【BL松】少しずつ忘れてく次男と、【一カラ】

……あ、そうか？分かった（唯ボタンに触れただけなのにそこから熱を持つように胸が温かくなる感覚を覚えていると立ち上がったことでその手は当然離れてしまい、顔を上げて彼の姿を自然と見上げながら一度首を縦に振ると言われた通り静かに待つことにして）


（／…それは、メタ発言って言うんだぞ、一松（　じっ／今更　）な、トッティを怒ったらダメだ、俺が…心配で相談したんだから（　ぽそ　）俺は…神じゃない、お前の二つ上の兄だよ（　嬉しそうになでて　）
よかった…一緒だな！（　ぎゅ　）あー…うん…（　素直に残念がれない　））

（　部屋を出る際、彼の頭をひと撫でし、台所へと向かい。そうして見えたのは先程放置してしまった流し掛けの皿たち。お湯を出すついでに、それらを流し終え、蛇口を捻りお湯を出せば桶へと入れて。熱めに入れたそれに、フェイスタオルを浸し一度傍へと置けば、食器棚からグラスを一つ取りそこへお茶を入れて。片手に風呂桶、もう片方にお茶が入ったグラスを持ち、居間へと戻れば彼へグラス差し出しながら　）体拭く前に、水分取ってて。喉乾いてなくても念のため。


（　／メタ発言だめ？（　緩く首傾げ　）ぅっ…～（　そう言われると文句も言えず　）知ってるわ＊＊ェ（　口は悪いがその声はデレデレで　）
ちょっと可愛すぎませんかね…（　ぎゅうぎゅう　）俺もたまには罵られたい（　…　）　）

（相手が部屋を出る間際に髪に触れた温もりが心地よく、その温もりが消える前に戻ってきてくれたらいいのにと我儘なことを考えている自分が居ることに気付くと思わず困ったように笑って、少ししてから姿を見せた相手の両手に持たれた物を見ては差し出されたお茶の入ったグラス、欲しいと思ったが自分が断ったものが目の前に出てきたことに驚いて目を瞬かせる、出来るだけ平静を装いつつも恐る恐るグラスを受け取ると渇きを覚えていた為にごくごくと喉に流し込んでいき）…え？あ、いいのに…わざわざ、ありがとう。いただくよ。



（／ダメじゃないぞ、ただ言ってみたかっただけだ（　胸張り　）……怒ったら俺がトッティに怒られるんだから、な？（　じっと見て答えを欲し　）なんでぇ…急に強気なのか（　反射的にびくっ　）
だって、一松が俺とおんなじ風に思ってくれてるなんて、嬉しいだろ（　すり　）マジか…うーん…（　腕組んで悩み　））

…喉乾いてた？（　こくこくと喉を動かし、飲み干されたグラスを見てふっと表情緩め。…告げられた言葉もそうだが、きっとまだ己に遠慮している部分があるのだろう。それゆえ、何でもないようにそう問い掛け余計な不安を抱かせないようにして。遠慮なんてするな、そう言いたいけれど、今までの態度でそんなこと易々と言える立場でもない。だからせめて、これからはこちらが彼の機微に気付いていけるように傍に居ようと、決めた。人知れず心の中で決意しつつ、空のグラス受け取れば卓袱台の中央へそれを置き　）…じゃあ、体拭いていく？


（　／なんで偉そうなの？（　微か目元緩め　）…し、仕方ないから今回は、見逃してやる。（　彼のお願い断れず　）いいからお前は神なんだよ。（　無茶苦茶　）
そ、そう…（　反射的に頭撫で　）ねえ、駄目？カラ松兄さん、（　じっ　）　）

…まぁ、せっかく一松が持ってきてくれたんだ。美味しくいただいたぜ（お茶によって喉が潤うと自然と笑顔になりつつも相手の問いに明確な答えは返せずに、感謝の気持ちだけを伝える。今の自分ではろくに飲み物さえ満足に淹れることは出来ないのだろうと固定されている利き手を見れば小さく息を吐き、相手がグラスを取ってくれるのを見れば問いかけに頭を僅かに縦に振ってから何か自分でもやらなければと腕を吊るすために首の後ろで結ばれている結び目に左手を伸ばして）あぁ、宜しく頼む。…包帯、今取るから…、少し待っててくれ。


（／なんとなく、そんな気分だっただけだ（　サングラスキラン　）サンクス、いちまつー！（　目キラキラ　）うぅ…分かったから、怒らないで…（　半べそ　）
こうやって、少しずつお前とのキセキが増えていくなんて…まさにディスティーだ（　頭擦り付け　）……仕方ないな、たまに…なら（　ぽつぽつ　））

ん、自分でとれそう？（　何から何までやってしまったら、きっと彼は困ったように笑うから。出来そうなことは、彼に任せることにする。本当は何もかも全部自分に任せてくれていいのにと、言ってしまいそうだけれどそれをグッと堪え、急な支えによる衝撃を抑える為にそっと右手を支えるように下から手を添えて。…そう、あくまで“手伝う”というスタンスで。彼が出来ないことを補うように関わろうと決めれば頑張ってくれている彼へ柔らかく声掛けて　）


（　／それはわかったけど。…目、見えない。（　サングラス越しに目見つめ　）そのかわり、次は俺に相談して、（　ばつが悪そうにもごもごと　）……怒ってない、ごめんね。（　頭撫で　）
～…そんなん言ったら、六つ子に生まれた時点でデ、デスティニー？なんじゃないの。（　恥ずかしすぎて視線反らし　）なら、お願いします。（　ぺこ／…　）　）

（左手で結び目の端の部分を探そうと手探りで触りながら何とか見つけ出すとそこを緩める為に軽く掴んで左右に引っ張り、緩まないようにと末弟がキツく結んでくれている結び目を片手で解くことは難しい、自分でとれるか？と聞かれれば取れないと素直に答えることも、取って欲しいと頼ることも今の自分には出来ずに唯々困ったように結び目を掴むだけで顔を俯かせて、それでもどうにかしたいと思ったのか相手が右手を支えてくれている様子に気づけば結ばれた状態で吊す包帯を掴んでから頭を引き抜くことで包帯を首から外し、無理な動きをしたせいで軽く頭に痛みが走ったが自分で出来たことに嬉しそうに笑って）……っ、…ん、出来た。自分で、とれたよ。


（／今は、あんまり見ないでくれた方が…（　近い距離ドキドキし　）…あぁ、勿論。次からは一松に相談する、から（　へらり　）…本当か？怒ってない？（　撫で受けつつ、じっ　）
そうだったな、同じ血を分け与えたブラザー同士、まさに出逢うべきして出逢えたというわけか、一松もよく分かってる（　頭なでなで　）ん、…勉強しとく（　正しい塩対応マニュアル本持ち　））

ん、取れたね。痛いとこはない？（　極力手は出さない、そう決めた矢先だが、早くも手を貸してしまいそうになる。それでも、彼なりに工夫して首から外した包帯と、嬉しそうな彼の顔を見てふぅわりと笑えば優しく頭撫でてやり。なかなかに無理な体制をしていたが、体の方は大丈夫だろうかと続けてそう質問すれば　）


（　／見ちゃダメ？（　サングラスの縁にそっと触れ　）…ん、（　満足げに笑い　）ほんと。怒ってない（　こくり頷き　）
ヒヒ、あざーす。（　素直に撫で受け　）あんた元演劇部なんだからどうとでもなりそうなのに、（　横から一緒にマニュアル見て　）　）

…少し、頭に響いたけど、これくらいは大丈夫だ（頭を撫でる手が、まるで褒められているように感じると胸が温かくなり、こんな風に誰かに自分の行為を褒めてもらったことはあまり無かったような気がする、記憶が曖昧な自分が思い出そうとしても無意味なのかもしれないが、少なくとも今の自分には初めてな感覚で、思わず痛みを隠すことなく素直な感想を零し。添え木と共に巻かれていた包帯の先を見るとまた器用に結ばれた結び目、これを引っ張って取ることは難しいと学習したのかおずおずと目の前の彼を見て）こっちの包帯は、解いてくれるか？取らないと…パーカーが脱げないから。


（／…だ、ダメ…じゃない、けど（　触れる手に結局断れない　）…よかった…（　ほっ　）
…まぁ、ブラザーだからこその障害も大きいけどな（　よしよし　）いや、やるからには徹底的にやらないといけないからな！唯でさえ目に入れても痛くない愛しのブラザーだ、これは心して掛からないと、俺のハートがやられる（　真顔／長男には安定の塩対応なのに　））

…次から痛くなりそうな時は言って。（　大丈夫、そう言う彼だけれどこちらは気が気ではない。頭を撫でていた手をするりと下へと下ろし、柔らかく頬を撫でればお願いをするようにそう伝えて。無理などしてほしくない、でも、先程の嬉しそうな笑みを見てしまったら、容易に己がするとも言えない。それゆえ、そのあと彼から告げられた言葉に小さく微笑めば頷いて　）…ん、じゃあ、外すね、


（　／取っていい？（　縁に触れた手でそっとサングラス持ち上げ　）ごめんね、怖かったの？（　頬撫で　）
…別に、クズとゴミと、クソニートっていう三重苦に今更近親相姦が加わったって然程変わんないけどね。（　ゴロゴロと擦り寄り　）ふーん、…なら期待してていいんだ？（　ニヤリ　）　）

あぁ、分かったよ。…頼む（素直に頷いて見せてから相手に包帯を巻いた手を委ね、包帯が解かれていくと左手で右手を軽く支えながらパーカーの裾を見るとどうやって脱ごうかと考えるように暫し黙り込んで）



（／…あんまり、見ないって約束するなら（　目を逸らして　）…怖かったというより、条件反射かも、一松は優しいから（　すり　）
おいおい、クソニートは認めるけど、クズとゴミは言い過ぎだ（　おでこちゅ　）…ま、任せてくれ、頑張る（　拳ぐっ　））

…左手、先に脱げる？（　包帯を取り終え彼を見れば、捲られたパーカーの袖を見詰めて思案している様子にそう問い掛けて。外した包帯は、丸めてテーブルの上へと置き、彼の大好きな左手の変わりに右手支えて　）


（　／努力は、する。（　小さく頷き　）…俺は優しくなんかないよ。（　親指の腹でそっと頬擦り　）
いや、寧ろそっちが名称みたいなもんだから。生きる気力のない燃えないゴミ。（　肩片目瞑り受け入れ　）さすが元演劇部。（　…　）　）

あ、そうだな…まずは左手から（相手の促しで気付いたのか右手を支えてもらっているのを見てから左手を肘を器用に使いながら左袖から左手を引き抜き、そのまま首元にゆとりのあるパーカーのおかげで頭からパーカーを脱ぐと右手だけを残し、上着の下には自分の顔のワッペンが付いたタンクトップを着ていて、それを見ると驚いたように目を瞬き）な、なんだコレ…、俺の顔が付いてる…。



（／…じゃあ、外してもいいぞ（　目を閉じて大人しくし　）一松は優しい、お前が気付いてないだけだ（　頬を擦り寄せ　）
そっかぁ、……まぁ、燃えないなら捨てる必要ないもんな（　勝手に納得　）頑張って一松に褒めてもらえるようになるぜ、ブラザー（　キラーン　））

ん、上手……って何でクソタンクトップ？（　左手を使い、器用にパーカーを脱ぐ彼に、そう言いながらふと視線を下げ。そこには、お馴染みの彼の顔がプリントされたタンクトップ。見慣れているとはいえ、今の状況でもそれを身に付けているあたりさすがと言うべきか。溜め息混じりにそう呟いた直後、彼が驚いたようにタンクトップへ視線を落とし、聞こえた言葉にこちらは目を見開きながらも、冷静に答え　）…あんたが、自分で作ったタンクトップなんだけ、ど。これのこと覚えてない、の？


（　／ん、（　許しを得ればそっとサングラス外し、目を瞑っていることを良いことに瞼へチュッと唇押し宛て　）別に優しくない、俺はただのゴミだし。（　困ったように眉寄せ　）
は？…いや、燃えないゴミも捨てるでしょ、（　論点ズレ　）…そのときはご褒美に俺のこと椅子にしていいから（　ニッコリ／　）　）

…これを、俺が？（自分の顔がプリントされたタンクトップの裾を掴んで軽く引っ張っていると彼からの言葉に自分が作ったものだと知らされて、再度まじまじとそのプリントを見つめていると次第にじわじわと顔が熱くなって目を輝かせ）…覚えてはいないが…、すごくイカしてる。カッコイイ…。



（／……あ（　額の感触に気付いて目を開け、おでこ押さえ　）こら。ゴミなんて言ったらダメだって（　ぽんぽん　）
…そういうコトじゃないだろ？（　おでこつん　）一松チェアー？…それは、いいな、座椅子的な感じで（　わくわく　））

…記憶障害あってもカラ松はカラ松だわ。（　先程の驚いた瞳から一転、目をキラキラと輝かせてタンクトップを見下ろす姿に、こちらの戸惑いは吹っ飛んでいて。自分の顔がプリントされたタンクトップを見下ろして目を輝かせる姿に、こんなにほっとする日がくるとは思わなかった。その複雑な心情に微妙な顔を浮かべれば、人差し指で左肩をちょんちょん、とつつき　）…あんまりその格好でいると風邪引く。


（　／…なに？（　こちら見る彼にすっとぼけ　）…あんたくらいだよ、そうやって否定してくるの。（　掌擦り寄り　）
…？ならどういう、（　小突かれた額押さえ首傾け　）なに？あんた才能あんなら一回試してみる？（　床に両手足つき、四つん這いに　）　）

（自分大好きな感情自体は健在なのか単に微かに残った記憶がそうさせているのかは分からないが、目の前のタンクトップに目を釘付けにしていると相手の声もあまり耳に入っておらずに、肩に触れた指先の感触に気付くと慌てたように掴んだ裾を上に持ち上げて引っ張ろうとするが、左腕を先に抜いていない為に両脇に布地が引っかかって脱げずに）あ、あぁ…すぐ脱ぐから！あれ、脱げない…。


（／…今、キスしただろ？（　じーっ、ぽそり　）皆思っててもシャイだから口にしないだけだ、でも俺はちゃんと伝えてやるからな（　寄せられる頬を撫で　）
……とにかく、捨てないの、一松がもしも燃えないゴミだって言い張っても捨てないってこと（　キッパリ　）…すまん、俺のイメージしてた一松チェアーと程遠いんだが……（　おど／座れない　））

っふは、あんた慌てすぎ…ひひ、（　こちらの言葉に、腕も脱がずにタンクトップを上に引っ張る彼に、思わず笑ってしまって。くつくつと喉奥で笑いながら、彼の変わりにタンクトップの裾掴めば腕を抜き易いように左腕の袖口広げ　）～…ん、ほら。こっから左腕抜いて。


（　／え？してないけど。（　首横に振り　）…あんたにがそう思ってくれてるなら、それでいいけど（　掌口付け　）
…そう、（　視線逸らせば頬染め上げ　）ならどんなの想像してたの、（　顔だけ上げ　）　）

…あ、すまない…、ありがとうな（自分が慌てていたのだと指摘されて気付くもののどうしていいか悩んでいたところで相手の手によって腕が引き抜きやすくされるとそこから左腕を引き抜いて、そのまま助けを借りて右手も引き抜けば上半身が裸になると流石に寒いのかぶるりと身を震わせ）


（／しただろ、分かるぞ（　じぃっ　）…あぁ、俺はちゃんとわかってるから、安心しろ（　くすぐったげに笑い　）
そうだよ、一松は俺の大事なパートナーだからな（　赤くなった顔を満足げに見つめ）え…、…いや、普通に膝の上に座らせてくれるのかと思って（　目線合わせる為に屈んで　））

…ん。風邪引かないようにパーカー、背中に羽織っておいて。（　手伝っただけのこちらに、礼を言ってくる彼に小さく頷きながら軽く髪に触れれば、ふるりと震えた彼に気付き。先程脱いだばかりで、まだ彼の温もりの残るパーカーを背中から羽織らせれば、とりあえず上半身からと思い至り傍に置いてあった桶の中に浮かぶタオルをぎゅっと搾り　）…とりあえず、上から拭いてくね。


（　／…なに、してほしいの？（　逆にこちらもじっと見詰めて　）…ん、（　その顔に緩く目許綻ばせ　）
…趣味悪いよね、あんたって、（　掌受け入れながらぼそり　）…こう？（　しゃがむ彼につられ体起こせばどかりと座り、腕広げ　）
昨日来れなくてごめん、ちょっとバタバタしてて顔出しも出来なかった。（　眉下げ　）　）