トピ主 2013-04-29 09:13:12 |
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んん……、…なんだよ…
(相手が部屋の中に入ってきても未だ気付かず、体を揺さぶられる感覚に未だ寝ぼけているのか小さく言葉を発すると、目を閉じたまま相手に腕を伸ばし捕まえるとそのままグイと引き寄せて)
綾斗ってば、わ…っ!
(起きないなため悪戦苦闘をしている最中いきなり引き寄せられてはバランスを崩してしまい相手の上にどさっと倒れこんでしまい"びっくりしたぁ"と呟いて)
――…な……、お前いつから…っ、
(己の上に何かが倒れてくる感覚に漸く目を覚ますと視界にぼんやりと浮かんだのは幼馴染みの顔であり。それも微妙に抱き寄せてしまっている体勢に気付けば一気に覚醒し、慌てて相手を離し上体を起こそうとし)
ご、ごめんっ!
(ふと寝ていたはずの相手の声が聞こえれば掴まれていたはずの手が解放されると同時にほんのり顔を赤らめながら起き上がり。"早く準備しないと遅刻するよ?"とだけ言えばくるりと背を向け)
っ、わり…。すぐ準備するから。
(見事に寝坊した焦りもあるがそれ以上に今しがたの出来事に動揺し、慌ててベッドから抜けると制服に着替えようと服を脱ぎ始め)
なっ…
着替えるなら言ってよっ!/
(ようやく起き上がったかと思いちらりと振り返ってみるとまさか相手が着替え中だったことを知り頬を真っ赤に染めながら部屋から急いで出ていけばさっきのハプニングのドキドキから力が抜けるようにぺたんと廊下に座り込み
え、あー…、だよな…
(己にとっては着替えくらい特に何ともない事でも昔と違う今、相手への配慮が足りなかったかと一人になった部屋で反省すると共に頭を掻いて。素早く制服に着替え部屋のドアを開けると廊下に座り込んでいる相手にはっとし「おい、大丈夫かよ?」体調でも悪いのかと屈んで顔を覗き込み)
うわあ…っ!
もう着替え終わったんだ、
(心を落ち着かせようとしているとふと声が聞こえれば驚き。すると顔を覗き込まれてはさっきの光景が頭の中で過ぎり頬を赤く染めればパッと立ち上がると歩き出し"大丈夫、大丈夫"と声を発し
お…おう。大丈夫ならいいけど…。あ、顔だけ洗ってくるからリビングで休んでて。
(相手の反応に此方も驚き、立ち上がり歩き出す相手の後ろ姿を不思議そうに見やりながら、取りあえず最低限の準備をしなければと声を掛け)
うん、わかった
(そのまま一階に降りて行けば相手に言われた通りリビングに行くと綾斗のお母さんが居て。久しぶりに会ったため話しをしていて)
――…やべ…色々やらかした。
(洗面所にて歯磨きと洗顔を済ませれば眠気もすっかり覚め漸く普段の調子を取り戻し。途端に先程までの出来事に色々問題があった事を痛感し、がくりと項垂れて。朝早くから起こしに来てくれた幼なじみを寝惚け半分とはいえ抱き寄せてしまった感覚を思い出し「シャレになんねー…」今更騒ぎ出す心臓に困惑しつつリビングへと急ぎ)
そうなんですよー、綾斗ってば
昨日呼び出しされたみたいでー…
(リビングのテーブル席につき頬杖をつきながら綾斗のお母さんと話しをしていて。自分がここに来るようになった経緯をぺらぺらと余計な事を話して
おいかすみ、お前何余計な事喋ってんだよ。さっさと行くぞ。
(リビングに顔を覗かせれば何やら世間話で盛り上がっている相手と母親。その中の余計な発言に不機嫌そうに眉を寄せると、己が遅れたにも関わらず偉そうに急かしながら相手の頭を軽く小突き)
…った。待っててあげたのに
(話に盛り上がっていると突然小突かれると頭を摩りながら振り返れば準備が完了した相手の姿があり。相変わらずの態度の大きさにぶーと口を尖らせながら上記の言葉を発し席から立ち上がれば"それじゃあ、行ってきます"とだけ挨拶をすれば玄関へと足を進め)
……。…その、悪かったな寝坊して。
(玄関にて靴に履き替えると一緒に自宅を出て。急いでいて寝癖までは直す時間がなかったのか所々髪を跳ねさせたまま暫し無言で歩いていたが、やがて相手をチラリと見やればボソリと口にして)
へ…?
(相手が謝るなんて珍しいことなため思わずぽかーんとしてしまい。はっと我に返ると珍しいこともあるんだなとしみじみ思いながら"珍しい。今日は雨降るかもね、"といつもの相手らしくなかったためからかってみせ
何だよ、人が折角謝ってやってんのに。早く寝ようとはしたんだけどな…
(からかう相手を横目で軽く睨んでやれば欠伸をしながら言い訳を溢し)
ふふ、冗談だよ、冗談
(睨まれても慣れっこなため動じず寧ろ無邪気に笑いながら降っていない雨を確かめようとしていた手を引っ込め。そのまま話を聞きながら歩いてれば"眠れなかったの?"と問いかけ)
…まぁな。……お前さ、昨日言ってた奴とどうなりたいの。
(相手の問いにギクリとし、眠れなかった理由を口にするわけにもいかず若干視線を泳がせて。しかし何をしていても相手の"気になる存在"が頭から離れないようで、視線を逸らしながら問い掛けてみて)
ど、どうなりたいって、
…そりゃあまあ、付き合えたらなあ…なんて
(ふいにその話を持ち出されてはドキンとして激しく動揺してしまい。指をちょんちょんと合わせながらもじもしして言葉を発するが最後の方はごもってしまい。発した後まあ、あり得ない話だけどね"と開き直ってみせ)
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