主 2016-11-01 18:52:12 |
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…何が。
(何かなんてだいたい見当がついているのに、そっぽを向いたまま知らないふりをして。自分でも幼稚なことをしているとはわかっているが、早く家につかないかとじっと窓から視線を外さずに上記を述べれば)
朝のこと、嫌いって言ったでしょ。ごめん
(相手の素っ気なさも態度も全部受け入れて、何も触れずに話し出し何かを悟ったような笑みを浮かべてゆったりと話して。ごめんと謝ったあとに、本当はそんなこと思ってないんだ とさっきまでの声量より小さめに付け加えて)
…嘘つけ。思ってもないくせに謝んなくていいから。
(どんどん自分が卑屈になっていくのがわかる。言っていて馬鹿らしいがぐちぐちと文句しか言うことができず。またからかわれていると思えばもうその手には乗らないぞ、と言わんばかりにきつい言葉で返して)
っ嘘じゃ…ないよ
(自分が本当に思っていることを嘘だと切り捨てられて、謝ったことさえも思っていないことだろうと言われとことん嫌われてしまったんだろうと感じると、抑えていた涙もポロポロと落ちていきしまいにはガン泣きで事故ってはいけないと車を道路の端に一旦止めて)
あーもーわかったよ…
(意地っ張りな自分にもイライラしてしまって八つ当たり気味な態度になってしまうも、やっぱり泣かせたのはよくないと思って、とうとうぼろぼろと泣き出した相手に向かってバツが悪そうに目線を外しながらも上記を述べて。しかしやはり自分が好きだというのは信じられなくてにそこには敢えて触れずに)
もう環に関わらないように、するから…
(ここまで嫌われてはもうどうしようもないなと感じたのか、本当は嫌なのに自分から関わることを絶とうとして。「もう好きって言わない…迷惑になるなら言わないっ。」と述べてやっと相手の顔を涙を溜めた目で見つめて。)
別にそこまで…ちが、兄貴が俺のこと嫌いとか好きとか言うからじゃねーかよ!
(兄弟なのに関わらないようになど出来るはずがないだろう、と呆れながらもそう思うまでに追い詰めてしまったのかと思い、そこまで怒っていないと言いかけて。迷惑、という言葉に何故こちらが迷惑という話になっているのか、まず話が吹っ飛びすぎだと慌てて相手を見れば、少し枯れた声で上記を少し怒ったように言い返して)
本当に、好きなんだ…嫌いになりたいくらい大好きなんだよ!
(自分の気持ちをうまくコントロールすることが出来ず、嫌いになるくらいに大好きだということが言いたくて必死に訴えかけようと感情的になって。自分の言葉が相手を混乱させていたのかもしれないと反省しては、家を出ようと思うんだとポツリと呟いて)
どっちなんだよ、もう訳わかんねえんだよ!
(好きなのに嫌い、嫌いなのに好き、考えれば考えるほど頭の中がぐちゃぐちゃになっていき、声を荒げて上記を述べればガンガンとなる頭を覆うようにして背を丸め。しかし付け加えられた言葉に一瞬頭が真っ白になって、ただ目を丸くして相手を見つめ)
だから、大好きなんだって!愛してるの…環のことっ
(張り上げられた声にビクッと肩を震わせるも、ここで下がってはいけないと思い好きで本気で愛していると必死に述べて。もう就活だし、バイトで貯めたお金もあるから…と自分を見つめている相手とは逆に目を逸らして)
…じゃあなんでこのタイミングで家出るんだよ。
(愛してるというくせに家を出るのか、もう相手の考えていることがわからないと困惑した表情で俯けば、先ほどとは打って変わって小さく呟いた後、嘘つき、と泣き声で言い。少し遠いが家までの道のりは分かるし、最悪家にいる母親にでも鍵を開けて貰えばいいかと思いながら降りるために車の扉を開けて)
待って…前から決めてたんだ。
(この時期に家を出て一人暮らしに慣れるというのは両親と話し合って決めていたことで、偶然このタイミングになってしまったことをしっかり説明しようと扉を開けた相手の元へ自分も行って説明し。嘘つきという言葉が刺さったのか、どうやったら信じてくれる…?と潤んだ目でたずねて)
そんな話…そんなの俺に一回も……。
(説明を受けるも、自分だけ知らなかったのかとショックを受けながら上記を述べて。もう今は何を言われても信じられない気がする。「もうお兄ちゃんのことなんか何も信じられない!」と半泣きになりながら叫べば、走り去ろうと相手を避けるようにして車を降り)
環っ…!!
(家を出ることを相手に相談して、軽く行くことに賛成されると会う機会も一気に減るという点も気にしていないように感じてガッカリしてしまうのが怖くて言うことを拒んでいたのがもっと辛い結果を出してしまったことを本気で後悔して。車を降りた相手を追いかけて強引に抱き締めて、震えた声でごめんと謝り)
環っ…!!
(家を出ることを相手に相談して、軽く行くことに賛成されると会う機会も一気に減るという点も気にしていないように感じてガッカリしてしまうのが怖くて言うことを拒んでいたのがもっと辛い結果を出してしまったことを本気で後悔して。車を降りた相手を追いかけて強引に抱き締めて、震えた声でごめんと謝り)
っ!離せよ!離せ!
(相手に好きなんて言われながらも結局頼りになんてされていないのも、勝手に傷ついてまともに人の話も聞けないような自分にもイラついて逃げようとし。後ろから抱きつかれ驚いたようにしながらも、とにかく何処かへ行ってしまいたいと、未だ体を捩って暴れながら上記を叫んで)
好きってのは本当、家を出る話は俺が怖くて言えなかった
(相手が自分の腕から離れようと暴れているのを見て落ち着かせようと一人称を僕から俺に変え、珍しく声を荒げて。相手が色んなことで傷付いて混乱していることを理解していたのか、自分の気持ちや情けない部分を全て話し。)
うそ、ばっかり…。
(滅多に聞かない大きな相手の声にびく、と驚きつつも、小さく上記を述べて耳を両手で塞いでぎゅっと目をつぶり。しかし真剣に相手が話していることが伝わりおとなしく耳を傾ければ、怖いという言葉に少し疑問に思い)
嘘じゃないよ…唯でさえ男同士で兄弟なのに。
(ごめんと謝り続け、自分が相手に言わなければいけないことを全部話し終えると嘘だと思っている相手に、上記に僕ばっかり大好きで…と泣きながら述べて。)
……。
(相手の言葉や泣き声を背中越しに黙って聞いて。もう完全に抵抗する気はなくなりただ罪悪感が胸に残れば、自分を抱きしめている相手の腕をそっと撫でて)
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