【bl】ある研究室での日常。

……いやっす。(落ち着き無さげに此方に訴えかける相手に少し間を置いては後ろから腕を回し相手をきゅっ、と抱き締めては相手の肩に顔を乗せる様にしてから上記を呟き。相手に抱き締められるのは未だしも膝の上に乗るという行為がどうしても自分では情けないと思ってしまう様で。相手の必死の言い訳に密かに口元を上げては不意に悪戯を思いついた様に顔を輝かせ、「…暑くない無いんすけどね……、てい。」と言っては相手の首元に顔を埋める様にしては相手の首筋にそっと息を吹きかけ)

そんな事言わないでさ、…ほら、俺にも啓介くんの重さ、実感させてよ
(抱き締められては“可愛いな“と密かに微笑み、肩に顔を乗せられたと感じれば其方に僅かに顔を向け。膝に乗るという行為が相手にとっては腑に落ちないんだろうか と考えるも相手の体温や重みを感じたいと思う所も有り引き下がらなく、子供をあやす様な口調で。「可笑しいなぁ…。…ひっ!こら!何するの啓介くんっ!」自分のバレバレであろう言い訳の必死さに恥ずかしさと情けなさでいっぱいになり頬を染め困った眉を下げて前述を述べあははと力ない笑い声を出し。もぞっと相手が動いたと感じれば首筋への刺激にゾクゾクッとした感覚に襲われ両肩を揺らして硬直してはバクバクと動く心臓の音を感じながら自分の前に回されている相手の手をパチンと叩き叱る様に述べるも、動揺を隠しきれない様子で。

うう…、俺の我侭を聞いてくれるって約束だったのに…。
(相手の頼み事には今迄普通に承諾して来たからか引き下がらない相手に困惑した様に唸り声を上げてはさっきは自分が奢る代わりに我侭を聞いてくれる約束、と言う事を思い出させる様に言っては相手の方をちらりと見て。「…先輩、かわい…。」悪戯心が疼いた所為で行った行為ではあったが息を詰まらせ体を硬直させる相手に思わず言葉を洩らす様にふっと上記を呟いては叩かれた手もなんのその、と言った様子で首元に顔を埋めた侭相手の首筋にそっと舌先を這わせては下から上へと滑らせて。本人は只相手の反応が見たいと言う目的があるからか抱き締める手も緩める事は無くて)

う…そうだった…ごめんね。…そんなに嫌だった?
(忘れていた、と唸り声を上げてはすっかり自分が御願いしている立場になっていた事に気が付き残念そうに項垂れては謝罪し。相手を膝に乗せる事を諦めたが相手がこれ程迄拒んできた理由が気になり本当に心から嫌がっていたとしたら悪い事をしたな、と困った様に微笑んでは聞き辛い事ではあるがちゃんと相手を理解したく尋ねて。「何言って…う、わ…っ」"何言ってんだ"と返そうと言葉を発しようとすれば今度は首筋を舐め上げられた為に起きたｿﾞｸｿﾞｸとした感覚にﾋﾟｸｯと反応してしまい体を強張らせては耐える様に目を瞑り前に回された相手の腕を掴んで。

い、嫌っていうか…!…なんか複雑っつーか…。
(基本的に自分が優位に立っていたいという変な矜持もあった所為か相手がしゅん、と言った効果音が着く程に項垂れているのを見ては少し慌てて。自分でも巧く言い表せないのだが拒絶ではなく相手の前では立派に後輩でなく”男”としてみてもらいたいという理由には違いなくて言葉に詰まっては目線を外して。只無言で行為を行えば最後に肩の近辺迄舌を滑らせれば顔を寄せ軽く吸い付いては赤い痕を残して漸く顔を退け。「先輩、色っぽかった。」と満足げに述べては相手の体に擦り寄って)

確かに複雑だよねぇ…膝の上に、しかも男のに乗るなんてさ
(自分も嫌ではないのだが多少の複雑な感情は持っており相手の言いたい事も分からなくも無く"分かる、分かる"と相槌を打ちながらを上げては目線を逸らせてしまった相手の頭をよしよし、と撫で。痺れる様な感覚に耐えていればﾁｸﾘとした刺激に変わり声を漏らせば何をされたか理解し痕を付けられたであろう場所に触れ擦り寄ってくる相手に「もう、こんな所に痕付けて!」と外で着替える事なんて無いが叱る様に述べ。しかし、内心満更でも無く"相手の所有物"という印に照れ臭く嬉しく思ったりもして。

…それ、俺に言ってるんすか?(相手の発言と相槌に疑問を持って目線を上げてはふと撫でられる頭にくすぐったい乍らも心地良さそうに目を細めて。甘える様にも見えてしまうかもしれないが其の手に黙っていて。案外綺麗に付いた痕に満足ではあるが相手の叱る様な言葉にあはは、と緩く笑い声を上げ。「だって、先輩こんなにも魅力的だから誰かに取られないかってひやひやするんだよ。」とへらりと笑って告げる言葉にも嘘は一言も入っていない為に真面目な言葉で。”自分のもの”という印に心を良くしたのかそれ以上相手をからかうのは止めた様で)

そうだけど…?あ、別に嫌だったと言ってるんじゃないよ!躊躇うのも分かるって話で…!啓介くんの膝は心地いいです!
(何か変な事言ったかな、と疑問を持った様に尋ねてくる相手にもしや嫌だったと自分が思っていた様に受け取られたのかと慌てふためきなから必死に弁解しようとして。「魅力的っ!…取られやしないよ、俺の恋人と飼い主は啓介くんにしか務まらないんだから」"魅力的"との言葉に繰り返す様に呟いては顔を赤らめるが、そんな心配しなくても自分は相手一筋だし他の人を見る余裕なんてない程相手にぞっこんなのにとｸｽｯと笑いながら"相手だけ"という様に相手の鼻先をﾂﾝと突いて

…悠斗さんやっぱり優しいなぁ…。(わざわざ慌てた様に弁解してくれる相手を暫く眺めていたら其の挙動不振さに思わず小さく吹き出してしまい。少しばかり笑いを堪え乍上記を呟いては相手の優しさを再確認して。「頑張って先輩に釣り合う様になんないとな。」鼻先を突いて来る相手に眉を八の字に下げ、困った様に笑みを浮かべては相手に心配かけない様に少しでも自分が立派にならねばと改めて決心し。それでいて相手に溺愛気味の自分にも少々呆れ気味)

兎に角!啓介くんがしてくれる事に嫌な事なんて一つも無いから!
("優しい"との言葉にそう受け取られる様な事を言っただろうかと無意識できょとんとして。笑いを堪える相手を眺め乍考えてみたものの分からず、取り敢えず自分の伝えたい事は率直に伝えておこうと相手の膝からｻｯと下りれば相手の方に向き直り両肩をｶﾞｼｯと掴み、真剣そのものの表情で見詰めては述べ。「…もう、君は何をそんなに心配してるの?釣り合う釣り合わないなんて関係ないでしょ?…俺が傍に居て欲しいのは"啓介くん自身"なんだから」困った様に笑みを浮かべる相手に何をそんなに心配に思う事があるのか、寧ろ自分の方が頼りなく釣り合わないんじゃないかと考えてしまうくらいなのにと同じ様に困った笑みを見せては前述を述べ。相手の頬に片手で触れれば安心させる様に微笑み後述を述べ。

分かったっすよ。…よし、ちゃんとおやつ食べましょっか。(膝の上から降りてしまった相手を名残惜しく思うも此方に真剣に述べて来る相手に一瞬驚くも穏やかに微笑んでみせ。過剰な迄の信頼に嬉しいやら期待を裏切らない様にするやらで少々複雑になるも少し満足したからか考える事を諦め、先程買って来た物を食べようとばかりに相手に微笑み掛け。「…はは、駄目っすね俺。…ありがと、悠斗さん。」相手の言葉に軽く目見開いては頬に添えられた手を取り、手の甲に唇を寄せて小さく微笑み。情けないながらやっぱり何処か年上な相手に敵わないな、と曖昧に笑うばかりで)

そうしよう!俺のｼｭｰｸﾘｰﾑ一口あげるね。
(微笑んだ相手に分かってくれたんだなと安心した様に微笑み返せば、お菓子を食べようと言う相手に頷き近くにあった椅子を嬉しそうに相手の隣へ持って来て腰を下ろし述べ。「こーら、駄目とか言わない。全然駄目なんかじゃないよ。ね?」手の甲に唇を寄せられ少々驚きもしたが穏やかに見詰めて、曖昧な表情で"駄目"だなんて告げる相手の頭を空いている方の手でくしゃくしゃと撫で微笑み穏やかな声色で述べては相手に念を押す様ににこっとして。

…あーんしてくれるんなら。(自分は手持ちの袋から自分用に買ったチョコレートを取り出しながら相手の誘いを聞いては隣に居る相手ににぃ、と微笑みつつ振ってみて。撫でられる感触に心地よさを感じては小さく微笑み「…これじゃあどっちが飼い主なのやら。悠斗さんは本当優しいっすね。」と相手を見ながら述べては相手の頬に手を伸ばし手を添えては、じっと相手を見詰めてやんわりと微笑んでみせ)

…はいはい、仕方無いなぁ…。…はい、あーん。
(自分も袋からｼｭｰｸﾘｰﾑを取り出していては相手の発言に軽く躊躇するも奢って貰ったのもあるしいいかと思えば態と困った様な笑みを浮かべｼｭｰｸﾘｰﾑの袋を開ければ相手の口元へと持って行き。「飼い主を慰めるのも飼われる者の務めだからね」と穏やかに述べては撫でるのを辞め頬にある相手の手に自分のを、重ねては目尻を下げ微笑み返し。

んっ……、美味しいっすね。(相手の差し出してくれた物を其の侭食べて咀嚼しては口に広がる甘みに頬を緩ませ、唇の端についたクリームを舐めとる様に舌でぺろっ、と舌舐めずりして。「…ん…。悠斗さんも他の奴にちょっかい掛けられたら言って下さいよ?」大学の講師やらなんやら、と付け加え乍此方に微笑みかけてくれる相手を心配そうに見詰めて)

そう?良かったぁ。…俺も食べようっと。
(頬を緩める相手に美味しいのを選んだかなと微笑めばクリームを舐めとる仕草に妙にドキッとして仕舞えばそれを隠す様に自分も食べ始め。口の中に広がる甘さに落ち着くなと表情を緩めて。「…あ、じゃあ一つだけ…。」相手の問い掛けに大丈夫だと言おうとするも以前に連絡先を書いたメモを此の大学の生徒であろう男性から貰った事があり其の事を思い出しては其の侭を困った様に笑みを浮かべ乍相手に告げ。随分前の事だから今はもう大丈夫だと思うが一応相手に伝えておこうと。

…悠斗さんも付いてる。(相手の食べ始める仕草と表情に小さく微笑めばふと口端についたクリームに気付いた様で相手に顔を寄せれば唇の端に付いたクリームを取る様に舌を這わせて。相手の話に聞いていると次第に眉間に皺を寄せて行き、「…其のメモ破って捨てた方が良いっすよ。…なんなら俺が捨てとこっか?」とさぞ不機嫌の様子で。やっぱり何か狙われてるんじゃないかと心配に成る程無防備な相手にどうしようかと思案して)


( あけましておめでとうございます!!
至らない本体で申し訳ないです…!こんな本体と伽羅ですが今年も宜しくお願いします!
やりたい場面とか設定があったら遠慮なく言って下さいね…?)

本当?やだなぁ…っ、啓介くん!
(クリームが付いていると言われこの歳に迄なってと軽く恥じらい困った様に笑い乍近くにあったティッシュのボックスに手を伸ばそうとすれば顔を近付けてきた相手にまさかとお思えば其のまさかでされるが侭舐め取られてしまい顔を赤らめれば何をするんだとばかりに名を呼んで。不機嫌になった相手を見ればあらら、やっぱり機嫌損ねちゃったかと困った様な笑みを浮かべ相手の発言に容赦ないなと思い乍も嬉しく思い、もし仮に自分が相手の立場だったとしても相当嫌だし心配もするし不安にもなるだろうと考えては相手の気持ちも分かる気がして。断ったものの無理に押し付けられてしまったあのメモをどう処理したかを思い出しては「大丈夫。申し訳無いけど処分させて貰おうと思ってズボンのポケットに入れてたら、其の侭洗濯しちゃって出てきた時には紙屑だったから」と安心させる様に微笑んで相手の頭を撫で。自分の間抜けさにも程があるけどと自分自身に呆れ。

((/あけましておめでとうございます!!
いえいえとんでもない!!とても楽しいです!!
此方こそ今年も宜しくお願いします!!
あ、はい!!ありがとうございます!!其方様も是非是非!!

んっ、美味しい!…ごちそーさま。(頬赤らめる相手を尻目にクリームの甘さに楽しげに述べてみせれば相手の方を見、悪戯成功と言わんばかりの笑みを浮かべて茶目っ気混じりに呟いて。自分の機嫌の悪い事を分かったであろう相手の撫でる心地よさに目細めては「…良かった。…何かあったら絶対俺に言ってよ?」と天然気味で何時どんな奴が狙っているとも分からない相手に不安混じりに問い掛けては少し顔を近づけ、相手の頬へと軽く口付けて。メモがないことにより誰だったかは特定出来ずじまいとなってしまったが随分前、と相手が言うのなら気にする程度に留めよう、と決めて)


( 楽しいのでしたら良かったです…!
了解いたしました! )

…仕返し。
(唇に手の甲を当て頬の熱が冷めるのを待てば偶には自分からも攻めてみようかと悪戯が成功した様な笑みを見せる相手の頬へ両手を伸ばしそっと触れれば顔を近付け口付けをして離れる間際にぺろりと相手の上唇を舐めてはしてやったりとばかりに何処か艶美にも見える表情でﾆﾔﾘと口角を上げ告げて。「分かってるよ。そんなに不安なら俺に首輪でも付けておく?」頬へ口付けられれば目尻を下げ穏やかな表情で大丈夫だと言う様に頷き、はっと思い付いた事を冗談っぽくに笑みを交え乍自分の首を指差し。


((/めちゃくちゃ楽しいです!
何時でも声を掛けて下さいね!