トピ主 2013-04-29 09:13:12 |
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ふーん…。あり得なくはねーだろ、実際モテてるしお前に告られたら大抵の奴は――……、……やっぱやめた。
(付き合いたいという相手の返事にもやもやしながら相槌を打ち。その可愛らしい仕草も気になる存在を想って動揺を示していると思うと面白くなくて、言い掛けた言葉を途中で止めてしまい)
だから、違う…って!
(そんな風に思ったことはなかったため否定してはみるが相手が途中でなにか言いかけたが止めてしまったことに気にかかれば相手の顔をちらりと見ては一体なんだったのだろう。と首を傾げてみるが、自分的にはこの話は避けたいようで好都合だと思えば"じゃあ、この話はおしまいにしよっ"と声を発し
…っ、おしまいに出来ねーんだよ。
(発された声質からこの話を切り上げようとする相手の意思は伝わるがそのままにはしておけないようで、思わず相手の腕を此方にグイと引き対面する形で見つめ。「俺は…」様々な思いから気持ちをハッキリと告げられないもどかしさを振り切り漸く言葉を紡ごうとした途端、相手を狙っているらしい同期生が「あれ、お前ら一緒に登校とかどういう事?」などと声を掛けてきて)
それどういう意味…?
(これで自分の策通り上手く話が終わるかと思いきや相手が何故か引き下がらず。その言葉の解釈に疑問を抱きながら真面目な面持ちで相手の顔を見上げていると2人の声じゃない声を耳にすると一度相手から視線を離し現れた人物に視線を向ければそこには確かに1人の人物の姿があり。"私たち幼馴染だから、"特に理由はなく寧ろ普通のことではないかと思えばそう答え)
…まぁそういう事。お前こそ何だよ、冷やかしに来たのか?
(同級生に向けた相手の言葉はもっともで、今の関係は確かにそれ以上のものではないのだが何故か心が陰り。相手に同調するも、目の前の彼の気持ちを知っている故内心穏やかではなく若干睨むような視線を向けながら問えば「別にー。ただ幼なじみの割には引っ付きすぎに見えっけど。なぁ真嶋、」等と突っかかってきて)
――…かすみ、行くぞ。
(ピクリと眉を寄せ小さく舌打ちすると、同級生を無視し相手の手を引き立ち去ろうとし)
あ…うん、ごめんね
それじゃあ、また学校で
(早めに出たはずなのに遅くなってはシャレにならないと思い相手に手を引かれればこくんと縦に頷き。残して行くことになる同級生に手をひらりと振れば再び歩きだすと先ほどの舌打ちが聞こえたようで"…もしかして、今日機嫌悪い?"とちらりと相手を伺いながら問いかけてみて)
…別に悪くねぇよ。それよりお前、アイツには気を付けろよな。
(手を引いたまま足早に学校に向かい歩き出し、相手の問い掛けに対しては未だ少し苛立ちを含んだような声音で答え。此方を窺う相手に視線を向ければ一言忠告をしておき)
気をつけろって…どうして?
(相手の声音を聞けば絶対うそだ、と思うも声には出さずただ横目でジッと凝視していて。見ていると目がぱっちり合い相手の意味深な言葉が気になってしまうとそのまま目線を逸らさず
…アイツお前に気があんだよ。手ぇ早いらしいから気を付けろって言ってんの。
(理由を求めるような相手の視線と重なり合うと、やはり気付いていないのかと小さく息を吐き足を止めて。真っ直ぐに見つめると真顔で告げ、ふいと視線を逸らせば「行くぞ」と再び手を引いて)
だ、だってあたし、あの人と話したことないよ?
(一度止めていた足も相手に引かれれば再び歩き出すが全然接点がない人からのことであったためどうしてそうなったのか糸口が見えないため信じることもできず頭の中でもやもやして)
じゃあお前に一目惚れでもしたか雰囲気に惹かれたんじゃねーの。とにかくアイツはお前に合わねぇから。何かされたら言えよな。
(先程の人物に苛立っているせいか前方に視線を向けたまま早めの口調で述べて。相手に視線を向けると真剣な眼差しで何かあれば頼るようにと伝え)
うん…、ごめんね、綾斗。
昨日から心配かけてばかりで
(小さくは頷いてはみるが相手の声音が気にかかり。昨日からずっとこんな調子なため相手とはこんな気まずい関係じゃ嫌だと思えば握っている手をぎゅと握ると足をぴたりと止め
(手を強く握られたかと思うと立ち止まる相手に此方も足を止め振り返れば、どこか不安げな言葉を溢す相手がいて)
かすみが謝る事ねぇだろ。俺が勝手に心配してるっつーか…お前お人好しだしぽやっとしてるとこあるからさ。
(気にさせてしまった己の態度を反省し普段通りの笑みを向けると、頭をぽんと軽く撫でて)
ありがとう、綾斗
(頭を撫でられると相手を見上げぎくしゃくしたのが取れれば安堵の笑みを浮かべ。しかし相手の言葉には間違いがあると思えばいつもの気を取り直して人差し指を立てながら"でも、綾斗のお人好しさと比べたら負けると思うな"と言葉を続け
俺が?何処がだよ。
(ありがとうと笑みを溢す相手に「おう」と軽く笑み掛けるも、お人好しとの言葉には納得がいかないらしく首を傾げ)
あたしを気にしてくれているとことかかな
(首を傾げる相手を見てはわかっていないように見え今までは無自覚なのかと思えばクスッと笑みを浮かべながら"他の人だったらそこまでは心配してくれないよ"と言葉を続け)
っ、それは――…、……まぁお前とは腐れ縁だし性格知ってるだけに見ぬ振り出来ねぇっつーか…
(相手の解釈には誤解があり反論しようと口を開くも、いつの間にか学校は目前で。次々と登校してくる生徒達の目を気にしてか今はそこで言葉を止め、無難な言葉を選んで返せば相手に視線を向け「…お前のクラスって一限何?」何を思うか問い掛けて)
ふふ、じゃあ、あたし綾斗と
腐れ縁でよかったっ
(こんなに世話をやいてくれるのはそんな裏があったのかと思えば有難さを心からそう実感する半面其の幼馴染の特権を此れからも有効活用していこうと企めば"此れからも宜しくね?"なんてちゃっかりしたことを笑顔で発し。すると相手からの問いに"えっと、確か数学だった気がする…"と返すとその教科はあまり得意ではないというか寧ろ苦手教科なため憂鬱な気分になると行きたくないなあなんて思いながらも既に見える学校を視線に捉えれば足取りは重く感じ
何だよそれ。
(腐れ縁で良かったと告げる相手にふっと笑みが溢れ。相手の言う『宜しく』はやはり幼馴染みとしてだろうと受け取ると複雑な思いに視線を伏せ、笑みを浮かべたまま軽い溜め息が零れ)
お前数学苦手だったよな。まぁこっちも英語だし…ちょっと付き合えよ。
(何となく憂鬱そうな相手を見てはくすりと笑み、どのみち付き合わせる気でいたもののこの際苦手な授業のせいにし誘ってみて)
…え?付き合えってどこに?
(鋭くつっこまれると"えへへ"と笑って誤魔化し。すると相手からの誘いに授業をサボれる光が差し込めば相手の顔をとっさに見上げそれは今の自分にとっては好都合なことだが行き先を知らないため不思議そうに首を傾げ)
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