絶対服従 〆

お待たせしました
（既に旦那様はおり、お辞儀をしてから挨拶しようとすると、親子なのだからそれで良い、と言われ、椅子に座るが緊張しており下を見たりしながらも最初の食事の時とは違いナプキンをキチンと膝に置き、ナイフとフォークも落とさず扱えるようになると緊張が解けたのか「旦那様、アランの失敗談ってあるのですか？」と尋ねて）

…っ！？(傍らで相手の食事の様子見ては、落ち着いてるし大丈夫だなと思っていれば、旦那様に自分の失敗談を尋ねると耳を塞いでおく事にし)

「アランの失敗談か
こいつとは長い付き合いだ、あるに決まってるさ(相手の質問にちらりと横目でアランを見てはふっと笑って肯定した後「何か聞きたいのか？」とこちらからも尋ね)」

えっと…執事の真似事をして失敗したと聞いて、何をしたのかな…とかでしょうか
（相手をチラッと見ると嫌がっているかもとは思うものの仕返しに聞くと宣言したからということもあるが自身も気になるので少し遠慮気味にだが尋ねて）

「あぁ、その事か
それはなアランの父親が執事でな、それに憧れたまだ子供だったアランがあれこれ真似したんだ
食器の片付けや色んな所の掃除とか、アランに出来そうな事を父親が色々させてたんだが、食器は渡された分全てを割ったり、屋敷で迷子になったりで、失敗ばかりしてたんだ(執事の真似事の失敗談を聞いたと聞くとそれを思い出しては、つい笑ってしまいながらも話して)」

…っ(耳を塞いでいても僅かに聞こえていて、恥ずかしさから顔を赤くし)

ふふ、そんなことをしたんですね可愛らしいです
（相手の話を聞いて少し思わず笑顔になりながら顔を赤くしている相手をチラッと横目で見ると「他にもアランの可愛らしい話はあるんですか？」と尋ねて）

も、もう充分ではないでしょうか、ね、エリゼ様？！(相手が更に聞こうとすると慌てて止めようとしていれば、旦那様が「他にもあるにはあるが、さてどうするか」と楽しそうに笑言っていて)

……本当は聞きたいですけど、恥ずかしそうなのでまた今度聞かせてもらいますね
（慌てて止めようとする相手に少し微笑みを見せ、今日はこの辺にしておこうと思い旦那様に今度、と告げると「次の食事会が楽しみです」と言いながら正しい方法で食事をし終えて）

では、部屋へ戻りましょう(相手が切り上げた事に少し安堵しつつ終えたのを確認するとそう言って扉開け)

うん、アランの可愛い話聞けて嬉しかったです
（扉を開けてもらい、旦那様にお礼を告げると次の食事の約束もし、楽しげに笑顔を相手に見せながら部屋へ戻ろうとすると、思い出したように「お風呂ってお部屋にあるんですよね、お風呂には一人で入れますし、アランは休憩とってください」と言って）

そうですが…よろしいのですか？
では、エリゼ様がご入浴の間、休憩させてもらいますね(相手の言葉に少しきょとんとするもすぐに微笑みながら言い、「ですが、その前に…」と言うと、キスをして)

は……な、なんで…あ、今の敬語は旦那様と話してるのが引き摺っただけ！
（キスをされ、驚いたように目を見開き、顔を赤くしながら戸惑うと、敬語を使っていたからお仕置きにしたのだと思い、慌ててそう言い訳して）

それはわかってますよ
今のは、私の恥ずかしい過去を聞こうとしたので、その仕返しです(相手が言い訳をするとくすっと笑いながら言い、「ではお部屋に向かいましょう」とにこりと笑って言い)

今のお仕置きの仕返しだったのになんでまた…負けず嫌いなの？
（そう呟きながら部屋まで着くと「ありがとう、ゆっくり休んでね」と言って相手に微笑み）

あと、エリゼ様の可愛らしいお顔を見たかったから、ですかね(悪戯っぽくにししと笑いながら言い、部屋に着き扉開けて「エリゼ様こそ、お疲れでしょうからごゆっくりとお休みください」と相手を通しつつ言い)

冗談やめてよ…もう、ゆっくりしてきます
（悪戯っぽく笑う相手に少し呆れるようにため息をつくと少し微笑みながら寝る時用の服を手に取ってお風呂のある方へ向き「じゃあまた何かあったら呼んだらいい？」と言って）

はい、何かあればお呼びください
すぐ駆けつけます(にこっと笑いながら言うと、「では、私は少々失礼しますね。エリゼ様、ごゆっくりとおくつろぎください」とお辞儀をしつつ言った後部屋を出て)

お風呂ってまだ慣れないな…アランもご飯食べれたかな
（数十分後、お風呂から上がりバスローブを身につけながら上がると椅子に座り、まだたくさんは書けないがノートに日記として今日の出来事を書き、相手の幼少期の話を思い出して少しクスクスと笑い）

ったく、あのおっさんめ、俺が恥ずかしがってんの楽しみやがって…(使用人にと与えられた休憩室で食事を取り、急ぎでしなければならない仕事もないため廊下を歩いていればふと食堂での会話思い出し不満げに呟いていて、相手の部屋の前に着くとノックし)

はーい…ちょっと待ってくださいね
（ノックをされてノートを机の棚に荒く隠すと扉に近づき開けると笑顔で「アラン、ご飯食べれた？」と尋ねながら中に通して）

はい、気遣ってくださりありがとうございます(部屋に入り、相手からの質問に微笑みながら答え、「エリゼ様は何かされていたのですか？」と聞き)