血肉を貴女に、貴方を私に

血肉を貴女に、貴方を私に

依原燐  2017-12-17 22:10:00 
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あのロリババア吸血鬼と生け贄の俺ちゃんの部屋です。


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  • No.41 by 依原燐  2017-12-21 01:21:54 


( これは凄い。あの吸血鬼が自身の為にここまで尽くそうとしている。普段であれば絶対にする筈のない事を従者にするとは。然しあれだ、何だかむず痒いものがある。慣れないことをされるのは苦手だし、今まで尽くしてきた側としてとしては嫌な感覚がある。此方が頼んだ水を一分もかからぬ内に持ってきた彼女から少々驚きながら受け取る。此方の様子を伺う彼女に呑みづらそうに視線逸らしながら唇から喉へと水を流し込む。その瞬間、胃の上から込み上げる物が出そうになる。吐き出してはまずい、と咄嗟の判断で口を覆い隠すが指の間や掌の間から幾分か溢れてしまう。)
っぷ、..、っあー、やっべ。
( 慌てて全て口に戻し、水で飲み込むと焦ったように息をする。ああ、また心配の種を増やしてしまった。一体何なだろうか本当に理解が追いつかない。水まで一瞬ではあるが身体が拒絶したのだ。今日は災難な事が多過ぎる。)
なぁ、ご主人様。俺以外にこんな症状起きた従者は今まで何人いた?
( コップを隅のテーブルに置き。彼には珍しく真剣な表情で彼女の方を向かずに尋ねる。流石に此処までになると不安も募るばかりだ。頼む、安心する答えをくれ。強がりはするものの、自身の服をギュ、と握る手はカタカタと震えていて。

  • No.42 by マリア  2017-12-21 07:49:52 




__ッ‥!
( きっと百八十度態度の違う自分に驚いているのだろう。如実にそれを表す見開かれた双眸にちらりと視線を合わせ、そしてグラスを手放し。最早不安の色しか浮かばぬ弱弱しい光の紅眼で彼の一挙手一投足を一瞬たりとも逸らさず見詰め、軈て透明な液体を徐に口に流し込むのを確認すると胸を撫で下ろし__とは行かず。吐気が込み上げているのか、咄嗟に覆われた掌から飲み込んだ筈の水もろとも滴り落ち言葉を失い。 )
り、燐‥!
( 何も出来ないもどかしさに胸を焦がし乍もほぼ反射的に名を呼んで。グラスを机上に置き、核心を突く質問を貰うとどくりと心臓が跳ね。事実、そもそも従えていた従者の数なぞ五百年間でさえ指折り数える程。自ら志願して吸血鬼の従者になる者何て一人も居ない。その上、彼の様な症状が確認された者も当然見た事がない。然し小刻みに震える掌を見ては、その手を包むように握り真剣な眼差しを送って。 )
__ そうね、何人か居たわ。詳しい人数は覚えてないけど‥元々人間だった身体に吸血鬼としての要素も入って拒絶反応を起こしてるのね。大丈夫、直ぐに治るわ。


  • No.43 by 依原燐  2017-12-21 19:46:33 


っふは、何だよ。心配し過ぎだって、ちょっと吐いただけだろ。
( 此方の一挙手一投足が気になって仕方ないような表情をする彼女の様子に可笑しそうに吹き出してしまう。彼女でもこんな表情が出来ると知ったのは大きい成果だ。ある意味ではこの状態になったのは特ではある。何て不謹慎な思考をしてみようか。はにかんだ笑顔で彼女見遣ればぽんぽん、と頭を、撫でてやる。)
..、そーかいそーかい。そりゃ嬉しいね、ご主人様自らそう言われたんじゃ、俺も治すしかないよな。
( 何を無理しているのだか。此方の掌を包むように握りしめた手、真剣な眼差し、一つ一つ紡がれる言葉に自身の阿呆らしさを改めて感じる。起こしていた身体をゆっくりとソファに沈めるとお気楽そうに軽快な口調でそう言うと鼻で笑って、)
まぁ、どうせなんかあれば後はアンタに処理されるだけだしな。ちょっと大袈裟になりすぎたか。
( ほんの少しだけ、胸が痛む。本当は彼女の言っていることは嘘なんじゃないかと疑っているから。自身のあの症状を見て、今までに何人かいたのを見たのであればあそこ迄取り乱す事があるだろうか。悪い性格が働く。要らない詮索ばかりして、挙げ句の果てには自ら自滅する。恐れているのだ。棄てられる事を。彼女に見棄てられたらどうやって生きれば良いか分からない。居場所は此処にしかないから。だから、これ以上何かあるならば彼女の手で葬って欲しいのだ。それが死に際に叶えてもらおうと考えている願いなのだ。

  • No.44 by マリア  2017-12-21 22:26:43 




( 今日になって何度目かも分からない、唯一心に己の身を案じて撫でられた頭、其処から温もりが沁みてくれば締め付けられるように胸が痛くなり。確かな返答はせずとも、繋がれた掌を決して緩めること無く握り言外に肯定を示すと、華奢な体躯がゆっくりと柔らかいソファに沈んでいく様を無言で見守り。 )
__馬鹿。処理とか言うんじゃないの。
( 恐らく他意はない、冗談混じりで軽く告げられた言葉に然しひどく真剣な表情のまま咎めるように台詞を零し。彼の言っていることは間違ってはいない、だが大切な人に最後の止めを差さなければならない此方の身にもなって欲しい。それに聡い彼なら先程の自分の発言が嘘である事を薄々とでも感じている筈だろう、負の感情ばかりで彼の心を埋めたくない。恐らく死に際の自分の姿でも想像しているのか、分かり易く面持ちが曇っている。淀む空気を一旦浄化するように勢いよく立ち上がれば、ふんと視線を逸らし照れを見せながらも、 )
__さてと。今日はしょうがないから一日燐の言いなりになってやるわ。もうお昼近いし‥何かあればなんなりとどうぞ。


  • No.45 by 依原燐  2017-12-21 23:54:34 


..何マジになってんだよ。
( どうやら余り彼女には宜しくない発言だったようだ。其れもそうか。わざわざ汗水垂らして育てている生け贄を自ら処理なんて心が痛むのはどんな生き物でもきっと同じなのだろう。分かってるさ、そう簡単には死なないようにする。アンタが一人になってまた長い年月を一人寂しそうにしながら過ごすのは此方だって嫌だ。精々しぶとく生きてやるよ、なんて思いながらも言葉には出来ずにふい、とそっぽ向いて。)
んー、そうさな..、別に腹は減ってないし....、
( 言いなりになってやるわ、言い方はあれだが響きは何て素晴らしいのだろう。蜜を吸った時のように甘く心地よい響きだ。何か悪戯な頼み事を、と考えたが流石にこういう時になると思いつかないのが困ったものだ。窓へと視線を移しながら暫く考えると、頼み事と言うよりは質問を投げかけた、)
アンタさ、一体何を収入源に此処に住んでるわけ?電気はあるし、水は出るし、普通に洗濯機もあるし....、何かヤバイ仕事請け負ってんの?

  • No.46 by マリア  2017-12-22 17:32:26 




( どうやら意図を理解してくれたようだ。素直に言葉にしない辺り彼らしいが、譲歩してあげるとしよう。__言いなりになる、自分で後から失言だと気付く。彼の事だから到底熟せそうもない無理難題を吹っ掛けてきても何ら可笑しくない。後悔しつつも覚悟を決め腹を括り、彼からの要求を待ち。 )
__収入源?
( 然し予想を大きく外れ、告げられた内容は要求というに及ばない単純な疑問からくる質問。自分自身、余りに考える状況のない質問内容だった故に素っ頓狂といった風に復唱し。彼には悪いが、館内の全てはメイド長や執事長等の召使が把握し執り行う規定となっている。主人である身だが、此処で暮らしていける金銭面の収入源は何処であるかは把握していない。一頻り悩み逡巡した後に正直に伝え。 )
うーん‥私にも良く分からないわ。金銭面は全部召使達に任せているもの。でも言われてみれば確かに気になるわね‥__ていうか、
( 一旦末尾で言葉を切り換えると、眼下に身を沈める彼の顔に自身の顔近付け、ごつりと額に額を軽くぶつけては。 )
アンタは今そんなこと考えてる時じゃないでしょ、阿呆。


  • No.47 by 依原燐  2017-12-22 20:48:01 


はぁ?自分の居場所のクセに収入源の一つも分かんないの?アンタヤバイな、
( 予想もしない返答に対して此方まで素っ頓狂な声を出してしまう。何とも可笑しな話だ。宿主であれば自身の邸の事は全て把握するのが筋ではないのか。それとも、其れを当たり前として過ごしてきた自身が可笑しいのだろうか。ほんの少し、彼女の発言に引いてしまう。やれやれ、と呆れたように溜息を吐き出す。)
った..、別に何考えようが俺の勝手でしょうが、馬鹿。
( 額にぶつかる彼女の額。小さい痛みに少し蹌踉めきながらも押し返すと頭を両側からがし、と掴んで挑発的な言葉を並べる。額を離すと仕返しと言わんばかりに額に強めのデコピンを見舞いしてやり。)
病人相手に酷いことしてくれんな、流石は俺のご主人様だよ。
( ふん、とそっぽを向く。さて、では次は何をして貰おうか、何て考えると悪戯を思い付いた。にや、と嫌らしい笑みを浮かべると、)
じゃあ....、キスしてくれよ。
( 唐突に、彼女には不可能でしかない頼み事をする。そう言ったことへは抵抗のありそうな彼女の反応を見て楽しみでもしようか。頰を撫でるように触り、耳裏を指先でゆるゆる、と撫でてみて。

  • No.48 by マリア  2017-12-22 22:42:30 




( 心底引いた、と言わんばかりに溜息と共に告げられた言葉の羅列にむ、と膨れ面を披露すると余計なお世話という意味合いを込めて舌を出し。額を故意にぶつけた所為で至近距離にある彼の顔から急いで離れようとすると、無理矢理頭を掴まれ生意気な発言と共にデコピンをくらい、細やかな痛みに刹那紅眼を瞑り、然し直ぐにきっと睨め付けると反抗的に返し。 )
ごめんなさいね。__そう、それはどうも。
( 全く、何時まで経っても可愛げのない男だ。違う方向に顔を向ける彼を不機嫌な面持ちで見詰めればそう考え更に小言を言ってやろうと口を開きかけ、そして直ぐに閉じ。彼が口角を釣り上げ厭らしい笑顔を浮かべている、之は大抵禄でもない事を考えている時の表情だと知っており僅かに身構え。__軈て一気に顔全体に熱が集まって来るのが分かった。見事なまでに耳と頬を真紅に染めると言葉を失った様で、然し更に頬と耳裏を撫ぜられると身体を固まらせ。要求された内容は己には易々と実行できる代物ではなく、然し言いなりになると啖呵を切ったばかりで彼は病人だ。それに、彼は己が実行するのは不可能と思っているだろう。変なプライドが働くと、彼の唇へとほんの一瞬触れるだけのキスを送り。次いで扇情的に上目で見遣っては減らず口を叩き。 )
ッ、これで満足?


  • No.49 by 依原燐  2017-12-22 23:01:33 


っ、....、何だよそれ、子供じゃあるまいし。
( 此方の悪戯な頼み事に見事に顔全体を熟した林檎のように真っ赤に染める。身体まで強張る姿は滑稽だ。思わず笑いそうになるのを堪えていると唇がほんの一瞬だけ重なった。ほんの一瞬の出来事。だが、自身には数分の出来事のように感じた。流石にこの思い切った行動に驚きを隠せずに数秒ほど固まる。しかし、はっ、と直ぐに我に返るとガッ、と顔面を掴みギリギリと指で締め付け乍軽くキレ気味に言って、)
いいか?キスの一つも知らないなら教えてやりますよ。
( 顔をずい、と近づけて説教じみたことを言い出すと手を離し、此方から唇を重ねる。逃げぬように後頭部に手を当て、此方に押し付けながらキスをする。何度か唇を離しては重ね、唇を啄む、下唇を吸ったりなどすれば顔を離す、)
これがキスだよ。お子様、
( ふ、と小馬鹿にしたように口角上げて笑みを見せて、

  • No.50 by マリア  2017-12-22 23:31:53 




( 自分に出来る精一杯の事は遣ってやった心算だ。通常の自分であれば絶対にこんな行動は起こさない、全ては体調の悪い彼の為なのだと胸中で言い訳のような言葉を呪文のように繰り返し。彼の望みは既に叶えた、と安堵から息を吐こうとしたのも束の間、病人とは思えぬ力強さで頬の両側を掴まれると思わず声を荒らげ。 )
ちょっと、アンタの要望叶えてやったって言うのに__
( 途中迄言い掛けた言葉も最後まで音にする事は叶わず、彼は口早に何故か軽度の怒りを孕んだ説教の如き発言をするや否や、早々に離した筈の唇が再び合わさり。後頭部には手を回され、半ば強引に押し付けるように重ねられる。矢張り慣れぬ行為故己を翻弄する口付けの連続に必死に酸素を取り入れ乍吐息を洩らすと、やっと離れた彼の口元が此方を馬鹿にしたような言葉を投げ掛けて来た為に、沸々と対抗心を燃やし。 )
__ う、うるさい、馬鹿!
( そう罵倒すると、今度は此方から噛み付くような口付けを落とす。然し羞恥から直ぐにぱっと離す事には変わりはないが、唯やり返したという事実に優越感を抱いては満足の表情を零し。 )


  • No.51 by 依原燐  2017-12-23 01:06:36 


( 此方の勝ち誇った表情に嫉妬するように言い返してくるが、先程の事があるせいか迫力は全くない。あるはずが無い、自身から見て今視界に映るのは只の赤面する可愛らしい幼女だ。いや、幼女と言う呼び方は止めよう。誰が気にするかもわからない世間体がある。余計な心配かもしれないが、とりあえず引っかかる物を取り払う為だ。)
った..、お前なぁ、ンな乱暴なキスがあるか馬鹿!ちゃんと愛を込めてするんだよ普通は!
( がしい、と頭を掴むと本日何度目か分からない説教開始。全く、学ばないし、知らなすぎだし、色気は....、まぁあるか。兎に角、彼女は知識不足にも程がある。一体何年生きてきた。何百年だろうに。なら、これ以上の行為などやった事はあるだろうし、慣れてるものでは無いのか?自身が過信しすぎたのか?色々納得いかない事はあるが、大きな溜息を吐き出すと手を離し、自身の手を額に当て、呆れて。)
頼むからもうちょいムードをだな..、

  • No.52 by マリア  2017-12-23 11:33:19 




いっ‥!__ なっ、普通にやったつもりよ!
( 未だ熱の冷めぬ頬ごと頭を掴まれると、一体何度目だと心中で悪態をつく。其れを言葉にする事など許さず、隙を与えずに之また何度目か分からぬ説教をくらうとむすりと顔全体を顰めて。愛を込めて、と抽象的に言われてもいまいちピンと来ない上、此方は羞恥を押し殺して頑張ったのだ。すかさず抗議を口にして。 )
むーど‥?何よそれ。
( 彼の言うムードという物が良く分からない。人間が大切にしている事なのだろうか、と一頻り思案しては解放された顔をかくりと傾け疑問を零し。他種族である人間は疎か、同種族の吸血鬼とでさえ邂逅することは滅多になく、五百年も生を謳歌しているとはいえそういった行為と知識には無縁だ。人命救助の名目で唾液を与える為に唇と唇を合わせる事はあったが、人間の間でそれが愛情表現と成り得るなど毛頭知らなかった。呆れている様子の彼を見、自身が無知なのを何処か気恥ずかしく思い乍も金髪をばさりと靡かせ腕を組んでは、ふんとそっぽ向き。 )
説教みたいに口でがみがみ言われたって分からないわ。むーど?とかいうものも。あ、愛を込めてするっていうのも。私が悪いんじゃなくて、燐に非があるのよ。


  • No.53 by 依原燐  2017-12-23 15:14:39 


ムードも分かんないのかこの女は..!
( 此方の発言に皆無の反応を見せる。信じられない、彼女に惚れた男達は一体今まで何をしてきた。一体どうやって生きてきたのだ。そして世間を知らなすぎる彼女は一体何を今まで学んできたのだ。これはあれだ、鈍感なんて言葉で片付けるには重すぎる。重たすぎる問題だ。何だか変にストレスが溜まっていく。)
あーそうかい、そうですね。何もかも俺が悪いわけあるかバカ!
( 彼女の自分勝手な発言に苛立ちを覚えながら全て自身のせいに片付けようとするも納得がいかない。スパーン、と言葉の途中で彼女の頭を叩けば頰を思いっ切り摘むと、)
お前はもっと世間体やそーゆー事への知識を深めろ!仮にも男と同じ部屋にいると言う事がどうゆう事なのかを理解しろ!
( がみがみ、と説教垂れる。流石に彼女には自身から色々教えなくてはいけない事が沢山あるようだ。別にそれは構わないのだが、自身を一人の男として見てないと言わんばかりの言動には腹が立つし、男としての自身を無くす。こうなったらヤケだ。意地でも彼女に自身を男として認識させてやろうでは無いか。

  • No.54 by マリア  2017-12-23 19:04:49 




__ッ、ちょっと!何回叩いてんのよ馬鹿燐!大体__
( 何故か苛立ちの色を見せている様子を不思議だと言わんばかりに眺めていたが、唐突に結構な勢いと強さで頭上を叩かれ稲妻の如き衝撃が身体を駆け巡ると、毛を逆立てた猫さながらに怒りを顕にして。紅眼で限りなく睨み付けると、対抗せんと言い返し。更に彼へ罵声を浴びせようと薄桃色の唇を開き掛けたが、又もや妨害され。頬を摘まれては発声する事が出来ず、眉間を思い切り顰める事で不機嫌を表現し。
こうも懲りないのか、先程から説教ばかりが鼓膜に響いてくる。そろそろ呆れが出てくる反面、少し体調が戻り元気になったか、何て呑気な事を考えて。彼が此処まで意地になっている理由は微塵も理解出来ないが、一方的に責められ続けては此方も快くはない。頬を摘む彼の掌をぱし、と振り払うとブロンドの髪をさらりと揺らし乍、至近距離にある彼の黒い瞳を力の限り睨み態と大声で対抗し。多少は彼が男であるという事実に意識もしているが、あくまで多少だ。心からの素直な気持ちなのか、敢えて挑発してるのかは定かではないが中々核心的な言葉を告げ。 )
そもそも人間と接する機会がなかったんだから、俗世の事への知識がなくて当たり前でしょう!__それに‥燐は燐だもの。男がどうこう言われたっていまいち頭に来ないわ。其処まで意識した事もなかったし。


  • No.55 by 依原燐  2017-12-23 19:32:31 


....そうか、分かったよ。じゃあ俺が教えるわ、俺のこと絶対意識させるからな。
( 先程から直ることのない不機嫌さ。彼女がこうなるのもまぁ納得はいくが彼女を愛でる此方の身にもなって欲しいのだがそれが出来れば彼女とてこんな状況を作ろうとしたわけではないのはよく分かる。此方にも非はある。変に期待をしすぎたのも悪い。気持ちを切り替えるように大きな溜息を吐き出し、うんうん、と頷く。)
じゃあとりあえず、今日一日はアンタを俺の好きにさせてもらうからな。
( と、次いで命令的な発言をすると、彼女の腕を引き此方に抱き寄せる。胸の中に彼女が背中から埋まるようにすると耳裏や首筋へと口つけを落とす。愛情表現としての行為だが軽く欲を満たす為の行為でもある。手を指を絡めて握る。自身が生前に出来なかった事、愛する者をこうやって自分なりに愛でる行為を押し付けがましいが彼女にしたいのだ。愛でるが故、大切な存在だから、彼女にしかしたくないから。)
マリア、
( ぽつり、か細く耳元で名前を囁くと手の甲にも口付けを落とすとぎゅ、と割れ物を包むように抱きしめて、

  • No.56 by マリア  2017-12-23 20:44:27 




( 紅い瞳で黒い瞳を見つめ返し、臨む所だと意思表示をする。命令口調ではあったが、元々今回に関してはそういう取り決めであった故に彼の発言を大人しく受け入れるつもりのようで特に言い返す事もなく静かな肯定を示し。さて、一体彼は如何行動を起こすのだろうと余裕を持て余していたが、突然抱き寄せられると顔全体を驚愕に満たして。 )
ちょっ、何す__ッ、
( 視界が彼の身体によって遮られ、眼前には女性と違い硬い感触のある胸板、其処に埋めるような形に為っていると自覚すると慌てて声を洩らすが然し、不意に降ってきた口付けの嵐。耳裏と首筋など滅多に触られることもなく、何処か擽ったく感じる其れにやや身動ぎし。慣れない為に何時もと同様白肌はさっと赤に染まり恥ずかしさは顕にするものの、矢張り嫌悪は感じず。最後に手の甲へ落とされた口付け、一連の所作は酷く優しく壊れ物を扱うかのような物であり、色々と疎い己にでさえ大切にはされているのだと分かる。大人しく彼に抱かれ乍ぽつりと呟き。肝心の異性として意識するか否かの問題は置いておき、一つ学んだという趣旨を。 )
‥取り敢えず、これが人間たちの愛情表現である事は理解したわ。


  • No.57 by 依原燐  2017-12-23 21:45:47 


なにその反応。ドキドキしないわけ?結構ショックなんだけど、
( 此方の積極的なアピールに対し表情を赤くし、大人しくなるも何処か冷静な様子に間抜けだ表情になる。可笑しい、何故こうも大した反応を魅せないのだ。ほんとに彼女には愛とかそう言う物を感じないのか。こんなにも愛を向けても、積極的に取り繕っても..とは言うもののまだ初日。まだまだやれる事は沢山ある。この程度で挫けるつもりは毛頭ないがどうすればいいのか。ない頭で精一杯に知識を振り絞る。とりあえず、今脳裏に浮かんだ事を言ってみようか、)
なぁ、ご主人様。愛してるよ、今までアンタにこの気持ちを伝えんのは不躾かもしれないと思ってたがこう言うのは伝えなきゃ分かんないんだよ。この意味はよく分からないとは思うけど、知っといてくれないか。
( ひょい、と持ち上げて此方と正面になるように向かい合うと頰を指で撫でながら掌で頰を包む。真剣な眼差しで気持ちを伝えると繋いでいる手をきゅ、と強く握った。こんな風に気持ちを伝える事は絶対にないとこの瞬間まで思っていたがそんな事を言っている場合じゃない。長い道のりにはなりそうだが頑張っていくとしようか。

  • No.58 by 依原燐  2017-12-23 21:54:34 


( あのですね、少しお聞きしたいことありまして。何かしたい事ありませんか?ちょっとマンネリ化してきたので、何かしらアクション起こさないとマズいかなーって。飽きてきたのであれば此方の事切り捨てて構わないのですが..、

  • No.59 by マリア  2017-12-23 23:07:52 




そう言われても‥脈は打ってるわよ?
( 彼の腕の中からもぞりと動き、顔を覗かせると何処かズレた発言をし。途端に、何時もは悪態しか吐かない口元が連々と素直な心中を吐露し始めると暫し口を噤み。何を言っているんだ、と茶化す事も揶揄する事もしてはいけない局面だという事は機微に疎い己にでさえ理解出来る。然し如何返すべきかと思い倦ねていると、ふと身体が浮き次の瞬間には彼の真正面に居り、優しく頬を撫ぜる彼を幾度か瞬かせ乍も紅眼で見据え。繋がれた掌から温もりを感じながら、 )
__分かったわ。うーん‥そうね、
( 取り敢えずは了承の言葉を口にする。きっと彼にとっては一世一代の告白だったのだろう。愛してる、その単語が本来どのような意味を持つのか吸血鬼である自分には余り理解出来ないが珍しく真面目な彼に自分も誠意を見せようと考えて。軈て繋がれていない方の腕を彼の首元へと回すと、普段吸血目的でしか唇を寄せない首筋に優しく口付けを落とし。彼女の中では未だ恋愛ではなく親愛や友愛に近い感情ではあるかもしれないが、愛の一種には変わりはない。たった今学んだ人間の間で行われる愛情表現を行動に移してはちらりと様子を窺って。 )
こう、で合ってる、わよね‥?


( /アクションですか‥んん、そうですね。シリアス展開なら燐くんの身体の異変に気付く、燐くんの本格的な吸血化、マリアの一時的な体調不良。明るめの展開であればベタですが外の世界へ外出などでしょうか。第三者の介入などは難しいですし‥済みません、当方長々と遣り取り出来れば良いなあと思っておりましたので、其処まで浮かばず‥!主様の方で要望が御座いましたら構わず取り入れて下さいませ。 )


  • No.60 by 依原燐  2017-12-23 23:34:23 


ほんっとズレてますよね、阿保じゃん。
( 気持ちを伝えた直後、繋がれていない腕が首元へと回ってくる。何をするのかと不思議そうに見つめると次の瞬間、首筋へと近づく彼女の顔。こんな状況ではあるが、吸血衝動が起きたのかと呆れ気味になるがどうやら違ったようだ。首筋に当たる優しい口付け。突然の出来事に頭がついていかない。何が起きたのかと少し理解するまでに時間はかかったが、理解が追い付くと彼には珍しく顔を赤くする。慌てて掌で顔を隠そうと必死になるも真正面からでは隠しきれずにバレているだろう。それでも、何とか誤魔化そうと生意気な発言をして。予想外だった、彼女がこんなにも積極的な行動を、取るとは思わなかった。やられた、完全に不意を突かれてしまった。だがしかし、嫌ではない自分がいるのも何か腹が立つ。

( 分かりました。ご主人様自体も何かあれば勝手に事を進めていただいて構わないのでよろしくお願いします。

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