菜なぞ絶対に食わん。その時は主が全部食べてよい。妾は要らぬ。



  • No.49 by 桔梗  2020-03-31 21:35:39 





確かに早いに越したことはないが、そこまで気が短いなどと思われるのは不本意じゃぞ。( む )相手は探しておらぬ、ちゃんと待っておったぞ。



いやあ、幼子かと思ったわ。
( 払われた手と野生の如く警戒心剥き出しの態度を気に留めることもせずにひらりと手を振ると、ふざけた調子はそのままに言葉を重ねる。自分の方が大人であると言わんばかりにくすくすと笑いつつ、手持ち無沙汰となった手で急須をくるりと回しながらお茶を注ぎ。尚も幼子のような言葉を紡ぐ彼女にあからさまに呆れ顔を作って見せ、仕方無いなあとゆるり腕組み。蕃茄なんかは甘酸っぱくて美味である、しかしそれを伝えたところで今は疑われるだけだろう。食べてみたらわかるとでも言いたげにちらりと視線向けて )
美味しいのに勿体無いのう。何も苦いものばかりではないのに。




  • No.50 by 纏  2020-04-01 12:44:03 





すまんすまん、妾も不安だったんじゃ。( てへ )偉いではないか!褒美に頭を撫でてやる。( 頭わしゃり )



主より年上かもしれんぞ。礼儀知らずめ。
( 尚も幼子に例え揶揄する愉快な面差しを呆れ半ばに見遣り、無愛想に一蹴。実際の所自身の年齢など疾うの昔に忘れてしまったが、永く生きている事は確か。少しでも牽制になればと冗談混じりな色も乗せ。野菜についての見解に然し顰め面は直らず、甘い野菜を脳裏に浮かべる。途端、口腔内に奇妙な味が再現されては矢張り食えたものではないとの結論に至ったのか、挑戦する意思はないと示唆する様に緩り首を縦に降り。 )
甘い野菜もそれはそれで嫌じゃ。とにかく食わん。



  • No.51 by 桔梗  2020-04-01 17:23:01 





無理はし過ぎるでないぞ。何も少しの間待つだけで嫌われたのだとは思わぬ。返しにくいとか時間が足りないなどといった時は連絡してくれたらそれで良い。( うむ )まったく、そなた自身は触れられるのが好きではない癖に。( ぽつりと溢すも払い除けることはせず )




だとしたら謝らねばならんな。すまぬ、少し調子に乗りすぎたみたいじゃな。
( 実際はどうなのか、それはわからない。己とて500年位までは記憶にあるが、以降は歳を数えていない。何度も四季の移り変わりを経験したとはいえ、体感と時の流れはまた別物。どうであるのかは置いておき、取り敢えずは謝罪を口にしよう。ぺこりと軽く頭を下げつつ、眉を下げて反省の色を表し。野菜に対して嫌悪感を見せる彼女。流浪の身にあったのだから当然と言えよう。狐は人よりも長く生きる身、不死身と言われても不思議のない体には栄養の偏りはあまり関係なく、ゆえに強く咎めようともせずにゆっくりと息を吐き )
仕方無いのう。まあ、今は食べずとも何とかなる時代じゃが。





  • No.52 by 桔梗  2020-04-05 09:20:49 






……そなたがおらぬと、少し退屈じゃ。( ぽつり )なんてな、気が向いたら来てくれれば良い。




  • No.53 by 纏  2020-04-08 14:35:15 





大分顔が出せずすまぬ、桔梗!( ひょこりと顔出し )どうやら妾の背後が "大量の課題" とやらに追われているらしくてのう…( 伝言の紙ぺらり )一週間ほど返事が出来ないやもしれんのじゃ。空き時間があったらなるべく早く返事をするよう努めるゆえ、待っていてくれるかえ。( しゅん )



  • No.54 by 桔梗  2020-04-08 17:32:09 





大量の課題……とな。背後に頑張れと伝えておいてくれたまえ。( 紙受け取り / ふむ )我の背後もこれから忙しくなるらしくてのう。ゆったりペースで紡いでいこうぞ。なあに、無理しすぎるようなことはない。纒がいなくならないのならそれで良いからの。( こく )



  • No.55 by 纏  2020-04-14 13:51:36 





すまんのう。そうか、主も忙しくなるのか。くれぐれも無理はせんように!( 人差し指ぴん )キザな台詞じゃ。ちと惚れたかもしれぬ!( わはは )



分かればよい、分かれば。
( ありありと反省の見えるかんばせに、何もその様な表情をさせたかった訳ではない。という弁解は胸に仕舞った儘、素っ気ない返答を。食というものに強い頓着はなく、兎に角甘味と肉類であれば基本的に食す。勿論相手の言葉通り、摂取せずとも易々とは野垂れ死ぬ事はない。と、不意に天の様子がいつの間にやら黒に染まっていた事に気付く。宵五つに近い頃だろうか。依然として止む気配のない雨模様に掻き消されるか否かの声量で、ぽつり。 )
……夜も更けてきたな。



  • No.56 by 桔梗  2020-04-16 21:06:17 






今は大変だからのう。そなたも気を付けるのじゃぞ。( 真似て人差し指立て )キザなどというでない。でもそれも悪くないかもしれんな。( ふ ) 


( どうでもよいと見られる程素っ気ない反応に、しかし彼女なりの気遣いが含まれていることは何となくわかり始めてきてはそれも悪くないと思えた。特に答えは返すことなく、小さくふ、と笑うだけに留めて。暗く闇に染まった空にはいくつかの星が煌めいている。ぽかりと浮かんだ月は白く光ってその存在感を主張する。静かに雨音に紛れた声に反応しゆうらりと揺れた尻尾は、もはやこの空気が心地良いという気持ちを隠せていない。視線は自然と雨に濡れながらも生き延びようとする桜へと移り。夜桜を見ながら飲む酒は格別。良ければ付き合ってくれないか。そんな誘い文句の代わりに口から零れ出たのはただ好みを問うだけの言葉で )
そうだな。そなたは酒は飲むか?




  • No.57 by 桔梗  2020-05-13 11:38:47 





久し振りに上げておこう。纒が来ないようなら解消になってしまうが……様子見かのう。( うむ )




  • No.58 by 纏  2020-05-16 21:18:12 





──っ、待てい!妾はおるぞ!( ぜえはあ )すまんのう、やはりちと忙しくて返事が出来ずにいたのじゃ。( 耳へたり )早いうちに返そうとは思っているゆえ、待っていてくれるかえ。これからもペースは大分遅くなってしまうと思うが、桔梗と別れとうない…!( うぐぐ )



  • No.59 by 桔梗  2020-05-17 20:25:22 





凄く急いできたのだな。息が切れておる。そんなに我が恋しかったのかのう?どれ、撫でてやろう。ようしようし。( くく / ふざけた調子で頭ぽふり )我はこうしてゆったり雑談出来るだけでも楽しいからの。無理は禁物じゃ。



  • No.60 by 纏  2020-05-18 01:25:16 





子供扱いはするな!…恋しかったのは、認める。( 上目てちらり )妾のことばかり気にかけているが、主も無理は禁物じゃ。( うむ )



( 雨の滴る夜桜なるものは、如何してこう風情があるのか。暫く忘れていた、趣深いものを愉しむという行為を久々に思い起こしふと眦を緩め。雨音に混じって聞こえた意外な問いに琥珀玉をぱちりと瞬かせ、一瞬素っ頓狂な面持ちをしたものの、直ぐにやんわりと相好を崩すと長らく口にしていない酒を脳に想起させ。最後に味わったのは恐らく幾星霜も前、もう味すらも思い出せない程度ではあるが好んでいた記憶は確りとある故、幼子のような花笑みを浮かべ。 ) 
久しく飲んでおらぬが……、嫌いじゃないのう。



  • No.61 by 桔梗  2020-05-27 22:58:22 




子ども扱いはしとらんよ。愛らしいなと思ってのう。( ふ )そなたも素直でない、だから面白いのだが。( ぽつり )有り難うな。今は世間は大変らしい。後ろに控えている者も来月から本格的に忙しくなるようだから、ゆっくりと進めていこうぞ。他にやりたい設定があれば、それも遠慮なく言うのじゃぞ。


長いものを紡ぐ時間がなくてのう。遅れてしまいそうだから報告しておくぞ。皐月が終わるまでには必ず返そう。



  • No.62 by 桔梗  2020-06-18 21:22:54 



そなたとの会話から一ヶ月、か。どう言の葉を紡ごうかと考えていたら、時間が思ったよりも過ぎてしまったわ。悪かったのう。まだいるのなら、返事をしてくれたまえ。水無月も残すは半月足らず。夏が近付いてきたのう。


そうか。なら、極上のものを用意してやろうぞ。( 柔らかく耳朶を打つのは快い肯定の返事。感覚を共有出来るのは、久しく同族との逢瀬のなかった己からしたら喜ばしい事実である。もし彼女が酒を好まぬ者であったのなら、あえて見せ付けるように飲んだかもしれないが。わかりやすく口角を上げては、ゆっくりと立ち上がって彼女の前から姿を消して。それから酒を吟味すること数分。久方ぶりの酒というのなら品質の良いものの方が良かろうとの考えからであった。お盆の上に酒とつまみを載せると、落とさぬようゆったりとした足取りで運び。彼女の名を呼ぶも、相も変わらずひねくれた態度が変わることはなく。彼女が好むと話したから酒を運んできたのだ、とばかりな上から目線の発言ながらも、左右に揺れる尻尾は楽しいとの感情を隠しきれておらず )ほれ、纒。お主の好みかはわからぬが、用意してやったぞ。



[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:1対1のなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック