主 2016-11-01 18:52:12 |
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僕本気だよ…兄弟としてじゃなくて
(相手の顔が見えていない状況で告白のようなものをしたのは、自分の弱さだとわかっているもののいざ相手の顔を見ては出来ずちょうどいいタイミングだと感じて。でも、このまま顔を見ないまま伝えたら本気だと伝わらないんじゃないかと、真っ赤な顔をゆっくりと相手から離して目を見ながら述べて)
(/いい感じのタイミングだったんで今告白します)
え、それはどういう意味…?
(相手が自分の顔を見つめてきたので、今は真っ赤だから見ないでほしいと逃げようとしたのもつかの間、相手も顔を真っ赤にさせながら言った言葉に一瞬思考が停止し、どういうことか分からないというような顔をするも、自分の心臓がばくばくとうるさくなるのを感じて)
だから、その…環を1人の男の人のとして…好き
(どういう意味と聞かれると、俯き気味になりながらも相手の目をしっかりと見て言葉の意味を述べながら、自分の気持ちもちゃんと伝えて。断られたらどうしよう、兄弟なのに気まずくなると断られた時、拒絶された時ばかりを気にして)
え……お、男だぞ?そ、それに……兄弟、なのに
(相手の言葉に信じられないというように目を見開き、しかし相手からなぜか目をそらせずじっと見つめて。男同士の恋愛に偏見はないが自分がまさか好かれているとは思わず、しかも兄弟という関係から、駄目だ、と言わなければいけないはずなのにただ顔を真っ赤にさせ、口をぱくぱく動かす事しかできず)
駄目…だよね、おかしいよね…気持ち悪いよね…
(相手の反応を見てこれは駄目と言われる流れだと感じると、嫌われてしまうという気持ちが強くなり完全に俯いてしまい泣いてしまいそうになるのを必死に抑え。相手に最もなことを指摘されると、やっぱり言わなければよかったと後悔して)
ち、ちがう!おかしくない!気持ち悪くもない!
(相手が目を潤ませ始めたのを見て、反射的にか慌てて否定し。しかし、駄目ではない、とはっきり言えず、かと言って駄目だとも言えず、余計に混乱してしまいつられて泣きそうになってしまいながらも、相手の手をぎゅっと握って小さくつぶやき)
兄貴は…す、すき、…でもそれが恋愛なのかは…分かんねえ……
困らせて…ごめんね。忘れて
(おかしいとか気持ち悪いとか自分が思っていた最悪のことを否定してくれたのは少し嬉しく思って。ハッキリとしない相手の答えに自分が傷つかないように濁してくれたのだと勝手に捉えて、引き下がろうと決めたのか握られた手をゆっくり抜いて上記を述べながら自分の部屋に行こうと立ち上がって)
や、嫌だ!
(自分がどっちつかずの曖昧な言葉を言ったために、傷つけた、と思うとぶわっと涙が溢れてきて、相手が行ってしまう、と離された手をもう一度引っ張り握って相手の胸にぼふっと顔を当て。きっと一生懸命に伝えたであろう告白を忘れ訳もできず、それを台無しにしてしまったという罪悪感と未だ曖昧な気持ちで混乱しぐずくずと泣き始め。兄妹の関係が崩れてしまうのが嫌なのか、相手が好きで置いていかれてしまうのが嫌なのかわからず、ただいやいやと呟きながらぎゅっと目を瞑り)
環…
(嫌だと言いながら自分の胸に顔を埋めている相手を見ていたら、自分のせいで困らせてしまったという感情と、気持ちが告白が実らなかったという気持ちで自分も涙が溢れて声を抑えながらも号泣で。男同士で、相手は兄弟の弟でそんな相手を好きなった時から諦めようと決めていたのに日に日に思いは増してどうすることも出来ずで、今日ぶつけて諦められると前向きに考えようと頑張って)
兄貴?泣いてんのか?
(相手の微かに漏れる声でふと顔を上げるとぼたぼたと涙を流しており、その顔を見るとなぜかピタッと自分の涙が止まって、少し困った顔をしながらあやすように相手の涙を拭おうと手を伸ばし)
うっ…
(バレないようにと声を抑えて泣いていたのに、バレてしまっては抑えても意味がないと声を抑えるのをやめて。兄貴と心配そうな顔で声をかけてくれるのは後何回だろうと嫌われてしまうまでの日数がもう少ないように感じて更に涙が溢れ)
え、ちょ、なんでまた泣くんだよ……
(相手の涙を拭うとそれ以上の涙がぼろぼろ流れ出し、すっと相手の首後ろに手を当てて自分の肩に頭を置かせ、よしよしと頭を撫でてやり。こういうのは昔から変わらないな、と思いつつも相手はいつから自分に好意を抱いていたのだろう、と全く気がつかなかった自分を恥じつつ)
僕じゃ駄目…?
(どうしてもハッキリとした答えが聞きたいのか最後の勇気を振り絞って、掠れた声で述べて。そういえば昔もこうして自分が泣いている時に頭を撫でてくれたなと色々思い出すと改めて好きだと感じて)
そ、れは……
(相手の縋るような声を聞くと、う、っと押し黙ってしまい。昔から相手が泣いてしまった時に言われる言葉にはどうも弱く、情に流され甘やかしてしまうところがあり「駄目、じゃない…」とつい言葉をこぼしてしまい)
本当…?嘘じゃない?環の本当の気持ち?
(駄目じゃないと言われたのがビックリで、何度も本当かと確認して。いつも自分が泣いてしまった時は相手が優しくて、自分が言うことを聞いてくれたりすることを思い出して本当の気持ちではないんじゃないかと、涙を拭って確認し)
本当は、分かんねえ… でも、兄貴のこと、その、男…として考えてみよう…とおもう…
(今まではずっと兄として見ていたが、相手の気持ちを聞けば意識できないはずもなく。本当は駄目だと言わねばならない立場のはずなのに、いいかもしれないと思ってしまう自分もおり、しっかりとした了承の返事は返せぬものの、顔を真っ赤にさせてたどたどしく、最後は殆ど聞こえないぐらいの声でそう呟き)
有難う。じゃあ、チューしていい…?
(正直に答えてくれたことに有難うと述べて相手の真っ赤な顔を見つめて、お試し期間のようなものであることはわかっているものの晴れて兄弟兼恋人になったのだから、キスはありかなとおねだりするように尋ねて。)
え、な、なんで…
(ちゃんと伝わってよかった、と胸をなでおろしたのもつかの間、いきなり衝撃的な言葉を聞いて戸惑い。もともと赤かった顔をさらに赤くさせ、相手をちらっとみつめ)
駄目…?
(キスを誘うように上目遣いで、少しあひる口のような状態で相手の目を見つめておねだりして。それでも駄目なら泣くのもいいかもと考えていると真っ赤な相手の顔が写って相手はまだ高校生だったことに気がついて)
うっ……
(上目遣いでお願いされると断るにも断れず、また言葉に詰まってしまい。兄貴ってこういうところずるいよな、と思いながらも自分が甘やかした結果なのかもしれないと頭を少し抱え。相手から目線を外し小さな声で「好きにすれば…」と言い)
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