狐 2020-03-20 12:00:10 |
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同じ気持ちでいられたのなら嬉しい限り。そなたとは出会ったばかりの気がせんわ。( ふむ )……照れておるのか?( にまり )なら良いぞ。同じ時を過ごそうぞ。( 狐耳ぴこん )我もあまり上手いとは言えぬから気にせんで宜しい。ただ、我の紡ぐものが分かりにくい場合はちゃんと伝えてくれたまえ。絡み辛いのなら書き直すからな。
……そなたは、迷い子か?狐よ。
( 長く降り続く雨は朝からずっと止まらぬまま。神社から顔を出して見るも、情景は変わらず暗い雲に包まれている。狐耳と尻尾、髪までもが湿気を吸い込んでいくらか重たい。早く止まないものであろうか。はあと溜め息をついた時、感じたのは久方振りの来客の気配。それも同族のとあっては無視できず、手元にあった傘をそっと持ち上げた。歩く度に下駄がからん、からんと軽快な音を立てる。そっと背後から近寄ると、雨音に負けぬよういくらか低めの声色にて声を掛けると同時に彼女へと傘を傾けよう。 )
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