狐 2020-03-20 12:00:10 |
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我が意気地無しとでも?( 挑発するよう妖しげな笑みを浮かべ )我も似たようなものだから問題ない。美しい描写というのは存外難しいものだな。( 腕組み )
──だから無理は禁物だというのに。
( 急いで歩みを進める彼女、それに遅れを取らぬよう、これ以上体温を下げさせるまいと傘を傾けたまま着いてゆく。直接肌に触れるのは無論、あまり触れずにと気を付けながら身体を支えつつ進む時間は長く思えた。何とか彼女を避難させれば傘を閉じ、中へと引っ込んでは厚手の手拭いを二枚ほど持って戻ってきて。水を取るだけでは足りないだろうが、何もしないよりもマシであろう。優しく労うのは苦手であるがゆえ、やや雑にそれらを投げ渡そう。それから彼女からの言葉を聞くよりも前に立ち上がり )
ほれ。冷えるだろう、今お茶でも淹れてこよう。
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