主 2015-01-17 11:38:17 |
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>>ジャクリーン
…ジャック…
(宿屋の一室で一人、ベッドの上でジャックのことを考えていて。アイツは俺のことをどう思ってるんだろうとか、色々考えているとその張本人がやってきて。「…!な、なんだよジャック…笑いに来たんなら出てけよ…」咄嗟に布団を頭まで被り顔を見せないようにし、相手のことを考えていたのを気付かれないよう何時もより強目の言い方をして)
>ヴァリー
…笑えるかよ、元はと言えば俺のせいで怪我させたようなもんだろ。
(布団を被り悪態をつく相手に普段なら食いついてもいいところ、しかし今回はそもそもの原因を思えばそんな気にはなれず。少しだけしゅんと落ち込んだような表情を見せながらぽつりと呟くとそちらへ歩みより、どさりとベッドのすぐ傍にあった椅子に腰を下ろし。)
…ここ、いてもいいか。
>>ジャクリーン
ジャック……俺は、別に恨んでもねえし…この怪我だって後悔してねえよ。お前が無事だったんだからな…それで十分だ。それに俺はお前にそんな顔してほしくねぇ…どうせなら笑えよ。
(毛布から顔を出すと、相手の弱々しいような表情が目に入る。嫌だ、そんな顔は。そう思って、慰めるような言葉をかけたあと、くしゃくしゃにするようにジャックの頭を撫でて)
>ヴァリー
…ふは、笑うなら出てけっつったくせに。
(慰めるような言葉も頭を撫でる手もどうやら逆効果になってしまったようでその優しさがじわじわと虚勢を崩していき。一度はからかうように呟きながら笑みを浮かべて見せるもののくしゃりと顔をしかめると見るなとばかりに顔を両腕で隠し「ッ、ごめ…なさい…っ!」震える声で続ければ改めて襲ってきた不安にぼろりと瞳から涙が溢して。)
>>ジャクリーン
な…どうしたジャック?
(泣き出した相手に戸惑ってしまう。明らかに自分の知っているジャックとは違うジャックを見て驚くも、そのままにはしておけないと起き上がり、相手の腕を掴み隠れている顔を開かせて)
何だよ…どうしたんだよ、ジャック…
>ヴァリー
っ、おれ…何も、出来てなくて…「お人形のジャッキー」のまま、何も変わってない…ッ!
(自分の不手際のせいで相手に怪我をさせてしまった、もしかしたら運が悪ければ死なせていたかもしれない。そんな不安が未だ旅の仲間には明かしていない過去の部分に触れるものだったのだろう、時折ひくりと肩を震わせながらか細い声で語った言葉にはその内容を示唆するような意味深さが孕んでいて。ぼろぼろと涙を溢す中、掴まれた腕を引き再度顔を隠そうとして。)
>>ジャック
何もって…けど、あのデカい木の奴をぶっ倒したのはお前だろ?…俺の怪我をどうにかしたのだってお前だ。ジャックは…ちゃんとやってるだろ。
(ジャックの言っていることは、恐らく自分達が知らない一緒に旅を始める前のジャックの話だろうか。きっと思い出したくもない話だろう…これ以上泣くジャックの顔を見てられなくて、掴んでいた腕を離し顔を隠させる。今はただ、自分に言える慰めの言葉を羅列していくしかない。空いた手でジャックの震える肩を掴み、落ち着くまで言って聞かせて)
>ヴァリー
…自分のしたことの尻拭いなんざして当然なんだよ。それでも、結果お前に傷を残したのは事実だ。
(魔物を倒そうが相手の傷に巣食った魔物の断片を燃やそうがそれは自分が招いたことに対する責任を果たしただけ、それだけでは償えない部分も確かに存在し。少し泣いて落ち着いてきたのか目元を拭いながら漸く顔を見せると「――悪ぃ、取り乱した。」なんて言葉を口にしたのち緩やかに頬を伝う涙を止めようと息をついて。)
>>ジャクリーン
…言ってることはわかるぜ。
(もし、自分がジャックの立場なら同じように自分のことを許せないでいるかもしれない。けど、理解した上で、それ以上かける言葉が見つからない。「…いや、気にすんな…泣いてるお前が見れるなんてレアだからな」にぃっと笑いながら冗談っぽくそう声をかける。…今の自分に出来るのは、なるべく早く何時もの関係に戻るよう、努めること)
>ヴァリー
――お前に、話したいことがあんだ。単なる昔話、暇なら聞いてくれよ。
(冗談っぽく語る相手の言葉に少しだけ笑みを取り戻すと時代に涙は止まり、瞳に溜まった雫を拭いとって。自分を自分として、仲間のひとりとして大切にしてくれる相手だからこそそろそろずっと語らずにいた過去を明かしてもいいと思えたのかもしれない、あくまで明るさを持たせた声で気軽に努めて言葉を口にすると少しだけ困ったように笑って見せて。)
>>ジャクリーン
ああ…構わないぜ。聞いてやるよ。
(過去の話と聞いて、一瞬固まる。しかし直ぐ様構わないと、なるべくいつも通りの調子で答える。相手が言いやすいよう、なにより自分自身を落ち着けるために)
>ヴァリー
――あるところに過保護な家族に整えられた、お人形みたいなお嬢様がいました。なに不自由ない暮らし、何も悩むことのない毎日…ただそこにいることだけを求められ、それに疑問すら持たない馬鹿な女の子がいました。
(語り出した言葉は普段より少し丁寧な、それこそ本当に物語をなぞるような言葉で。静かに目を伏せたまま「けれど望まぬ婚姻を決められた時、彼女は気付きました。何もしなければ、自分は本当にただのお人形と同じ。自分という存在の意味がなくなってしまうと気付きました。」ぽつぽつと言葉を続ければ最後にひとつ息をついてから視線を相手に戻し。ふっと笑みを浮かべれば今まで隠しとおしてきた本当の自分を口にして。)
そうして婚姻を拒み、大きな屋敷も綺麗なドレスも伸ばした髪も捨て、ただの「ジャック」という一人になった…――これがジャクリーン・ドロワ・ローゼンブルク、私の過去の物語。…どうだ、面白かったか?
>>ジャクリーン
…そうか…ジャックにそんな過去が…だから「お人形のジャッキー」か。
(過去からの脱却、それを今日まで頑張ってきたのに今朝の事件をきっかけに色々と崩れてしまい、泣いてしまったのだろう。話を聞いて、より一層相手のことが分かったような気がする。「…しっかし似合わねえな。ジャックが昔はやんごとない家のお嬢様だったなんて…お嬢様?」何の疑問もなく昔話に聞き入っていたが、そう言えばと話の内容を反芻。お嬢様…ジャックが?つまり……「はぁ!?お、お前…ホントに女だったのか!?」確かに一緒に風呂へ入るのは嫌がるし、さっき着てた女物は似合ってた。何より顔の作りは確かに綺麗で男らしくはないなと思っていたけれど…衝撃の事実に声を荒げて驚き、目を何度も見開いて)
マ、マジかよ…有り得ねえ…過去の話も大分衝撃的だったが…何よりお前が女だったってのが驚きだ…
>ヴァリー
まあ、一部のやつは薄々感付いてたみてえだけどな。
(お嬢様なんて言葉で暗に伝えたのは今まで偽ってきた己の性を示すもの、驚く相手に困ったように笑って見せながら言葉を続けて。「…やっぱ、男の方がよかった?」いつも自分を弟のように可愛がってくれた相手なら女だという真実に落胆していてもおかしくない、少しだけ寂しさを滲ませたような言葉で尋ねるとゆるりと首を傾げて。)
>>ジャクリーン
そ、そんなことはねえよ。寧ろ、悩んでたことが解決したっつーか…
(さっきまでの男として意識しているのを悩むことはなくなったのはありがたい話で。しかし、それと同時にまた新しい問題が…ジャックを女性として意識し出したら、今までのような兄弟のような関係が無くなるんじゃないか、そう思って。「それに、女だからって今までと何か変わるわけでもねぇだろ?ジャックは今まで通り弟みたいな感覚だしな…」ジャックとギクシャクして、距離が生まれるのは嫌で、今まで通りの関係を保ちとうとして)
>>156様
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