【BL松】少しずつ忘れてく次男と、【一カラ】

…でも、ありがとう（率先して動いてくれることに素直に感謝を口にしては離れていく指先を無意識に目で追いかければそれは台所まで歩いて行く彼を追いかけ、開かれた襖から彼の小さい背中が見えるとそれだけでも安心する、一人じゃないことと彼が居ること、どっちに対する安心感が強いのか今の自分には良く分からずに目線を一度卓上に戻すと自由な左手を見つめて、数分前までの温もりを思い出すと強く握り締めながら水音に消されることを見越して小声で呟き）…一松…、本当に、傍に居てくれて…ありがとう。



（／…あっ、…こら、照れるから（目元のキスに顔を赤くし）ん、当然だ、心配も唐揚げに嫉妬する必要もないんだぞ？アンダスターン？（　なで　）…うぅ…ん、…頑張るから（　指引っ込め　）
あ、一松！いつの間にか100レス達成してるな、なんか嬉しいぞ！次の…200は俺が取りたいな（　へらり　））

え？何？何か言った？（　じゃばじゃば。水が手や皿に当たる音の中、微かだが後ろから耳障りの良い彼の声が聞こえて。残念ながら内容までは聞こえなかった為、泡のついた食器を水で流しながら少し声を張って後ろへと呼び掛け。…あとは流すだけ。逸る気持ちを体現するかのように、チラリと後ろ向いては居間に座る彼見詰め　）


（　／ふひひ、（　予想通り赤くなる顔満足げに見詰め　）～…別に嫉妬も心配もしてない、（　ふい　）…ケチ、（　不満げ／　）
ん、100なったね。ありがと（　頭撫で　）残念、200も俺がとる。（　べ　）　）

……！な、なんでもない！（まさか反応があるとは思わなかった為に相手の声に驚いてしまうと慌てて否定するように緩く頭を横に振り、記憶を無くしている今でも、自分の声なんて誰にも届かなかった筈なのにという気持ちは心の奥底に強く残っている、それなのにどうして彼に届くのだろうか、それが不思議で仕方なくて心が震える程嬉しくて、込み上げてくる感情を抑えるように拳を震わせるが自然と視界が歪んで目から涙が零れ落ち、それを誤魔化さなければと慌てて目元を手の甲でごしごしと拭っていると相手が此方を見ているのにも気づかずに）


（／…もう、せっかく可愛かったのに（　ぽそ　）そうか、それならいいんだ…取り越し苦労だったようだな（　へらり　）…だって、ドキドキが止まらないから…、死んじゃう（　うぅ　）
此方こそ、サンクスだ！少しずつ一松と積み上げてきた軌跡だからな（　すりすり　）え…俺も、欲しい………（　じぃ　））

…！？（　振り返った先、“なんでもない”と口にしつつほろほろと涙を流す彼の姿にぎょっとし、万年半分しか開かない両目をこれでもかというほどかっぴらいて。まだ泡のついた食器が数枚あるが、そんなものどうだっていい。急いで水を止め、濡れた手をズボンのジャージで拭きながら居間へと駆け戻れば目許を擦ってしまっている彼の傍へとしゃがみこみ、手首をそっと掴んで。変わりに己の両手で頬を包み込み流れる涙を掬って　）カラ松？どうしたの？どっか痛い？


（　／…こういう俺は嫌？（　じっと見詰め　）…お前浮気すんなよ？（　むすり　）死なれたら困る、生きて（　両手握り／真剣　）
っダメ、てか順番的に偶数は俺がとるでしょ、（　決心揺らぎかけ目逸らし　）　）

……ちっ、が…（何とか泣き止もうと強く擦っていた手が相手の手に掴まれると涙を抑える術を無くし、涙を流したまま相手の顔を見つめると頬に触れる手が水仕事をしていたせいかひんやりと冷たくて、それが心地良いと思いながらも弟である相手に涙を見せたことへの気恥ずかしさに視線を逸らしてしまい。それでも込み上げる気持ち、今の相手はとても優しくてそんな態度をされている訳でもないのにと心の中で思い）…大丈夫、だ。一松が、俺の声を…ちゃんと聞いてくれるから、それが…何故かすごく嬉しくて、…でも、変だよな、お前はいつだって優しいのに、こんな風に泣くほど嬉しく思うなんて……ごめん、気にしないで…。


（／……き、キライジャナイ、です（　頭から湯気　）浮気なんてするわけないだろう？俺のハートはお前だけのものだぜ？アハーン（　キラン　）…う、だから…それが死んじゃうんだってば、格好良すぎて、死んじゃうから（　あわわ　）
…くっ、…じゃあ、お前の番でも俺が連投稿して取ってやる（　拳ぐっ　））

ッ、（　普段優しい、なんて。そんな言葉、己の行動を省みれば言えたことではない。それでも、彼は自分を優しいという。底無しに優しいのは、紛れもなく彼だ。その優しさに甘えて、自分は、…否、自分達は随分彼を追い詰めていた。…少し声に耳を傾けただけで、こんなに綺麗に涙を流すくらいには。その顔が堪らなくて、思わず彼の後頭部を引き寄せれば自らの胸元へ押し付け、同時に背中へと回した片手でそこをゆっくりと撫でていき　）～…ごめん、いつもお前のこと、蔑ろにして。お前の優しさに甘えすぎてた。ごめん、ごめんねカラ松…。


（　／っひひ、真っ赤ですけどカラ松さん（　素の笑みで笑い　）あんたほっといたら逆ナン待ちとかしだすでしょ。今後あれ禁止だから（　仁王立ち　）ダメ、死んだら殺すよ？（　／矛盾　）
～…そんなに200欲しいの？（　頬ふにふに　）　）

（止めたくても涙が止まらず、ぽろぽろと頬を伝っていく、どうしてこんなに涙が出てしまうのかも分からずに、ただ視界が暗くなると同時に相手の胸に顔を押しつけられると驚いたように目を瞬き、背中から抱き締められたことはあったがこんな風に抱擁をされたのは自分の知る中では初めてで、あやすように撫でる手が自分に彼の優しさを更に教えてくれているのを感じ取ると更に涙腺が緩んでは強く目を閉じて静かに涙を流しつつ謝罪の声に胸が痛むと力なく頭を横に振り）違うぞ、一松…、俺は大事にされてる、ごめん…変なことを言って…ごめん、頼むから、苦しまないでくれ。


（／……あわッ！（　その笑みにずっきゅーん！　）逆ナン待ちなんかじゃないぞ、アレは可憐で恥ずかしがり屋なカラ松ガールズを待ってるだけだ（　むっ　）え、ぇ、そこで強気なのか……結局死ぬ運命じゃないか（　しゅん　）
……欲しい、200は俺のナンバーだし（　ぎゅ　））

…～あんたは優しすぎなんだよ、カラ松。（　苦しまないで、なんて。お前がそれを言うのか。素直に抱き締められてくれる彼を、傷に響かない程度にきゅっと抱き締める。背中や頭を撫でながら、そういえば己が随分と薄汚れていることを思いだし。それでも、彼を抱き締める手を緩める気にはなれなくて、そのまま抱き締めたまま、　）…ごめん。俺汚いの忘れてた。


（　／…え、なに？（　びくり　）だからぁ、そのなんちゃらガール、もう待ったりすんなって、（　不機嫌／　）お前を殺して俺も死ぬ、（　真剣　）
…222の方があんたっぽくない？（　首傾げ　）　）

俺は…（優しくなんかない、現に今こうして目の前の彼の心を苦しめている、自分の勝手な感情に振り回して傷つけているじゃないか、腕の中で彼の優しさに付け込んで甘えているのは酷く狡賢く、滑稽にさえ今の自分には思えてしまう。その言葉を声として発することは出来ず、心の奥の深い部分にしまいこむ、唯目の前にある彼の温もりを自分だけが独占している、その事実だけで胸が熱く満たされて、いつからこんな風に自分は変わってしまったのか、それすらも分からずに、左手で相手のパーカーを握り締めると微かに鼻に付く臭い、それも別段今の自分には気にならない為にもう少しだけと自分に言い聞かせて胸元に自ら額を擦り付け、いつの間にか涙は止まっていて）…お風呂、入らないとおそ松兄さん達に怒られてしまうな。でも…もう少しだけ、後少しだけ…こうしててくれないか。

（／…ご、ゴチソウサマです（　鼻押さえて顔逸らし　）なんちゃらじゃなくてカラ松ガー……、はい、分かりました。その代わり…（　素直にこく　）えぇ！？それは、ダメだ、一松は死んじゃダメ（　ぶんぶん　）
………た、確かに！ぞろ目か…それも欲しい、でも、少し先の話だが444も欲しい、寧ろ全部欲しいな（　目キラキラ　））

…風呂はいつでも入れるし、まだおそ松兄さんたちも帰ってこないから。少しどころかあんたが不安になったら、いつだって抱き締める。抱き締めさせて。(　腕の中、擦り寄るように額をパーカーに押し付けられて、布越しの彼の体温に安心する。こちらも擦り寄るように、けれど痛みを与えないようにそっと頭部へ頬寄せれば、こちらも静かに瞼伏せて。…本当は、己は彼が思うような綺麗な人間じゃない。今だって、彼が不安に押し潰されそうになっているというのに、自分に頼ってくれたことに心の底から歓喜している。自分だけ見ていればいい、他なんて頼らず、自分に縋ってくれさえすれば。そんな醜い独占欲の塊なのだ、自分は。けれど、そんな汚い部分を見せてしまったら、きっと嫌われてしまうから。その思いは隠して、ぎゅっと、彼の体抱き締めて　)


(　／え？何？なんの話、(　顔背ける彼に眉潜めそのかわり、？(　首傾げ　)あんたも死んじゃダメだって、(　デコピン　)
欲張り、可愛いけど。(　頬撫で　)…じゃあ、222は俺がもらう。　)

…ありがとう、その言葉だけで十分幸せだ（当然互いの気持ちの擦れ違いを知る術はなく、分かるのは自分達が身を寄せ合っているということと相手の温もりによって自分の不安な気持ちが落ち着いてくるという事実のみ、頭に触れる頬も相手の心遣いによって心地よい温もりしか感じなければ、もっとこうしていたいと強く思う。それでも、確実に時は過ぎ去っていく為に時間が過ぎれば過ぎる程、兄弟が帰ってくる可能性は高くなる、帰ってきた時に自分はまだしも相手が今のままだと流石に兄としてのメンツが立たないと考え、腐っても自分は兄なのだと見えないのを良いことに口角を上げて自嘲的な笑みを浮かべ。ゆっくりと顔を上げると相手の顔を必然的に見上げるように目線を向け、予想以上に近い距離に心臓が一度大きく高鳴るが表情には出さないようにし）もう、平気だから一松はお風呂に入ってこい。それで…出てきたら、俺の体を拭くのを手伝ってくれないか？


（／…こっちの話だ（言えない、素の笑顔がキュート過ぎただなんて…／悶え）その代わり、俺がガールを探さなくてもいいように、お前が傍にいてくれよ？（　じぃ　）えー…矛盾過ぎるぞ、一松（　おでこさすり　）
欲張りで悪かったな…、え！…じゃあ、せめて444は俺が…（　うぅ　））

～…当たり前でしょ。あんたが嫌って言っても手伝うから。(　不意に、もぞもぞと動く気配に少し腕の力緩めれば、こちらを見上げてくる彼。必然的に、至近距離で目が合って、こちらはドキン！と一際大きく心臓高鳴らせ。しかし、相変わらずこちらをただただ甘やかすような視線送る彼に、そのことを悟られぬよう平静を装えば、彼の言葉にそう言いながら了承の意示して　)


(　／…？(　不思議そうに首傾げ　)は！？～…あ、当たり前でしょ、(　意志持って見詰め返し　)だから、カラ松が死ななければ良いんだって、(　わかった？と言うように顔覗き込み　)
ん、俺の数字はあんたにあげる、(　緩く微笑み　)　)

そんな、嫌だなんて言うわけがない…俺は一人じゃ何も出来ないんだから。ほら、早く行ってきてくれ（どうやら納得してくれた様子に微笑むと左手を伸ばして癖のある髪をくしゃりと撫でてから手を離し、急かすように相手の腰の部分を手の平で押してやり。相手に体を拭いてもらうのは勿論恥ずかしい気持ちはある、しかし元々身嗜みには気を遣う性格故に自分が汗を拭かないで寝るというのはやはり耐えられず、髪を洗えるようになるのはいつだろうかと頭の包帯を思い浮かべると無意識に溜息を吐いて、相手の姿を見送ってからぼんやりと己の右腕を固定する包帯を見つめ）


（／…あー、言えない、一松がキュート過ぎて鼻血が出そうだなんて（大丈夫。ノープログレムだぜ／心の声が漏れるパターン）…なら、…探さない、から（　ぎゅ　）…分かった…一松が格好良くても、死なないように頑張る（　真っ赤で頭こくり　）
…………あ、りがと（　へらり　））

…ん、（　行ってくる、とはいとは言ったものの。どうにも離れ難く、腕を解くのを渋っていれば促されるように腰へと添えられた手。それに漸く体を離せば、何度も彼を振り返りながら、居間を出て。出た瞬間、ダッシュで２階まで掛け上がれば手早く箪笥から己と彼の分のパジャマと下着を取り出して。その２セットを片手に再び一階へ駆け戻れば、彼の着替えを清潔な風呂桶へと入れ、自分のものは風呂用の籠の中へ投げ入れて。出来るだけ早く風呂を済ませるべく、さっさと衣服脱げばひんやりと冷たい浴室へと入っていき熱いお湯を頭から被って　）


（　／…本音と建前逆だけど、（　眉寄せ彼の刃なむぎゅっ　）～…つか、俺はずっと。隣にいたし、（　もごもご　）ん、死なないで。俺もあんたが可愛すぎても尻出さないようにする（　真剣顔／…　）
だからあんたの数字は俺が貰う。（　しれっ　）…てか、おそ松兄さんの数字ゲットじゃん。おめでとー（　棒　）　）

（相手が居間から姿を消すとバタバタと賑やかな音が響いて、静かな室内には周りの音がよく反響して響くのだと理解するとお湯の流れる音が聞こえてきて自然と目を閉じ、風呂場に居る相手の姿を自然と脳裏に思い描きかけると慌てて頭を横に激しく振り、その振動でズキッと頭に鈍痛が走れば自業自得の為に左手で額を押さえて苦笑いを浮かべ、どうにも動きにくい姿な為にテーブルに額を押しつけると顔を伏せるようにして、相手が出てくるのを静かに待ち）


（／ま、まさかバレてひまうとは（　顔ぶんぶん　）…あ、あぁ、そうだったな！確かに…すまん（　すりすり　）……それは、止めた方がいいと思う（　違う意味で真顔　）
…分かった、444か…先は長いな（　ふぅ　）え……？おそ松の数字なんていらない（　即答　））

（　浴室でシャワーを浴びている間も、こちらは気が気ではなく。いつもより大分急いで頭やら体を洗い、いそいそと浴室を出れば。髪を拭くのもそこそこに、タオル頭から被れば下着、パジャマのズボンを身に纏い彼の着替えを脇に抱えながら居間へと歩を速めて。廊下を歩いている途中、なんとか肩に引っ掻けたパジャマのボタンを片手で器用にとめながら、先程ぶりの居間の襖開けて　）…おまたせ。


（　／ガッツリ言ってたからね、（　ふう　）…まあ俺の態度が良くなかったンだけど。（　もごもご　）けつも愛してよオニーチャン（　棒　）
割りと直ぐかもよ？（　フヒヒ　）安定の塩対応…クソ羨ましい（　ぼそ／Ｍ属性　）　）

（相手が来るのを待っていると次第に暖かな炬燵の熱にうとうとと微睡みかけ、眠りかけた頭に響いてきた声に閉じていた目をゆっくりと開いて上体を起こすと視線を声のする方に向け、寝巻に着替えた彼を見つけるとその存在が間近に戻ってきたことに対して深い安堵の息を漏らし）……ん、大丈夫だ。ちゃんと温まってきたのか？

（／心の中で叫んでいたはずなのに…（　ぽそ　）えーと、一松は…つんでれ、だからな！多少のおいたは仕方ないんだろ（　胸張り　）…愛せないわけじゃないが、せめて公衆の面前はダメだ（　めっ　）
……え？…そうだったら、嬉しいな（　へらり　）いやいや、羨ましがるのおかしいだろ！）

ん、あったまった。これあんたの着替えね（　微睡みかけていたのだろうか、瞳の蕩けた彼の傍に、寝間着を着るのもそこそこに近寄れば風呂桶に入れて運んできた彼の着替えを傍に置き。ポタポタと毛先から垂れる水を乱雑に頭に乗せたタオルで拭えば、彼の膝上へパジャマ乗せ　）桶にお湯入れてくるけど、なんかいるものある？お茶とか。


（　／…いや口から出でしたけど（　ぼそぼそ　）ンな言葉どこで覚えたの（　頬ぷにっと摘まみ　）～…ぁ、いいね今の。もっかい（　…　）
……（　可愛い／頭撫で　）えっ今の羨ましがらないでどうすんの？（　きょと、　）　）

その割には、随分と寒そうな感じがするが…ちゃんと髪を拭いた方がいいぞ、パジャマもボタン掛け違えてる（すぐに自分の側に戻ってきてくれる彼の姿に思わず微笑むと急いで留めたのだろう一つずつ掛け違えたボタンを見ては左手を伸ばして、直してやることは出来ないものの何気なく指先をボタンに触れさせ、膝に置かれた自分の寝巻を見ると礼を述べてから問いには頭を横に振り、確かに喉の渇きは感じるが迷惑を掛けたくないと思えば申し訳なさそうに眉を下げて）いや、大丈夫だ。さっき味噌汁飲んだし…、お湯を持ってきてくれたら悪いが、服を脱ぐのを手伝ってくれるか？包帯を外さないといけないから…自分じゃ出来ないんだ。


（／まさか！（　衝撃の事実　）…え？…トッティが、教えてくれた、一松はつんでれだから、怒らないであげてって（　頬ぷるぷる　）………公衆の面前は、めっ！（　でこぴん　）
なんだよ、一松は嬉しくないのか？（　素直に撫で受け　）いや、…時々お前のことが分からない時があるな（　遠目　））

～…いや、ボタンは後で、直す。（　彼から指摘されたパジャマのボタン、まさか掛け違えていたなんて思わず、羞恥心から頬が少し熱くなる。然り気無くボタンに触れる彼の指にも一々ドキドキしてしまって、途切れ途切れにそう返答すればフェイスタオルのみが入った風呂桶を抱え立ち上がりながら、彼の言葉へこくり頷いて　）～…ん、すぐ戻るから、待ってて。


（　／ホント、113見ておいで（　コツリ額小突き　）…あいつ余計なことを（　闇オーラ　）ふひ、ヒヒ…神かよ。あざーす。（　満足げに笑い　）
…嬉しい、ですけど。（　つい本音溢し　）まだまだだなクソ松（　フヒヒ／　）　）