藤崎 久遠 2013-10-03 00:14:06 |
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御邪魔しちゃいまーす。
(棒読み気味に上記を述べては何の躊躇いも無くずかずかと上がり込んで。何時も通り彼が居るであろうリビングの扉に手を掛け静かに開ければ「ただいま。俺の家じゃ無いけど。」とさらり述べる。)
おかえり。
(ソファでぐったりと身体を休めておれば唐突に開く扉。其方へと顔を向ければ頬が緩む。上記を述べて片手をあげるとひらりとさせる。「お疲れ様。」上体を起こして隣にスペースを空けるとぽんぽんと叩いて無言で隣へ来いと促す。)
御前も御疲れ、な。
(彼の口元が緩んでいる事に気が付けば此方も自然と口角が上がる。状態を見ると恐らく先程まで休んでいたのだろう、邪魔してしまったたな何て思い乍も促される侭隣に腰掛ければ「休んでるとこ邪魔して悪いな。」と苦笑い浮かべて彼の髪をくしゃっと撫で。)
本当、邪魔された。(素直に嬉しいと言えないのか上記のような言葉を述べる。髪を撫でられると小さく頭さげ擽ったそうに目を細める。「あ、そうだ。」唐突に立ち上がり台所へ。ずっととっておいたのか以前買ってきてくれたデザートを冷蔵庫から取り出してくる。「食べようかこれ。」とついでに皿も持ってきていて並べ)
はいはい、悪かったって。
(大抵彼が毒を吐く時本音は全く反対である事の方が多い。何時もの事でもうそんなの分かり切ってきるので苦笑混じりに上記を返して。突然立ち上がり台所へ向かって行く彼を目で追っていけば何時買って来たのか自分でも忘れてしまったデザートが出てくる。「久遠が全部食べちゃって良かったのに。」と残っていた事が意外だとでも言う様に述べて。)
一緒に食べるって言っただろ。
(彼との約束を守ろうとしたのか綺麗にとっておいたみたいで中を覗けば形は崩れていない。「ほい。」ひとつケーキを取り出してはお皿に乗せ彼に渡す。彼の意見を聞かずに勝手に決めてしまったが此方のケーキが良ければ何か文句を言ってくるだろう、と思ったのでそのまま放っておいて自分の分も取り出すと皿にのせる。)
あー、そうだっけ?
(生憎覚えていないらしくへらりと笑み貼り付けては上記を問う。そう言っている間に自分の目の前にはケーキが乗せられた皿が。我乍ら旨そうな物を買ってきたものだと感嘆の声上げれば早速一口口に運ぶ。まぁ、予想通りの味な訳で其れ以上でも其れ以下でも無い。もう1つは違う種類で、彼は其方で良いのだろうかと思えば一口分フォークに指し、「食べるか?」彼の目の前までフォークを持ち上げて。)
覚えてないのかよ。(自分との何気ない約束を忘れていることに顔を顰めれば彼の額を軽く叩く。次いで目の前に出された彼のケーキの一口の大きさ。「食べる。」自分のとは違った味なのだろう。前記を一言述べれば口を開けずにそのフォークに手を伸ばす)
悪い、全く覚えてねーや。
(思考を廻し過去の記憶を辿るが記憶力というものが備わっていない様でキッパリと。叩かれた事には何の反応も示さず只苦笑を零す。予想外な事に彼は己の持っているフォークに手を伸ばす。内心察しろと思うが鈍感な彼はきっと無理だろうと、「違うっつーの。ほれ、口開けろ。」一旦フォークを引いては再び口元に持って行き上記述べて。)
あほ。(きっぱりと忘れたと言われれば此方もそうかと諦めるが捨てセリフの上記を述べる。フォークが一旦引かれて自分の手から避けられたと思うも口を開けろと言われれば「嫌。恥ずい」とだけ告げると口を開ける様子はなく。自分のケーキを一口分フォークで取れば「んなら御前が先にやってみろよ。」と相手の口元に持っていき)
口塞ぐぞ、馬鹿。
(出た、御決まりの言葉、と呆れた様に小さく溜め息吐いては眉顰め此方もと反撃して。恥ずかしい等今さら何を言うんだと思い乍も堅く閉じた口に食べさせる事は諦めよう、と大人しく引こうとすれば彼は此方にフォークを寄せて来た。此方がやれば彼がやるというなら話が早い。挑発的な態度の彼が持っているフォークのケーキを口に含めば「ごちそーさん。」と勝ち誇った様に笑み浮かべ。)
そう来たか。(馬鹿と言われれば予想外の言葉に眉を下げる。目の前にあった彼への一口分のケーキは何時の間にか無くなってしまいごちそうさまという言葉に彼が食べた事を理解する。「えーっと...」これは自分もやらなくてはいけなくなったと苦笑いを零しては後頭部をぽりぽりと掻いて)
毒しか吐かねー口は塞ぐのが普通だろ。
(あほ、と何回言われた事だろうか。上記述べては意地悪く笑ってみせて。苦笑い溢す彼を目細めて見詰め「ほい、まさか自分もやるんだろ?」追い打ちをかける様にフォークを段々と彼の口元へ寄せて行っては食べろと言わんばかりの視線を送って。)
(/悪い、ちょっと用事入ったから落ちるな。短い時間だったけど御相手感謝。)
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