とあるカウンセラー 2019-12-13 02:54:00 |
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( 入院する前も後も、己の命を絶つことが最も有力な手段だったけれど。彼の暴走を止めるという自分にも出来なかった事をしてみせた相手だからこそ向けられた忠告に頷くことができ。「2人も殺そうとした癖によく──お前が死 ねば良いのに。お前が死 ね。…殺してやる。絶対殺す。お前が、」"面白くない"その言葉を繰り返しては憎々しげに唇を噛み。そんな愉快半分な感情で何の罪も無い己が殺人犯にされかけたというのか。俯き、自分を見下ろしながら内側にいる彼へ低く呪詛を呟くが、声が荒々しく乱れる寸前に相手の存在を思い出すとゆっくり顔を上げ「…あんな奴、どうせ自分が消されないための嘘しか言わないよ。知ってる事は俺が全部話すから…先生は俺とだけ話して」一転してばつが悪そうに目を逸らし、今しがた殺気を吐き出した分、己の知らぬ間に招いた相手への迷惑と混乱を詫びるように普段より柔らかな声音で告げて )
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