名無しさん 2014-04-05 12:05:44 |
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「あいつがいなくなってから俺は一人でいるような気がしてた……そんな時お前と会えて、データ消されたり馬鹿にされたりしたけど、それでも一緒にいる日々が好きだった。さっきまで気づかなかったが、俺はエネが好きだ」
ここまで言ったのだから冗談とも嘘とも解釈できないはずだ。実際、自分は本気であり自然と彼女を抱きしめる力が強くなっており
ぇえと、
( 告白など己も初めてなので少しの間戸惑うがまたいつもの表情で、データ消したり主人弄ったりするのは日常でしたけど私も主人が大好きです!と相手の顔みながら少し頬染めてニッと笑ってみせて
「…こ、こここ、これからもよろしくおねぎゃ……お願いします」
まさか向こうも好きだったと思ってもみなかったのか、先ほどのイケニートは遠くへ行ってしまい、顔を赤くしながら敬語口調で話す。噛んでしまったが気にしてはけない。
主人はやっぱりヒキニートですねー、
( とケラケラいつも通り笑ながら、ぷっ、噛んでますよ、とベットの上でゴロゴロ腹抱えて笑っていてはさっきの笑顔は何処に言ったのか、
「いいんだよ。いつかはヒキニートを卒業してやっから」
そのいつかがいつになるか分からないが、これを機会に徐々に卒業まで行けばいい。それにしても、出れた嬉しさから無邪気に楽しんでいる彼女を見ると軽く頬をつつき
「いや、いつも画面越しで話してたからこうやって触るのって違和感があるよな」
確かに人間の肌に似たような感触があるので、本当にさっきの方法すげえと感心してしまった。あの時恥ずかしくてエネ自身にキスできなかったし、愛してるなんて言えなかったが
言われて見れば違和感ありありですねー、
( と主人の頬をぎゅぅと引っ張り、やっぱりインターネットは頼りになりました、出られましたしと何故かドヤ顔で
「そうだよn……イデデデデ!」
やはり実体があるのか引っ張られて痛みがしっかり感じる。その衝動で録音機を落としてしまいスイッチが作動する。
『エネって最近コノハと仲いいよな……やっぱ好きなのか。……って、俺何そんなこと気にしてんだよ! あいつが誰を好きになろうが……好きになろうが………何でこんなイラつくんだよ』
機械からはシンタローの声が聞こえ、本人はと言うと最初は眼を丸くして、そして事の重大さに気付くと顔を真っ赤にして「うわぁあああああ!」と叫び
おー、主人そんなに悩んでたんですか!
( とニヤニヤしながら笑っては、コレ皆さんに聞かせましょうよ!と楽しそうに外に出て行こうとし
「やめろぉおおおおお!」
それを聞かれてしまったはヒキニート卒業が遠のいてしまうしもうメカクシ団の連中と会えなくなってしまう。それだけは避けようと彼女の手を掴みその場に押し倒そうとする。
「そんなことしたら俺は死にたくなる!」
引き籠りと言えど男であるためずっと画面の向こうでいた彼女を抑え込むのはそこまで難しいことではないはずだ。とにかく、今はその録音機を他の人の手に渡らないようにすることが一番である。
「そうかそうか。エネ」
取ろうと思ってもやはり引き籠りが祟ったのか抑え込むだけで精いっぱいである。なら使うのは手ではなく自分の口であるため、エネの首筋に口づけをする。この後、シンタローは滅茶苦茶恥ずかしくなることをこの時は知らない。
ひゃ、!
( ピクッと肩震わせては、何するんですか主人!とはずかしそうに叫んでは、マジで皆に聞かせますからね、と逆効果でやる気出してしまい
「ならやる気なくしてやるからな」
逆効果でもシンタローはこれを辞めるつもりはなく、自分のものであることを印象づけるかのように印(キスの跡)をつけていく
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