貴方とみる世界 〆

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人外、人外と人間のハーフ、そして非力な人間が住む現代。互いの種族を分かち合い、平和な世界になったと誰もが思っている。だが、力強く優秀な人外の血はその数を増やし、人間の純血は徐々に数を減らしていった。また、種族間の偏見や差別が無くなる訳ではなく、そんな影の世界で生きてきた青年が1人。

非力な自分自身を隠すため、世間的に“かっこいい”とされる種族の彼をみつけ、一目惚れだと嘘をついて近づいた……。

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掲示板にてお声かけさせて頂いた者です。
御相手させてもらえることになり本当に嬉しく思います。これからどうぞよろしくお願いします。

こちらから提供は狼種の獣人を想定しています。

ご移動ありがとうございます！

こちらこそ、もうお声かけ頂けないかと諦めていたのでとても嬉しいです。
おまけに狼種の獣人を提供してくださるとのことで、大変嬉しく思います。よろしくお願いいたします！

ご参考までに、まずは此方のpfを投下しますね。
少々お待ちくださいませ。

マナト
年齢/ 23歳
種族/ 人間の純血

容姿/ 身長168cm。黒髪は少し目にかかる程で髪型でいえばマッシュショート。童顔で細身故に未成年のように見える。服装はラフなものを好み、基本はパーカーにスキニージーンズ。上下黒が多い。

性格/ レストランでバイトをしているが、接客時や他人と関わる時は猫かぶり。実際は可愛げがなくひねくれている。他人を見下してそうだが、自分のことが1番嫌いでネガティブ思考。人外が憎い訳ではなくどちらかといえば憧れているに等しい。
実は寂しがり屋で甘えたがり。簡単に言えばツンデレ気質。

備考/ 両親は自分が生まれて早々に離婚し、母は幼少期に人外と再婚して出ていった。それからは施設育ち。施設では人間の純血が多くいたが、人間の中でも小さくひ弱な印象が強いアジアの血であることをからかわれ、人間の友達もいない。18歳から一人暮らしをし、色々なバイトを経験しながらなんとか生活している。
強い人外と結ばれれば、少しは周りも認めてくれるかと“彼”をみつけて近づいた。



( / このようになりました。
なにか変更したほうが良いところや気になるところがございましたら、なんなりと仰ってくださいね！)

名前／レオン
年齢／26
種族／獣人(狼種)

容姿／
身長183cm。白のカッターシャツに、動きやすい黒のスラックス。黒の革靴。
(獣人)グレーシルバーの毛並み。鋭い黄金の瞳。口元からは鋭い牙が見える。大きめの耳は、どんな音も聞き逃さない。立派な尻尾がある。
(人型)グレーシルバーのウルフカット。後ろの髪は背中辺りまで伸ばされている。切れ長の目。黄金色の瞳。端正な顔立ち。程よく筋肉の着いた身体。狼の耳と尻尾は人型のときも健在。

性格／他人にも自分にも厳しく、冷静に物事を判断する。狼種でもあることから、一度仲間だと思った相手へは優しく、面倒見もよい。正義感が強く、人種差別を酷く毛嫌いしている。過去に人間に助けて貰った経験もあり、人に対しても人外と同じように接している。

備考／警備隊の仕事をしている。獣人の身体能力を活かし、若くして警備隊トップまで上り詰めた。何不自由ない生活を送っている。それなりにいい家に住んでおり、使用人を雇うのが普通だが、1人で暮らしている。過去に狼種が狙われる事件があり、唯一の生き残り。その際に人間に助けてもらった。今もその事件は未解決のため、他人を巻き込まないようにするために仕事以外は一人でいることが多い。仕事や街に出ているときは人型。戦闘時や、家の中では獣人の姿でいる。



(／マナトくん素敵なキャラですね！こちらもプロフィール作ってみました。色々想像で設定を盛り込みましたが、もし変更して欲しい部分があれば遠慮なく仰ってください。)

ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです！
レオンさんもとても素敵で、ぜひそのままお相手願いたいです。

展開等によってモブキャラなどをお好きに登場させて頂いて構いません。また、ご相談などありましたらいつでもお声がけくださいね。

そして、初回なのですが、募集内容に記載されていたように、此方から「一目惚れです」と声をかけるところから始めようかと思っているのですが、どうでしょうか？

ありがとうございます！

初回の内容もそのままで構いません。
よろしくお願いします。

( 暖かくなってきたかと思えばまだまだ夜は冷えるようで…パーカーの袖を己の手とともにポケットへ突っ込めば深いため息を夜空に吐いた。
毎日毎日、昼間からこんな時間まで働いていても給料は少ないし、かといって自分のようの人間を雇ってくれるところは限られている。息をしているだけで、なんの面白みも生きがいもない。
だけど、ずっと心の中で誰かに認めてもらいたいと願っている。
＿＿辺りを見渡せば、自分とは異なる容姿が大半。人間のようで人間ではない、人外種の連中ばかり。静かに、それでいて睨むように横目で通り過ぎれば、ふと、夜景に映える銀色が目に入った。大きな耳に大きな尻尾、、一見人間のような見た目をしているが、あれは希少種の狼だ、とすぐに分かった。
…強く、まさに世間が羨む種族。そんな彼が、自分の隣にいてれくれたなら、周囲の人は少しは自分を見直してくれるだろうか。そんな邪念が頭を過ぎれば、ポケットに入れた拳を握りしめ、相手の元へ駆け寄っていた。)

……あ、あの。突然すみません。
僕、前にもおにいさんを見かけたことがあって、それで
おにいさんに一目惚れ、しちゃったみたいで。

… その、よければ、付き合ってくれませんか？

( か弱い声に人の良い甘えるような表情。もちろん、これらは全て自分が少しでも平和に生きるための知恵。高身長な相手の顔を見上げ、思ってもいない事がペラペラと口をついて出る。我ながら珍けな様だ。)




(/ 初回で長くなってしまいましたが、返しづらいなどありましたらおっしゃってくださいね。)

( 冷え込む夜。一人警備隊の任務にあたっていると、背後から近付いてくる足音に大きな耳がぴくりと動く。その甘えた声色からは敵意はないしろ、何か別の意志のようなものが伝わり、怪訝そうに黄金の瞳を彼に向ける。身長差がある分、恐らくこんな子供には怯えられるだろうと思いきや、何やら告白まがいの台詞が連ねられ。挙句の果てには交際を申し込む内容の言葉も。しかし獣人である自分の耳には、その言葉が嘘であることは容易に分かってしまう。暫く、間を空けてから口を開き。 )

…なんの冗談だ？
嘘をつくなら、もう少しマシな嘘をつくんだな。


(／大丈夫です、初回ありがとうございます！こちらこそ、分かりにくければ言ってください！)

___…あーあ、もしかしたらと思ったんだけどな。
やっぱ、獣人様には通用しねぇか。

( 開口一番に嘘だとバレてしまえば、少しばかり誤魔化すようにうろたえる素振りも見せてみるも、彼の鋭い黄金の瞳は揺るぐことは無かった。肩を落としたかと思えば態度が豹変し、小さな舌打ちを1つ漏らせば低く言葉を呟いた。
治安の悪い路地などにいけば、人外用の人間バーなるものもあるぐらい、趣味嗜好の1つとしては多少需要はあるらしい。自分はそんなところで働くのは真っ平だが、目の前の彼がもしその嗜好の持ち主ならばチャンスはあったのになぁ、と頭をかいた。しかし、やはり気高い獣人には通用しないようだ。
…というよりも、そもそも自分は人間の中でも美形な訳でもないし、相手にされなくても当然か。)

……すんません、変なこと言って。
酒、飲んだから酔ってんのかも。

( 冷静になればなるほど、どんどん自分が浅はかで情けなくなり、俯いたまま相手には 酒をのんだ とまた取ってつけたような嘘をついて踵を返そうとする。)

…、おい。ちょっと待て。

( こちらが嘘を見破れば態度は急変。どこか棘のあるその言葉の節々に何かほかの感情が垣間見えるが、それが何かは分かるはずもなく。時折、金目のものを狙って同じような手口を使ってくる奴もいるが、そういうわけでもなさそうだ。彼は酒を飲んだと言うが、酒の匂いは一切しない。はたまた見え透いた嘘を塗り重ねるその少年が気掛かりで、踵を返そうとする彼を呼び止めて。)

俺は警備隊に所属してる、レオンだ。名前は。

( 再度深いため息を吐こうと口を開いた時、呼び止められ、更に相手の名前まで聞けば、振り返って瞬きを数回繰り返す。)

警備隊か、アンタにぴったりそうな仕事だな。
……俺は、マナト。アルバイトで食い繋いでる人間だ。

( 警備隊、と聞けば知能と身体能力のエリート集団じゃないか、と鼻を鳴らし、ぴったりだなんて半分恨めしそうに言葉を返す。そして、此方の名を聞かれたことには少し戸惑ったが、教えたところで困ることも無いし、小さく返答した。
しかし、警備隊に対してあんなつまらない絡み方をしたとなると、もしかして怒られるのではと少しバツが悪そうに視線は合わせようとはしない。)

マナト。…夜は物騒だから。真っ直ぐ家に帰れよ。

( 思いのほかすんなりと彼の名を聞くことが出来た。彼の態度から察するに自分たち獣人に何らかの感情を抱いていることは明白。しかしそれが恨みの類かと言われれば、それまた違う。そうであれば名乗りはしないだろう。年齢が未だに分からないが、アルバイトで食い繋いでいるということは、成人はしているのだろうか。バツが悪そうにこちらに視線を合わせない彼を見て、少しだけ笑うと、自分が着ていた上着を相手に被せ。自分はここを離れる訳にもいかないため、上記の台詞だけ言い残すと彼に背を向け。)

( 少し笑った彼の顔をちらりと見やれば、次の瞬間には上着を被せられ慌てた様子で、は？と声を発した。そして、そのまま此方に背を向け、本人はそんな気ないのだろうがまるで子ども相手に補導するような言葉を聞くと、拗ねたようにブカブカな上着の端を引っ掴んだ。
今すぐにでも返してやろうかと思ったが、その暖かさが何だか惜しくて、ついつい無意識に袖を通してしまった。)

な、なぁ！アンタ、明日もここにいる？
いるなら、返しに来る。コレ。

( ちょっと嬉しさを感じている自分になんだか恥ずかしくなりながらも、相手の背に向かって上記を投げかけた。
これは、相手からの厚意を無駄にしないためだ、と心の中で言い訳しつつ、また会う口実を作ろうとしているのは、これまた無意識だろうか。)

好きにしろ。だいたいこの時間にここにいる。
次来る時はもっと厚着してこいよ。

( 自分としては上着を渡したのに深い意味は無い。ただ、何となく彼にそれが必要だと感じたから被せた。いらぬお節介なのは分かっているが、上着を突き返してこないあたり渡して正解だったと思う。またここに返しにくるという相手に、背を向けたまま手を振り。だいたい警備隊の仕事はこの時間帯とこの場所。余程緊急の用がない限りはここに居る。そう教えたのは、また彼に会ってもいいと心のどこかで思っているから。その理由は分からない。)

( 相手からの返答を聞けば、それに対しての返事はしなかったものの、そっか、となんだか満足そうに小さく呟いた。大きな上着は袖を通すと更なブカブカで不格好ではあったが、その分暖かくなれた気がした。
途中途中で仕事をする彼をちらりと振り返りながら、言われた通りに家へ直帰し、なんだかんだで名前も聞けたし上着も借りたし…当初の目的通り獣人の知り合いができてしまったのでは、と珍しく浮かれてしまい、その日はいつもよりも穏やかに眠りに着けた気がした。

__が、やはり現実はそう甘くはない。
翌日、いつものように仕事へ出向いたはいいが、接客した客がどうやら人間嫌いだったようで罵声暴言を吐かれれば皿を投げつけられた。料理も食器もグチャグチャで、店の掃除と解雇の話を聞いていればいつもより大分遅い時間になってしまった。
腕や頬に貼られたガーゼを撫でて痛みに顔をしかめれば、片腕に抱えた彼の上着をぎゅっと抱く。
今日はパーカーの下に長袖を履いてきた為寒くは無いが、冷たい気分のままだ。彼の言っていた時間は過ぎてしまっているし、とりあえず見に行くだけ行ってみよう、とその場所へ向かった。)

( いつも通り、警備隊の仕事に向かう。何やらどこかの店で揉め事があったと同僚が。｢騒ぎを起こす原因はいつも人間だよな｣なんて愚痴を零す彼らを、冷たい視線で睨めば、息を飲んで仕事場に戻っていく。

あの場所でいつものごとく見張りをしている。昨日の時刻になったが彼が来る気配はない。別に期待をしていた訳でもないが、どこか心はザワついていて。そんな落ち着かない気持ちを抱えていると、背後から気配が。振り向けば何やら怪我をした姿。息を飲んで、彼に近付き。)

その怪我…どうした。

…こんな時間まで仕事なんだな。とにかく、居てくれてよかった。

( 此方が声を掛けるよりも早く、相手が気配に気づき近づいてくる。会えたことに若干ほっとしたような気分になるが、その口調は爽やかなものでない。まぁ、それに関してはいつもの事だ。
小さな声で「ありがとう」と貸してもらっていた上着を相手へ押し付ける。)

ただの仕事だよ。
俺しか接客できる奴いなくて近づいたら、機嫌が悪い猫にやられた。あれは相当な人間嫌いだな。

…それに、仕事、無くなった。

( 怪我について聞かれれば、足元に転がる小石をつまらなさそうに軽く蹴りながら返答する。ここまで怪我をするのは久しぶりだが、人間を毛嫌いやつらはいつも乱暴だ。
店長には“キミも他に安全な仕事先を探した方がいいだろう”なんて言われたが、要は厄介払いだ。それでも、今回の仕事は長く続いた方だし、店長には感謝してる。)

…大変だったな。

( 彼の言葉を聞きながら、返された上着を受け取る。まだ彼の体温でほのかに温かいその上着とは裏腹に、冷えきった表情の彼。いつの時代も差別というのはなくならない。眉間に皺を寄せるとどう声をかけていいか分からず一言だけ声をかけて。 )

…もし。マナトさえよければ、だが。俺の家で働かないか。

( 怪我をしてしかも職も失ってしまった彼は精神的にまいっているに違いない。ふと、しばらくの沈黙の後に重い口を開く。彼に対する同情が少しもないといったら嘘になるが、なんだか放っておけない。もちろん無理強いをするつもりもないし、嫌なら断ってもらっても構わない。そう真っ直ぐ彼を見つめて。)

( こちらを労う言葉には、返事をすることなく視線は俯いたまま。…彼のような種族には差別や偏見など無縁だろう、と昔の事件なんて今の頭にはないようで、彼には悪いがそう胸の中で呟く。
此方からも特に言葉を紡ぐこともなく、沈黙が続いた末に帰ろうかと彼の顔を見あげれば、その時ちょうど彼の口が開かれた。聞けば、なんと彼の家で働かないかというお誘いで、唐突な申し出に一瞬きょとんと首を傾げる。)

な、なんでアンタの家で…。
いや、正直仕事があるのは助かるけど、俺がアンタの家でできる事があるかどうか……。

( 相手の意図を読み取れば、途端に慌てたように返答を。きっと此方のことを不憫に思ってのお誘いなのだろうが、情けを掛けられるのはあまり好きではない。だが、お金に困っているのは事実で、その気持ちはこの際率直に伝えておく。)