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藤崎 久遠 2013-10-03 00:14:06 |
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それなー。（もう冬か、なんて実感しているようなしてないような気持ちで。「本当にわかってんのかよ」と緩い返事をする彼を見遣れば呆れた様に溜め息を1つ。指示通りに隣に腰掛ける彼を意外と素直なんだ、なんて思いつつも頬が緩み。「んー。お疲れ様。」話題がなくなったのかまだ言っていなかったとお疲れ様の語を述べる。）
…冬は俺嫌い。電気代増えるし、寒いし。(自分の家は電気ストーブで、長時間つけていると結構な額になるため普段はなるべく使わないよう心がけており。「んま、寒くなったらなったでいい暖の取り方はあっけどな。」呆れる相手とは対照的にあっけからんとした表情で、軽く笑っており。お疲れ様と言ってくれた相手の肩を抱き寄せては耳元で「お前も、お疲れ。」と
うん、それ。本当困る。（電気代と聞けば顔を顰める。彼と同じ事で自分も冬などは困っているのだと分かれば少しだけ嬉しかったり。「いい暖の取り方って何」彼の言葉を聞けば電気代が浮くのかと興味を持って聞き入る。突如抱き締められ耳許に息がかかればﾋﾞｸと肩が揺れる。「ん..ｯ。ありがと。」肩口に額を乗せては前記を述べる。）
だよな～。…メリットはクリスマスとかしかねぇしさ。(クリスマスといえば連想するのはロマンチックなことではなく、料理の方で← 相手に質問され、それを待ち望んでいたかのように少し怪しく笑えば、既に射程距離に入っている相手の腕を引っ張り抱き締めて。「こーゆーコト。」と甘く囁いて。其のまま遊ぶかのように耳に吐息を吹き掛けたら、身を離して意地悪く喉を鳴らし。
クリスマスか。（どうせ仕事だろう。楽しみすらも感じなくなった自分は可笑しいだろうかと一人で悩んでしまう。「..っ、あほ。」意地悪をされれば彼から離れて食卓の椅子へと腰掛ける。「御前はそこから動くな。」と少し拗ねたのか前記を告げて顔を逸らす。実際唯あんなことをされただけで顔が熱くなってしまったのが分かった為彼にバレない様にと距離を取りたかっただけで。）
…ま、どーせ仕事だろお前。そんな顔すんなって。(どちらとも多忙なためそんなホイホイと休める訳でもなく。浮かない表情の相手の頭をぽんぽんと叩いて。「…なに？感じたのか久遠。」こういう拗ねる時は、凄く分かりやすい反応を示してくれるのでからかいがいがあるというもので。あまりやり過ぎるといけないので相手の言った通りソファーからは動かず。
仕事だ、な。（現実は厳しいなぁなんて思っていれば苦笑いが溢れる。テーブルに肘をつき手のひらで顎を支えれば彼のいきなりの言葉に驚き力が抜け顎が落ちそうになる。「うるせ。変態。黙れ。」前記を淡々と述べては思いっきり拗ねた様子。）
…んじゃあ、今度の休み遊びに行こーぜ。空いてっか?(気分転換にと提案したはいいものの、肝心の相手の都合が悪ければこの事は水の泡となるわけで。「久遠が煽ってくんだろ。」相手の言葉に傷つくわけでもなく、逆に慣れているかのような雰囲気を纏いつつも言い返せばソファーから立ち上がって。
ん、空いてると思う。（遊びに誘われる事など最近になり全く無かった為少し驚くも嬉しく口許を緩ませて小さく頷く。「俺が何時煽ったんだよ、あほ。」彼の言葉に思い返してみるも自分が煽るような行動をした覚えがない。そんなことを考えていればソファにいた彼がいつの間にか立っているのに気付く。）
そっか。なら、どこ行きてぇ?(相手と視線合わせては、承諾してくれたことに内心安堵して。相手の座っている椅子まで行き、その後ろのテーブルに手をつければかなりの至近距離で己は相手を見上げ「お前は魔性なんだよ。」と、反論する間も与えず口付け落として。
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