語り部 2013-08-18 17:19:57 |
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キール
うっ…べ、別に。
(どうしてバレてしまったのかと焦るが適当に誤魔化して。確かに己はジョーカーに色々言われた事がある、返事はまだもらってないが結構気にしてもいる。これは言った方がいいのかな、なんて思いながらいて。
ミラさん
なんでそんな嘘ばっか下手な訳…(腐っても詐欺師だろうがと思って呆れた様な声で言って。道理でジョーカーの様子もおかしかった訳だなんて思って不機嫌そうに寝転んだまま膝を抱え。変にそわそわしている相手をチラリと見れば黙って目を瞑って
キール
う、うるさい!
(詐欺師でもいつもついている嘘とは全く違うこんな種類の嘘で。それにこれについては己が今、一番気にしている事なのでつい確信を突かれると焦ってしまう、まだ肝心の返事を聞いていないのだが…。そんな事を考えているともっとそわそわしてきて。
ミラさん
ま、良いけど。ちょっと寝るから、殺さないでよ。( そわそわしている相手を見てこいつはあれか、片思い中か何かか、なんて思って。流石に疲れたし寝ようなんて思うが、このまま寝たら相手に殺されかねないななんて思うと相手に忠告しておいて。静かに目を瞑れば寝息を立て始めて。
キール
分かってる。
(寝息を立て始めた相手を殺してしまうという選択肢がないわけではないが、忠告もされたので流石に今はやめておいてやろうと思い。疲れも来ているので己も相手の様に寝ようかな、なんて考え。目を閉じ寝息を立てて。
ミラさん
ん…(わかったという返事をする相手に気付かず寝息を立てたままで。寝た後はどういう事か頭が痛い様で無意識に頭を抑え。寝返りを何回か打ちながらもいまだ寝たままで。
キール
んー…。
(怪我しているからか分からないがどうにも寝付けず。相手の方を確認しようとするが良く見えないので、もう歩けるようになっちゃってると思いながらベットから降りて相手に近付き。しゃがんでジーっと見て。
ミラさん
…ぅ…(寝たまま前髪をぐしゃりと握れば眉を潜め寝返りを打ち。起きていた時我慢できた痛みも寝ていればキツイのは知っているはずだった。寝起きは悪いらしくなお眠り続けたままで。
キール
本当に今なら殺せそう。
(眠り続けている相手をジーっと見ながら上記を述べて。さて、動けるようになったことだし、これからどうしようかな、なんて考え。とりあえず相手が寝ているうちにここから出ていいこうかな、と決め。
ミラ
・・・悪いな
( 去っていった相手を眺めていればそう呟いて。相手の気遣いに感謝してはいるが、今の自分にとっては一番してほしくないことで。境遇も違う敵同士がこうなること事態が間違いだったのだ。「 じゃあな。 」なんて小さく呟いてみて。
キール
それが普通よ
( 相手の言葉に苦笑いを浮かべてみせて。そう、彼の意見が普通なのだ。可笑しいのは誰から見ても自分であろう事は理解しているのだ。だが独りになってしまった自分に世の論理など当てはまらせるつもりは無いのだ。相手が怪我したくないと言うのを聞けば「 なら、キールが手を離せよ。 」と低い声で告げて。
(( / 返しますね!!、 ))
ジョーカー
…。
(己は本当にこのままでいいのだろうか、何だか相手がどこかに行ってしまいこのまま会えない気がして。己はこの気持ちをしっかりと伝えて、その上で本当に交際したいと考えている。それを心で決めると相手のもとへ走って戻り。
ミラ
・・・
( 今、彼女がいなくなってくれて良かったと心底思う。あれ以上何かを云われたらきっと自分は正常ではいられなくなってしまう。荒れて、廃れて、嘆いて・・・最後は糸が切れてしまう。彼女の優しさは自分にはあまりにも甘過ぎて、知ったようなことを云われるのはあまりにも腹立たしくて。しかしこんな事を考えている自分が大嫌いで、尚更腹立たしくて。
ジョーカー
…ジョーカー。
(走って相手のもとに戻ってくると息を荒げていて。今、こんなことしたら相手の迷惑になるって事は分かっている、逆に相手を傷つける事になるのも分かってる。それでもこの気持ちだけは貫き通したくて。
ミラさん
っ、(相手の言葉が途切れ途切れに聞こえて。殺すというフレーズだけが妙にハッキリと聞こえれば驚いた様に飛び起きて。何も無かったかと思えば少し不安そうに相手を探し。見つければじっと見つめて
ジョーカー
…普通、ね。(だいぶ自分とかけ離れた言葉だと思って居たが、まさかこいつに普通って言われるなんてなと少し驚き。こいつが死んだら、自分は本当に独りになっちゃうななんて縁起でもない事を考えれば銃口をぎゅっと握りしめて。低い声で告げられれば「じゃあ死ぬなら、俺を殺してからにしろよ。」なんて言ってみて。
ミラ
・・・何の用?
( 戻ってきた相手の元に降り立てば些か低い声音で告げて。一人にしてほしいと言った筈なのにどうして戻ってくるのだ、戻ってきたってなにもしてやるつもりは更々無いのだ。早い内に帰っていただきたいものだ。
キール
・・・
( 相手の言葉に返事をすることはなくて。もう解放してくれないだろうか、もう楽にしてくれないだろうか。そんなことを考えていれば小さく笑みを浮かべてみせて。殺せと云われれば「 でッ、出来るわけないでしょ!? 」と叫び声をあげて。
ジョーカー
…なんでだよ。(自分が殺せるなら俺を殺す位容易いだろうと思って言ってみたのだが、相手の驚いた反応に意外そうな顔をして。相手の顔を見て上記をそっと述べれば銃口は握ったままで。
キール
…何?
(相手が寝ているうちに出てきこうと思うと急に飛び起きたので驚き相手をみると上記を述べて首を傾げ。悪い夢でも見たのか、それとも己がここからこっそり出ようとしたのがばれたのかと考えて。
ジョーカー
…。
(低い声音で告げられ迷惑に思ってるなぁ、なんて思い苦笑いして買い物で買ってきたものをその場に置き。迷惑なのは当然か、一人にして欲しいっていってたもんね、なんて考えるも暫く黙った後、相手の胸に拳銃を突き付けて。
キール
殺せる訳がないじゃない・・・
( 相手の言葉に震える声を絞り出すようにして。彼は自分にとっての生き甲斐であり、今となっては愛しい人なのである。一緒に生きてきた彼を殺すことなどできる筈もないのだ・・・。自分は殺せても彼だけは出来ない、当たり前である。
ミラ
・・・何?
( 突きつけられた拳銃を目を細めながら見下ろしてみせて。とうとうその気になったのかと思えば自然と頬を緩ませていて。笑みを浮かべているなんて、いよいよ気が狂ってしまったかななんて考えていて。
ミラさん
…なんでも、無いよ。(相手の顔を見れば小さく述べて。どうも疑い深くて自分が嫌になるなあなんて思いながらも俯いて。相手は一体何をしてたんだろうなんて思い。
ジョーカー
楽にしてあげる。
(拳銃を突き付けながら相手が何故か笑みを浮かべているので己も微笑み。「貴女を殺した後、私も自分で死んでいく。」と呟き。相手が苦しんでいるのも見たくないし、己の告白も恐らく断られるだろう、考えさせてと言ってもあの場では言いにくかっただけなんだろうと考えてして。
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