‥ 睡眠薬をお一つ ( 〆 )

寝言は寝てる時に言いな。どう考えてもおあいこでしょ。
( 互いに手足癖が悪ければ口止め料等最早互いに発生してると適当にあしらい。ステーキ屋の前に来ればウエイトレスに二名だと伝え、案内された壁際奥の席へ。わりとふかふか目のソファー席へと腰を下ろしては二冊あるうちの一冊のメニュー表を相手へと差し出しつつ「遠慮くらいしなさいよ」と本心ではない言葉を吐くと同時に水を持って来たウエイトレスに軽く会釈して )


（ ／ 了解致しました！何かあれば声を掛けさせてもらいますね！

子供たちもたくさんいる院内での大きなイベントも楽しそうですが、個人的にやるのも面白そうですよね！院内のイベントの合間にちらっと個人的にやったりするのもいいかなと思ってます！
透君との絡みはもしこのまま途中で入れ替わるなら真っ直ぐ病院に帰らないで何処かに寄るのもいいですし、日を改めて病院内でならばカウンセリングをしてもいいし、他でも。透君背後様がやりたい、やりやすいのに合わせられたらと思いますので是非ご意見を頂けると！ ）

何があいこだ、患者の頭バンバンど突きやがって。
（ 何かと小突かれる己に対し、己が与えたのは先程の蹴りと昨日の引っ掻き傷だけで。あいこどころか不公平だと自身の非は棚に上げて呟くも、脂の匂いに腹を鳴らせば意識は食事の方へ逸れ。受け取ったメニューを開くや否や「これ」と重量のあるステーキを値段も見ずに傍らのウエイトレスに示し「遠慮して一つにしといてやるよ」幼稚な屁理屈と共にニヤリと相手を見て ）


（ / そうですね、まだ院内での絡みも少ないですしそちらをメインにしつつ美味しいとこ取りができると嬉しいです！
では日を改めてまたカウンセリングからお願いできればと思います。まず裏透と外出したという事実に軽く取り乱しそうなので…！ ）

医者だから手出さない、なんて事はねェのよ。
( そもそも先に仕掛けて来ているのは全て相手だと言うのに何を言っているのだ。屁理屈と共に頼まれたメニューは厚切りの見るからに高そうなステーキ。期待を裏切らないと肩を竦めつつ己はビーフシチューオムライスを頼み。注文を聞いたウエイトレスが居なくなってから「アンタ甘い物は食べないの？」とメニュー表の一番最後のページにあるデザート欄を眺め )


（ ／ 美味しいとこ取りは最高です！笑
クリスマスイベントですので、ロルの中にたまにサブキャラみたいな子供たちが交じるかもです！

かしこまりました！まさかの出来事に取り乱してる透君と絡むのが今から楽しみです！では、背後は一先ず居なくなりますね！またその都度お話出来たらと思います！ ）

（ 以前もこうして向かい合って食事をしたような。注文する相手を眺めながらぼんやりとした記憶を探るが、向けらた言葉につられてメニューをひっくり返すと「食う」と即答し。次の機会がいつ訪れるかわからない以上病院で食えないものは食っておくという欲深さで注文を決めつつ、遠慮しろと言う割に勧めるような発言を「…患者甘やかすと治療になんの？」と不思議そうに指摘して。その一言には昼食を分け与えられたという、僅かに思い出した数日前の経験も含まれており ）



（ / 子供も交えてワイワイなんて良いですね！ほのぼのを楽しみつつ、より先生に心を開ければと思います…！
それではこちらも失礼致します、もうしばらくの間裏透をよろしくお願い致します！ ）

治療になんてなんねェわよ。大体飯食うのに甘やかしも何もねェでしょ。大人が子供に金払うのは当然なの。
( お腹を空かせている状況でご飯も食べずに帰った方が次は人間性を疑う。甘やかしているつもり等毛頭なければさも当たり前だと返答し。少しして愛想の良い店員が二人分の食事を運んで来れば「食後のデザート頼んどきな」と促しつつ、出来たてで湯気の立つオムライスを一足先に口にし満足そうに小さな息をついて )

"当然"とか知らねえし…っつーか子供って歳でもねえだろ。
（ 他の医者ならここまでしないという淡い確信はあれど、点滴と病院食しか食事を知らない己に反論する知恵は無く。代わりに単語単語へ噛みつくが、くだらない意地より料理を優先すればアイスを注文しながら卓上のナイフを手に取って。美味そうな溜め息を吐く相手を見、躊躇なくその手元──ではなくオムライスへ刃先を突き立てては「うめぇな」と、図々しく抉り取った一口を頬張り悪童のように笑い ）

17歳は立派な子供よ。＿＿ちょっと、ネズミみたいな真似はやめて頂戴。
( 十中八九子供だと思う年齢に一瞬は噛み付くがすぐ様デザートへ意識が向いたその姿に、ふ…と小さな吐息にも近い笑い声が漏れるも、許可を取るでも事前に何かアクションを見せるでもなく唐突にナイフによってオムライスの一部分が削り取られては、あからさまに眉を顰め。「…美味くて何よりよ」目の前で悪戯に笑う顔を見やり、もう何も言うまい。無言でオムライスを口に運んでは飲み込むという動作を続けて )

ボーっとしてるほうが悪いんだよ。手じゃないだけマシだと思え。
（ オムライスは元より相手の不快な表情こそ美味と目を細め、ギコギコと不慣れな手つきでステーキに刃を入れていき。言葉通り刺そうと思えば刺せたはず。恰好の凶器を持っていながら何故実行しなかったのか、自分でも妙な気がしたが深くは考えず肉を頬張って。久々の食事をあっという間に平らげると、運ばれてきたアイスにも手を伸ばし「アンタは食わねえの」と大きな一口を頬張りながら気まぐれに尋ね ）

ふざけんな、飯食うのに何でそんな危機感感じなきゃなんねェのよ。
( 手にナイフを刺されたくらいじゃ死にはしないが＿＿とそれはそれで物騒な事をひっそりと胸にしまいつつ、ご飯の時間までピリピリしなきゃいけないのかと吐き捨て少し濃いめに味付けされたオムライスを平らげて。一足先に冷たいアイスを頬張るその姿を再びぼんやりと眺めてる最中の問い掛けには先に水を。「甘い物はそんなに食べねェのよ。＿＿ゆっくり食べてていいわ」口内の濃味を消した後にいらない事を伝えるも、刹那、ふいにポケットに入れてたスマホが振動すれば通話ボタンを押し電話の向こうの相手と何やら会話をし )

だから能天気にしてるアンタがおかしい……あー、もう何でもねえよ。
（ 相手を変人扱いするのにも飽きた、というより徐々に慣れ始めている自分に気付くとぐしゃぐしゃと髪を掻いて途中で投げ出し。余程防御に自信があるのだろうかとどう見ても細身な腕をアイスをつつきながら訝しげに睨んでいたが、電話が鳴ればそちらへ視線を移し、相手の勧めも聞かずさっさと最後の一口を放り込んで病院の人間かと眼差しで問い ）

…散歩よ散歩。…あー、はいはい。＿＿ツリーの飾り考えてて頂戴。…ん。
( 画面の向こうから聞こえてきたのは看護師の声。されど次に聞こえてきたのはキャッキャとした甲高い幼女の声で。適当に返し電源を切れば「患者からよ。特別用事があった訳じゃないみたいだけど」問い掛けを蓄えた眼差しに言葉で返事をしつつ徐に立ち上がり「食べたなら帰るわよ。もう寄りたい所ない？」レジにて会計を済ませながら先の要望を問うて )

（ 会話の内容から用事とやらの見当がつけば、まさかあの喧しさが院内に持ち込まれるのかとレジ脇でチカチカ光る小さなツリーに眉を顰め。相手に支払いを任せる間に別の行き先を考えてみるも、ふと欠伸が零れると早々に思考を止めて「──帰って寝る。あいつが顔出したら面倒くせえし」うたた寝でもして入れ替わったらそれこそ厄介で。「どうせすぐ"次"が来んだろ」とまるでまた今回のようなアクシデントが起きるのを楽しみにしているかのように付け加え ）

アンタが彼処に入院してる以上、何十回って来るわよ。
( 眉を顰めた表情と電話の内容から何が起きるか気付いたのだろう、嫌そうな顔に「仕方ねェのよ」と呟いた後にお店を出ては、少なくとも己が担当医である間は。と言う言葉の代わりに入院を持ち出し頭を縦に揺らし。そのまま来た道を戻りモールの入口から駐車場へと出れば、近くに停めてあった愛車へと乗り込みつつ「寒ィわね…」と一瞬の身震いと共にヒーターを上げて。相手が乗り込めばそのまま病院へと戻ろうか )

アンタがオレ達に殺されてなかったら、な。
（ 相手の返答に病院暮らしも少しはマシになりそうだと口角を上げるが、いつ気が変わるかわからないのは己ももう一人も同じこと。容易に背を見せる相手の後ろを歩きながら脅しとほんの僅かな警告の混じった言葉を返して。車に乗り込み、徐々に暖まる空気に再び欠伸を漏らしては「──今日オレが言ったこと、忘れんなよ」と釘を刺し。長時間出ずっぱりだったせいか異様に眠い。車が走り出すのを確かめれば、病院につくまで目を閉じていることにして ）

( 彼の副人格と出掛けて数日後。院内もクリスマスが近い賑わいに忙しなくなって来ている今日は二度目のカウンセリングの日でもあり。未だ半信半疑ではあるものの、新しく出てきた問題に眉を顰めつつ再び書類と睨めっこ。相手が来るまでの間今回のカウンセリングをどうするか考え巡らせて )


（ ／ キリが良さそうな所でしたので、場面展開してみました！お話に出ていた透君とのカウンセリングを経て、クリスマスイベントが出来たらと思います。よろしくお願い致します！ ）

（ 気づいた時には日付が飛んでおりクローゼットには見知らぬ服が。これほど長々と乗っ取られたのは初めてで、その間奴に何をされたか考えれば不安で外にも出られなかったが問診となれば仕方なく。白いニットに袖を通し、恐る恐る診察室へ向かって「……先生、どっか怪我してない？」扉を開けながら相手の顔や手に目をやり、まずは傷がないか確かめ「あいつが出てきたみたいで。この服の事とか、何も覚えてないんだけど。…何かされなかった？」淡々とした口調でも隠せない動揺に瞳を揺らがせ ）


（ / ありがとうございます、ちょうど次のレスあたりでお願いしようと思っていたので助かります！
それでは楽しいクリスマスの前にもう少しだけ陰鬱なやりとりにお付き合いください…！こちらこそよろしくお願い致します。）

別に何もされてねェわよ。＿あぁ、強いて言えばオムライス盗られたくらいかしら。
( ある程度距離が離れていても不安と動揺に揺れる瞳の色はわかるもの。片手をひらりと閃かせ別にこれと言って困った事は無かったと伝えては、一先ず椅子に座るよう視線で促しつつ戯言を楽しむかのように口角持ち上げ、これっぽっちも気にして等いないがあの日のオムライスの話を持ち出して )


（ ／ タイミング的にあったみたいで良かったです！陰鬱は好物ですのでドンと来いです！笑 それでは、失礼致します！ ）

オムライス？
（ 固い表情のまま示された椅子に腰を下ろすが予想外の単語に目を丸め。そののんびりした響きと彼がどう繋がるのか検討がつかず、混乱は増すばかりだがそれよりも相手の無事のほうが己にとっては驚きで「何言ってんのか全然わかんないんだけど……とりあえず、本当にどうにかできたんだ」以前ヤワではないと言われた時は半信半疑だったけれど。本当に彼を制御できたらしい相手へ安堵と敬意の混じる呟きを零し ）

一足早いクリスマスプレゼントあげたのよ。それがオムライス。
( 頭上にハテナがポコポコと産まれているだろう事は表情を見ればよくわかる。だからこそあまり悩まれても困ると端々の出来事を簡潔に答えつつ「出来るって言ったでしょ。＿＿それよりも今日のカウンセリングだけど、先ず最初に前任の医者にボールペン刺した時の事、アンタは記憶ある？」少しばかり探るように手元の書類とあの日の忠告、そして今目の前に座る相手の表情を見て )

（ 重ねられるワードになお思考が絡まるも、相手や誰かに危害を加えていないのならひとまずは保留することにして。続く質問に表情を翳らせてはあの忌々しい出来事を思い出そうと口を噤み「──刺した事は覚えてない。あの先生と病気の事とか治療とか色々話してて、……俺が覚えてるのはそこまで」次に気がついた時には既に拘束されていた、とも付け加え、記憶にあることを簡潔に述べて ）

＿＿前任の医者との相性は？アンタ、あの医者がずっと担当医だったらいいって思った？
( 確信的な部分の記憶喪失は真実。もし本当に人格が切り替わった訳では無いとしたら、何らかの切っ掛けがあってあの行動に出た事になる。その中で考えられる一つは医者が気に入らなかった、もしくは何か気に触る言動があったから。右手に持ったペンで真下の用紙に何やら書き込みながら次なる問い掛けをして )

──いや、
（ 問いかけに医者との会話を反芻してはややあってから首を振り。嫌なものを思い出したと露骨に眉を顰めて「…だってあの先生、俺とあいつを一つにするって言ったんだよ。元は一人の人間なんだからそうするべきだって。それ、俺が元々あんな──俺にあんな屑みたいな人間になれって事だろ。医者の癖に言ってる事がおかしかった。だから…おかしいよな、先生」汚らわしい。馬鹿馬鹿しい。そんな感情さえ思わせる冷淡な声で機械のよう淀みなく理由を並べ、言葉を結ぶ前に相手に確認し。同意を求める口ぶりとは裏腹に、眼差しは品定めをするように冷静で ）

例えばもし＿＿仮に、アンタともう一人の人格が一つになったとして。全て綺麗に消えるとしたら？アンタが心底嫌ってるもう一つの人格は綺麗サッパリ消えるの。残るはアンタだけ。それはつもりアンタの言う"治る"って事になるわよね？
( 汚い言葉で罵倒し、直ぐにカッとなり暴力に出るもう一人の方が幾分も人間らしく扱い易い。それは拭い切れない本心で。抑揚のないまるで機械のような相手は言ってしまえば気味が悪い。書類から視線を持ち上げるも、同意する事も意見する事もしなければ、続けるように質問を重ねて )

それじゃ消えたって言えない。混ざって見えなくなるだけで──2つのものを混ぜたって片方が消えたりしないだろ。あんなのとくっつけられたら本当に消えたのかって怯えながら生きてくか……今度は俺のほうがおかしくなるかもしれない。
（ 肯定でも否定でもない、あくまで仮定の話としての問いには緩く首を横に振り。理解を得るにはまだ説明が足りないようで、あれを受け入れる嫌悪感を不快と不安の入り混じる面持ちで語り「殺さないと、切り離さないと駄目なんだ」と低く言い放って。でなければいつか自分の意思で人を刺す事になってしまうかもしれない。そこまで考えるとふいにある違和感を覚え、静かな瞳を睨むように細めて「…先生。何で前の医者のこと"俺に"聞くの」巻き込まれただけの己が原因を探られている。そんな錯覚から問いかけて ）

じゃあどうやって殺す？アンタだけの力では別人格だけを殺す事は出来ない。＿＿それは"生きる為"の傷じゃなくて"心中する為"の傷？
( 所謂一体化計画はやはり駄目なようだ。自分が別人格とは違い、凶暴ではないと思ってる以上もう片方への嫌悪や不安は消えないだろう。真っ直ぐに向けていた視線をつい、とやや下方…包帯巻かれた手首に向けては質問を繰り返し。そんな折、不信感を顕にした相手には僅かに目を細めつつ「今目の前に居るのがアンタだからよ。主人格の記憶の有無がどれくらいあるのかも知っておかなきゃならないの」本心半分、嘘半分の答えを返し感情の揺れを伺い見て )

…俺が殺すにはこうするしかないと思ったから。
（ 願望を並べても具体的な方法を問われれば返す言葉も無く。つられて手首の包帯を見下ろし、逡巡の後に後者であると二つの質問に一言で答え。相手といればより良い方法が分かる気がする、という小さな希望は疑惑の前では口に出さず「つまり、あいつと居る時はあいつにも何か聞いたってわけ。──何喋った？」信憑性のある理由だからこそ己の疑念も深まって。自分より多く相手と会話を交わしたかもしれない彼、その口がどんな悪評を吐き散らしたか想像すればピリ、と肌が殺気立ち。その気配を隠す事なく「何か言われたからこんな質問してるように見えるんだけど。違う？」と張り詰めた声で追及して ）

だったらそれは最終手段にして頂戴。アタシにアンタを治せなかった時の。わかった？
( "死ぬ為"に傷を付けられるならいつだって迷いなく、深く深く刃をくい込ませる事は可能だ。皮膚が裂かれ赤い血が流れる痛みも恐怖もその時は何も感じないだろう。そんな脆さと危うさがあるから下手な事を言えないのもまた事実。「人の完璧な化粧にケチ付けられたくらいよ。後は＿＿すぐに死なれたら面白くないとか言ってたかしら」一先ず気だるげな様子で前者を。続けて少しのニュアンスの変化を持ちつつ後者を紡げば「前任との事を知っておくのは当然なのよ」と明らかに殺気立つ様子の相手になんて事ない様子で返して )

（ 入院する前も後も、己の命を絶つことが最も有力な手段だったけれど。彼の暴走を止めるという自分にも出来なかった事をしてみせた相手だからこそ向けられた忠告に頷くことができ。「2人も殺そうとした癖によく──お前が死 ねば良いのに。お前が死 ね。…殺してやる。絶対殺す。お前が、」"面白くない"その言葉を繰り返しては憎々しげに唇を噛み。そんな愉快半分な感情で何の罪も無い己が殺人犯にされかけたというのか。俯き、自分を見下ろしながら内側にいる彼へ低く呪詛を呟くが、声が荒々しく乱れる寸前に相手の存在を思い出すとゆっくり顔を上げ「…あんな奴、どうせ自分が消されないための嘘しか言わないよ。知ってる事は俺が全部話すから…先生は俺とだけ話して」一転してばつが悪そうに目を逸らし、今しがた殺気を吐き出した分、己の知らぬ間に招いた相手への迷惑と混乱を詫びるように普段より柔らかな声音で告げて ）

( 二人とはつまりクラスメイトだった少女と前任の医者であろう。一つ一つ言霊で殺めてしまえそうな位に低く、冷たく、念の籠った呟きが落とされていくその様子を途中で言葉遮る事もせずにただただ黙したまま真っ直ぐ見やり。顔を上げた相手と視線が合えばほんの少しだけ口元に加わっていた力を抜こうか。まるで悪い事をした幼子のように視線を逸らし、詫び、縋るようにも見える姿は不安定以外の何物でもない。「＿＿じゃあアンタが言いたい事、聞いて欲しい事、教えて頂戴。何をされたら嬉しくて、何が悲しいのか」一言一言を区切るようにはっきりと言葉にしつつ、今日のカウンセリングは吐き出したい事を吐き出したいだけ言わせる事にして )

言いたい事？
（ 引き続き過去の出来事を聞かれると思っていた分、強調された一言一句への返事を考えるには時間がかかり。相手の事を信用できた以上、聞いて欲しい事など幾つも出てくるが問診の時間を考えれば後回しにして「──俺、こんなだから。誤解されて変な目で見られたり、危ない奴だって避けられたりするのは嫌だし……先生みたいに気にしないで一緒にいてくれるのは嬉しいけど」とりあえずは最後の二つへ簡潔な回答をし。それから言おうか言うまいか迷う素振りでくしゃりと髪を弄り、あと、と小さく口を開いて「……クリスマスとか。そういうの、普通は俺とやるもんじゃないの」幼稚に甘えている訳でもなければイベントにはしゃぐ歳でもない。ただ、奴が良い目を見るのは不公平だと思っただけで。誤解されぬようぶっきらぼうにぼやいてもやはり子供じみてしまい、「別に何でもいいけど」と強調しておき ）

アンタを避けるならわざわざ担当医になったりしねェわよ。アタシはアンタを止められるし甘やかす事も出来る。だから危なかろうが何だろうが関係ねェの。
( "おかしい危険人物"そんなレッテルを貼られ離れられていく事を恐れるのは底無し沼のように深くとめどなく大きな闇があるから。一先ずやらなければいけない事は揺るぎない信頼を築く事。相手に認めたくない真実を突き付けた時、話を聞いてもらえるだけの信頼、例えそれが無理でも他者ではなく己に怒りや悲しみをぶつける信頼。右手に持っていたペンをコトリと机に横たえ、揺らぐ事のない自信を顕にしては、消えてしまいそうなぼやきとして落とされた所謂小さな嫉妬の言葉に思わずク、と喉の奥で低く笑い。「勿論アンタともやるわよ。院内のクリスマスイベントの日、明日ね。少しは顔出さねェとならないけど、医者の外出は自由なの。何処か行きてェなら連れてくし、何か欲しいモンがあるならプレゼントしてやるわ」可愛らしい所もあるとひっそり胸にしまいつつ要望を聞き入れる旨を伝えて )

…それはそうだけど。あいつに会った後でそんな事言えんの、先生くらいだと思うよ。
（ 己の病状を見てもなお揺るがない不敵さは以前よりも深く響き。息苦しいのはじわりと胸に広がる喜びのせいか、息を吐くようにふと笑っては「本当、変な医者」と初対面でも口にした感想を今度は肯定的に零し。凶器となりうるペンが相手の手を離れても不思議と落ち着きを保ったまま「俺でも外出れるんだ」と提案のほうに反応して。症状が治るまで、最悪一生出られないと思っていた分それは印象に残り「──じゃあ、考えとく。病院のが忙しかったら別にいいけど」どう取り乱そうが相手が対処できるという望みと、それでも残る懸念が予防線として混じった答えを返し。素っ気ないままではあるがその様子はもはや何事も無かったかのように穏やかで ）

ちょっと変わってンのかしらねぇ？
( 相手にももう一人の人格にも、医者の間でさえも言われ続けてきた言葉を卑下や悲愴なんかではなくさも面白そうに。ペンを置いたのに続いて開いていたファイルもパタンと閉じては「騒がしいだけで忙しくはねェよ。子供達が喜んでるだけ」と然程興味無さそうに答えてから「＿＿アンタが何を考えようが、何をしようが、アタシが担当医を外れる理由にはならない。覚えときなさいね」今一度けして揺るがない不敵さを顕にしつつ念を押して )

こんな病院に子供…？
（ どこが"ちょっと"なのか、という言葉を呑み込む代わりに相手の口から出た存在を不思議そうに復唱し。改めて院内の様子を全く知らない事を思い知り、少しはイベントとやらも覗いてみるべきか考えながら「……もう十分わかったって」繰り返し念を押されるほど心がぐらりと傾く、そんな単純さを恥じるようにぶっきらぼうで隠しては問診が終わる気配に立ち上がり。扉に手を掛けては開く前に一度振り返って「──ありがと」と、真っ直ぐ相手を見据えたまま今度は素直に微笑んでみて ）

( 己の中で一先ずのカウンセリング方法、道筋を決めた所で迎えたクリスマス当日。いつもは静かな院内も今日は煌びやかに飾られ、この日を待ち望んだ子供達が看護師や医師の監視の元キャッキャと楽しんでいる姿を壁に背を預け胸の前で腕ん組んだ体勢で眺めては、時折ちょっかいを掛けてくる患者を適当にあしらっており )


（ ／ カウンセリングのキリが良さそうかな？と思ったのでクリスマスイベントにしてみましたがまだやりたい事がありましたら戻りますので遠慮なく！

さてさて、透君、透君背後様メリークリスマスです！！素敵なクリスマスをお過ごし下さい！！ ）

（ クリスマスの朝まで迷った末、やはり外出を頼むことを決めるとひとまず相手を探しに出て。賑やかな風景から少し離れた場所にその姿を見つけては「──あの子達も患者？」視線の先の子供達、その元気さにまず問うて ）


（ / いえいえ、ちょうどイベントに移行したいと思っていたので有り難いです！こんな時間ですが黒江先生と背後様もクリスマスを楽しめますように…！

そしてイベントが始まったばかりで申し訳ないのですが、年末年始は遅レスになってしまう可能性が高いため、普段よりお待たせしてしまうことを予めお詫びさせていただきます…！ ）

＿＿そうよ、この階にいる子供達は皆入院患者。騒々しいクリスマスの朝の調子は？
( 天辺に大きな星を飾ったクリスマスツリーを囲むようにしてジングルベルを歌い出した子供達。そんな子供達の奥から己が今最も関わっている相手が此方に歩いて来れば、先ず問われたそれに頭を縦に動かして肯定を表した後に具合を伺って )


（ ／ ありがとうございます！背後はとても楽しめました！そして此方の遅いレスのせいでクリスマスは終わってしまいましたが、もう暫くイベントにお付き合い頂けると幸いです…！

また、リアルが第一ですので全く気にしないで下さい！透君背後様が素敵なお正月を過ごせますよう願っております！ ）

（ とても病んでいるとは思えない幼い歌声に「元気そうだけど」と気味悪がるとも哀れむともつかないぼやきを零すが、他人の事を言える立場でもなく。すぐ相手に視線を戻して「…普段よりマシかも。昨日はよく寝れたし」カウンセリングの効果だろう、寝付きも良ければ体調も良い事を素直に報告して ）


（ / こちらこそ遅レスが続いてしまいますし、せっかくのイベントですのでゆっくりクリスマスを楽しませていただければ幸いです…！
いつもお優しいお言葉をありがとうございます！寒い日が続きますが、背後様もお体にお気をつけて良い年末年始をお過ごし下さい！ ）

元気よ。今此処でツリーに火がついたって喜ぶでしょうね。
( 視線は真っ直ぐ一人の女の子に向けたまま特に感情の籠らぬ声色で以て遠回しに症状の欠片の部分を教えては、素直に告げられた体調に満足そうに頷いて。「＿＿で、クリスマスにやりたい事は決まった？一緒にジングルベル歌いたいってのは却下よ」視線を漸く相手に移すと同時に小さな冗談も交えつつ本題へ )


（ ／ はい！ゆっくりゆっくりいきましょう！

此方こそありがとうございます！美味しいものたくさん食べたいと思います！笑 では、この辺りで失礼しますね。また何がありましたら！ ）

先生には俺もあの子達も同じように見えてんの？
（ 相手の一言で華やかな装飾も無邪気な笑い声も皆白々しく感じられれば元いた世界への憧憬はより強くなり。まず冗談へ若干呆れたように答えるが、あながち有り得ない話でもないだけに愛想笑いは作れず「外出て、買い物とかしたいんだけど──先生と」幾人かにじゃれつかれていた様子から、万が一にも相手以外の医者を寄越されないよう念を押し ）

見えてる訳ねェでしょ。全然違うわよ。
( 要望はジングルベルを歌う事ではなく外出。わざわざ念を押してまで己を指名するとは最初に比べ随分と懐かれたと思いつつ、一先ず先の質問への否定を返しては「準備出来たら診察室にいらっしゃい」とだけ答え己は一足先にそこへ向かい。部屋の中、椅子の背もたれに着ていた白衣を掛け代わりにコートを着て、財布と車のキーをポケットに突っ込んで相手を待ち )

（ 目の前の、どこかが壊れた子供とは違うと言われ仄暗い安心を覚えたことは隠しながら頷いて。部屋に戻りコートを羽織ればこの期に及んで躊躇いが燻るも、目を瞑り、相手というストッパーの存在を脳裏に刻んでは財布だけ持って診察室に向かい「──薬は。拘束とか無いの」流石にそのまま放り出せはしないだろうと、既に準備を終えている相手にそれらを催促するように片腕を差し出して ）

ンなモンあるはずねェでしょ。野良犬じゃあるまいし。
( 外出準備が出来た相手の第一声に呆れたように片眉上げればドアを開けさっさと廊下に出て。相手も同じく着いて来るのを見届けたならば誰も入れぬように鍵を掛け、準備はＯＫ。何時ぞやのデジャブのように看護師と目が合うもなんて事のない素振りで視線を逸らしては「買いたいものは決まってる？」と目的を尋ねつつ歩みを進めて )

野良犬よりタチ悪いよ、あれは。
（ ぴしゃりと跳ね除けられればやり場のない腕をするすると下ろし。幾ら駄々をこねようが無駄だと知っているからこそ、ぼやきながらも素直に相手についていき。半ばその背に隠れるように人目を避けて歩きながら「本、参考書とか。…いつか治った時に必要だし」死以外の選択肢に目を向けたが故に必要になった物をぎこちなく挙げ「先生の買い物とか用事があるならそっち先で良いから」とも付け足して ）

あら、将来なりたい職業でもあンの？
( 本を買うという事は少なくとも読んでる間は集中出来る。そうして"未来"への光も見える。相手には見えぬ角度で口角持ち上げては、至極自然なトーンで問い掛けを繰り返しつつ「アタシも本屋で買うものがあるわ。後は＿＿まぁ、適当にぶらつけば何か出てくるでしょ」後半適当な返事を返して。病院を出て医者専用の駐車場まで来ればそこに停る車の運転席に乗り込み、相手も同じく準備が出来れば出発しようか )


（ ／ 明けましておめでとうございます！去年は素敵な時間をたくさんありがとうございました！透君、背後様と出会う事ができて本当に幸せです！

至らない部分もまだまだあるかとは思いますが、今年も、そしてこれからもどうぞよろしくお願い致します！透君背後様が素敵な1年を過ごせますように！！ ）

──医者、とか？
（ 良い学校へ行き良い仕事に就く、そんなありふれたレールに戻りたいだけ。夢と言うには現実的すぎる展望も言い方次第であり、"良い仕事"の一つであるそれを、何となく相手の反応見たさに口にして。やがて現れた車に「車は普通なんだな」と独り言ちて乗り込めば、その台詞にも車内の爽やかな匂いにも既視感を覚え、その感覚が意味する事に不愉快そうに眉をひそめて ）


（ / 遅くなりましたが明けましておめでとうございます！こちらこそ黒江先生と背後様のお陰で幸せな時間を過ごす事ができました…！いつもいつも本当にありがとうございます！
キャラ共々癒していただいてばかりですが、少しずつでもお返しをしていきたいと思っておりますので、これからも末永くよろしくお願い致します…！背後様も素敵な一年を過ごせますようお祈りしております！ ）

＿＿へぇ。いつかアンタと一緒に働く日が来るのかしらね。
( てっきりのんびり気侭にとか、一人静かにとか、そう言うザックリとした答えが返って来ると思っていただけに意外そうに表情崩せば、相手がカウンセラーになるかどうかはわからぬ中で一つの可能性を上げて。鍵を回しエンジンをかけいざ出発、と言う中で"気付いた"のだろうその表情が不愉快そうなものに変われば「キティちゃんなんて飾る趣味はねェのよ」と僅かに笑って見せた後、車を発進させ病院の駐車場を出ていき )


（ ／ お優しく、そして心がホカホカするような温かいお言葉ありがとうございます！

現段階で十分過ぎる位に幸せを頂いて、癒されておりますので、お返しなどと気にしないで下さい！こうして絡ませてもらっているだけでも幸せなのです！重ねてになりますが、この先も末永くよろしくお願い致します！
それでは、背後はここで失礼します！ ）

さあ、…先生の実力次第じゃないの。
（ 珍しく崩れた表情を横目で眺めつつ、相手の言葉通りの光景を想像してはあまりの現実味の無さに軽く答え。しかしもう有り得ない話ではないのだと己に言い聞かせる面も含めてそう一言付け足して。「知ってる。中身まで女って訳じゃないって、俺は最初に教えてもらったし」窓の方へ顔を背けながら冷静に、しかしはっきり"己は違う"と主張する表情は険しく。流れていく景色と重なって呼び起こされる記憶に眉を顰めて「…よく外に出そうと思ったね」と苦々しく零し ）

あら、随分の強気じゃない。楽しみにしてるわ。
( "一緒に働くなんて御免だ"と言われないだけ慣れたのだろうか。フロントガラスを通して見える前方の車の後部をぼんやりみつめながら満足そうにそう答えては、此処でも出る相手ともう一人との違いに「そうだったわね」なんて軽く答え。やがて車は人もビルも立ち並ぶ繁華街へ。大きめの本屋が入るモールの駐車場で停れば「たまには息抜きも必要なのよ。＿＿取り引きもしたしね」と意味深に答えつつ車をおりて )


（ ／ たびたび背後が失礼致します！
透君背後様がサブキャラとかに抵抗がなければ、今回のクリスマスイベント、モール内で黒江の妹とばったり！なんてのも面白いかな？と思いまして…！如何でしょうか？ ）

（ / ひとまず背後のみ失礼致します。とても嬉しいお言葉と、魅力的な提案をいただいたにも関わらず長らくお返事を返せず申し訳ありません…！
恥ずかしながら新年に入って背後の環境が変わり、なりきりに関わる時間を確保するのが難しくなったのが原因です。
今後の見通しも全く立っていないため、勝手ではありますがもう一週間だけお時間を頂き、それでもお返事が出来ないようであればリセットという形を取っていただきたいと思います。
末永くお願いしますと申し上げた矢先に本当に申し訳ないのですが、これ以上主様をお待たせしてしまうのも心苦しく、このようなお願いをさせていただきました。
勿論一週間を待たずにリセットや再募集をしてくださって構いませんし、当方としましてもまた新たに黒江先生のご活躍が拝見できるならそれに越したことはありませんので、どうか主様のお好きな形を選んでいただければと思います。
長々と本当に申し訳ありません…！ ）

（ ／ こんばんはです！透君背後様が今おかれている現状把握致しました。実を申しますと此方も来週から職場が変わり、おそらく前のようにサクサクと…とはいかなくなると薄々思っていた所なのです。

そしてリセットの件なのですが、透君背後様のリアル、そして気持ちの余裕や体調が勿論優先ですので後一週間の期限と言うお言葉は尊重したいと思います。しかしながらこれはあくまでも私の我儘で…、透君と絡める事、そして透君背後様とこの先のやり取りの話等をするのがとてもとても楽しくて幸せでした。ですのでもしも私の気持ちが負担にならないようであれば、期限を決めずにお待ち出来たらと思っております…。
勿論やっぱりそういうのは気持ち的に難しい…となれば遠慮なく断ってくれて構いません！その場合は先程背後様が仰る通り、一先ず一週間お待ちして＿＿という形をとりますので。とても我儘な相談になってしまっているとは思いますが、ご検討の程宜しくお願い致します！！ ）