大郷 納彦 2014-11-09 00:50:10 |
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…ほら、卑下は好ましくない。( 臆病なのは慎重さとも言える。馬鹿じゃない、最低な事なんて何もしてない、何より相手が一番好いてくれている自分がそう言うのだから、もっと自身に自信を持って欲しいのが本音。未だ握られている手を此方からも握り返しながら、視線を逸らした相手の頰に自らの頰を当ててすりすりと擦り付ける動き。もっと好いて欲しいなら、依存して欲しいなら、先ず自分自身に強い意志と自信を備えて、私の事を見て欲しい。耳元に向けてそう伝えてみよう。)
____本当に、わたし..なひこが好きだなあ...。
( そう添えてから数秒、涙が溢れた。色々とパンク気味だったから尚更弁明が欲しかったのだろうか。またそれが自己中心的だけど彼に抱きつける口実になれば良いかと思う。相手にゆっくりと抱きついて、ごめんね頑張るから。そう添えて涙を流したまま笑みを。「____頑張、る。」そう一つ呟いて相手には相変わらず目線を合わせないまま、目線をうろつかせて。)
そう思うなら。私と歩ける未来を描き続けろ。( 途中で止まってはいけない、それはお互いの生に影響を与えかねないから。抱き着いてきたなら相手の涙を拭うのは難しく、代わりに緩く抱き返しながらその涙が収まるのを待とう、流した涙の分だけ人は強くなれるものだから。「 ん、ならそんなむつきを私が支える。」 支え無くして達成も難しいだろう、難題な役柄にしろ、自分がそれを担えるならやる以外の選択肢など選ぶつもりもない。頰を擦り付けていたのを一旦止めて、ぎゅっとより身体を密着させた。)
分かっ...た。( ぐすぐすと鼻を鳴らして相手に抱きついたままその柔らかく抱きしめてくれるその行為にまた涙を流してくれる。好きだからこそ、怖くて。生きたいと懇願するのだろう。後数年しか保たない命であっても、1日でも長く生きたいのだ。「__ありがとう、」泣き過ぎて言葉にならなかったものも、そう一言続けてはゆっくりと肩口に顔を埋めて。)
( 肯定を聞けたのなら満足、と言う訳でもなく。後数年なんて考え方をまだしている相手の思考が気に食わないのだろう、失礼ながら頭頂部に手刀を一発優しめにお見舞いしてやってから、「 手術して、普通に長く生きられる様にするんだろ。」 後数年なんて生半可な事は言わない、遣るのならば私が寿命で死んで尚生きれる程に長生きしろと。礼も矢張り受け取ろうとはせず、首を左右にゆっくりと振りながらその温もりに浸る。今は翳っている未来を切り開いてから、其の全てのお礼や謝罪は受け取るつもり。)
なーひーこー。( 部屋を覗いて辺りを見渡すと相手はいなく、ふあと欠伸を一つした。今日は甘えたい気分です、とでも言わんばかりに周りを見渡すものも、相手の姿はなく。何時ものようにソファーで膝を抱えて三角座り。)
…そうりゃっ。( 風呂から漸く上がったらしい、ソファの後ろから静かに上体を覗かせながら相手の後ろ姿を確認すると、抱えられている膝の間に両手を滑り込ませる風にして、小さな胸の膨らみに手を当てたならやんわりと揉む動き。久し振りの柔らかい感触、其の儘楽しげにむにむにと揉み続け。)
( もう少ししたらクリスマス。クリスマスは今年でもう随分沢山やってきたが、今年は何か特別な日になりそうだ。プレゼントは如何しようか、マフラーや手袋を編むのも良いし、そう思いを馳せてると眠気が襲ってきたのか、うつらうつら。)
( また背後からぐわっと胸を揉んでやろうかとソファの後ろより徐々に顔を現してきたものの、なんだかそんな気が失せると一息吐いてから背凭れ部分に頬杖を付き。空いた手を相手の頭の上にポン乗せてやっては其の儘撫でる動き。「 眠いなら、寝ときなさい。…携帯戻って来ればなぁ。」 ポロっと出るのは連絡手段、中々話し辛い状況が続くなと独り言を零しつつ、携帯会社を恨む視線。)
( 最近、寝ても寝ても寝足りない。日頃の疲労から貧血気味だし、今日も休みだからといって今の時間まで寝ていたという現実。寝ぼけた様子で部屋に入るとふああと欠伸を一つ、自分の体の不快感と寝ぼけからの放心から小さく溜め息を吐き出して。)
( 家事を済ませたのか奥の部屋から扉を開いて姿を現し。何処か怠そうにしている相手に向けて心配そうな視線を送りながら、傍まで近寄ると顔色伺う風に上半身を曲げ。「 …無理するなよ?」 先ずはそれを一番に伝え。ついでに言うのは矢張り自動更新でないのが使い辛いか、あっちで話さないかと言う台詞。)
(やはり体の方は難が来ていたらしく発作的に倒れてなんなりとしていたらこんなにも時間が経っていた。彼は待ってくれてるのだろうかとか、他に好きな人が出来たのではないかとか様々な悩み事は有るけれど取り敢えず何時ものように彼を待ってみようか。)
( 無言でカチャリ、とお手洗いから出て来ては相手の姿に気付いて目を丸くし。特に声を掛けはしないものの、先ずは台所の方へと歩みを進めていき。湯呑みを二つ、急須に茶葉を入れてからポットのお湯を静かに注いでいき、暫く風味を溶かし込ませてから湯飲みに交互に注いでいく。急須は其の儘台所に、一つ湯呑みを手に取ると小さなテーブルと一緒に相手の目の前にコトリと置き、再度台所に戻ってはもう一つの湯呑みを手に持ち、窓枠の方に歩み寄りながら一口緑茶を啜って。)
( 置かれたお茶をじいと見つめていたものも、少し寂しくなったのか黄昏れている彼の背中にむぎゅう、と抱きついた。そして小さくなひこと彼の名前を呼んで強く抱きついた。)
( ずず、と数度茶を啜りながら外の寒さを考えて、その度に溜息を吐き出したりしつつ。亦一つ口に含もうとした辺りで抱き付かれる感覚がすると、その呼び掛けを聞いて相手の方へと振り向き、目を幾度か瞬きさせて首を傾げてみる。「 どした?」 と小さく問い掛け。)
なひこ、__なひこ。(そう二言彼の名を続けてすがりつくように抱きつく。寂しくて、寂しかった。彼はきっと思ってないのだろう、でも少しだけ甘えたいから。)
…何か私だけ随分と素っ気ない脳内変換されてんのな?( むっ、と表情を顰めたら相手の頭をペシリと軽く叩いてやろう。連絡が無くて心配だった、寂しかったとかよりも兎に角安否が気になった、そう言うのは素っ気ないんだろうか。何処か拗ねた風にしたまま湯呑みを適当な近場に置き、両手でやんわり抱き返し。)
なひこは余裕だからね、__たまに不安になるの。(求めているのは己だけなんじゃないかって。でもまあ杞憂であるとは思いたいけれど。そうして相手を見上げて久し振り見るその容姿にふにゃりと頬を緩めた。「なひこ、ちゅーして。」ぐっと背伸びをして相手を見つめておねだりを一つ。)
…ふふ、そりゃな。不安になっても大丈夫だ、私はむつきの前から消えたりはしない。( 何か、内側で考えを改めたかの様な静かな笑みをその顔に浮かべ。そっと相手の頰に触れながらゆっくりと撫で始めつつ、次ぐ言葉に一度だけ頷いてみせ。「 大事な大事な、心友へ。」 額に一つ口付けを落として、其の儘ずいっと顔を近づけてお互いの額をコツンと合わせる。目を閉じて、緩い一息を長く吐き出し。)
ほんと?..離れない?( そう添えて相手に強く抱きつく。幼児非行みたいに子供みたいに甘えるように彼に抱きついてそして、額に当たる柔らかい感覚に笑みを。「__なひこ、なひこー。」そう続けてぎゅうと抱きつく。好きで好きで仕方ない、のは私だけなのだろうかとまた不安が湧き上がった。)
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