湊さん募集（シンみな）

迷惑…でしたか（相手の言動が少し余所余所しく感じ、顔を見られていると何か疑われているように思えて不安になると眉を下げて視線も床に落とし）

め、迷惑じゃねーよ。別の事考えてただけだ。(勘違いされないように、シンの行為は迷惑じゃないとハッキリ言えば、頭を撫で)
ほんと、ありがとな。

ほんと？（頭を撫でられながら相手を見上げて）
俺じゃ頼りないかもしれないけど、なにかあったなら言ってください。
そういえば俺…湊さんの横で寝てしまった時に夢見てたんですけど、湊さんが知らない誰かとまた俺から離れてどこかに行ってしまうというもので。変に寝言なんて言ってないといいのですが（気がかりになり尋ねてみて）

あー、ホントだぞ。それに、シンは頼りなくねーよ。兄妹達の面倒みながら勉強して、俺に料理まで作ってくれて、俺なんかより頼りになってるじゃんか。(寝言の話になると、少し動揺して)
あ、あー言ってたな。行かないで、とか、なんとか、でも、悪い夢の方がいいって言われてるからいいんじゃねーの？

えっと、じゃあ…（相手の手に触れ）俺の前からいなくならないでほしい。あと何かあるならちゃんと言って…？俺は湊さんに頼られたいだけなんです（強制っぽくならないように優しい声音で問いかけて）

俺は、いつもここに居るよ。居なくなるかもしれないのは、シンの方だろ、、(医者になりたいと言う彼の夢は応援している。でも、どこの大学に行くかはシンは決める事だと思い)
シンは、どこの大学に行くんだ？(真剣な眼差しで見つめて)

…（自分と同じようなことを相手も思っているのかはわからないが、相手からの言葉に少し驚いて黙って聞き）

まだ決められません。湊さんは…俺にどこの大学へ進んでほしいですか？（相手の気持ちを知りたくてつい質問してしまうが、この問いへの相手の答えはもうわかっていて諦めたように相手から視線を外し）

は？そんなこと大事な事、俺が決めていいわけないだろ？
俺が、じゃない。シンはどこに行きたいんだよ！自分の人生なんだから、自分で決めろ、バカ、、
(シンの服を掴みながら話すと、次第に声は小さくなっていき、最後はシンの胸元に、額を当てて俯いたままの状態で言葉を発し)

そうですよね。湊さんならそう言うと…湊さん？（服を掴まれながらも、想定内の相手の言葉をほっとしているような寂しいような気持ちで聞いていたが、強い声が次第に弱々しくなり気づけば自分の胸で小さくなっている様子に思わず口を開けて驚いて）

湊さん、ごめん。ありがとう（相手にこんなことを、大人としての正解を嫌でも言わせたのは紛れもなく自分だということが痛いほどわかり、相手の体を両腕で包み背中をさすってやり）

俺も、謝らないといけないことがある。一回しか言わないからな、、(いちど、深呼吸をしてから意を決したように話し)
寝てるシンにキスしたのに、嘘ついた。ごめん。
(言った後で、物凄く恥ずかしくなり、ますます顔を上げ辛くなりシンの表情を見る事が出来ず、シンの服を掴んだ手は震えていて)

…ッ（相手の言葉を耳にした途端、保ち続けた理性がプッツリ切れて相手の顎に指をかけると半ば強引に顔を上げさせ、唇を僅かに外して何度もチュッと吸い付くようにキスを続けて）

ちょっ、シン、やめ、、(口ではやめてと言うくせに体は殆ど抵抗していなくて、むしろ甘い声が漏れて、口にして欲しいと思い)
"いやいやいや、それはまずいだろ！何考えてんだ俺ー！しっかりしろ！湊晃！"
(などと思い、葛藤して)

はぁ… 、（相手の声によって掻き立てられてしまう欲に抵抗するように頑なに唇は避けたが、止まることができずそのまま相手のあご裏から耳、そして首筋へと口でなぞりながら落ち着きない手で相手の首元の服を下げて鎖骨を探り）

ちょっ、ちょっと待て、それはヤバイから！俺の話し聞いてる？(確かに高校生と言ったら、そう言う事に興味がある事は分かるが、それとこれとは話しが違うと、流石に抵抗していたら、誰かがコインランドリーに入って来そうな気配を感じて、こんなところを見られたらまずいと、渾身の力でシンを振り払い)
い、いらっしゃいませ。シ、シン？大丈夫か？(少し乱れた服と髪、多少息を切らしながら、とりあえず下手な演技をして)

…大変、申し訳ありませんでした（客が帰った後、土下座しそうな勢いで相手に頭を下げて何を言っても言い訳にしかならないと思い謝罪しか口にせず、「頭冷やしてきます」と神妙な面持ちで出口へ向かい）

ちょっと待て、いろいろと言いたい事はあるけど、とりあえず座って話そう(出て行こうとする相手の腕を掴んで、椅子に座るように促し)
俺も、悪かったし、それに、このまま出て行かれたら、なんか嫌だ、、

話す…俺の罪についてですか。それともアンタが無自覚に可愛く誘ってくる罪についてですか（渋々椅子へ座ると視線は窓の向こうへ飛ばし、生意気なことをブツブツと口にしているが落ち込む表情で）

嘘です、湊さんは何も悪くなくて…。ただ、さっきの湊さんを見てたら触れたくてたまらなかった。でも大切にしたい、本当に（衝動的になってしまった以上、信じてもらえるかはわからないが静かに口を動かし）

いや、罪とかそんな重い話しじゃなくてさ、なんで、そんなに荒れてるの？学校で何かあったのか？(悩み相談みたいな感じで話しかけると、シンの肩に手を乗せ)
いや、俺も悪いだろ。先にキスしたの俺だしさ。大人のくせに我慢できなかった。ほんと、ごめん

…すみません、自分で自分に嫌気がさしてるだけなんです。うまくコントロールできなくて（安定剤がほしくて肩に乗せられた相手の手に触れて落ち着きを保とうと）

それ、それってどういう意味ですか？我慢できなかったって、（キスの前に聞かなければいけない言葉があるはず…でもそういう意味でされたのではないかもしれないと、相手の意図が読めず）

まぁ、自分に嫌気がさす事ってあるよな。(自分も経験があるので、頷き)

あー、したくなったんだよな。シンの寝顔が可愛くて、気がついたら、ほっぺにキスしてたんだよ。(我ながら恥ずかしいと思い、シンの頬に触れて)
さすがに口にはしてないからな。寝てる相手にそんな事したら卑怯だろ？