血肉を貴女に、貴方を私に

血肉を貴女に、貴方を私に

依原燐  2017-12-17 22:10:00 
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あのロリババア吸血鬼と生け贄の俺ちゃんの部屋です。


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  • No.21 by マリア  2017-12-18 07:22:40 




ほんとに生意気な男ね。__ じゃあおやすみ。
( 案の定スタイルを貶して来たが、最早言われ慣れている為変に耐性が付いたらしく、口許を微かに引き攣らせ乍も落ち着けと脳に命令を送り、極めて端的に返し。吸血したことによる満腹感から得られる多幸感はそのまま眠気へと変わり、其処は人間の身体の造りと余り大差無いのだと之又呑気に考えつつ、適当ではあるが彼から了承を貰うと翻りスタスタと自室へと戻っていき。 )
__ 体調崩すんじゃないわよ、バカ燐!
( 自室の扉の一歩手前、闇夜にでさえ輝きを放つブロンドがばさりと揺れ、一度彼の方へ向き直ると仕返しと言わんばかりに罵倒を含んだ捨て台詞を残し直ぐ様大きな音を立てながら今度こそ確実に自室へと戻っていき。 )


( /翌朝にスキップして頂いて構いません‥! )


  • No.22 by 依原燐  2017-12-18 07:37:11 


はいはい、おやすみなさい。
( 自室に戻る最後の最後まで此方の身を案じる彼女の気遣いに少々喜びを感じながらも適当にあしらって。しっかりと部屋に入ったのを確認すると自身も自室に引き篭もる。)

_____翌朝

...なんで、ここ腐ってんの?
( 太陽が昇り、また新しい、変わりばえのない一日が始まろうとする最中。自身の身体に変化が訪れていた。たまに何処からかいつのまにか補給されている私服に新しく着替えようと上半身の衣服を脱ぐ。そして部屋に置いてある姿見で自身の身体をチェックすると、いつからなのか、脇腹が黒く変色しているのだ。何か色が付くものを着ていた訳でもなく、ペンキ仕事をしていた訳でもない。そして、脇腹だけではなく、背中のあちこちにも黒い変色が見当たる。触るとそれは、ぐちゃり、と聞くだけでも不快になる音を発した。腐っている、そう判断するまでに時間は掛からなかった。まずい、遂に身体にはっきりと症状が現れ始めた。もともと人間だった自身がいきなり人間でも、吸血鬼でもない中途半端な存在になったのだ。細胞単位で異常反応を起こしたのだろう。バレてはいけない、変に不安事を抱えさせてはいけないと考えると急いで服を着て、彼女の前では絶対に脱ぐ行為をしない様に決意した。

  • No.23 by マリア  2017-12-18 07:50:03 




__ んう、りーんー‥、
( 自室の窓全面に張り巡らされた機能性抜群の遮光カーテンからでさえ遮れない強い陽光が瞼の裏を刺激する翌朝。否、朝と言うよりは既に昼に近い時間帯ではあるのだが、日差しに弱いという吸血鬼特有の設定を良い事に彼女は未だ夢現の境界の淵に佇んでいるようで。然し身体はもう活動しようとエンジンを掛けているらしく、幾度か寝返りをうち乍も、曖昧に彼の名前を呼び。喉が渇いている__朝は如何しようもなく力が出なく、到底大広間まで足を運ぶ膂力は残っていなさそうだと朧気に思考を働かせ。彼はとっくのとうに起床しているだろうが、生意気な彼の事なぞ放って置いても構わないかと彼の身に起きている異常事態に気付く筈もなく又夢の世界に入ろうと枕に顔を埋めて。 )


  • No.24 by 依原燐  2017-12-18 08:22:31 


うわぁ、ヤバイなこれ。バレたら馬鹿ほど心配するからなー、あの人。
( なるべく察されない様に自然に振る舞う様に心掛けるが時間の問題かもしれない。さて、気持ちを切り替えた所で朝一で向かう場所。それは彼女の部屋だ。朝起きたばかりの彼女の事だから喉が渇いているに違いない。少し面倒ではあるが、部屋を出れば彼女の部屋へと足を運ぶ。そして、部屋の前へと来れば数回ノックをする。暫く反応を待つが案の定それらしきものはない。まぁ分かりきってはいた。問答無用で室内へと入れば枕に顔を埋める主人に近寄り )
おい、起きろ。
( べし、と遠慮なしに後頭部を叩けば起床を促す。どうせ朝一で血を搾り取られるのだ、早いうちに済ませておきたい。さっさと起きてくれないだろうかと思いながらべしべし、と叩き続けて。

  • No.25 by マリア  2017-12-18 16:35:04 




__ 燐‥?
( 柔らかな採光と、我が宅自慢の弾力あるベッドのお陰で簡単に眠りが覚める訳もなく、何時もなら吸血鬼ならではの五感の鋭さが発揮され直ぐに察知できる人の気配も、当然彼が遠慮もなしに自室に足を踏み入れた事も気付かず眠気という欲求に抗わず穏やかに呼吸をし。意識を少し鮮明にするように強く後頭部を叩かれると、僅かに身動ぎ。通常なら飛び起き激昂する局面ではあるものの未だ夢現の最中に居る様で覇気のない紅眼を其方に向けては小さく名前呼び。 )
血、飲ませて‥
( 軈て後頭部を襲う痛みなど物ともせず、のそり緩慢な動作で起き上がると随分良い夢でも見ていたのか半ば寝惚けた様子でぽつりと要求し、そのまま彼の首筋に牙を添えると吸血をする際には力加減など全くしない彼女が珍しく優しい甘噛み程度に済ませて量も其処まで摂取せず。夢現にいるお陰か、本能的に彼を心配してかのどちらであるかは不明ではあるが。 )


  • No.26 by 依原燐  2017-12-18 17:28:10 


ん、そうだよ。アンタの大好きな生け贄ちゃんだよ。
( 珍しく後頭部を叩くも大した反応を見せない相手に少し目を丸くする。どうやら寝惚けが激しい様で此方の悪態に対しても怒りを露わにしない。なんだか変な感じだ。まぁ良いだろう。とりあえずベッドの端に座れば名前を呼ぶ相手に大して適当な返事をする。なんともまぁ綺麗な瞳だ。寝惚けながら言われた言葉に、)
はいはい、どーぞ。
( 牙を突き立ててくる彼女の背中に腕を回し、身体を支えてやれば血を吸わせてやる。身体から抜けていく血の感覚。身体から抜ける力。朝一の吸血の為に少し感覚に敏感なせいか変な声が漏れ、ぴくん、と身体が跳ねる、)
マリア..、
( 何故、だろうか。心地が良いからか、なんだか懐かしい感覚を覚える。ああ、そうか。これは懐かしいに決まっている。愛、に似たものだから。ふ、と小さく口角上げると囁く。

  • No.27 by マリア  2017-12-18 17:55:59 




( 朧気な意識下でも彼が此方の身体を支えんと背中に腕を回している事が分かる。じんわりと滲む温もりに緩りと桃色の唇を綻ばせ、少量の血液をゆっくり嚥下し終わると満足気な微笑みを洩らして控えめに牙を抜いて。 )
ん、‥
( 鼓膜を優しく震わす声音が、マリアと己の名を囁くと応答するように小さく声を零し、凭れるようにそして猫が擦り寄るように彼の身体へと体重を乗せ。そのまま再度瞼を下ろそうとして__バッと身体を離し。血を摂取したからか脳が活性化し同様に意識も覚醒して、力強い光の戻った紅眼を瞠目させた後幾度かきょろりと周囲を見渡し。視界から理解出来る情報は時刻は昼近くだということ、そして彼が眼前に居るということは既に血を吸い終えたということの二つ。寝惚けて変な行動でも起こしてないだろうかと内心ドギマギし乍も取り敢えず朝の挨拶を。 )
__ えーと‥その‥おはよう?燐、


  • No.28 by 依原燐  2017-12-18 18:12:26 


..、おはようございますご主人サマ。
( 初めてかもしれない。彼女相手に愛に似たものを感じたのは。流石に彼女に好意は抱いているが、それ以上の深いものを感じだことは一度もない。何だか新鮮な気分だ。悪くない、うん、悪くないな、これは。首筋から牙が離れ、くすぐったい様な感覚に身震いして。彼女が勢いよく離れて、寝惚けが漸く覚めたのを確認すればされる挨拶に先生が生徒に返す様な丁寧な挨拶を交わす。しかし、何だ。何故か腹が立つ。抱きとめたままその温もりでも感じていようと思っていた矢先に急に離れられた。まぁそりゃ自身は生意気だが、そこまで拒絶することはないだろう。むす、とした表情になると棒読みになりながら、)
良い朝ですね、
( なんて仏頂面で言って。

  • No.29 by 依原燐  2017-12-18 18:20:52 


(すみません、12時過ぎまで返信出来ないです。よろしくお願いします、

  • No.30 by マリア  2017-12-18 18:34:22 




な、何よその他人行儀な挨拶。__ん、そうね。
( どちらかと言うと捕食対象にも近い立ち位置に居る彼でも生物学的には男という区分である訳で、勿論此方もそれなりに気を遣い時には羞恥心が生まれる。つい先程までの普段ならば余りない近い距離感を鮮明に思い出し、何処か気まずい雰囲気を惜しみなく放っていたが返された挨拶の素っ気なさに反射的に食いついて。ぷく、と柔肌を膨らませ不機嫌ですと身体全体で表して。同じような表情を貼り付ける彼が次いで今朝方の感想を零すと律儀にも窓に視線を向け同調し。__さて、己の食事は既に済んでしまったが、彼はどうだろうか。ベッドの縁に腰掛けネグリジェを整わせ乍ブロンドの髪も幾度か指で梳き、思った事をそのまま言葉にして。 )
今お昼近いけど‥燐はもう朝御飯は食べたの?


  • No.31 by マリア  2017-12-18 22:02:28 




( /了解です、畏まりました‥! )


  • No.32 by 依原燐  2017-12-19 01:08:37 


べっつにー、
( 色々納得がいかない事はあるがまぁいい。とりあえず何故か彼女まで膨れているのはよく分からないが、適当に無視をしておけば良いだろう。互いに好意を持っているのは確かなのだろうが、互いのプライドが気持ちを伝えるのを許さない。彼女の問いに、言葉が一瞬詰まる。それは、わざわざ聞く様な事なのか、何故聞いているのか。思わず呆れてしまった。自身に食欲などとうに消えてしまった。寧ろ、なにかを食べると身体が拒絶反応を起こして全て吐き出してしまうのだ。何なら数日間ちゃんとした身動きを取れなくなってしまう。)
食べましたよ、
( はぁ、と小さなため息を吐き出すと、)
もういいですよね、じゃ。なんかあれば呼んで。
( よっこらせ、と立ち上がると気だるそうに歩きながら部屋を後にしようとした瞬間、ぐらり、と視界が歪む。どうやら、たち崩れている様だ。然し、ぐ、と片足をつき踏ん張ったは良いが結局倒れてしまう。ああ、きっとこれはあれだ。朝のアレだろう。こんなにも早く症状が出てしまうものか。床に寝そべる様になれば何とか起き上がろうと片腕で必死に身体を支えて。

  • No.33 by マリア  2017-12-19 07:18:55 




そう。それなら良かった。
( 寝惚けが未だ続いているのか、それとも元来人間の身体の事情など頓着しない質なのか。己が投げかけた問に何ら不自然さを抱くことなく金髪を整え乍返答を待ち。暫しの間の後、溜息混じりに肯定する彼を一瞥し端的に上記告げ。 )
わかったわ、じゃあ__、!?
( 先んじて部屋を退室するべく腰を上げた彼の足取りに微かな違和感を覚えるもこくりと頷き。然し途中から放とうと思った言葉は空を切るばかりでまともな音にならなかった。彼が突如として倒れたからだ。四つん這いにさえなり切れず不格好に片腕をつく彼の側近へ急いで赴くと、その身体を出来るだけ労るように支え。その傍ら、脳内は原因を突き止めることに必死であり、一番に脳裏を過ぎったのは吸血量の多さ故の貧血であったが昨晩唾液を与えた筈だ。明らかな動揺を浮べて声を掛け。 )
り、燐?ちょっと、どうしたのよ‥!


  • No.34 by 依原燐  2017-12-19 11:40:02 


....、
( これはまずい。本当に身動きが出来ない。彼女であれば原因は吸血量と唾液の事を気にするだろうが全く別の原因だ。ああ、何をしているんだか。とりあえず心配する必要はない、と伝えなくてはいけないがどうやら無理な様だ。言葉を発しようにも喉から出るのは言葉にならない何か。助けて、とも言えず、心配するな、とも言えず。意識が朦朧とする。身体が焼けるような感覚に襲われる。此方を支える彼女の腕をがし、と力強く掴むと、精一杯に声を絞り出し、)
しんぱ...な、い..、
( 片腕で漸く身体を持ち上げてゆっくりと起き上がる。不安そうな顔をする彼女を安心させるようにぽん、と頭を撫でる。大丈夫、あんたの従者だ。大したことないさ、と伝えるように。しかし、流石に休みたい。覚束ない足取りで立ち上がると彼女の身体を借りながらベッドへと歩き出す。そして倒れるようにベッドに寝転がると天井を仰ぐ。ああ、何だかこの部屋は寂しいな。彼女はいつも寂しい思いをしてるのだろうか、今度から一緒に寝てやろうか、なんて冗談を考えては小さく、ふ、と笑って。暫くして、身体の調子も戻ってくると、)
ご主人、手。
( ちら、と目線だけ彼女に向けてはきゅ、と小さく冷たく、温かい彼女の手を握った。安心を今は得たい。無礼ではあるが、今はこうさせてくれ。我が主人よ。

  • No.35 by 依原燐  2017-12-19 17:19:36 


( 今日も、返信は遅くなります。よろしくお願いしますね、ご主人様。

  • No.36 by マリア  2017-12-19 17:45:27 




( 焦燥の色の滲む此方の呼び掛けに直ぐ様答える気配はない。それ程までに意識は朦朧としている様だと人間の身体を明細に知らない己にでさえ理解出来唯唯打開策を見つけるべく考えを巡らせて。__と、不意にがしりと腕を掴まれると迅速に顔を彼へと向け紅い瞳で真摯に見詰め彼の主張を聞き届けるも、今の状態を目前にしては全く信憑性のない言葉で。 )
そ、そんなわけないでしょう‥!?
( 即座にそう否定してみせるが、徐に身体を起こし優しく頭を撫ぜる掌に言葉を詰まらせ、何を言えば良いのか分からなくなり。その行動は此方の安堵を誘う為のものだと示唆して。次第に己の肩を借りてベッドへと向かう彼を必死に支え何時もであれば怒りを顕にしていたものの、落ち着かない面持ちで寝台に寝転がる彼の一連の流れを見守り。笑む姿を見ると僅かな安心を抱き幾分か顔を綻ばせ、包むように握られた掌の更に上にもう片方の己の掌を重ねると、命令的ではあるが珍しく素直な様子を見せ。 )
私の手を握るくらいで燐の体調が治るなら、何時間でも握ってるわ。あと、何かして欲しいこととかあったら遠慮なく言いなさい。


( /了解です!それと追記なのですが、身長158cmとあちらに書いてあったのですが、155cmの間違いです、ご了承下さい‥! )


  • No.37 by 依原燐  2017-12-20 01:27:21 


..、あー、よし。起きる。
( 冷たい。けど温かい。目の前には彼女がいる。主人である彼女が自身を心配そうに見下ろしている。なんだか、悪くない。だが、流石に心配させ続けるのは申し訳が立たない。ある程度大袈裟過ぎるほどに此方を見つめる彼女から視線から外すと、ゆっくり身体を起こす。身体を起こしたと同時に吐き気に襲われるがぐっと堪える。こんなところで嘔吐していられるか。追い討ちをかけるように心配かけていられるか。彼女は彼女で大変なのだ。まだ抜け切らない怠さを身体に背負ったままベッドから降りると、)
じゃ、なんかあれば呼んでください。
( 再度同じ言葉を投げ掛ける。ひらひら、と適当に手を振れば重い足を引きずるようにしながら彼女の部屋を後にした。自室までは今の状態だと中々距離はあるが仕方ない。大きなため息を吐き出し、気持ちを切り替えて歩き出した。

  • No.38 by マリア  2017-12-20 07:32:24 




( 一瞬でも眼を離せば、次にはもう意識が途絶えてるかもしれない。生贄とて、大事な人物である事に変わりはなく、少しも目線を彼から逸らさず掌も控えめに握り続け。然し、軈て徐に身体を起こし始めた彼を間抜けな顔で唖然として凝視し、なにやってるの、と声を出そうとした口は空を切るばかり。未だ寝台に身を沈めてから幾分も経っていない、余りに馬鹿だ。驚愕から硬直状態に陥った己に彼が掛けた言葉は更に己を驚かせた。体調や具合が優れなくても、彼が一番に考えてくれているのは自分なのだ、と自覚し。 )
__ ば、馬ッ鹿じゃないの!?
( 何事も無かったかのように自室の扉から出ていく彼の背中に一先ず第一声。罵声に近いかもしれないがこの際些細な問題は気にしない。大袈裟なくらい扉を力強く開け放つと、案の定足取りが重くさほど距離も進んでいない無様な姿を見、つかつかと足早に歩み寄ると、そっと腰に手を添え微かに身体を支え乍決定事項と言わんばかりに言葉をまくし立て。 )
そんな状態で‥歩けてるのもやっとじゃない。言っておくけど、今日一日私はアンタに付き添うから。少しくらい自分の身を大事にしなさい、生贄のアンタが機能しなくなったら私だって困るわ。


  • No.39 by 依原燐  2017-12-20 20:16:35 


( 困ったものだ。人間になれずに、吸血鬼になれない半端者。そんな自身ならこうなるのも仕方ないだろう。身体が重い、腐っている場所が痛む。痛みに顔を歪めそうになる。然し、平然を保つ。使用人さん達にもたまに心配をされるが適当にあしらう。また、意識が可笑しくなりそうな中、突然腰に添えられる手。なんだ、触るなと思いながら目線を横にやると決定事項と言わんばかりの台詞に、)
何言ってんの..、まぁでも、アンタがそーしたいならそーさせてやるよ。
( 上がる息を強がりで抑えながら小馬鹿するようにはっ、と笑う。だが然し、それは有り難い。付き添ってもらえるのは嬉しい。今日を、一人で乗り切るのは辛過ぎる。少し身体を預けると、自室に戻らずに彼女の部屋へと戻る。扉を開けると、すぐ側にあるソファへと倒れるように寝転がる。)
ご主人様、水欲しい。
( なんて、とりあえず適当にお願い事でもしてみようか。後で怒られそうだが。

  • No.40 by マリア  2017-12-20 22:03:41 




( 必死に平然を保とうとしているのだろうが、力む表情筋の僅かな変化に吸血鬼である己が気付かない訳がない。事態は思ったよりも深刻な様だと改めて認識し直し。あくまで生意気な姿勢を崩さない彼の上から目線の言葉に、然し逆上すること無く静かに聞き入れ、方向転換する彼の意図を漠然とではあるが汲取ると予想通りといった所か向かった先はつい先刻迄居た己の自室。一般家庭のリビングを裕に超える広さの一隅に構えるソファへぞんざいに身を投げた彼の傍らに己もしゃがみ込む。 )
__ お、お水ね!分かったわ。
( 何時もは扱き使う側の人間ではあるが、今日ばかりは話が別。怒りという概念はとうに立ち退き、彼の要望を素直に聞き入れると二つ返事をした後恐ろしい早さで部屋を後にし。それから一分も経たぬ内に又部屋に戻ってくると、息を少し切らし乍も掌には水の入ったグラスが確りと握られており、彼の顔を覗き込むように見遣れば恐る恐る問い掛け。 )
も、持ってきたわよ、お水!‥どう?一人で飲める‥?


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