アリスは憂鬱な夢を視る　/　半無登録、指名制　/　NBL　/

＞カトリーヌ

(遊園地内を自由に歩き回り、そして風船を配る。このシーズンだからこその己の役割を果たしていれば一羽の小鳥が手紙を運んでやって来た。中を見ればハンプティよりアリスが己を探しているという物、アリスが己を求めているならば一刻一秒を急いででも向かわなければならないのだ。自慢のハットを被り直せば風船は同居人のフラミンゴに暫し託してハンプティの場所へと足を運んで。手紙を受けて少しの時間を挟んだが姿を現すと｢やあやあ！ここは賑わっていて良い場所じゃないか、愛に溢れてるのがようく伝わるよ。お前さんも嬉しい悲鳴を上げてるのだろう。＿＿＿おっと、此方のお嬢ちゃんかい、俺を探してるのは｣世間話を交えながら、にと笑みを強めればハンプティと共にいるその姿へこんにちは、と声を掛けて)

>ドードー鳥

ええ、そうですわ。こんにちは！来てくれてありがとう( ふわりとスカートを翻して、振り向き一礼。少し畏まった口調で話そうとするも早々にその決意は解け、今までお世話になったハンプティさんに手を振ればとたとたと彼の方へと駆け寄って。「おじさまはここに詳しいのでしょう？ぐるりと一周してみたいわ！」と早速子供らしくお願いをしてみて。バレンタインで飾り付けられている現在、一人じゃピンク色ばかりで迷ってしまいそう。それにどんな遊具があるのかもわからない、案内役を頼もうと )

＞カトリーヌ

(/先日は闇落ちを失礼致しました…！またお時間が合いましたらいつでもお越しくださいませ！)

■　はじめに　/　物語、説明、規約　■
http://alice123.hanagasumi.net/fir.html

■　提供　■
http://alice123.hanagasumi.net/jyuunin.html
※グリフォンの変更有

■　HP　■
http://alice123.hanagasumi.net/index.html


＞直ぐに寝落ちしてしまうかもしれないのですが、人数無制限に全てのアリス様を募集受付致します…！


＞本日はすべての住人が提供可能です


※バレンタインイベント開催中※

当トピを気を掛けて下さっている未だ迷い込んでいない検討中のアリス様も、以前迷い込んでいたけれど都合が悪くキャラリセになってしまったアリス様も、どうぞ遠慮なくお越しくださいませ！お話出来ることを楽しみにしております 。
登録無登録問わずに募集しておりますので、ぜひお気軽にお声掛け下さいませ！

過去使っていたお子様、行き場の無くなってしまったお子様をもう一度生き返らせるのに、ある程度世界観が合っていればこの場をお使い頂いても全然構いません…！
お気軽にご相談くださいませ！

指名/(指名なのですが、素敵な御人ばかりで選び切れず…、下記のpf/ロルから、主様が話しやすそうと思われる方でお相手していただけると嬉しく思います…！)

登録
名前/ディタ・モルナール
年齢/21
性別/女
性格/普段は落ち着いており、朗らかで物静かな人物。しかし、その心の内には苛烈と呼べるほどの熱情も秘めており、時折、過去の記憶から罪悪感に苛まれては、過酷な環境に身を置きたがるきらいがある。それが度を行き過ぎたために、一度は出られたはずの精神病棟に再び送られた。元々は明るく真っ直ぐな、優しい性格だったそう。
容姿/少し癖のある柔らかい蜂蜜色の髪。長さは肩下まであり、右側だけ耳にかけている。目は少し垂れ気味で、瞳は琥珀色。身長は160cmほどで、全体的に線が細い。体型を誤魔化すように、大きめの緩い服装を好んで着ている。
備考/家族のことをあまり覚えていない。思い出せなくなることに恐怖と、同時に安堵を覚える自分に嫌気が差している。

ロルテ/
ここ、は…(どこだろう、と続くはずだった言葉はついぞ発されることはなく、自身の視界一面に広がる赤い薔薇の園に飲まれた。どこを向いても目に入るのは深く、鮮やかな赤。はらりと落ちた赤い花弁が、未だ脳裏にこびり着く火の粉と重なり、喉が焼けるような錯覚を覚える。酷く悲しくて苦しいのに、口元は笑みを象って、それが嫌で爪が痛い程に手を握り締めた。｢これも、夢かな。…罰なら良かったのに。｣ようやく吐き出した声は掠れていたが、少し気分が落ち着いた気がした。どうせ、自分で覚ますこともできないのだ、少し歩いてみるのも悪くない。そう思えば、伏せていた視線を真っ直ぐ前に向け、静かに足を踏み出して。)



(/夜遅くに投稿失礼します！前々から素敵な雰囲気のトピックだと気になっていたのですが、中々時間が無くお声掛け出来なかった者です。今回は、色々と目処が着いたので思い切って参加希望をさせていただいております…！もしよろしければ、素敵な世界にひっそりと加わらせていただけると嬉しいです。確認よろしくお願いします！)

＞ディタ

(/確認が遅くなり申し訳御座いません！とても素敵な娘様の迷い込みを有難う御座います！不備など御座いませんので登録をさせて頂きます…！またお迎えの際にはダリア、ジャック、ダムのいずれかを考えておりました。気になる住人がいましたらお選び下さいませ！)


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＞直ぐに寝落ちしてしまうかもしれないのですが、人数無制限に全てのアリス様を募集受付致します…！



＞本日はすべての住人が提供可能です



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登録無登録問わずに募集しておりますので、ぜひお気軽にお声掛け下さいませ！

過去使っていたお子様、行き場の無くなってしまったお子様をもう一度生き返らせるのに、ある程度世界観が合っていればこの場をお使い頂いても全然構いません…！
お気軽にご相談くださいませ！

指名(初回交流の拾い主)/素敵な住人様に目移りし選びきれなかった為、丸投げで申し訳ありませんが主様の方でお選び頂ければ幸いです。

登録、無登録/登録
名前/鷹島 叶 ( たかじま かなえ )
年齢/42歳
性別/男

性格/人畜無害そうだが如何にも幸薄げな困り顔と、穏やかな喋り口が特徴。常に伏し目がちで何処と無く影のある印象ではあるが、人当たりも良く面倒見も悪くない為、温度のない陽だまりの様な男。頼まれれば断れない押しの弱さに反して、ふとした会話や表情にこれ以上踏み込む事を許さないと言いたげな冷徹さが覗く。広く浅くの関係性を好み、自分の内には決して他者を入れない癖に人には際限のない無責任な優しさを与えようとする。八方美人ともいう。少々厭世的。

容姿/生来色素が薄い為、髪も瞳も黒色というよりは褐色に近い。そんな髪をセンター分けに。意識せずとも垂れた困り眉に、伏し目がちな垂れ目が何処と無く柔和な相貌に見せている。口元や目元には薄らとほうれい線。身長174cm、肉付きの薄いひょろりとした痩身。仕事中は白いワイシャツに茶色のベストと同色のスーツ、緑色のネクタイ、スラックスという出で立ち。

備考/一人称、私、俺。二人称、君。関西圏出身の為、気を抜くと訛りが出る。齢8つで隣家の火事に巻き込まれ父母を喪った。生き残ったまだ幼い弟とは別々の親戚へと引き取られ、現在まで連絡を取らずに生きてきている。その理由は火事による心的外傷によって精神科へ通わざるを得ない日々を送っており、自分の事で手一杯の状況下において弟にまで気を配れなかった数十年を経て今更連絡を取るのも気が引けるから。弟への後ろめたさも合わさってかこの歳になっても偶に偏頭痛と悪夢に悩まされ、現在は大学教授としての仕事の傍ら半年置きに精神科へ通院している。過去に生涯を誓いあった男性と別れてからというもの、未練が残っているのか恋愛に対しては積極的ではなく誰かの面影を探すような節がある。

ロルテ/
……どこや、ここ。
(授業で配布するレジュメを作り、残すは帰宅だけだったというのに、発作とも言える偏頭痛に襲われキリキリ痛む頭を押さえている最中、くらりと身体を傾けた所で意識が途切れる。そうして次に目を覚ませば、自身が横たわっていたのは硬いアスファルトでも病院の寝台でも無く、柔らかな芝生の上で。それでも芝生独特の青臭い匂いを感じないのは噎せ返る様な甘ったるい花の香りの所為だろう。思わずえづきそうになりながらも香りの原因である花が一体何であるか見てやろうと上体を起こして周囲を見渡せば、視界一杯を占める真紅の薔薇に珍しく伏し目がちなその褐色を見開いて。ここまで来ればいっそ毒々しいその赤に、耳のすぐ傍でごうっと空気を巻き上げながら燃え立つ炎の幻聴を聞きながら、青ざめた顔で独白を零せばこれが夢か幻かと考える余裕も無い儘に顔を伏せて)


(/おはようございます、早朝から失礼致します。別場所にて使わなくなった息子の供養に、以前から気になっていた貴トピで素敵な住人様方とお話させて頂けたらと思い参加希望させて頂きました。ご一考の程どうぞ宜しくお願い致します。)

指名/素敵なキャラクターがとても多いため、どうにも決められず……、初回は是非、主催者様に選んで頂きたく思います。

登録
名前/クラーク・ギデル
性別/男
年齢/20
性格/割と偉そうで唯我独尊な振る舞いと、ツッコミ気質の同居する男。短絡的で楽しいことや面白いことが大好きである。好奇心旺盛で、ついでに血の気が多いのでそれが高じて国付きの海軍なんかをやっている。一応海軍ではあるのだが、自分も上官も含めて微妙に荒くれ者風だと思われるような雰囲気であり、通称は海賊。そんな感じの雰囲気の人物。
上から目線だし遠慮はないが、それなりに世話好きというか人を放っておかないところがあり友人が多い。過去のトラウマもあり、気を許せると判断した相手に対しては側にいることを要求しがちで、離れていくことに怯える節がある。そんな自分を面倒くさいと思っていて、指摘されると普通に照れる。

容姿/身長176cm、それなりに筋肉質。明るい茶髪を彫りにつかない程度に伸ばしているが、少々ハネ気味。目は深い青色、つり目つり眉だがきつい顔立ちというより、好奇心が強そうな印象を与える顔立ちである。
備考/時代は近代初期、西洋にて焼け出された孤児として田舎町の小さな教会で育ち、色々あって海軍に入隊した。新人ではあるが、身体能力は高い。教会に引き取られてから精神状態は落ち着いていったものの、最近は一人で眠れなかったり、夜驚が酷かったりと問題が再発。医者のアドバイスをふんわり聞き流していたところに迷い込んだ。

(炎が怖い、その記憶からだろうか。精神があまり安定しない。海にいる間は平気なのに、陸に戻ると──── 、特に最近はひどくて、誰にも言わないが何か怯えたような気持ちになって飛び起きることが多々あった。暗い部屋で一人で泣きじゃくって、もうわけがわからなくなるのだ。明らかに正気ではないし、流石に医者に掛かったが、疲れが出てるんだろうから、海から帰ったらゆっくり休みなさい、とだけ言われた。とはいえ一人で眠るのは怖いし、嫌い。だから陸に戻ったら夕刻になると現実逃避気味に酒場に通いつめていた。ダメ人間だ。馴染みの同僚も女達も、そういうのが好きな奴等ばかりだから乗ってくるし、騒いで酔い潰れるのが好きだった。
前日も眠れなかったし、今日は騒いでやろうと暗くなり始めた頃に、めまいを覚えながらも自宅の扉に手をかける。あまりに酷いものだから額を抑えて目を閉じたのが、いけなかったのか。嗅ぎ慣れた乾いたような街の匂いも喧騒も、何もかもが失われた。
代わりに鼻腔をくすぐるのは中々嗅ぐことのない香水とは違った甘ったるい匂い。パチリと一つ瞬きをして)
……っうお？！
周囲に視線を彷徨わせてようやく間抜けな声を上げる。見たことがないような豪勢で煌びやかな花の集まりだ。驚きのあまりにその場でタタラを踏めば、群生している部分に思い切り足を突っ込んでしまい、全力で真っ赤な薔薇を踏みつける。くしゃりと柔らかな感触が感じられてからようやく何をやったのかわかって冷や汗が伝った。「……」なんだかこれ、綺麗な薔薇園といった雰囲気だし、半ば荒らすように踏み付けてはいけなかったのでは。唐突にこんなところに立っていたのだから夢なのではという疑問はありつつ、あまりに生々しい全ての感覚に罪悪感が掻き立てられて、気まずそうな顔のまま一歩下がって、それからあぁくそと毒づいた)


(/前々から気になっていたのですが、中々踏ん切りが付かず……！バレンタインイベントに乗じてお声かけさせて頂きました。ステキな住人の方々と楽しんでお喋りしてみたいなあと思っております。
ご検討のほどよろしくお願いいたします)

＞鷹島

(/ご確認が遅くなり申し訳御座いません！このような主得トピに興味を持ってくださり有難う御座います！プロフィールの確認を致しまして不備など御座いませんので登録をさせて頂きます。穏やかなだけではなく掴めないそんな鷹島さんのお迎えには芋虫、帽子屋、ハンプティのいずれかを考えておりました！もしこの中に気になる住人がいましたらお選び下さいませ！もし違う住人が良い場合は遠慮なくお伝え下さいませ！それではタイミングがあった際にはお気軽にお越し下さいませ！お話出来ることをとても楽しみにしております！)


＞クラーク

(/この度は主得の当トピに興味を持ってくださり有難う御座います！プロフィールの確認を致しまして不備など御座いませんので登録をさせて頂きます。正に海賊と言った雰囲気を持ちながら人間らしさも兼ねているクラークさんにはグリフォン、三月兎、白の騎士のいずれかでお迎えに上がろうかと思っております。この中で気になる住人がいましたらお選び下さいませ！もし違う住人が宜しければ遠慮なくお伝え下さいませ！)

＞本日夜に交流受付予定です、お時間が会います方が居ましたら宜しくお願い致します！

■　はじめに　/　物語、説明、規約　■
http://alice123.hanagasumi.net/fir.html

■　提供　■
http://alice123.hanagasumi.net/jyuunin.html
※グリフォンの変更有

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＞新規アリス様を優先に、全てのアリス様を5名まで募集受付致します…！

＞本日はすべての住人が提供可能です


※バレンタインイベント開催中※

当トピを気を掛けて下さっている未だ迷い込んでいない検討中のアリス様も、以前迷い込んでいたけれど都合が悪くキャラリセになってしまったアリス様も、どうぞ遠慮なくお越しくださいませ！お話出来ることを楽しみにしております 。
登録無登録問わずに募集しておりますので、ぜひお気軽にお声掛け下さいませ！

過去使っていたお子様、行き場の無くなってしまったお子様をもう一度生き返らせるのに、ある程度世界観が合っていればこの場をお使い頂いても全然構いません…！
お気軽にご相談くださいませ！

(/こんばんは、主様。先ほど登録させて頂いたクラーク・エギルの背後です。

とても悩んだのですが、よろしければグリフォンさんにお相手をお願いしてもよろしいでしょうか？
こちらも口が悪いので喧嘩腰だったりするかもしれませんが、とても素敵な方なのでお話してみたく……！)

>>3194
(/あっあっ、すみません！！単純に名前ミスしておりました。正しくはクラーク・ギデルとなります。初っ端からもうしわけございません)

＞クラーク

(大きな翼を広げれば羽搏く音が響く、バサバサと響く中で庭園に影を作ればゆっくりと地面へと降り立った。そうして降りた先には何やら今来たばかりだという風体をした青年の姿をまっすぐに見やる、ビっと立てた中指を礼儀知らずのままに向けると「庭師にウダウダ言われるよ」開いた口は挨拶を紡ぐでも気遣うでもなく、中指から人差し指に伸びる先は変わる。人差し指が向くのは踏まれて拉げる薔薇の花、ともなれば泣き言を言うようにかん高い音でさめざめと泣く赤い薔薇で。「不思議の国に落ちてきたなら薔薇は大事にしなきゃ」踏まれてしまった花を掬うようにしゃがみこんでは手のひらに乗せて)

(/お越し下さり有難う御座います…！早速グリフォンにてお迎えに上がらせて頂きました！絡み辛ければ交流住人の変更も可能ですので遠慮なくお伝えくださいませ！それでは本日はお時間が許しますまでどうぞ宜しくお願い致します！)

(/こんばんは、この度はご登録有難う御座います。不束な息子ではありますが背後共々どうぞ宜しくお願い致します。また、素敵な御三方をご提案頂き有難う御座いました。皆さん魅力的で悩みましたが、今回は帽子屋さんに御相手をお願い出来ますでしょうか？)

＞鷹島

ハーイ。ゴーストでも見たの？そんな顔をして。アンタの方がゴーストみたいだよ(城から自身の邸宅へ向かう道すがら、薔薇園の強い香りを楽しみながら歩いていれば少し遠目に見える一人の姿。見慣れないその姿が何を意味するのか直ぐに察すると片手をひらりと揺らしてから口元に笑みを浮かべアハハと笑い声を共に軽口交じりの声掛けを。「不思議の国にようこそ、アリス」隣へと並べば先ずはと言うように歓迎の言葉を述べて)

(/お越し下さり有難うございます…！それでは早速帽子屋にて迎えに行かせていただきます…！交流の中で絡み辛いなど有りましたら違う住人に変更も可能ですので遠慮なくお伝えくださいませ！)

>グリフォン

あぁ？！……！！
(背後から聞こえた声にびくりとしながら、思わず普段なら携帯している銃に触れるように腰元に手をやったが、そういえば今寝起きだった、何も持ってない。そも、夢に武器持ってるのもおかしな話だ。仕方ないのでぎっと睨みつけながら振り返るものの、まさか物理的に羽根の生えている男が立っているとは思わずあっけにとられて硬直する。どうなってんだこりゃ、いくらなんでも突飛すぎると驚いているその間に薔薇はうるさく泣き始めるしで、ひたすら混乱した。男に詰られればいつも通りに感情を表に出して「知るか！！ンなとこに生えてるのが悪いわお前！」とちょっと理不尽に何故か薔薇に怒鳴りつける。怒鳴ってから花に怒鳴る自分に急速に冷めてきて、少し落ち着いて一息吐く)
……いや、不思議の国？何を言っとるんだお前……
(心底嫌そうに眉をひそめて、砕けた口調のままに疑問を口に出す。)

(/とっても素敵です！！時間が許す限り、よろしくお願いいたします。)

＞クラーク

(ぎゃん、と吠える様な勢いのある言葉尻に片目を瞑れば耳が痛いとでも言うように彼に向いた耳を手のひらで抑え込み。「落ち着きなよ、騒いだって元のクニには戻れないんだから」淡々とした声色でさらりと述べるのは余りにも無情な内容で。拉げた薔薇をこれ以上踏まれないようにと隅っこに置けば向けられた疑問に、自らもまた何を言うのだと当然であると言いたげな雰囲気で頭を傾けて「お前、何処か違うクニから来たんだろ。此処は赤の女王が統べる不思議の国でお前は次期赤の女王の候補の一人、アリス」背後にたたずむ大きな城を指さした後に、今度は相手へと指先を向けて)

>>グリフォン


か、帰れないって、……
(その淡々とした言い回しに、なんとなくこれが夢では無い事を理解するとともに、突きつけられた無情な事実に不安感が募る。もともと少々不安定な精神状態だったこともあって、一瞬はっきりと怯えたような顔した。そしてそれを自覚する。情け無い、と自嘲しつつも胸元をぎゅっと掴んで落ち着け、と内心で何度も繰り返して。少々落ち着けば先ほど男の指差した大きな城に目線を向ける。大きい、みたことのない不思議な意匠の建造物だ。不安がっても仕方ない、いまだに顔色は悪いものの、意味不明なことが多すぎる。自分の常識で測れないことが多そうだが、今を切り抜けるコトを考えよう、とりあえず何か情報を得ようと口を開く)
アリス、って……俺男なんだが、……まぁ、突っ込んでもしゃあないことはわかる。えぇと、なんだ。その不思議の国の女王候補とやらは何かしないとなんねーこととかあるのか？

＞クラーク

(一瞬だけ見せられた曇り気の表情、それに気づくも触れることはせず。代わりに続けられるその疑問に答えることで彼が一瞬浮かべた表情変化を助けるつもりなのか、何とも分かり辛い表現で彼の手助けをしている気になり「女王陛下が女しかなれないなんて下らないよ、俺は見たことないけど過去には男の女王が国を統べていたって言うのも聞いたことがある。後、しなきゃいけない、なんて畏まることはない。不思議の国で普通に生きて、ここがどんな場所なのかを知って、そうしてる中でお前が相応しいって国が思えば次の女王はお前になる。それまでは好きなところで住めば良いし、城にだってお前の部屋は用意されてる。誰かの所で働けば金が貰えるし、金があれば欲しい物も買える。前の所も似たような暮らしだろ」少しだけ頭を傾ければここでの過ごし方を説く、ほかのクニについて知らない割にはほかのクニの過ごし方を具体的に述べる。それは未だこの国のグリフォンになって日が浅いからなのか、クアと欠伸を落とすと「んで、お前は城で暮らすのか」来たばかりでは未だ何もわからないであろう相手へとんとん拍子とでも言うようなテンポで問うて)

>>グリフォン

思ったより、普通の国なんだな
(女王が決まる仕組みは、結構ふわふわしていて謎だが。兎にも角にも、そこまで切羽詰まったような状況でもなさそうだし、命の危機があるわけでもない。少し安心して一息ついた。説明を聞きつつも他のクニを見たことないにしては詳しいな、とぼんやり思うが、こうやって案内のようなことをしてるくらいだし本でも読んだんだろうと勝手に納得し、軽く頷きながら大人しく聞いて、小さな声でポツリと感想を漏らす。城で暮らすのか、となんでもなさそうに聞かれれば、戸惑いは残るもののこんな薔薇が喋る世界で住処を探して彷徨うのはいくらなんでも御免だとほぼ迷うことなく「用意されてるって言うんなら住むぜ。見えてるから道に迷いはしなさそうだけど……案内してはくれるんだろ？」と回答して。まぁあのデカイ城の一室に住むのはいいがいくら視界に入っていて、そう遠そうには見えないと言え一人で向かうのは少々恐ろしくはあったので、相手の方に伺うような視線を向けて。)

>帽子屋


…はは、ゴーストは見てへんけど夢か何かは見とるかもなぁ
(恐怖に震えるように膝を抱えるにしては些か歳を食い過ぎているだろう、そう自身を客観的に見つめる余裕は未だに持ち得ず、早くこの悪夢から目覚めたいと一心に思っていたその時。鼓膜を震わせたその声に、よもやこの不可思議な場に自分以外の人間が居るとは思わなかった為勢い良く顔を上げて。恐らく咄嗟に縋り付くような情けない表情でもしていたに違いないが、見上げた先の絢爛豪華な衣装に身を包んだ美人にその不安に駆られた瞳もぱっと驚きに丸くさせ。金色の巻き毛にはっきりした端麗な目鼻立ち、それを彩る鮮やかな化粧。日本人離れというよりも現実離れした彼女は恐らく骨格からしても同じ男性だろう。吐き気を催す程の薔薇園で恐怖に勝る驚愕を与えられたからか、先程迄の恐怖や動揺が嘘のように取り繕われた凪いだ苦笑を貼り付けて言葉を返す。まあ折角美丈夫が声を掛けてくれた所申し訳ないが、まだ余りに状況が飲み込めてないからと立ち上がる素振りは見せず地に腰を下ろした儘「アリスなんて呼ばれる謂れはあらへんのやけど、俺に言ったんで間違いないん？こんなおっさん捕まえてからに。うーん、俺そんな願望でもあったんやろか。ねぇ、君はどう思う？」只管に緩く紡がれる言葉は、その裏にあくまでもこの状況を夢か幻かと決めてかかるもので、深層心理が呼び起こしたに違いない現状から解放される迄のらりくらりと時間稼ぎする様に中身の無い独白を交えて。底の見えない穏やかな笑みを浮かべて視線を絡ませれば、答えなど求めていない疑問を投げ掛けて)

(/お相手お願いしておきながら返事が遅くなってしまい申し訳ありません！もう時間はあまり無いでしょうが、返信だけでもさせて頂きます。)