【凪玲】天才と御曹司【ﾌﾞﾙｰﾛｯｸ】

…男に可愛い言うなっつーの。俺は！玲王、恥ずかしい…とか恥じらってる可愛らしい凪誠士郎を想像してたんだけど！(息を整えながら大人しく撫で受けていたが降ってきた言葉にばっと勢い良く顔を上げ、びしっと指を差せば何もかもが初めてでどうしていいか分からない様子の相手を期待していたらしく突然文句を言い出して)

だって恥ずかしがるようなことじゃないじゃん。それに、俺そういうこと言うキャラじゃないし
（なんで自分が怒られているんだとでも言いたげに口をばってんの形にして。普段から相手に抱き着いたり、おんぶをしてもらったりしている関係なので、今更恥ずかしいなどという感情はなく、なんならもっと触れ合いたいと思っていて。）

…くっ、前言撤回だ。この慣れた感じも悪くねえ(自分とは違って顔色一つ変えず話す姿にぽかんと口を開け、ポーカーフェイスなところも一周回って良いと思い始めては片手で顔を押さえながら一人でぶつぶつと呟き、結局はどんな相手であろうと構わないと相変わらずの依存っぷりを見せて)

結局、どんな俺でも好きなんじゃん
（そう言ってはいるが、自分も相手のことを言える立場では無いなと思っていて。世話を焼いてくれるところももちろん好きだが、先程のように自身の胸板に預けてくれるのも好きで。）

当たり前だろ！(相手の言葉を聞いて腰に手を当てると胸を張りながら何故か此処は恥ずかしげもなく、上記を述べればにっと笑みを浮かべて。相手の母親の前ではしっかりと猫を被らないといけないので気持ちを切り替えれば行こうぜ、と部屋の扉を開いて)

(/あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します…！)

…まぁ、俺も人のこと言えないんだけどさ
（腰に手を当てて誇らしげに胸を張りながら当然だと言う貴女を見ると、自分も相手のことを言える立場ではないと言って。部屋の扉を開けて下に向かう相手の後ろを着いていき、うんと言いながら頷く。）


（／あけましておめでとうございます！こちらこそです、今年もよろしくお願いします！）

！…凪もどんな俺でも好きってことか？(背後から聞こえてきた言葉にぴたりと足を止め、目をキラキラと輝かせながら振り向くと食いつき気味に少し興奮した様子で尋ねて。一応下に相手の親も居るのでこの会話を聞かれないようにと自分なりに声量は抑えているようで)

うん、そうだよ
（目をキラキラと輝かせてどんな自分でも好きかと聞かれれば、否定することも出来ず素直にそうだと伝える。本当に今更だが、相手は自分のことが大好きなんだと実感していて。）

俺のこと大好きかよ！(肯定されれば更に嬉しそうに表情を明るくさせると若干照れもあるのか何時ものように相手の肩を組み、勢いに任せて頬に口付けるとほら行くぞ！と言って階段を降りると何か手伝えることありますか？と相手の母親に声をかけて)

はいはい…
（玲王の方が俺のこと好きじゃん…と内心突っ込み、頬に口付けをされるとぴく、と身体を揺らす。勢い任せでやったんだろうな…と思いながら相手の後に続き、母親の元へ行く。相手の質問に母親は「ふふっ、手伝いなんていいのに。御影くん達はお部屋でゆっくりしてて？」と微笑んでいて）

じゃあ…皿洗いとか片付けは手伝わせてもらってもいいですか？(相手の母親に部屋でゆっくりしていて、と言われるとこれは素直にお言葉に甘えるべきなのかだろうかと考えた後、それなら片付けは手伝わせてもらおうと思い笑顔で上記を述べて。微笑む姿を見て綺麗な人だな、と思いながら相手に顔を向けて似てるなと一人頷いており)

…えー、なんで俺も…めんどくさぁい
（今回は手伝ってもらうことにしようと思ったのか「そうね…うん、じゃあ片付けは手伝ってもらおうかな。誠士郎も手伝ってよ～？」と言い、自分の息子である自分にも火種が飛んできて、いつもの口癖を口にしながら相手に寄りかかる。

ありがとうございます！片付けは二人でやるんで任せてください！(自分も手伝うことになった相手は此方に寄りかかりながら何時もの口癖を溢したので苦笑いを浮かべ、上記を述べてからぺこりと頭を下げてはリビングを出て。相手の手を引きながら階段を上がると「お前なあ…片付けくらい頑張れ」と普段なら自分一人でしてもいいが母親が見ている以上それは良くなさそうで)

……玲王が可愛くお願いしてくれるならいいよ
（手伝うと言った相手に「ふふっ、お願いね。」と再び微笑みかけて。そして、手を引かれ片付けをしろと言われると長い間を置いて相手がお願いをしてくれるならやると言い出し）

…はあ！？185センチもある男に可愛くとか無理だから(部屋に着いて引いていた手を離すとまさかの条件にムリムリと笑いながら顔の前で手を振りきっぱりと断って。凪は可愛いんだけどなー、と頬を軽く突きながら思ったことを口にして)

え～…いいじゃん俺の方が高いんだから…。あ、じゃあ俺の事下の名前で呼んで。俺は玲王のこと下の名前で呼んでるのに、不平等
（頬を軽く突かれると、その腕をパシッと掴んで自身の方に引き寄せ、抱き留める。そして不満そうに呟いたあと、閃いたように自身のことをしたの名前で呼んで欲しいと要求して。）

そういう問題じゃねえの…下の名前で？凪は凪だろ！(相手の方が身長が高いとかそういう問題ではないと返し、突いていた腕を取られるとそのまま抱き留められては数回瞬きを繰り返して。下の名前で呼ぶよう要求されるが凪は凪だ、とよく分からないことを述べればにっと笑顔を見せて)

え～…何それ…じゃあ俺片付けしなーい
（相手にだらんと寄りかかり、肩に顎を乗せるようにすると、相手が下の名前で読んでくれないのなら片付けをしないということを言い出して。）

……………せ、誠士郎(自分の肩でだらけ始める姿を見てこれはマジのやつだ、と相手の母親のことも考えると此処は自分が勇気を出すしかないと思い、深呼吸してからぼそりと呟くように下の名前を呼んで)

ん…もっと
（呟くように自身の名前を呼ばれると、なんだか今までにない感じがして嬉しく、相手が少し恥ずかしがっているのも可愛いと思って、もっと呼んで欲しくなり）

…誠士郎、片付け一緒にやろう、な？(慣れない呼び方にプラスして此処まで求められると恥ずかしさが増すが自分自身も下の名前で呼びたい気持ちはあるので、頭を優しく撫でながらもう一度名前を呼んでは一緒に片付けをするように言ってみて)

……うん、やる
（下の名前で呼ばれると嬉しくなり、相手と一緒に片付けをやろうという意見にあっさりと賛同して。自身の頭を撫でている相手の手を擦り寄るように頭を押し付けて。）

…思ってた以上にお前のこと好きみたいでやべえよ、俺(自分が下の名前で呼んだだけであの面倒くさがりの相手があっさりと賛同したので嬉しさで口元が緩み、頭を撫でたまま天井を見上げれば何処か困ったように呟いて)

またその話？好きじゃなきゃこうやって頭撫でたり抱きしめたりしないんだから当たり前でしょ
（母親のところに行く前も同じような話の内容をしたのに、再び似たようなことを言い出す相手に自分の当たり前に思ったことを言って。）

だってさー…お前マジで玲王もういらな～いとか言って捨てんなよ(当たり前だと言う相手にそうだけど、と小さく呟いては僅かに唇を尖らせ、ポイされたらどうしようという不安は残るらしく撫でていた手をペシペシと軽く叩く感じに変えて)

捨てないよ、玲王のこと好きだもん。てゆうか、痛い…
（それに、自分は相手がいないともう部屋は散らかりっぱなしのままになってしまいだろうと思いながら相手のことをぎゅうぎゅうと抱き締めて。やはり叩かれたところは痛いのか不満げにぼそっとつぶやき。）

あ、悪ぃ(相手の口から好きだという言葉が聞けると嬉しそうに頬を緩めながらぎゅうぎゅうされ、痛いと呟きが聞こえれば無意識だったらしくすぐに手を止め謝って。青い監獄に戻ったらこんなイチャイチャ出来ないよなー、なんてふと一人で思っており)

……それに、捨てるのは玲王の方でしょ

（相手は御曹司で、跡継ぎも必要だろうという理由で男の自分と付き合っているということがバレれば別れさせられるということも考えており、捨てるのは自分からではなく相手だと言って。）

は？聞き捨てなんねえな、宝物のお前を俺が捨てるはずないだろ(何を思って言ったのか分からないが相手の言葉に眉間に皺を寄せるなり不機嫌そうな表情を浮かべ、頬を両手で挟み込み顔を近づけると目をしっかりと見つめながら強く言って)

…うん、わかった
（不機嫌そうな表情を浮かべながら自身の両頬を挟みしっかりと目を合わせて、自身のことを捨てないという相手になんだか安心感を覚えてしまい、相手の言葉を信じようと思って。いつもは頭を撫でてもらう側だが、今は撫でたい気分になって相手の頭を優しく撫でる。）

…なんか不安要素でもあんの？俺にできることなら全部取り除いてやりてえんだけど(一応は分かってもらえたようなので肩を竦め、普段とは逆で頭を撫でられると一瞬驚いた表情を浮かべるが思った以上に心地良かったらしく大人しく撫で受けて。先ほどの相手の言葉が自分の中で僅かに引っかかっているらしく優しい声色で上記を述べて)

ううん、大丈夫。玲王がいればなんでもいいし
（大人しく撫でを受けているのを見て、やめろよ！だとか、なにか言われると思っていたので少し拍子抜けをしてしまうが、なんだか新鮮で相手が可愛いため引き続き頭を撫でていて。優しい声で不安があるのかと聞かれ、否定をして首を振る。）

俺も！ぜってえ俺から離れんなよ！(相手の言葉にきゅんとしては自分も同じ気持ちだと嬉しそうに笑いながら伝え、頭を撫で続けられるとこちら側も悪くないな、と目を瞑ると大人しく撫で受けして。今は場所が場所なので明日は旅館で今より甘えられたらな…なんて考えていて)

うん
（大人しく撫でを受けているのを見て、玲王って甘えられたんだ…と少し失礼なことを思ってしまうが、案外頭を撫でるのは楽しく、毎回こんな気持ちなのかなと考えつつも、相手を寝かしつけるような手つきに変わり、背中を一定の速さで優しく叩くようにする。）

…それ、ちょっとやばい(相手に体を預けるように肩に額をくっつけると一定の速さで背中を優しく叩き始めたので段々と瞼が落ちてきてうとうとし、このままでは寝落ちてしまうと首を軽く横に振ればその叩き方は良くないと訴えて)

なんで？いいでしょ、寝ちゃいなよ。俺も寝たいし
（相手の訴えには耳を傾けず、背中を優しく叩くのをやめないで自分も相手の身体に寄りかかるようにすればいつもよりも眠そうな声音で伝える。自分の方が早く寝て、遅くに起きるため相手の寝顔はあまり見た事はなく、見てみたいなと思っていたところだったためチャンスだと思い。）

…逆だろ。俺が先に寝るなんてありえねえ、し…(背中を優しく叩く手は止まらず、更には此方に寄りかかってきたので先ほどよりも相手の体温が感じられ、普段から眠そうな声をしているのに今日は普段よりも増し増しの所為で段々と意識が遠のく中相手より先に寝たくないことを伝えて。結局あれから数分後にあまりの心地良さに完全に相手に体を預けた状態で小さく寝息を立てながら眠ってしまい)

……寝たし…
（自分に身体を預けて小さな寝息を立てながら寝ているのを見て、なんだか自分だけが独占できているような気がして嬉しくなり、せっかくだし写真撮ろうと思い机の上に置いていたスマホを手に取り、自分に寄りかかりながら安心しきっているような寝顔を見せている相手のことを五～六枚撮り。身体冷えたらダメだし…と考えてベッドの上にある薄めの毛布をかけてあげて。）

…お、いてく…な……(深い眠りについているようでシャッター音は全く耳に入ってこず写真を撮られていることに気づかず、気遣いでかけてくれた毛布にも気づかない状態ですやすや眠っており。暫くしてからんー…と少し唸りながら眉間に皺を寄せると相手の服をきゅっと握れば「置いていくな」と途切れ途切れに寝言を残し、嫌な夢を見ているのか目尻にはうっすらと涙が溜まっていて)

……置いていかないよ
（大人しく寝ているな、と思いながら優しくサラサラとしている相手の髪に触れるようにして頭を撫で続けて。それを暫く続けていると、んー…という相手の唸り声が聞こえ、先程までスマホに向けていた視線を相手に向ける。途切れ途切れに『置いていかないで』いう呟きが聞こえ、悪い夢でも見ているんだろうと無視をしようかと思ったが、よく見ると目尻に涙を貯めており、流石にこれは放っておけないなと判断し、上記の言葉を述べると目尻の涙を掬いとって）

………あ、なぎ、(目尻に溜まった涙を掬い上げられると薄っすらと瞼を上げるなり安堵の表情を見せ、そっと優しく相手の頬に触れると優しく撫でながら良かった、と小さく言葉を漏らして。そのまま首に腕を回し耳元に唇を寄せれば「愛してる」とかなり小さめの声量で呟くとぎゅうっと抱き着いて肩に顔を埋めて)

うん、俺も愛してるよ。ここに居るから
（相手が呟いた良かった、という言葉が胸に突っかかりながらも深く追求して相手の心を痛ませたら元も子もないと思い、あえて聞かないでおいて。この部屋には自分たち以外の誰もおらず、テレビも何もつけていないため『愛してる』という小さな呟きば簡単に聞こえて。その言葉に、これまでにないくらいの甘く優しい声で自分もだと返す。そして、安心させるかのように背中を撫でて、自分はここにいると伝えて。）

…おう(自分の好きと相手の好きはもしかしたら違う可能性があるかもしれないと心の何処かで思っていたらしく同じ言葉を甘く、優しく返してくれたことが嬉しく目頭が熱くなり、又ここに居るからと安心させる言葉もくれたのでこくこくと何度も頷いて。少しばかり体を離して相手の顔をじっと見つめると「キスしたいっつったら俺のことキス魔って思うか？」と確認して)

ううん、思わない。
（自分から少し離れて、質問をされるとそんなことないと否定して。ゆっくりと顔を近付けると、まずは唇に優しく短いキスを落とす。それから段々と頬、首、鎖骨などにキスをしていき。短いキスのため、キスマークはつかないが、ついたらどう思ってくれるだろうかと興味が湧き、服を着ていると見えないところにキスマークをつけてしまい。）

…っ、付けた？(自分の質問が否定で返ってくるとほっと何処か安心した様子を見せ、唇から次々と色々な場所にキスを落とされると擽ったそうにするものの嬉しそうに目を細めて。最後にぴりっとした僅かな痛みを感じたのでもしかして…と思い当たっているか分からないが上記を尋ねてみて)

うん、だって玲王が可愛いんだもん。いいでしょ？どうせ見るの俺だけなんだし
（悪びれる様子もなく、自分が好きだと白状し、相手が可愛いから仕方ないと謎の理屈で話し始めて。どうせなら、こんなに小さなキスマークだけでなく噛み跡もつけたいが、そんなことをしたら甘やかされている自分でも、さすがに怒られてしまうかと思っていて。）

（／返信遅れてしまい申し訳ございません…！背後が少し体調を崩しているため、これから少し返信の速度が遅くなってしまう場面が多々あると思いますが、引き続きお相手をさせていただけたらなと思っております。）

おま…当たり前のように可愛いって言うなよな(悪びれる様子は一切なく可愛いや自分しか見ないからいいでしょ、等と恥ずかしげもなく真顔でぽんぽん口にする相手に翻弄されっぱなしで。相手が印を付けたりするタイプだとは思わなかったので意外に感じるものの、自分への独占欲が多少なりともあるのだと実感できて口にはしないが正直嬉しい。襟元を掴んでぐっと鎖骨が見えるくらいまで下げると顔を背け頬を紅潮させながら「……見えねえとこだったらどんだけ付けてもいい」とぼそぼそと呟くように言って)


(/わ、それは大変です…！かしこまりました。ご自分のペースで構いませんのでお返事お待ちしておりますね。お大事になさってください。早く良くなりますように…；；)

…！うん、わかった。いっぱいつける
（鎖骨が見えるくらいまでに襟元を下に下ろし、顔を赤くしてどれだけつけてもいいと言われると犬が嬉しそうに耳をピンッと立てて喜ぶような反応を見せ、鎖骨や首元、胸上などに何回もキスを落とし、時折じゅっ、という音と共にキスマークを付けて。“ここ家だし、明日旅館行って二人っきりになったら我慢できないかもな”なんて思いつつ、煽ってきた玲王だし、俺悪くないよねと相手のせいにしようとしていて。）


（／玲王くんの背後様に感謝です、ありがとうございます…！）

…ん……ｯ(相手の反応がまるで犬のようである筈のない耳や尻尾が見えてはなぎわんこ、と思わず笑みを溢し、口付けを落とされる度にぴくっと小さく肩を震わせ、印を付けられるとつい声が漏れてしまうので慌てて口許に手の甲を当て出来るだけ声を抑えようとして。この甘い雰囲気に少し頭がぽーっとし始めるとチラつく相手の頸に視線を向けるなり指でなぞっては「色白いからキスマ付けたら目立つんだろうな…」と自分も付けたくなってきたのかそう呟いて)


(/いえいえ…！まだまだ寒い日が続きますので暖かくしてお過ごしくださいませ＾＾)

いいよ、玲王がつけたいなら見えるところでも
（自身の頸を指でなぞられ、キスをしていたのを止めると少し熱い視線を向けて相手にならつけられてもいいと思い、肯定の言葉を口にして。声が聞きたいのか口許を抑えている腕を優しく掴み、まだ誰にも噛まれたことがないであろう相手の首筋を見るとなんだか自分が初めてキスマークをつけた相手だと実感して優越感に浸り、見えないところにつけるつもりが、ギリギリ見えてしまうようなところにガリッと思い切り噛み付いて跡をつけてしまい。）


（／ありがとうございます…！玲王くんの背後様もお気をつけて！）

見えるところでもいいのかよ(往復するように頸をなぞっていると熱を帯びた瞳と目が合いどきりと心臓が跳ね、自分とは違って見える場所に印を付けても良いと言う相手にかなり驚いた様子を見せて。どうしようかと迷っている間に声を抑える為の腕を優しく掴まれると口許から手が離れてしまい動揺を見せ、マズい、と思ったところで突然首筋に鋭い痛みを感じ「ぁ、！ってえ……！…え、おま、噛んだ！？」と小さな悲鳴を上げ、何が起きたか一瞬分からなかったがすぐに思考が追いつくとまさかと思いながら尋ねて)


(/ありがとうございます…！気をつけますっﾉ)

うん、ダメだった？
（小さな悲鳴をあげて驚く相手に噛んだかと聞かれると嘘はついても仕方ないしと思い頷いて。眉をひそめてやや自分が上を向くようにして上目遣いになると、相手が弱いであろうきゅるんとした瞳で見つめて。こうすれば相手は許してくれるだろうと思ってその行動に移しているため、今の表情と考えていることは真逆で策士の何者でもなく。『じゃあ…玲王も俺の首とかに付けてよ、それならおあいこじゃん？』と自身の白い鎖骨や首元を顕にし、噛んでと言わんばかりに相手の口元に持っていき。）


（／それでは、これにて背後は失礼致します…！）

痛えし噛んじゃダメだ……ぅ…いい…(噛んだら駄目だったかと問われると当たり前だと強めに言おうと思ったが、自分の弱いきゅるんとした子犬のような瞳で見つめながら言われてしまえば顔を背けクソ…！可愛い！と唇を噛み締め、色んな意味で本当に相手には敵わないと肩を竦めてはあっさりと噛むことを許可してしまい。白い鎖骨や首元を顕にしてまるで噛めと言うかのように自分の口元へと近づく姿に思わずごくりと生唾を飲み込み。しかし宝物である相手を傷付けることはできず少し葛藤してから首元にちゅっと口付け、何処かぎこちなく舌を這わせると優しく吸い付き、ちゃんと見えないところに控えめに小さな印を残して)

え～…いいじゃん噛むくらい…。！…やった
（やはり相手は自分がいこのようにしてお願いすればほとんどのことは受け入れてくれるんだな、と思いながらいつか詐欺に引っかかりそうだからちゃんと見てよ…とこれからは相手の身の回りにも注意しようと庇護欲が湧いてきてしまい。相手の首筋に自分の歯の形がくっきりとついているのを見て、自分だけが独占できているような気がして気分が良く、ぎこちなく舌を這わせて見えないようなところに印を残す相手に変なところで控えめだな…と思いながらもつけてくれたことへの感謝の言葉を言うと、あたまをなでて。）

この噛み跡お前の母さんに見られたらどうすんだよ(噛むくらいいいじゃんってどんなだよと思いながらも敢えて口にはせず、印を付けたことに対しての礼の言葉を聞くと少し恥ずかしそうにこくりと一つ頷いてみせては大人しく撫で受けて。相手の付けた噛み跡が一体どれほどのものなのか気になり、近くにあったスマホの画面で確認してみるとくっきりと歯形が付いており、僅かに頬を染め唇を尖らせ、襟元を掴んでぐいぐいと上に引っ張りながらジト目で相手に目を向ければ上記を述べて)

え～、じゃあ俺のパーカー貸してあげるよ。それなら見えないと思うし
（スマホの画面で自身の噛んだ相手の首筋を見て頬を赤くして、見られないように襟元をあげれば自分の持っているパーカーなら大きいし、首は見えなくなるのではないかと思いつき、今動くのは面倒くさいのか相手にダラっと身体を預けているが、クローゼットの中にはそれが入っているだろう。）

マジ？助かる(自分のパーカーを貸すと言われるとそれなら噛み跡が隠せそうだと安堵するが、全く動く気配のない相手を見ればあ、今は面倒くさいんだなと理解し、今すぐにでなくても下に降りる時に着れば問題はないので何時ものように自分が相手の頭を撫でて。暫く無言でそれを続けていたが先ほどからずっと気になっていたことを今このタイミングで言おうと思い「なぁ、俺らって付き合ってるってことでいいんだよな？」と若干返事が怖いなと感じながらも勇気を出して尋ねてみて)

うん、付き合ってるんじゃないの？
（自分が今クローゼットを開けてパーカーを渡さないのを面倒くさいんだなと判断した相手になんでそんなに自分のことがわかふんだろう、と疑問に思いつつ、そんなことを考えても何も得は無いと考えすぐにそんな疑問は消し去り。相手から頭を撫でられていれば、頭上から付き合っているのかと質問が飛んできて、首を少し傾げながら、自分はすっかり付き合っている気分でいたため、そうでは無いのかと質問を質問で返すような形になり。）

だよな！(好きとは言ったけど付き合うとかめんどくさーい、ともしかしたらこう返ってくるかもしれないと思っていたので、質問を質問で返すような返事が返ってきたものの安心したのか表情を明るくさせ、こくこくと何度も頷きながら付き合っていると主張して。付き合っているのならばもう一つ気になることがあり、あー…と声を漏らしてから一度咳払いすると撫でていた手を止め、少し顔を近づければ部屋には二人だけだというのに小声で「…ち、ちなみに俺が彼氏？彼女？」と変なところが気になるらしくコソコソと尋ねて)

玲王が彼女でしょ
（どうやら自分の返した言葉は間違っていなかったのか、表情を明るくさせた相手を見て、好きじゃなかったらこんなに甘えてないのにな、と思いながら。そして、少し顔を近付けられ、ヒソヒソと内緒話のようにして尋ねてきた質問にはさぞ当たり前だろうとでも言うように即答を返す。普段甘えているのは自分の方だが、体格はこちらの方が大きいし、先程相手の耳などに刺激を与えた時に嫌な反応はしていなかったためそう思い。）

俺が彼女！？(普段からこれだけ甘やかしているのだから自分が彼氏だろうと思いながらも念の為にと確認をとったが、相手からは予想外の返事が即答で返ってきたので思わず声を上げてしまい、やべ、と小さく声を漏らしてはもう一度咳払いをして。突然腕を組んではうーん、と小さく唸りながら何かを考え始め、そもそも彼氏と彼女の違いはなんなのだろうと真面目に悩み、はっと何かに行き着くと目を泳がせながら顔を赤らめれば「……凪ってそういうよ、欲ってあんの…？」とかなり聞きづらいらしく徐々に声が小さくなっていって)

うん、そうだよ
（自分の回答が予想外だったのか、驚いて声を上げた後、一度咳払いをして小さく唸り始めたのをじっと見つめていれば、顔を赤くしながらそのような欲はあるのかと聞かれる。その問いにはほんの少しの間を置いた後、『…あるよ、俺だって男だし。』と平然とした様子で答えて。床に手を置き、身体と顔を相手にずいっと近付ければ、『玲王はするよりされる側だから、彼女だよ』と詳細までは言わず、意味深なことを相手に聞こえるくらいの声量で言い。）

…！(返事を聞いては食欲と睡眠欲とゲーム欲以外ないと思っていたので少々驚いており、身体と顔を此方に寄せられると突然のことに若干後ずさってしまい。続く言葉に一瞬どういう意味だ？と頭上に疑問符を浮かべるものの、段々と理解が追いついてくるとかぁぁぁとゆでダコのように一気に顔が真っ赤に染まり、ばっと勢い良く顔を背けてはかなり動揺しているらしく「つ、つーか…お前俺でそんな気持ちになんのかよ？」と男の自分にそんな感情を抱くのかシンプルな疑問をぶつけて)

なるよ。好きな人相手だったら性別関係ないでしょ
（自分の言葉の意味を理解すると茹でダコのように顔が真っ赤に染まっていくのを見るとその様子がなんだか可愛らしく見えてきて、衝動的に相手の頬を自分の慎重に見合った大きな手で撫でて。男の自分でそのような気持ちになるのかと聞かれると、ならない方がおかしいとでも言いたげに当然のように返答し。相手の頬の感触が気持ちいいのか、そのまま撫でたり突ついたりしていて。）

さ、さんきゅー(当然のように答える姿を見て嘘偽りがないこと等一目瞭然で、恥ずかしいながらも嬉しさの方が勝り何処か照れくさそうに後頭部を掻きながら礼の言葉を述べて。頬に触れられるとぴくっと小さく体を震わせ、そのまま大人しく撫でたり突いたりされるがままで、少ししてから自分も相手の頬に優しく手を添えればじっと愛おしそうに見つめ「俺のこと好きになってくれてありがと、誠士郎」とやはりまだまだ呼び慣れない為、名前を呼ぶ声が少し小さくなってしまいながらも感謝の気持ちはしっかりと伝えてはにかむような笑顔を見せて)

…うん。玲王好き
（相手からも頬に手を添えられ、玲王も触りたくなったのかなと思いながらじっと見つめていると、自分のことを下の名前で呼んではにかむような笑顔を浮かべる相手を見ると、愛が溢れて相手の頬を触っていた手を相手の首の後ろに回し、ぎゅうっと抱き締める。自分は元々相手のことを下の名前で呼んでいるため、呼び方を変えた時に胸が高鳴る…ということは出来ず、どうしたものかと考えて。）

あー…正直下の名前で呼ぶのまだ恥ずいから逆に反応しないでもらえると助かる(自分の首に腕を回しぎゅうっと抱き締められると数回瞬きを繰り返してから嬉しそうに表情を緩め、自分も相手の背中に腕を回せばそのまま優しく撫でて。なんとなくだが相手が今考えていることを感じとったのか、頬をぽりぽりと掻いては変に気を遣ってほしくないので上記を述べるとへらりとした笑みを浮かべて)

え～、だって俺の名前呼ぶ時の玲王の顔、可愛いんだもん
（頬をポリポリと掻き、へらりとした笑みを浮かべ自分の下の名前を呼んだら反応しないで欲しいと言う相手にすぐさま否定の言葉をかけ。自分の唯一大好きな人が普段読んでくれない下の名前で呼んだのに反応しないなんてことは出来ないし、相手が名前を呼ぶ時の表情は大体照れたような顔をしているため、尚更反応をしない訳には行かないと考えていて。）

だ…から男に可愛いとか言うなっつーの(自分の反応を楽しんでるような発言にこれは早く下の名前に慣れないとと思い、また自分のことをさらりと可愛いと言う相手に言葉を詰まらせながら上記を述べて。自分ばかり翻弄されているのでこのポーカーフェイスをどうにかして崩したくなり、ふぅと一息吐いてからヨシと小さく言葉を漏らすと今度はこちらが顔をぐいっと近づければ「凪、ちょっとべーしてみ」と舌を出すように促して)

男じゃなくて、玲王だから言ってるの
（男に可愛いなんて言うなと言われると、男だから言っているのではなく、相手が本当に可愛いから言っているんだと少し否定気味に答えて。相手から顔をぐいっと近付けられ、急にどうしたんだと思いながら相手の言われた通りに舌を少しだけ出し。相手が何をするのか気になり、ほんの少し楽しみで首を傾げながら相手の方を見つめて。）

お、おう…(自分だから可愛いと言っていると否定気味に言われると揶揄っていないことがよく分かり、逆に照れくさくなってしまったので余計なことを言わなければ良かったと後悔していて。言われた通りに少し舌を出し首を傾げる姿が可愛らしく大型犬に見えてくるが口には出さず。ごくりと生唾を飲み込んでから相手の肩に手をかけるとゆっくりと顔を近づけ自分も少しだけ舌を出し、そのまま相手の舌先に自分の舌先をちょんと当てればどうだ…！と一旦反応を伺ってみて)

…これで終わりなの？
（自分の出した舌と相手の舌先がちょんと当たると、何となくこうなることは予想出来ていたため顔を赤らめたり照れたりはしないが、本当にこんな大胆なことするんだ…と少し驚きながらも、相手にちょっかいをかけるついででこんなもので終わりなのかと問う。そして、『俺、もっと深いのして欲しいんだけど。』と相手からすれば難しいことなのに簡単なことのように言い、逃げられないようにと相手を自身の膝の上に乗せ、目が合うように抱き締めることはせず相手の背中に手を回し。）

な…！おま、ちょっとくらい表情変えろよ！(これでも顔色一つ変えない相手になんなんだコイツと悔しがっており、更には煽るような発言に口許を引き攣らせて。もっと大胆になる必要があるのか…と頭を悩ませていると気づけば相手の膝の上にいて、至近距離で、しっかりと目が合っている状態で深いものを求められるとみるみる内に簡単に顔が赤に染まってしまい。煽られて、求められて、これはいくしかない御影玲王！と自分自身に言い聞かせると再び肩に手を置き「そんなにしてえんならしてやるよ」と呟いてからねっとりと相手の唇を舐めてから自分の唇と重ね合わせて)

ん…
（相手のしたことに自身がなんの反応も示さず、それどころか煽るようなことを言った為、相手のやる気に火がついたのか自身の肩に手を置き、相手の舌が自分の唇に当たるのを感じ、相手と唇がくっついたタイミングでゆっくりと相手の口内に舌を侵入させていく。その最中になにかもっと恋人のようなことをしたいなと思い、相手の手と自分の手を重ね、優しい手つきで指を絡めていきそのまま恋人繋ぎをする。侵入させた舌は相手の舌をゆっくりと絡めていき、反対の手では相手の後頭部に手を添えるようにしていて。）

ん…！(次は舌入れて…と自分のペースで進めようと思っていた矢先に相手の舌が先に侵入してきたのでびくっと大きく体を震わせ、予想外の出来事にこの先のことが何も考えられなくなり目がぐるぐると回って。そんな時に手を重ね、指を絡め、恋人繋ぎをする相手の手つきがとても優しく少し冷静さを取り戻し、きゅっと気持ちに応えるかのように手を握り返して。相手の一つ一つの優しい行動にこんなにも好いてくれて大切にしてくれているんだと感じると出来る限り自分も応えたくなり、自らも積極的に舌を絡ませると気持ち良くて目がトロンとしてきて)

んん…
（相手からきゅ、と手を握られると慣れないなりに頑張ってくれているんだなと伝わってきて。先程まで自分から舌を絡めていたが、相手からも舌を絡められると相手の熱をより感じて今どんな表情をしているのかが気になり、薄目で相手の表情を確認すると目が蕩けており、それを見ると今にも襲いたい気持ちが腹の底から湧き上がるが、そんなことをすれば怖がられるだろうと思いそれはやめて。何より下の階にいる母親にバレれば、どう顔向けすればいいのかが分からなくなってしまうだろうと考え、そのまま相手と舌を絡め、相手の息が苦しくなってきたタイミングで角度を変え、酸素を取り込めるようにして。）

…ふ…ぅ……ｯ(息が苦しくなってくると生理的な涙を目尻に浮かばせれば無意識のうちに握っている手に力が入り、自分のことを気遣ってくれたのか角度を変えられたことで息継ぎができ酸素を取り込むことができて。自分はこんなにも一杯一杯なのにも関わらず、相手はこちらを気遣えるほど余裕があることにここでも少しばかり悔しさを感じるものの、それよりも相手の熱を感じられることが何より幸せで握り合っていた手をゆっくりと離し、両手を相手の首の後ろに回すともっと、と言わんばかりに再び舌を絡ませて)

ん……っ、
（息が苦しくなると目尻に涙を貯める握っている手に力が入る相手にわかりやすいな、と思いながら同時にもっと自分によって追い詰められている相手を見てみたいとも思ってしまうが、今は自分よりも余裕のない相手の緊張を解くことを優先して。握っていた手が離され、自分の首の後ろに回されるとその姿が自分のことを求めているようにしか見えず、こちらから舌を絡めても後ろに倒れないようにと相手の背中に腕を回して。相手からも舌を絡ませられれば、もっとしてもいいのかなと思いながら、いつもは自分がされる側だが、相手の頭を優しく撫でて。）

…んン……ｯｯ(頭もぼーっとしてきたこともあり段々と羞恥心がなくなってきて、無我夢中になって舌を絡ませながら深い口付けを何度も交わして。暫くして銀色の糸を引かせながら唇を離し途中でぷつりと切れ、頬を紅潮させ瞳を潤ませながら相手の瞳をじっと見つめては「…せ、しろ、すき……だいすき……」と息が上がってる為、途切れ途切れになりながらも本当に相手のことが好きだと気持ちを伝え、ぎゅうっと再び首に腕を回すとすりすりしながら息を整えていて)

うん、俺も大好き。…この続き、明日二人っきりでしよっか
（深い口付けを何度も交わしていると、銀色の糸がつぅっと引きながらぷつりと切れて互いの唇をゆっくりと離していき。瞳を潤ませながら自分のことを下の名前で呼び、好きだと言ってくる相手の頭を優しく撫でて自分もだと伝え、先程の蕩けるようなキスではなく、触れるだけのキスを相手の頬に軽く落とし。翌日旅館に行くことを思い出すと、旅館の部屋ならば本当に二人きりになれるだろうしと考え深いキスの続きをしようと誘って。）

……今は…？(相手の匂いを鼻いっぱいに吸い込みながら離れたくないと言わんばかりにぎゅうっと先ほどよりも密着し、この続きを明日二人きりでしようかと誘いの言葉が耳に入ってくる。少し体を離しては熱った顔のままじーっと相手の顔を凝視し、頭はぼーっとしていてほぼ理性を失っていることもあり普段の冷静さは何処にもなく、下には相手の母親が居るというのに明日ではなく今ではないのかと小首を傾げながら小さくぽつりと呟くように尋ねて)

今したら明日の楽しみなくなっちゃうでしょ。だから今は我慢
（先程よりも密着して離れられないようにされると、普段見られない姿が次々と見ることが出来て気分が良く、いつもはあるはずの眠気が今は全くなく。明日二人でしようという提案に相手が小首を傾げて何故今じゃないのかと聞かれれば、一瞬下に母親がいることを伝えようとするが、火照った相手の顔を見れば理性が飛んでしまっているんだなと読み取ることが出来、まるで子供をあやすかのように優しい口調で説得して。もっともっと自分を求めるようにさせたいという想いから、「玲王、舌べって出して。さっきの深いのしよ」と素直にキスがしたいと伝えて。）

……なるほど、(相手の言葉に納得、と言わんばかりにこくりと一つ首を縦に振り、それなら明日まで我慢するかぁと受け入れて。まだまだ回らない頭でぼーっと相手の顔を眺めていると舌を出すようにと再び深い口付けを求められ、これ以上したら酸欠になってしまうのでは？と思いながらも気持ち良いことには変わりはなく、何より相手が自分を求めてくれていることが嬉しく「しょうがねえな～でもなぎのこと大好きだしな～」とふわふわとした口調で話しながらふにゃりと笑ってはべっと素直に舌を差し出して)

ん、ありがとう
（自分が相手に舌を出すことを求めると、ふわふわとした口調でさりげなく自分のことが好きと言い、素直に舌を出す相手を見ると、その姿が自分だけしか見たことがないという優越感に浸りながら感謝の言葉をかけて。その相手の出した舌にゆっくりと自分の舌を這わせていき、相手の口内に侵入すると激しく貪るような口付けではなく、ねっとりとした甘い口付けをして。）

んぁ……(自分の舌に相手の舌を這わせられるとぞくぞくして思わず声が漏れてしまい。普段の自分ならこんな声が出てしまったら顔を真っ赤にさせ口許を両手で覆うところだが、今は理性等ほとんどない状態なので全く気にしておらず、それどころか甘い口付けに足りないと言わんばかりに自ら相手の舌を絡めとり、部屋に水音を響かせながら口端からはどちらのものか分からない唾液が垂れていて)

ん、…っ
（自分の舌を相手の舌に這わせたタイミングで声を漏らした相手の声がもっと聞きたくて、次からは先程のような口付けの始めた方をしようと学習していて。自分のしている甘い口付けが気に入らなかったのか、相手から舌を絡めてくると積極的だなと思いながら、積極的でも消極的でもどっちでも玲王は可愛いからいっかと相手の舌の温かさを感じていて。部屋に響く水音を聞くと、この時に母親が来たらまずいなと思いながらも一度始めてしまった以上もっと相手と触れ合いたいと言う欲が出てきてしまいやめることができず、相手の口端からどちらのものか分からない唾液が垂れているのが分かれば、その姿も普段見られないものなのでそのままでいっかと思い、口付けを続行し。）

…はｯ……ん…も、むりぃ…(あれから何度も角度を変えて無我夢中で深い口付けを繰り返していたが限界が近づいてきたらしく、リップ音を立て唇を離すと肩で必死に息をしながら唾液でベトベトになった口周りを手の甲で拭い、これ以上はできないと真っ赤な顔のまま首を横に振り上記を述べて。思った以上に唾液だらけだったので少し先にあるティッシュが欲しいと腰を上げるも力が入らずそのまま派手に転倒し、しかしそのおかげで若干理性が戻ってきたらしく「…だっせ」とぽつりと小さく呟いて)

大丈夫？玲王
（もう無理だと言い唇を離されるともっとしたかったのになななんて思いながら、真っ赤な顔をした相手を見るとそんなことはどうでも良くなってしまって。相手が腰を上げてどこかに行こうとしたのを見ていれば、次は派手に転倒して。頭がぼーっとしてたのかなと考えながら、大丈夫かと声をかけ。ふと相手の口から呟く言葉が聞こえれば、『……ダサくないよ。可愛い』と転倒した相手の脇に手を入れて、そのまま起き上がらせると座ったままこちらに相手の体を移動させ、バックハグの体勢になりそう言って。）

さんきゅ…だ、から男に可愛い……って俺だから可愛いんだっけか…(自分で起き上がろうとする前に相手の手が脇の下に入り、目を真ん丸くして驚いている内にあっという間に起き上がらせられて。座ったままの状態で後ろから抱き締められると少し恥ずかしそうにしながらも小さく礼の言葉を述べて、転倒したことに対してダサくないとフォローすると同時にまた可愛いと言う相手に否定の言葉で返そうとするが、相手は自分だから可愛いと言っていることが先ほど分かったので再び頬を染め、唇を尖らせながらぼそぼと呟くように言葉を漏らして)

うん、玲王は可愛いよ
（自分の可愛いという言葉に否定をしようとするが、先程話した内容を思い出して、相手だからこそ可愛いんだと理解したのかぼそぼそと呟く相手を見て肯定しながら、相手を後ろから抱きしめている為首筋が無防備に晒されており、何を思ったのかその首筋に鼻をちかづけて匂いを嗅ぎ。それは好きな人の匂いだからなのか、ただ純粋にいい香りなのかは分からないが、『玲王の匂い、好き。』と相手のことを抱きしめながら呟き。）

あ、そ…(改めて可愛いと言われこの事に対してありがとうと言うのは自分で可愛いと認めていることになりそうなので軽く流すような感じになって。相手は背後に居るので今何をしているのか全く分からず、突然首筋に鼻を近づけ匂いを嗅がれると吃驚したのか僅かに体を跳ねさせ、自分を抱き締めながら匂いが好きだと言われれば不覚にもきゅんとしてしまい。相手の腕を軽く掴んで後ろを振り向くと「俺も！凪の匂い落ち着くしすげえ好き。っつーか俺はお前の全部が好きだけどな？」とにっと笑いながらマウントを取る発言をして)

んー…
（先程までは深い口付けを何度も交わして頭が回らなくなるほど蕩けてしまっていたのに、今はにっと笑い自分のことが好きだと言う相手に、面白くないな…と感じながら相手の肩に顎を乗せて返事をする。もしかしたら、自分が相手になにかされて無反応だったのが嫌だった理由は自分が今感じているこの感情かと理解し、やはり好きな相手には恥ずかしがったり慣れていない表情を浮かべて欲しいものなのかと思っていて。そういえば、相手は耳が弱かったなと思い出すと、今なら自分が後ろにいるし抵抗できないだろうと考えふぅっと相手の耳に息を吹き掛け。）

にしても凪がそんなに俺のこと好きだったとは……ひゃ！な、にすんだよ！(相手が少し前の自分と同じ感情を抱いているとは全く思っておらず。自分ばかり相手のことを好いていると思っていたので相手の言動で多少自信がついたらしく、腕を組んでは好きや愛してると言われたことを一つ一つ嬉しそうに思い出しているところで突然耳に息を吹きかけられ、普段より高めの声が漏れれば慌てて口許を両手で覆い。恥ずかしそうに頬を赤らめながら振り向くと軽く睨み、また同じことをされないようにと口許の手を両耳に移動させ耳を隠して)

うん、好きだよ。…耳、隠さないで。いっぱい好きって言ってあげられない
（あたかも自分が相手のことをなんとも思っていなかったとでも言うような口振りで話す相手を見ると、当然のように好きだと口にして。自分が相手の耳に息を吹き掛けると、普段より高い声で反応を示し、恥ずかしそうに此方を軽く睨んでくる相手が可愛くてもっと虐めたくなってしまい。耳を塞がれては何も出来ないため、これを理由にすれば相手は揺らいでくれるであろう言葉を投げかけて。）

凪…(さらりと好きだと、いっぱい好きと言えないと言われるときゅんとするが恥ずかしげもなくこんなにも簡単に言われてしまうと言い慣れているのでは、と逆に心配にもなってしまい、自分と出会う前はどんな恋愛をしてきたのだろうか…なんて気になっていて。もしかして青い監獄の中で既に複数の人間と関係を持っているのでは？ととんでもなく失礼な勘違いをし、勝手にショッを受ければ俺はこんなにもお前のことが好きなのに心の中で訴えるとメンヘラが発動しそうになっており、すっと耳から手を離してはどうすれば相手を一生繋ぎ止めておけるか顎に手を添え真剣に考え始めて)

…玲王？
（苗字で呼ばれると、誠士郎って呼んで欲しいのになと思いそれを口に出そうとするが、耳から手を離し、その手を顎に添えて何か考え事をしているような雰囲気の為、首を傾げながら相手の名前を呼び。自分とせっかく一緒にいるのに考え事なんてする相手に少し気に食わないなと感じており、それを表情に出すことはしないが相手のことを抱きしめる力を苦しくない程度に強くして。その考え事の内容が自分に関わっていることは露知らず、それに加えて自分が手馴れているような素振りを見せたことで不安に思っているなんてことは知らずに。）

……潔。千切…いや、意外に馬狼か？もしかして全員…？(相手に名前を呼ばれても少し強めに抱き締められても完全に自分の世界に入ってしまっていて全く反応を見せず、相手と関係を持っている可能性のある人物の名前を一人一人ぽつりぽつりと挙げていっては俺の凪を誘惑しやがって…と迷惑な勘違いを続けながら唇を強く噛み締めて。しかしこんな状態でも相手を甘やかすことは体が覚えているのか、これだけ集中していてもすっと腕を上げればよしよしと相手の頭はしっかりと撫でていて)

ねぇ、玲王ってば
（青い監獄の中の人物の名前を一人一人挙げられると、今は関係ないのになんでその人たちが出てくるんだと思いながら、完全に自分の世界の中に入ってしまっている相手の名前を再び呼び。相手が自分のことを見てくれないといつも面倒くさいと言っている立場なのにこんなにも面倒な奴になってしまうんだなと、なんだか不思議な気持ちで。ただ、完全に自身の世界に意識がいってしまっているのに自分の頭を撫でてくれることは嬉しく、そうされると心地よく感じてしまい、相手の名前を呼ぶことはやめて。）

…俺にしとけ！俺って顔は良いし頭も良いし金だってある！こんな優良物件ないって(少し集中力が切れたのかようやく相手の自分を呼ぶ声が耳に入ってきてはっと我に帰り、くるっと体を回転させ相手と向き合うような形になると両肩を掴んでは突然自分のことをベタ褒めし始め、青い監獄の中ではもちろん世の中のハイスペックな人間達にも負けていないと主張して。と、こんな風に自画自賛していたかと思えば相手の首に腕を回しぎゅっと優しく抱き締めると「俺は凪じゃねえと駄目なんだよ…」と弱々しく呟くように言葉を漏らして)

……え～、でも俺には玲王以外っていう選択肢もあるし～
（自分が相手の名前を呼んで集中力が切れたのか、自分だけの世界から抜け出してきて急に自分自身のことをべた褒めし、俺にしとけと言われると先程までの行動と辻褄があい、自分が他の人と関係を持っていないか心配になったんだと察して。自身の首に腕を回され、弱々しく呟かれると、他の人と関係を持っているのではないかと疑われたことに少し怒っているのか意地悪をしようと思い、上記のことを述べて。勿論相手以外と関係を持つことは生涯有り得ないことだが、少し痛い目を見てもらわなければ気が済まないと思って。）

！……酷えよ凪。俺はお前だけだっつってんのに…(相手の口から今一番聞きたくない言葉が耳に入ってくると両肩から手を離し、その手を自分の額に当てれば悲しそうに呟いて。意地悪されているとは知るはずもなく暫く落ち込んだ後、自分だけがこんな気持ちになるのは不公平だと思い、こうなったら適当な嘘でも吐いて自分を選ばないと後悔することになると分からせようと深呼吸してから相手に目を向けると「ま、凪が俺のこと選ばねえなら諦める。俺も何人かに言い寄られてるしそっちにするわ」と余裕ぶった様子で言ってみてはちらりと反応を伺って)

…ふーん、俺以外で満たされるといいね
（完璧な相手が自分のことでこんなに想っていたということが嬉しく、嘘だよと言って抱き締めようとしたが、深呼吸をした後に余裕そうな様子で自分が相手を選ばないのなら他の人のところに行くと聞けば、胸がキュッと締め付けられて、「今俺悲しいんだ」と実感して。こんなことになるならあんなこと言わなきゃ良かったなと思いながら、上記の言葉を告げ、先程相手につけた噛み跡を隠すために服を貸すと言っていたのを思い出して相手から離れ、立ち上がってクローゼットに近付き。だが、クローゼットはドアの横にあるため、この部屋から出ていこうとしていると捉えられてもおかしくない様子で。）

嘘！嘘だから凪！お前は違っても俺はまじでお前しかいねえんだって…！(自分の想像していた反応でも言葉でもなかったのでアレ？と目を真ん丸くさせ、そのまま自分から離れて扉に向かう姿を見ると一気に顔が青ざめ、慌てて立ち上がっては相手の後を追いそのまま背中に抱き着いて。まさかクローゼットから先ほどお願いしていたパーカーを出す為だとは思わず、ぎゅうっと腕に力を込めて必死に嘘だと伝えるとごめんと何度も謝り、そうしている内に段々と涙が込み上げてきて体も僅かに震えてしまって)

うん、俺も玲王だけだよ。…どうしたの？
（自分が立ち上がり、少しだけ歩くと相手が思い切り背中から抱きついてきて。咄嗟のことで少しだけふらついてしまうが、スポーツをしているため転ぶとまでは行かず。焦った様子で今までのことは嘘だったと言い、何度も何度も謝ってくる相手に違和感を覚え、どうしたんだと問い。勿論相手が嘘をついているということには気がついていた為、相手の様子に少し戸惑って。とりあえず落ち着かせようと考え、後ろを向き正面から抱き締め、優しく頭を撫でて。

…お前が出て行こうとするからだろ(こちらに体を向けて正面から抱き締められるとすぐに背中に手を回し、どうしたのかと尋ねられると自分を置いて部屋から出て行こうとしたことを指摘して。自分と同じく玲王だけだよ、と言われても何処から何処までが本当か嘘か分からず、申し訳ないと思いつつもイマイチ信用できず首を横に振り、ぎゅうっと更に密着すれば弱々しく不安そうに「俺なんか飽きたらポイするつもりなんだろ…本当なら安心させてくれよ」と顔を見せないようにしながら話し続けて)

出ていこうとなんかしてないよ、玲王置いてどっか行くわけないじゃん。玲王が噛み跡隠したいって言ってたから、クローゼットからパーカー出そうとしただけ
（自分が相手のことを抱きしめるとすぐに背中に手を回す相手に、自分が部屋を出ていこうとしたと指摘され、そんなつもりは更々無く、なぜそんな風に勘違いしたんだろうと思うとクローゼットとドアが並んでいることを思い出し、きっとそれが原因だなと考えて。このまま勘違いをされたままでは困るので、本当のことを話し、相手のことを置いて部屋から出ていくなんてするわけが無いと言って。不安そうに自分の言葉が本当なら安心させろと言われ、どうしたものかと悩み。ふと相手が何も考えていない時はいつだろうと考えると、深い口付けを交わした後だと思い、相手の腰を抱き寄せると顎を掬い、上を向かせるとキスをして。）

………ん！(部屋を出て行こうとしていないと理由を聞かされると問題の扉と横に並んでいるクローゼットを交互に見て、暫く沈黙が流れてから自分の勘違いだと理解すると段々と顔を赤く染め上げ何も言えずにいて。一人で勝手に勘違いして、一人で勝手に暴走して恥ずかしすぎると、複数の人間と関係を持っている件も勘違いだったら…と頭を抱えそうになり、取り敢えず謝ろうと顔を上げようと思ったところで相手に腰を抱き寄せられ、顎を掬い上を向かせられるとキスをされたので驚いたように目を見開いて)

…でもまぁ、玲王が俺の事どれくらい好きなのか知れたからいいんだけどね。不安になるほど、俺の事好きなんでしょ？
（額や頬、唇、首などに軽いキスを落とし、相手の肌から唇を離すと相手が勘違いしていたことを自覚したのが分かり、相手が自身のことをどのくらい想っていたかということを知れたのでいいかと思っており、想っていなかったら自分と関わっている人の名前を一人一人挙げたり早とちりをして涙を浮かべたりすることは無いだろうと考えて。こつん、と互いの額をくっつけると相手の目を見つめて上記の言葉を延べ。）

…好き、すげえ好き(様々なところに唇を落とされるとその度に小さく体が反応してしまい、額をくっつけ見つめられながら問いかけられるとこくりと頷き、相手のことが本当に大好きだとしっかり気持ちを伝えて。取り敢えず謝罪の言葉はかけたくて相手の瞳を見つめ返しながら「勝手に色々思いこんじまってごめん。凪のことはちゃんと信用してるから」と強く言ってから相手の頬に手を添え優しく撫でてはこちらからもちゅっと唇に軽めのキスをしはにかんだ笑顔を見せて)

うん、俺も
（自分のことが本当に好きだと伝えられると、これまた顔色ひとつ変えず自分も好きだと返答して。こういうところが不安にさせるのかな、なんて思いつつ、わざと表情を変えるということが出来るほど器用では無いため、どうしたものかと悩んでいて。そう悩んでいる時に相手が謝罪の言葉を言い、自身の頬に手を添え唇に軽くキスを落とされると、先程の悩みなど吹っ飛んでしまい、頬に添えられた相手の手に擦り寄るようにして。）

っし、立ったついでにパーカー貸してくれ！(自分が要らぬ心配をしたせいで相手が表情について悩んでしまったことを知ることもなくその問題は終わってしまい、添えた手に擦り寄る相手の頬を愛おしそうに優しく撫でてからそっと手を離すと何時もの調子に戻り、先ほど貸してくれる予定だったパーカーを貸してと頼んで。相手から離れるとその間に今日の寝る用意や明日の準備をしてしまおうと思い、持ってきた鞄やらを開けると手際良く進めていって)

はーい…
（優しく頬を撫でられると、もうずっとこのままがいいななんて思いつつ、そんな訳にはいかず、相手が頬から手を離しいつもの様子に戻るとパーカーを貸してほしいと頼まれ。別に噛み跡が見えててもいいのになと思いながら少し不満そうに返事をすると、クローゼットの扉を開けて自分がいつも来ている白色のパーカーを適当に引っ張り出すと、『玲王、これ』と言って自分から離れた相手の名前を呼び手渡して。）

お、さんきゅー(全て用意が終わると満足そうにうんうんと頷き、タイミング良く名前を呼ばれると出してもらったパーカーを受け取りに行き礼を述べて。早速今着ている上の服を脱いで借りたパーカーを着れば「どうよ、俺なんでも似合うだろ？」とえっへんと言わんばかりに両手に腰を当てながらまた自画自賛して。これでちゃんと噛み跡隠れてるかな？と一応ちゃんと確認しておこうと鏡で首元を確認し、なんとか隠れているので安心したように息を吐いて)

うん、似合ってる。可愛い
（自分の服を着ながら両手を腰に当てて自画自賛をする姿がなんとも愛おしく、似合っていると肯定して。離れていたくないのか、クローゼットから離れカーペットの引いてある床に座るとその隣をポンポンと叩いてこっちに来て欲しいとでも言いたげで。相手からは可愛いと言うなとよく言われるが、行動で示すことは動くことが面倒くさいため、好きな人のことは褒めてあげたい性分で。）

！……カッコいいって言えよな(また可愛いと言われるとまだ全然慣れないらしく恥ずかしそうに唇を尖らせながら上記を述べて。自分の隣をポンポンと叩いている姿を見てはこれは隣に来いってことだよな、とすぐに理解すると小さく頷いてから相手の下に歩み寄り、静かに隣に腰を下ろせばパーカーからふわりと僅かに相手の匂いが香り「凪の匂いする。すげえ落ち着く…」と目を閉じるとそのまま相手に体を預け完全にリラックスモードに入っていて)

え～…
（唇を尖らせながらカッコイイと言って欲しいのか言葉を零す相手に、それもまた可愛いと思ってしまい、自分は重症だなと感じており、でも好きな人なんだからしょうがないかと諦めていて。自分の隣に来て欲しいということを理解した相手が隣に座り、リラックスしているのか目をつぶり体を預けている姿を見ると、相手から自分の匂いがするのは不思議だなと思っており、先程不安にさせた分安心させたいという気持ちから頭を撫で始めて。）

不安にさせてごめんってか？(え～じゃねえよ、と内心ツッコミながらも口にすることはなく。自分の頭を撫で始める様子に先ほどの件を気にしているのかな、となんとなくその手から感情が伝わってくると目を閉じたまま少し口角を上げれば何処か意地悪っぽく上記を述べて。このパーカーを着ていると相手に抱き締められているような気がして安心できるので、お気に入りでなければこのまま貰ってしまって新しいパーカーを買ってあげるか頭の中で考えていて)


(/背後失礼します…！メンヘラ発動させる前に聞こうと思ってて出遅れてしまったのですが、玲王くんメンヘラ抑えめの方が良かったりしますかね？あとうちの玲王くん若干頼りない初々しい感じなのでハイスペック玲王くんが良かったりしたらおっしゃってくださいorz またこの後の展開ですが夜に持っていってしまって大丈夫でしょうか…？長々すみません；；)

…ううん、玲王が甘えてきたから撫でたくなっただけだよ
（頭を撫でただけなのに、なんで自分の思っていることが伝わってしまうんだろうと思いながら、そうだと肯定したらなんだか心を見透かされているような気がした為、敢えて嘘をつき。勿論、不安にさせて申し訳ないという気持ちもあるが、相手から甘えてくることは多くある訳では無いため、それを堪能したいという気持ちから頭を撫でたと言っても嘘にはならないだろうと考えて。）

（／お答えするのを忘れていて申し訳ございません…！いえいえ、玲王くんのメンヘラは抑えなくても構いませんよ。逆にもっとメンヘラを発動してくれた方が嬉しいくらいです…！こちらの凪くんが手馴れている感じですので、玲王くんはハイスペックよりも初々しい雰囲気の方が良いかなと考えていましたので、今のままで大丈夫です。この後の展開は夜に持って行ってもらって構いませんよ。）

はー…凪の家居心地良すぎて羨ましいわ。あ、今日は寝る前にゲームしちゃダメだからな？(あれから相手の母親に噛み跡がバレることなく食事も片付けも風呂も済ませて再び相手の部屋で一息吐いていて、家ってこんなにも落ち着くものなんだなと自分の両親と比べているのか素直に羨ましいと言葉を漏らして。明日は早起きなので朝が弱い相手をさっさと寝させないといけないという使命があり、テーブルの上に置いてある寝つきが悪くなる原因の一つのスマホを指差しながら注意して)


(/本当ですか…！では遠慮なくメンヘラで初々しい玲王くんでいかせていただきます！手慣れている凪くんドストライクすぎて本当にありがとうございます…！ お言葉に甘えまして夜に話を飛ばさせてもらいました＾＾)

そう？普通の家でしょ。え～…。じゃあ玲王、約束通り俺の抱き枕になってね
（相手は御曹司出し、そりゃ相手の方の実家と自分の方の実家とでは訳が違うかと思いながら、ここの家は少し親が放任主義なだけで普通の家だと言って。寝る前にゲームをしてはいけないと言われると不満そうに言葉を漏らすが、昨日約束したことを話題にだし、ゲームが出来ないのであらば早く寝たいのかベッドに寝転び、おいでというように両手を広げて。）

（／ありがとうございます、よろしくお願い致します…！そうなんですね、それなら良かったです！引き続き、御相手よろしくお願い致します。）

はいはい(普通の家だと言う相手に自分の親を思い浮かべてから結局は普通が一番なんだよな、と思いながらも口にはせず苦笑いを浮かべて。相手の言葉を聞いてそういえばそんな約束をしていたなと思い出し、先にベッドに寝転んではおいでと言うように手を広げて待つ相手の下に軽く返事をしながら向かい。相手の隣に横になり腕の中に入り込むと前の時は付き合ってない状態でのことだったが、今では恋人同士になったこともありやはり少しは意識してしまっていて)


(/こちらこそよろしくお願い致します…！何かあれば遠慮なくおっしゃってください！/蹴り可)

おやすみ、玲王
（相手が自分の腕の中に入り込むと包み込むようにして相手の背中に腕を回し。相手には明日自分を起こしてもらわなければいけないし、明日もたくさん甘やかしてもらう予定のためしっかり眠ってもらわなければいけないなと思い、確かこうしたら相手は自分の前で大人しく眠ったなと思い出し、相手の背中に回した手でテンポよくトン、トン、と優しく背中を叩いて。自分はいつどんな時でも眠れる為、自分が寝ることは後にして、相手に寝てもらおうと考えていて。）

ん…おやすみ、誠士郎(相手の腕が背中に回ってきたかと思えばそのまま背中を優しく叩かれ、昼間の時のように次第に睡魔に襲われ始めうとうとしてきて。また自分だけ変に意識して恥ずかしいと少しだけ?れていたもののあまりの心地良さにどうでも良くなり、このままだと相手より先に寝てしまいそうだが後は寝るだけで睡眠は相手の得意分野なので問題ないだろうと思い、下の名前でおやすみと返すとゆっくりと瞼を閉じ、数分後にはしっかりと眠りに落ちていて)

はぁ……
（なぜ寝る間際になって自分が喜ぶことを言うんだろうと思いながら、だんだんとウトウトしてきている相手にそんなことは言えず、数分後には夢の中に落ちてしまった相手を見て額に軽くキスを落とすと苦しくない程度にぎゅっと抱き締め自分も眠りにつく。）

（／翌日に飛ばしてもらって構いません…！/蹴り可能）

……ん、(朝になりスマホで設定していたアラームが鳴ると半目の状態ですぐに手に取り止めて、よく寝たななんて思いながら目を擦り少し顔を上げて目を開くと目の前に相手の顔があったので吃驚して一瞬固まり。そういえば一緒に寝たんだった、と思い出してはどうせ起きないことは分かっているので、頬に手を添えると綺麗な顔してんだよなぁと優しく撫でながら寝顔を堪能していて。暫く眺めて満足したのかそろそろ起きようと思い、相手が起きてくれないと自分も身動きが取れないので相手の肩を掴むと軽く揺らしながら「おい凪、朝だぞ起きろ～」と声をかけてみて)

ん～……
（相手から起きろと声を掛けられると、眉を顰めて相手のことを抱き締める力を先程よりも強くして。起きなければいけないということは頭では分かっているが、どうも目を開ける気にはならず、寝たまま行き先まで行ければいいのになんて面倒臭がりだけが考えることを頭の中で思っていて。でも、ここで起きたら多分相手は褒めてくれるんだろうなと思いながら、なら起きよ…と不本意ではあるがゆっくりと瞼を開けて。）

お、目開けて偉いじゃん！次は体起こそうなー(自分を抱き締める力が強くなると余計に身動きが取れなくなりマズいと感じ、どうするか頭を悩ませている内に瞼がゆっくりと開かれたので少し驚きながらもすぐに褒めれば次は上体を起こすように促して。相手には申し訳ないが何が何でも起きてもらう為に今日の移動手段はタクシーではなく電車なので、ちゃんと決めた時間に出ないと間に合わないので絶対にこのまま起きてもらおうと心を鬼にすると決意して)

ふ、わぁ……。おはよ、れお
（目を開けただけなのにこれでもかというくらいの褒めっぷりに少し驚くが、身体を起こすことを促されると大人しく相手の言う通りに状態を起こし、大きな欠伸を零すと身体を伸ばして。まだ意識がはっきりとはしていないのか、目を擦りながらいつもよりも眠たそうな声で相手の名前を呼び。あー、もう動きたくないななんて思いながら、そんなことを言ったら相手が困ることは目に見えているため、とりあえず相手から言われたことをすればいいかと思っていて。）

おはよ！偉い偉い(思ったよりすんなり身体を起こしたので吃驚して目をパチパチさせ、取り敢えず焦って準備する心配はなくなり笑顔で挨拶をすれば頭に手を乗せ褒めながら頭を撫でて。自分の準備をさっさと終わらせようとぱっぱと着替え、昨日借りた相手のパーカーを名残惜しそうにじーっと見つめては首を横に振り綺麗に畳んでテーブルの上に置いて。後は顔を洗うだけなので「じゃ、俺顔洗ってくるから凪も着替えろよ」と二度寝しないように釘を刺してから部屋を出ては一階に居る相手の母親におはようございます。よく眠れました！と軽く会話をしていて)

ん～、わかった…
（ただ身体を起こしただけなのに子供のように褒める相手にはもういい加減慣れ、大人しく頭を撫でられていて。ぼーっとしていると相手はさっさと服を脱ぎ昨日自分が貸したパーカーをキレイに畳み机に置かれたのを見て律儀だな、なんて思っていて。相手から着替えておけと言われると、しょうがないかと思いながら身体を動かし、クローゼットからズボンと相手に貸したパーカーと似たような物を着て。）

おー、ちゃんと着替えてる(顔も洗い終えて予定通りに時間が進んでいるのでさすが俺と一度頷き。寝太郎は二度寝をしていないだろうかと心配そうに階段を上がり部屋の扉を開くと目に入ってきたのはちゃんとベッドから出て着替えを済ませている相手の姿で。ここまでスムーズに行くとは思っていなかったので思わず拍手を送り、なんだかんだで相手も旅行を楽しみにしてくれてるのかな、と期待しながら歩み寄るとまた偉い偉いと言って相手の頭を撫でて褒め始めて)

ん…もう家出る？
（相手が部屋に戻ってくるとすかさず褒め始め、頭を撫でてくるのを大人しく受け入れており、相手の身体を軽く抱き寄せて。そういえば今日の予定を相手から何も聞いていなかったなと思い出し、家を出る時間すらも分からないため、甘えるように相手の肩口に痛くない程度に頭をグリグリと押付けながら家を出るのかと聞いてみて。）

っ、いや…凪が思ったより早く動いてくれたからまだ少し時間ある(自分の身体を抱き寄せ、肩口に頭をグリグリする相手の行動にきゅんっとし可愛いと癒されながら頭を撫で続けて。もう家を出るのか尋ねられると正直起こしてから30分は起きないだろうなと思っていて余裕を持って動いていたらしく、時計をちらりと確認すればまだ少しだけ時間に余裕があること伝えて)

じゃあ、もうちょっとゆっくりしてよ
（まだ少し時間は余っていると言われれば、これも全部自分のおかげだと思い、俺ってばえらーい。と起きることは当然のことなのに相手に褒められたことから自画自賛をするが、それは口に出さず。相手を抱き締めながらその場に座り、頑張って起きたからなのかまだ眠気はあり、大きな欠伸を漏らして。）

あ、こら、お前二度寝するだろ。駅弁買ってやるからもう行くぞ(相手が当然のことで自画自賛してること等知るはずもなく、自分を抱き締めたままその場に座って大きな欠伸を漏らした様子を見ては危ないと察して。二度寝されることを恐れてかまだ早いが駅弁を選んでいたら時間が潰れるだろうと考え、相手の腕から抜け出し上着を着ては自分の荷物と相手の荷物を持ち、上記を述べながら手を差し伸べると立つように促して)

え～……
（相手が自分の腕の中から抜け出し、自分の荷物と相手の荷物を持ち、もう出発するような準備をするのを見て露骨に嫌そうな顔をしながらも相手が今日のために色々考えてくれたんだと思うと個々で駄々を捏ねる訳にも行かないなと思い、差し伸べられた相手の手を掴んで立ち上がり、上着を着ると相手の持っていた自身の荷物を持ち。）

え～じゃねえの(不満そうな声を漏らされると少々呆れたような表情を見せ、と言いつつなんだかんだでちゃんと動く姿を見れば口癖のように偉いと零し、持っていた相手の荷物を取られると持つのになと思いながらも口にはせず。一階に降り玄関先でしっかりと相手の母親に挨拶を済ませてから外に出て。徒歩で駅に向かっている途中相手は疲れていないだろうかと心配になり横を歩く相手に顔を向けると「疲れてねえか？おぶるか？」と普段青い監獄で鍛えている人間にこのようなことを聞くのかどうかと思ったが、何せ相手に対しては異常なほど過保護なため真剣な表情で問いかけて)

んーん、大丈夫。ってか、あの中でサッカーしてずっと走り回ってるんだから駅までの距離くらい歩けるよ
（あの中、というのはどうやら青い監獄のことで、底で自分たちはトレーニングをしているため普通の高校生よりかは体力はあるだろう。もちろん歩くのは面倒くさいが、相手も荷物を持っているし、何より自分が昨日いじめた相手におぶられるというのは何となくだが気分が乗るものではなく、駅につけば駅弁を食べるため休めんだろうと思っていて。）

お、おう、悪ぃだよな(前までは少し疲れただけでもすぐにおんぶを要求してきた相手とは思えず、なんかちょっと変わったか？と思いながらも取り敢えず失礼だったかもしれないので謝罪の言葉を述べて。ほぼ予定通りの時間に駅に着くと駅弁を選ぶ時間は十分にあるので何処の店が一番種類豊富かなと辺りを見渡し、決めたと言わんばかりに荷物を持っていない方の手で相手の手を掴み「あの店にしようぜ！何個でも買っていいからなー、腹一杯食え」と結局無意識に甘やかしてしまっていることに気づかず笑顔で声をかけて)

いや一個でいいし…そんな食べられないよ
（駅に着くと、相手が一通り辺りを見渡して駅弁屋を見ているのを横目に、早く旅館に行って寝たい、なんて今日まで予定を立ててきた相手に失礼なことを思いながらも、勿論外に出ている間くらいは相手の言うことを聞いて思う存分相手のしたいようにさせてあげたいという気持ちもあり。荷物を持っていない方の手を掴み、どの駅弁屋で買うかを決めたのかあの店、と言って笑顔を浮かべるのを見てしまえば、心の中は一気に暖かいもので満たされていき。相手の発言にツッコムかのように何個でもという言葉にそんなに食べられないと答えて。）

んな体してんのに一個？遠慮すんなよなー(相手の体格で一個は少ないだろうともしかしたら遠慮しているのかもしれないと勝手な勘違いをしていて。目当ての駅弁屋に入ったものの種類が豊富すぎて逆に悩んでしまうレベルで、取り敢えず値段が高くて人気な物を選んだら間違いないかなと一人納得していて。横にいる相手に顔を向けると「凪は何にすんの？なんでも良くて決めんの面倒だったら俺が決めるけど」と声をかけながら駅弁にしては価格設定がバグっている高額の駅弁を手に取って)

いや、俺そんな大食いじゃないし…。うん、選ぶのめんどくさいから玲王が選ん……、ねぇ、やっぱこっちがいいかも。
（やはり190cmも身長があるのに駅弁1つでは足りないと思われているのだろうか、それとも遠慮をしていると思われているのか、分からないが自分は1つで十分だと伝えて。これだけの種類がある中で選ぶのは自分にとって「面倒くさいこと」に分類されるため、相手に選んでもらおうおうと思い、言葉をかけるが相手の持っている駅弁を見れば、これはまずいと脳が察知したのか口から出しかけた言葉を途中で辞め、後ろから抱きしめるようにすると駅弁を持っている相手の手を掴んで。視界に入った適当な駅弁を指さし、それがいいと伝えて。）

！？……こ、これな？なら俺も一緒のにすっかな…(相手の言葉に確かに体格の割に普段めっちゃ食べてるわけじゃないかと一人納得して。自分に任せると言うのなら店一番の高級駅弁を食べさせたいので手に取っている物にしようと決めていて、そんな時背後から抱き締めるように手が伸びてきては驚いたように目を見開き。相手の指差す駅弁は如何にも普通の駅弁だったのでもっとちゃんと選べよと言いたいところだが、恋人関係となった相手とのこの距離感はすぐに慣れるものではなく、高級駅弁から相手の選んだ駅弁二つに替えると赤く染まった顔が見えないようにと俯き気味にぼそぼそと話して)

ん、それ
（自分が後ろから抱きしめるように手を伸ばし、その駅弁が食べたいと言って指を差したものを手に取り、高級駅弁から取り替えたのを見れば心の中で安心しているが、それは顔には出さずいつもと変わらない眠そうな顔で。外でこんなことをするのはまずかったかなと思いながら相手から離れると、この御曹司のことだから絶対に自分の分まで一緒に会計を済ますなと思い、無言でと 手を出して。相手からすれば、手を繋ごうと言っているようなものだが、そんな気は全くなく。）

ば、ばか……これだけ会計済ませてくるから(相手が離れると少しほっとしたのも束の間、目の前に差し出された手に再び体を硬直させ、当たり前に手を繋ぎたいと言う意味に捉えてしまい先ほどよりも顔が赤く染まって。こんな所で何考えてんだよ、と人が沢山いるので周りの目が気になるものの宝物である相手が求めてくれているのなら断ることもできず、小さく悪態を吐いてからそそくさと手に持っている駅弁二つの会計を済ませに行って。あっという間に会計を済ませ、相手の元に戻ってくると手首を掴んで一緒に店を出ては手首を掴んでいた手を下にずらしぎゅっと手を握れば「…これでいい？さすがに指絡めんのは、恥ずい」と目を逸らしながら頬を膨らませて)

え、いや…俺が払うって…､行っちゃったし…
（自分が差し出した手を見ると相手の身体が硬直して、小さく悪態をつくとさっさと手に持っている駅弁の会計に行ってしまい、俺が払うって意味だったのになと思いながら追いかける気力もなく、ただその場に突っ立って待っていて。会計から手首を掴まれ店から出れば、その手を下に下ろしていき自身の手を握り、目を逸らし頬をふくらませて言う相手が可愛らしく、相手の気も知らずお構い無しに指を絡めていき。いきなり手を繋いできたことに疑問を持ち、自分の行動を振り返っていれば先程自分が差し出した手は手を繋ぎたいという意味に捉えられてしまったのかと答えに行き着き。）

な、凪…！(指を絡めるのは恥ずかしいと言った瞬間に指を絡める相手の行動に真っ赤な顔で小さく声を上げ、かと言ってもちろん振り払ったりすることはなく唇を噛み締めるとそのまま手を引いて早足で歩き出して。相手と一緒に改札を通り、既に到着している電車に乗り、指定席の窓側に相手を座らせ、荷物を回収して相手の目の前に先ほど買った駅弁と一緒に買ったお茶をテーブルに並べて。駅弁購入から数分で全てを終わらせ一息を吐いてはまだ熱った顔のまま相手に顔を向けると「あんな人混みの中で恋人繋ぎはダメ。誰かに見られたらどうすんだよ。お前は将来プロになるんだから変な目で見られたら困る」とぺらぺらと話しながら食えと言わんばかりに割り箸を渡して)

え～…付き合ってるのにこっそりイチャイチャしなきゃいけないの？

（自分が相手に指を絡ませると顔を真っ赤にして唇をかみ締め恥ずかしさに耐えているのを見て、そんなに嫌なら振り払えばいいのになんて思うが、ふと“あ、俺だから振り払わないんだ”と思い自分が相手を独占できているような気がして嬉しく。電車に乗ると相手に指定席の窓側の席に座らされ、先程買った駅弁やお茶をテキパキと並べているのをぼーっと見ていれば指を絡めたことのお叱りを受けて。渡された箸を仕方なく受け取り、駅弁をもそもそと食べ始め。）

俺はお前の為を思って言ってんの(不満そうな声を上げる相手に自分は相手の為を思って言っていることをしっかりと伝え、自分も弁当を食べ始めるが美味しくもなく不味くもない弁当に本当にこれが良かったのか？ともそもそと食べている姿を見て小首傾げて。あ、と何か閃いたのか横を見て通路を挟んだ隣の席にまだ誰も座っていないことを確認するとお箸で一つおかずを掬い、相手の口元に持っていくなり「凪、あーん」とにこにこしながら食べさせようとし、周りの目を気にしつつも結局は自分も相当イチャイチャしたいらしく)

ん…
（自分のためを思って言っているとしても、自分は相手との関係がバレてしまってもいいのになと思いながら、それ以上言い返すことはやめて。ニコニコしながら箸でひとつのおかずを掬い自身の口元まで持ってくる相手を見て、結局玲王もイチャイチャしたいんじゃんと心の中でツッコミを入れ。自分で食べることも面倒くさかったため口を開けて口元まで来たおかずを食べ。）

着くまでまだかかるし寝ていいぞ。早起き頑張ったもんな(嫌がったりせず口に運んだおかずを素直に食べてくれたので嬉しそうな表情を見せ、もっと食べさせたくなっては相手も箸を進めることすら面倒だろうし一石二鳥じゃん！と次々と相手の口に運んで。相手の弁当を全て空にしては自分もさっさと食べてしまおうと自分のことは二の次で。全て完食してはビニール袋にゴミを入れて片付け、スマホで時間を確認すると目的地までまだ時間があるので早起きした分眠らせてあげようと考え、肩を貸すと言わんばかりに自分の肩をぽんぽん叩きながら上記を述べて)

ん～…
（相手から自身の口に運ばれた物を食べ進めていれば、弁当箱はすっかり空になっており。今度から面倒くさい時は相手に食べさせてもらおうかなと人任せなことを考えていれば、腹が満たされたためか段々と眠気が襲ってきて。相手が肩を叩き寝てもいいと言うと、それに甘えて相手の肩に頭を預けて大人しく目を瞑り。すると早起きをしたせいかいつも眠いのにより眠く感じすぐに眠りに落ちてしまう。）

おやすみ(言った通り自分の肩に頭を預けてはすぐに眠りに落ちた相手を見てふっと表情を緩め、愛おしそうに優しく頭を撫でてからちゅっと髪に口付けして。整った顔立ちをしている相手の寝顔をじっと見つめながらこれで寝太郎じゃなかったらすげえモテるんだろうな、なんて考えれば無意識に相手の手を取り指を絡めて。自分は昨日しっかりと普段通りの睡眠をとったので眠気が全くなく眠れそうにないので繋いでない反対の手でスマホを操作し何かを調べ始め、そうこうしている内に少しずつ時間が経過していって)

ん……、玲王
（時間が経てば自然と目が覚めて隣にいる相手のことを見て、寝ている間に繋がれていた手に気が付けば人がいる所は恥ずかしいしバレたら…と言っていたのに良いのかと思いながら振り払うのは勿体無い為そのままにしていて。このまま黙っていれば恐らく相手は自身が起きたことに気が付かないだろうと考え、寝ていたのにも関わらず眠そうな声で相手の名前を呼び。）

お、はよ。そろそろ起こそうかと思ってたとこ(真剣にスマホの画面を眺めていると自分の名前を呼ぶ相手の声が聞こえたのでテーブルにスマホを置き、笑顔でそちらに顔を向ければあと数分で着くのでもう少しで起こそうと思っていたことを伝えて。上着を着ようとしたところで漸く相手の手を恋人繋ぎで握っていることに気づき、先ほどと違って人混みではないにしても電車に乗ってすぐに自分からあんなこと言っておきながらこれはどうなんだと思い「…わ、わり、無意識のうちに繋いでた」と気まずそうにしながら謝り、ゆっくりと手を離しては上着を羽織りスマホをポケットにしまい降りる準備をして)

おはよ、何見てたの？
（自分が声をかけるまで真剣にスマホの画面を見ていたことが何となく気になってしまい、さらっと聞いてみる。浮気を疑っているなどではなく、ただ純粋に気になっているだけであり、まだ眠たいのか大きな欠伸をして。気まずそうに謝りに手を離しされれば言わなきゃ良かったと後悔しながらまた怒られるのは嫌なため手を繋ぐことはやめて。相手が降りる準備をしているのを見ればそれに釣られるように面倒くさいと思いながら上着を着て忘れものはないかとなんとなく周囲を見渡し。）

っえ！？…あ、あ～これから行く旅館の飯とか風呂とかどんなだっけなと思って(まさかスマホで何を見ていたのか聞かれるとは思わなかったので声が裏返り、何故か顔を真っ赤に染め上げれば顔を逸らしながらこれから行く旅館のことを色々調べていたと返して。相手が上着を着たことを確認すると丁度最寄駅に着いたので荷物と弁当のゴミを持ち行くぞ、と声をかけて。下車すると近くのゴミ箱にゴミを捨て相手を誘導する為に手を掴み、優しく引きながら改札を出れば無料の送迎バスが停まっていたので「まだ発車まで時間あるな、凪、俺ちょっと買い忘れた物あるから先乗ってて。あ、荷物宜しく。すぐ戻るから！」と自分の荷物を渡しそんなことを言い残してはさっさと走り去って行ってしまい)

…そっか
（自分がなぜスマホを見ているのかと聞くと、顔を真っ赤にして声が裏返り視線を逸らす様子を見れば少し気になり問いただしたい気持ちになるが、今は眠気の方が勝ってしまいそんなことはやめて。浮気のような類のものじゃなければいいなと思いながら何とも思っていなさそうな表情で返すと、荷物を持って相手に誘導されながら後ろを着いていき。突然相手から荷物を任され走り去っていくのを見ると頭の中をはてなマークで埋めつくし、壁によりかかりながらぼーっと何も考えずにどこかを見ながら相手のことを待ち。）

……悪ぃお待たせ！先乗ってろって言ったのに…はい、凪の好きなレモンティー(すぐに戻ると宣言した以上早く買い物を済ませないといけないと思い、さっさと会計を済ませ本当にほんの数分で走って戻ってきて。先に乗るように伝えていたのに壁によりかかりながら待っている相手に駆け寄ると眉を下げながら申し訳なさそうな表情で上記を述べ、預けていた荷物を受け取りそのまま相手の手を引きながら貸切状態のバスに乗り込んで。電車と同じく窓側の席に座らせると笑顔で冷えた相手の頬に温かいレモンティーをくっつけて)

…え、レモンティー買うために走ったの？
（相手の帰りを待っていると、相手が自身のところに駆け寄り申し訳なさそうな表情を浮かべ軽く謝って自分の好きなものであるレモンティーを持っていることに気が付き。まさかそれだけのためにあんなに急いで走って行ったのかと思えば、相手はどれだけ自分のことが好きなんだ、と改めて思い知らされて。人が少なく、まさに貸切状態になっているバスの中に乗ると、また窓側の席に座らされ、自身の冷たい頬に暖かいレモンティーを当てられ。それに少し驚きながらも「ありがとう」と感謝の言葉を口にする。）



（／返信が遅れてしまい申し訳ございません…！少々体調を崩してしまいまして…これからは返信速度を早めるようにしますので、引き続き御相手をしていただければ幸いです。）

それだけじゃねえけどまぁ…うん、あ、惚れた？(相手の好きなレモンティーを早く渡したくて走ったことに間違いはないが、一応自分も買い忘れた物があった訳で気にする必要ないと言わんばかりの表情を見せた後、にやつきながら茶化すように上記を述べて。感謝の言葉が耳に入ってくると嬉しそうに笑みを浮かべながらこくりと頷き「おう！10分くらいで着くと思うからもう少し頑張れな～」と結局自分達以外誰も乗車することなく発車し、ここまで来たら自分達を知る人間は居ないだろうと思い、相手の腕に自分の腕を絡めると先ほどとは逆で自分が相手の肩によりかかって)


(/お身体大丈夫ですか；；ここ最近寒暖差激しいですもんね…お大事になさってください！凪くん背後様のペースで構いませんのでよろしくお願い致します。いつもお相手ありがとうございます！)

元から惚れてるよ。だからもっと好きになった
（茶化すようにニヤつきながら惚れたかと聞かれれば、こちらは冗談のつもりなんて全くなく、至って真剣な様子で答えて。10分ほどで着くと言われ、それに頷くと再び先程のように相手によりかかって眠ろうと思ったが、それよりも早く相手の腕が自分の腕に絡み、甘えるように肩に寄りかかられると、少し意外で驚くがたまにはいいかと思い絡めていない方の腕で相手の頭を撫でて。）


（ありがとうございます、またまた遅れて申し訳ございません。まだいらっしゃればお相手をお願いしたいです。）

お…おう、そっか(いつもの如く自分の茶化しも効かず真顔で返されると照れくさくなって何故かこちらが恥ずかしくなってしまい。頭を撫でられると心地良さそうに目を瞑り、たまには甘える側も悪くないなと思いながら更に密着して。こうしてくっついていると昨日の出来事を思い出し、薄っすらと瞼を開くとじっと相手の唇を見つめてからゆっくりと顔を近づけるも「お客様、もうすぐ着きますよ」と声をかけられ思わずずっこけては若干赤面しながら誤魔化すように一度咳払いをして)


(/全然大丈夫です！いつもありがとうございます。こちらこそ引き続きお相手よろしくお願い致します…！)

ん…着くの早いね、行こっか
（先程寝たのにも関わらずまだ眠気が襲ってきているのか、相手の頭を撫でながら欠伸を零し、相手が顔を近付けていることにも気が付かず。もうすぐ着くと声を掛けられると、少しだけ顔を赤らめて何かを誤魔化すように咳払いをしている相手を見てなんなんだと首を傾げながら立ち上がり、相手と手を繋ぎ立ち上がらせるようにして。普段と立場が逆になっているが、自分を世話している時の相手の気持ちはこんな気持ちなのかと、世話をしたくなるのも何となく理解をして。）


（ありがとうございます！こちらからも、よろしくお願いします！）

…ん(自分の手を繋ぎ立ち上がらせてもらうとコクリと小さく頷き、緩く手を握り返しながらバスを降りて。手を繋いだのはほんの少しだけで、旅館に入るとチェックインしてくると言って手を離せばさっさと受付に向かい。あっという間に手続きを済ませるとおまたせ～と部屋の鍵を手に持ちながら相手のもとに戻ってきて、手首を掴むとこっちと言わんばかりにエレベーターに誘導し乗りこむ。最上階のボタンを押してから相手に顔を向けると嬉々としながら「観光がてらなんか食いに行く？あ、それか温泉入る？でも眠いだろうし寝るか？疲れたろ」とぺらぺらと一人で話を進めていて)

…玲王は何がしたいの？
（チェックインを済ませた相手が自身の手首を掴みエレベーターへと誘導され、嬉しそうな様子でこの後どうしたいかと話し出す。これは自分が何を言っても笑顔で分かったと頷くなと思い、本音を言えば今すぐベッドに寝転がって眠りたいが、せっかく旅館まで来たのに寝るだけというのはもったいないだろうと思い、決定権を相手に委ねて。青い監獄の中にいない間だけは、出来るだけ相手のしたいようにさせたいなと考えており、今はどこへ行こうが面倒くさいなど思わない。）

俺？俺は──……特にねえかも。凪と一緒に居られるだけで満足しちまってんだよな(まさか自分に決定権を委ねられるとは思わなかったので目を丸くさせてから少し悩むものの特にこれがしたいということはなく、取り敢えず相手と一緒に美味しいご飯を食べて温泉に入れたらいいなと思っていたので上記を述べて。最上階に到着するとこの階には自分達の泊まる一部屋しかなく、鍵を開けて中に入ると二人ではあまりにも広すぎる部屋に、景色は絶景なのにも関わらず「まぁまぁだな！」と腰に手を当てて御曹司らしい言葉を漏らして)

なにそれ、俺の事大好きじゃん
（てっきり喜びながら色々なことを提案してくると思っていたがその予想は外れており、特にしたいことは無いと言われ、その理由も知ると改めて相手は自分のことが好きなんだなと思い、腰に手を当てて絶景なのにも関わらずまぁまぁだと感想をこぼす相手を後ろから抱き締め。昨日、自宅にいる時に今日、キスよりも先のことをすると約束したことを思い出し、今すぐに押し倒したい気持ちを抑えながら相手の首筋に顔を埋め。）


（／キスやハグよりも先の描写になれば、セイチャットの規約を守る為、暗転しても大丈夫でしょうか？？）

当たり前だ…ってな、凪？どうした…？(自分のことが大好きじゃんと言われると何故か威張って当たり前だと返してやろうと振り返ろうとした瞬間背後から抱き締められ、首筋に顔を埋められると驚いたように目を見開いた後、首に当たる相手の柔らかい髪を擽ったそうにしながら優しく撫でて。相手の気持ちも知らずやっぱり眠たいのだろうと思い、寝かせてあげようとそのままの状態でベッドの方へと足を進めるもすぐにぴたりと止まり、もう一度ベッドとくっついている相手を交互に見れば顔が赤く染まりぶんぶんと首を横に振って)


(/はい、大丈夫です！ご確認ありがとうございます…！)

んーん、抱き締めたくなっただけ。…玲王？どうしたの？
（いきなり後ろから抱きついたから驚いているのだろうかと思いながらふいに抱きしめたくなっただけだと伝え、頭を撫でられると心地がよく目を瞑る。自分が抱きついた状態のままどこかへ足を進めていることに気が付き、どこへ向かっているのかと聞こうとすれば顔を赤くして首を横に振っている相手が見え、どうしたのかと尋ねる。足を進めていた先を見れば、そこはベッドで。相手も昨日の約束を思い出したのだろうかと予想し、ならば少しイタズラをしてみようと思い「ねぇ、玲王。なんでそんな顔赤いの？」と聞きながら耳元で囁き、相手の体に絡ませていた手で優しく身体のラインをなぞるようにしてふれる。）


（／ありがとうございます…！）

っ、ひ……！(どうしたのかと尋ねられると言える筈もなくなんでもないと言わんばかりに先ほどよりも激しく首を横に振り、昨日あんな約束をしたにしても意識しすぎなんだ、と自分に言い聞かせていると相手の手が突然体のラインをなぞるように触れてきたので完全に油断して小さな悲鳴が溢れて。やべ、と慌てて口元を手で覆い、相手の頭を撫でていた手でぺしぺしと痛くない程度に軽く叩けば「な、凪！今の時間風呂貸し切ってるから飯の前に一回入りに行こうぜ！」とストップをかけるように声をかけて)

二人で初めてする所が、そんなところでいいの？
（相手の反応を見れば、昨日していた約束は忘れていないということが分かり、自分を止めるために焦った様子で痛くない程度に頭を叩くのが可愛くて、叩いている腕をぱしっと掴み、相手の目をじっと見つめながら相手の言いたいことはしっかりと分かっているが、あえて思い違いをしているようなことを言い。）

な…！？な、な、何言って…ッ(軽めに叩いていた腕を掴まれると少々驚いたように顔を向ければ自分の目をじっと見つめる相手の綺麗な目と視線がぶつかり、相手の発した言葉の意味を考えることもなく一瞬で理解するとこれでもかと言うほどにぶわっと顔を一気に真っ赤に染め上げ、顔を背けるとかなり動揺した様子を見せながら身を捩って)

かわい…玲王、ちゃんと俺の方見て
（自分の言った言葉の意味を一瞬で理解してしまったのか先程よりも顔を赤くさせて顔を背け、身を捩る様子を見れば普段の眠たそうな柔らかい声ではなく、低くしっかりと芯を持った声で可愛いと言って。きちんと自分の方を見て欲しいのか此方を向くように言い、もちろん相手の顎を持って此方を向かせることも出来るのだが、自分の言葉で行動をして欲しいという欲を含んて言ったもので。）

……せ、しろ(普段と違った声色で可愛いと言われてしまうといつものように揶揄うなと返せなくなり、男なのにむしろ嬉しいとすら感じてしまう自分がいて。こちらに向くように促されると少し戸惑いを見せながらも素直に体ごと相手の方に向け、頬を真っ赤に染めたまま恥ずかしそうに顔を上げては吸い込まれるように瞳をじっと見つめながらぽつりと下の名前を呼んで)

ん、いい子。ねぇ、今日俺と玲王でする特別なこと、一個一個想像してみて？
（体ごと此方を向けてじっと見つめられると、自分の言葉でそうしてくれたのが嬉しくて頭を撫でながらいい子だと褒めて。向かい合わせになった相手の身体を抱き寄せ、腰に手を回すと次は相手の手を取り、優しく緩く恋人繋ぎをする。そしてそのまま耳元に顔を寄せ、自分と相手で今日何をするのか思い浮かべて欲しいと言って。それはもちろん何かを食べたり出掛けたりするものではなく。）

俺達でする…特別な、こと……(頭を撫でられると立場ってこんなにも一瞬で逆転するものなんだなと思いながらも心地良さそうに目を細めて。身体を抱き寄せ腰に手を回されると一息吐く間もなく、次は手を取り優しく緩く恋人繋ぎをされる。耳元に顔を寄せかけられた言葉を復唱するように呟き、特別、ということは普段するようなことではないのだろうと。これで違っていたら自分はただの変態でしかないと思いながら背中に腕を回し、一つ一つ想像しながらそれにしても相手のこの突然出てくる色気はなんなのだろう、声なんて媚薬でしかない、と口に出すことはなく別のことも器用に考えていて)

うん、そう。
（自分の言ったことを否定することも無く、言葉を復唱して自分にくっつき一つ一つ想像しているのが分かるが、それとは別のことも考えているということを察すると撫でていた手を止めて後頭部にその手を添え、上を向かせると突然キスをして。どうやら別のことを考えていたことが気に入らないらしく、口内で舌を絡め始め。だが決して相手には痛い思いをさせたくないため優しくゆっくりと舌を絡めていき。）

！？…な、ぎ……っふ…(頭の良い自分でもこの状況で二つのことを同時に考えるのは結構難易度が高いな、なんて思っていると相手の撫でていた手が止まりその手は後頭部に添えられ、上を向かせられると突然の口付けに今日一驚いた表情を見せて。口内に侵入してきた相手の舌に捕まるとそのまま絡められ、最初こそ抵抗することはもちろんないが戸惑いながらされるがままになっていたのにも関わらず、段々と頭がぼーっとしてきて応えるように自らも舌を絡ませると背中に回していた腕を首に回して)

ん、…ｯ
（舌を絡めていると、相手からも舌を絡めてくるようになり、それと同時に背中に回していた手を首に回されると嬉しくなり、心做しかキスが激しくなってしまい。舌を離してこれ以上先のことをするのを辞められる気がしないため、キスをした状態のまま相手のことを抱き上げるとすぐ近くにあるベッドに向かい。抱き上げていた相手のことをベッドの中心におろし、自分も相手と向かい合わせになるようにして座ると移動中ずっとキスをし続けていたことから既に全く働かなくなっているだろうと半分願いながらゆっくりと舌を離す。）

…ふ、ぁ…せいし、ろ……ｯ(相手のキスが激しくなってから更に頭がぼーっとしてきてそれに応えるのに精一杯で他は何も考えられなくなってしまい。そのままの状態で抱き上げられベッドに運ばれたこともあまり理解していない様子で、ベッドに下ろされるとだらしなく口端から唾液を垂らしているにも関わらず拭ったりもせず、肩で必死に息をしながら蕩け切った顔で正面に座っている相手を涙目で見つめながら名前を呟いて)

はぁ…ｯ、玲王、いい？
（まだ何も理解出来ていないのだろうか、口の端からどちらのものかも分からない唾液を垂らしているのにそれを拭ったりせず、ただ正面にいる自分を涙を浮かべている目で見つめ名前を呼ばれるとそう思いながら、今すぐ目の前にいる相手を今よりも甘く溶かしたいという衝動に駆られるが、怖がらせないよう慎重に頬に優しくてを添える。その手つきとは裏腹に、相手を見つめる目はギラギラと光っており。）

……！ふ、ろ…入り、たい…ｯ(頬に優しく手を添えられるとあまり力が入らないのか震える手をゆっくりと重ね、ギラギラとした目を向けながらいいかと尋ねられるとﾊｯと少しばかり蕩けた目を開き、視線を先にある自分の鞄に向ければ唇を噛み締めてから相手の服をきゅっと掴み、せめて風呂に入って綺麗な状態がいいと少し我慢させることを申し訳ないと思いながらもお願いと口にして)

うん、いいよ。立てなかったら俺が抱っこするけど…立てる？
（上手く力が入らない手で自身が相手の頬に添えた手を重ねてくれたのを見ると、手に力が入らないのだから足も普段通りには力が入らないだろうと思い、相手の頬に軽くキスを落とすと立てるかと尋ねて。今すぐに押し倒して甘やかしたいのだが、その相手の要望に答えなければ不満に思ってしまうだろうと考え、それは嫌なため素直に希望を受けいれ。）

たて、る…なぎ、お預けさせて、俺のこと嫌いに…なってねえ……？(自分の要望を受け入れてくれたのでありがとう、と小さくお礼の言葉を漏らし、試しに壁に手を当てながら立ってみると普段通りには力が入らないもののなんとか立てて、あまり刺激を与えないようにベッドから降りるとゆっくりと壁を跨いながら自分の鞄の前までゆっくりと歩いて。なんとか辿り着くも限界がきたのかぺたんとその場に座り込み、相手に背中を向けながらぽつりぽつりと上記述べ、話し終わると不安でいっぱいの顔を相手に向ければその目には涙が溜まっていて)

玲王、だいじょ…、うん、なってないよ。泣かないで
（壁に手を当てて上手く力が入らない足を動かしている様子を見れば今すぐに手伝いたい気持ちが湧き上がってくるが、本人が立てると言ったのなら見守るしかないと思い見ていて。相手の鞄の前まで行くと限界を迎えてしまったのかペタンと座り込むのを見て少し慌てた様子で駆け寄り、大丈夫かと声を掛け。相手の顔を覗き込むと目には涙がいっぱいに溜まっており、嫌いになっていないかと質問され、片膝をついて安心させるように背中を撫でて嫌いになんてなるはずがないと答えて。）

…よ、かった……じゃ、俺、風呂入ってくるから…(相手がこちらに駆け寄り心配そうに声をかけ、背中を撫でながら自分のことを嫌いになっていないと言ってもらえると安心したように腕で涙を拭って。何故かそのまま鞄とスマホを手に持ち、再び壁に手を当てながらゆっくりと立ち上がると早速風呂に入ってくると言って、向かう先は部屋の外ではなく部屋にある客室露天風呂の方でノロノロと歩き出して)

ん、気を付けてね
（鞄とスマホを持って立ち上がり、部屋の中にある風呂場に向かっている相手の後ろ姿を見ながら、なぜ鞄とスマホを持ち込む必要があるのかと疑問に思い、まさか浮気相手と連絡を取るためか…？とそんなことがよぎるが、自分に嫌われたのではないかと不安で泣いていた姿を思い出せばそんなことは有り得ないかと首を振り。とりあえず、相手が風呂から上がってくるまで待とうと思い、スマホを手にするとソファで寛ぐように座りゲームをし始め。）

──…おまたせ……凪、遅くなって悪ぃ(相手がそんなことを思っていること等一切知らず、約一時間後くらい経って風呂から上がってくると部屋に置いてあった浴衣を着て相手のもとに戻ってくるが、先ほどの甘い表情とは真逆でげっそりとして今にも死にそうな顔で片手をひらりと上げて)

え、なに？どうしたの？
（やっと上がってきた、と思い相手の方を振り返ればげっそりとした顔のため、心配せずにはいられずどうしたのかと聞いて。スマホとカバンを持って行ったことについても聞きたいことがあったのだが、今はそれに構っていられず、風呂でなにかあったのだろうかと心配になり。）

……え、？何が？…どうもしてねえよ(相手からの心配の声にも僅かに反応が遅れ、何が？となんとも言えない笑みを浮かべながらどうもしてないと取り敢えず余計な心配はかけまいとそう返して。げっそりと今にも死にかけの表情をしていながらも本当に少しだけだが僅かに頬は赤くなっていて)

いやいや…おかしいよ。顔げっそりしてるし…
（自分の言葉にも少し返事が遅れていることに気が付き、何かあったのかと問いただそうとするが何も無いと言われてしまえばそれ以上追求することは難しいが、隠し事をされているような気がして嫌な気持ちになり、眉を顰めて。）

……のぼせただけだって(相手がここまで心配して自分の変化に気づいてくれるなんて意外とちゃんと見てくれてるんだな、と嫌な気持ちになっている相手の気も知らず嬉しくなってしまい。顔がげっそりしていることに自分では気づかなかったらしく、それは少し長風呂をしてしまったせいだと話せば水を手に取りベッドに腰かけて)

(/上げます。)

(/エピ凪見に行きましたが最高でした…！またお相手いただけることを願って再度上げさせていただきます。)

(/ダメ元でお声掛け失礼します。私もエピ凪を見に行きまして、2人の関係性にとても滾りました…！凪くんをやってみたいと思っておりまして、以前の御相手様が帰ってくるまでの穴埋めでも構いませんので、御相手させていただくことは可能でしょうか…？)

>320様

(/はじめまして、お声かけありがとうございます。エピ凪すごく良かったですよね…！以前の御相手様が来られなくなってあと数日で一ヶ月が立ちますので、それまでに来られなければ御相手お願いしてもよろしいでしょうか…？お待たせする形になってしまい申し訳ございません；；)

(/お返事ありがとうございます。映画も入場特典もマガポケの読み切り漫画も全部最高でした…！全然大丈夫ですよ、承知致しました。ﾇｼ様にとってもやはり以前の御相手様が戻られることが1番良いかと思いますので、そうなるよう願っています。
私が相手で問題ないようになりましたらまた上げて下されば、レスお送りしますね。)

…そっか
（自分が相手の顔がげっそりしていると伝えたことで、どこか嬉しそうにしていることを疑問に思いながらこれ以上追求するのは辞めて。水を飲んでベッドに腰かける相手を見ると、先程は焦って手を出してしまいそうになったがまだ自分達は高校生だし、まだキスだけで止めてもいいかなという考えが頭をよぎっていて。）


（／長い期間お待たせしてしまい大変申し訳ございません。久々になりチャを開けば、何度も上げのコメントをしていたことと、優しそうな方がお声掛けをしているのを見掛けて罪悪感を感じ返信をさせていただきました。
長い間音沙汰無し、という状況を作ってしまったのは私の方ですので、勿論これからはお声掛けをした方と也をやっていくという形でも構いません。
もう既に私には失望をしていると思いますが、返信をして下さるのを待っております。）

>323様

(/こんばんは、お久しぶりです。背後のみのお返事失礼致します。まずご無事で安心致しました。体調が優れないとおっしゃっていたこともあったので…。
罪悪感等感じないでください…背後様にもリアルなお時間がありますし、もちろん失望もしておりません。むしろこちらの玲王が解釈違いだったのかもしれないと申し訳ない気持ちで一杯でした。
私はまた楽しくやり取りさせていただけたら嬉しいですし、かと言って背後様にはご無理をさせたくありません。罪悪感を感じ、お返事をくださったとのことで、私のことはお気になさらず背後様のお気持ちを優先していただければ嬉しいです。どちらのお返事でも受け入れますのでまたお返事お待ちしております…！)