語り部 2013-08-18 17:19:57 |
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キール
・・・
( 相手の言葉にゆったりと首を左右に振ってみせれば目を伏せてみせて。今の自分には生きる価値、理由、必要性のどれもなくて。小さく笑みを浮かべれば離れて「 やっぱり、さよならだ。 」と告げたりなんかして。
ジョーカー
…どうして!?どうして私が死んだら引きずるの!?ウザいんでしょ!?
(歯を食いしばって相手の胸ぐらをつかんで上記を叫び。相手の言っている意味が分からず、ウザいと思っているなら引きずる理由が分からない、むしろウザいと思うなら殺してくれればいいのに、なんて思っていて。
キール
へー。私は何度も殺せる機会があったんだけどね。
(相手の言葉を聞いて上記を述べ。「いつも我慢して10歳で我慢できなくなった。」転がり落ちた相手を見ると歩み寄って手を差し伸べ苦笑いして。相手も色々な過去があったのだろうか、なんて考えていて。
ミラ
あぁ、ウザイよ
( 相手の言葉に一片も表情も変えずに上記を述べて。確かにウザイ、ウザイし目障りだ・・・正直消えてほしい。だが逝くのなら誰かがうっとおしくても何でも覚えていてやらねばならない。「 ・・・看とるものの責任だよ。 」とだけ告げてみせて。
ジョーカー
うぅ…。
(再びウザイと言われ分かっていたものの少しショックを受け俯き。「私は今まで生きてる意味が分からなかったの…でも貴女と会って初めて生きる意味を覚えた。」と俯いたまま涙を流して。この人と一緒にいれるなら生きていきたいと思えたから。
ミラ
・・・悪いね、私は違う
( 相手の言葉に表情と同じく冷たく無機質な声音で告げてみて。生憎自分の生きる意味の人はもうこの世にいなくて、生きる場所も此処にはもうなくて。なれば生きている意味すら見いだすことはできなくて。
ジョーカー
…もう一度聞いて良い?
(相手の言葉に俯いたまま上記を述べて。相手を抱き締め「私が…貴女の生きる意味になれない?」と聞いてみて。どんなにウザイと思われていてもその可能性が少しでもあるのなら己も死にたいなんて思わなくなると思って。
ミラ
・・・
( 相手の言葉に真意をみいだしてはみるものの、嘘偽りを述べた所で彼女が幸せになることなど未来永劫有り得ることは無いだろう。相手をゆっくりと引き離せば「 なれない。・・・するつもりもない。 」とだけ告げて。
ジョーカー
そう…よね…。
(相手の言葉は聞く前から分かっていたが、それでも実際言われるとやはりショックで。これから己は何を生きがいに生きて行けばいいのだろうか、そんな事を考えていると自然に涙が出てきてしまい苦笑いして。
ミラ
悪いな
( ゆるりと腕を組めば小さく謝罪を述べてみせて。生き甲斐など無くても生きていればいずれかは見付けられるのだから自分に執着する価値があるとは思われない。見解の相違だろうか・・・、どのみち相手にはしてやれないのだから考えるだけ無駄であろう。
ジョーカー
どうしてか理由を聞いても良い?
(相手の言葉は分かっていたのだが、せめて理由だけでも聞いておきたくて。それを聞いて満足したら何処か遠いところに行って一人で死のうか、相手も気づかぬうちに死んでいたら相手だって引きずる事はないだろうと考えて。
ミラ
理由なんて必要かぃ?
( 理由等問われても当たり前なのだから答えられる筈もないのだ。但し、聞くのなら絶望を覚悟してもらわねば先程のような事は精神的にも疲れがたまるから嫌なのだ。今まではこんなことはなかったからどうしたら良いのかわからないのだ。
ジョーカー
うん。必要。
(相手がどんな言葉を言ってこようが、どれだけ絶望させられようが、どうせ聞いたら遠いところで死ぬのだから。何を言われても平然な顔をしてこの場を去る、それぐらい詐欺師の己なら余裕で出来る事なので。
ミラ
・・・ふぅ
( 小さく溜息を漏らせば目を閉じて。なれば言葉を選ぶ必要はあるまいよ。「 あんたは赤の他人だ。育った世界、境遇も違う人間だ。そんな奴に気を許す気はないし許すつもりもない、信用できないからな・・・。それに、大切な者を亡くした事があるかは知らないが・・・亡くしたことがある者はあんたみたいに無責任な事は口が裂けても言わない。なぜなら、痛みがわかるからだ・・・。痛みがわかるものはあんたみたいに馬鹿な事は言わないんだよ、代わりなんていないんだからな・・・ッ。 」と言葉を並べて。
ジョーカー
そっか。
(相手の言葉を聞いて、確かに相手の言ってる通りかもしれない、己は大切な者を亡くしたことなどない。もし、そんな事があるなら殺人鬼と詐欺師なんてやってるわけがない。そんな事を考えながら決めていた通り微笑んで。「じゃあね。」と。さて死んでも相手に気付かれないほど遠くへ行こうと考えて。
ミラ
・・・止めないよ
( 歩き出した相手をしっかりと見据えれば凛とした声音で告げて。まったく疲れで気が滅入ってしまいそうだ・・・。「 ただ、フラれたくらいで投げ売る命なら・・・必要な子供にくれてやんな。 」と言い捨てて。
ジョーカー
うっ…。
(何故完璧な笑顔だったのにバレてしまったいるのかと驚き。ばれているなら仕方ない、もう己の命を捨てるのも馬鹿らしくなった。「じゃあ、私なりの終わらせ方にする。」と呟くと。拳銃を取り出すと相手に目がけて撃ち放ち。
ミラ
・・・好きにしな
( 撃ち放たれた銃弾が異様に遅く見えて。組んでいた腕を下ろしゆったりと目を細めればただ見つめていて。ふっと目を閉じた瞬間激しい痛みと焼け付くような熱を感じて。とうとうかね、なんて笑みを浮かべてみせて。
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