紳士と大和撫子、( 朝桜 / 非募集 )

怪我は？してないか？
(彼女を引き寄せながら問いかければダボダボのズボンに目をやり困ったように眉を下げればどうするべきかと考え)

ええ、これくらい平気ですよ
( 相手を安心させるように微笑みかけ、後に何か思い付いたような顔になると「‥もし宜しければ、携帯ショップに行く前に洋服屋へ寄っても構いませんか?」と聞いて )

ああ、構わないぞ。服を買わないとどこへも行けれないからな…
(こくんと肯けば了承して「じゃあ、まずは朝食を食べてからだな」と笑って手を引いてリビングへ)

そうですね、頂きましょうか
( 微笑みながらこくりと頷く反面"どんな朝食だろうか"と心の何処かで心配もしていて )

…ん、ついたぞ
(リビングに着けば彼女の手を引いて椅子へ誘導すれば椅子を引いて座るように)

有難う御座います、
( 椅子を引いて貰えるとにこりと笑み浮かべて其処へ座り、相変わらず料理が気になりつつあって )

どういたしまして、あー、あの味は大丈夫だと思う…
(苦笑を浮かべながら肩をすくめ)

大丈夫ですよ、どんな味でも絶対に食べられる自信がありますので( 何せ相手が作ってくれたのだから残すわけないという意味を含みながら笑み混じりに上記述べて )

え、ま、まずかったら残してくれればいいからな、？
(そんな無理に食べる必要は無い、と焦りながら)

残すわけないです!
( きりりっとした顔で即答して )

へっ、いや、だが……
(おろおろとたじろぎながら)

‥本当に本当です、無理なんかしていませんよ( 相手が一生懸命朝食を作ってくれた姿を思い浮かべるとどうしようもないほどの愛おしさが込み上げ、柔らかい微笑で断言して )

…う、ぞ、そうか、お前がそう言うなら、
(断言されればしどろもどろになりつつも、頷き)

では、頂きますね
( 両手を合わせれば自国風に食事前の挨拶をし、早速箸を手に取って )

あ、ああ、いただいてくれ
(こくんと肯けば不安げに彼女を見やり)

‥ん、‥!
( もぐもぐと頬張っていると、徐々に薄く目を見開かせて「__美味しい、です」とお世辞無しに本心を述べ、自然と口元は緩んでいて )

ほ、ほんとうか…!?
(彼女の反応を見ればパッ、と明るい表情を浮かべ)

ええ、とても‥
( 相手と同様明るい表情でこくこくと頷きながら答え、「アーサーさんは食べないのですか?」と聞いて )

あっ、いや、食べるぞ
(手を合わせいただきます、と言えばナイフとフォークで朝食を取り始め)

‥飽きない味ですね、
( 頬張ったままぽつりと呟きつつ、自分も洋食のレパートリーを増やしてみたいなと思い )