絶対服従 〆

わ、わかった…でも着替えは自分でできますから、大丈夫っ
（ダメだと言われ、少し口調は砕けたもののまだ敬語は混ざってしまって。自身の寝巻きを脱がそうとする相手に首を振って自分で着替えると言って嫌がり）

仕方ないじゃないですか、エリゼ様の身の回りのお世話をするようにと仰せつかってるんです
それに同性なんですから、そう恥ずかしがらずに(相手の嫌がる反応見れば悪戯心疼き、ニマニマと笑いつつ相手の寝巻きを脱がそうとし続け)

わ、わかった…お願いします
（緊張気味に服から手を退け、脱がされると、この数日でマシになったが少し骨が浮き出ている痩せ細った肉付きでそれを恥じるように下を向き）

細ぇな…あ、やべ、仕事中だった
ほらエリゼ様、恥ずかしがってないで服着ましょう(相手の身体を見て、つい呟くもすぐに我に返り、シャツを拡げて相手が腕を通すのを待ち)

はい…着せてくれてありがとう
（恥ずかしがっては居ないけれど、と言いたかったがやめてシャツに腕を通すとボタンを締めようとするが上手く出来ず四苦八苦し）

まさかの弱点発見です
まぁ私がやるのでいいですけど(ボタンを止めるのに苦戦しているのを見ればつい笑いが溢れてしまい、言った後、ボタンを止めていき)
エリゼ様、今の私の仕事はエリゼ様のお世話をすることです
なのでエリゼ様はなにもしなくていいのですよ(左記を言いつつネクタイを着けたりジャケットを着せたりし終わり、着替え終われば「これで完成ですね」と言い)

ごめんなさい、ボタンのある服なんて着ないから…ありがとう
（ボタンを止めてくれたうえに何もしなくていいと言われると少しまだ戸惑いを見せながらもお礼を言うとネクタイを少し弄ったりし、落ち着かない様子で相手を見て「あ、あの…今日は何をするんですか…？旦那様から、アランさんに即時の礼儀作法を聞くように、言われたけど…」と呟き）

そうですね…まだ決めかねてるのですが、どうしましょうか
エリゼ様が知っておきたい作法などはありますか？(顎に手を当て、考える仕草しながら聞き)

……まだ、この家のこともわかっていませんけど…食事の際のマナーを知りたいです
（すぐに覚えられるものを、と考えると毎日しなければいけない食事が良いかもしれないと思い遠慮がちに言って）

食事ですね、承知しました
では食堂に移動しましょうか(にこっと笑いながら言うと、部屋の扉開け)

……お屋敷って広いんですね、アランさんは全部覚えているの？
（扉を開けてもらい、やっと覚えた食堂へ歩みを進めながら、あたりを見回し、棚に置かれた高級そうな壺や絵画を眺めると、相手の方を振り返って尋ねて）

それはもちろん、お付の執事が案内できません、と言う訳にはいきませんから、頑張って覚えましたよ(相手の問に、小さい頃はよく迷子になったなと思いながら答え)
エリゼ様、私のことは呼び捨てでも構わないんですよ？(ふふっと笑いながら言い)

頼もしいです…アラン？
（頑張って覚えたと言う言葉に笑顔を浮かべ、頼もしいと言うと呼び捨てでと言われて試しに言ってみるものの慣れないのか少し恥ずかしそうにしながら食堂に入ると既に料理とナイフとフォークが並べられていて）

もし屋敷内で行きたいところがあれば案内しますから、お申し付けくださいね(自信満々な様子で言い、呼び捨てされると「その調子ですよ」と言い)
では始めましょうか、エリゼ様(椅子を引きつつ言い)

はい....えっと、ナプキンをこうで...あっ
（この数日で覚えた作法を必死のするもののナプキンを膝に置く際にナイフを落としてしまい慌てて拾おうとし）

あちゃー、落としちゃいましたね(ナイフが落ちるとすぐに拾うも、ニヤニヤと笑いながら言い、「まぁ念の為何本か予備は用意済みなんですけどね」と予備で用意しておいたナイフやフォークの入ったケースから1本ナイフ取ると置き)
いいですか？エリゼ様
これはエリゼ様が恥をかかないようにする為の練習なのですから、落ち着いてください(相手の両頬をむにっと摘みながら言い)

ごめんらふぁい…次はちゃんと落ち着いてします
（相手の言葉に頬を摘まれながら謝罪の言葉を述べると、落ち着いてナプキンを膝に置くと外側からナイフとフォークを手に取り早速使うが上手く切れず）

…っ、ふふっ…すみません(抵抗する事無く摘まれたまま謝罪する相手を見ては可愛いと思い、つい耐えられず笑ってしまい)

そんなに面白かったですか…？
（やっと一切れサイズに出来ると、口に含み噛み終わると笑う相手をじっと見つめて少し笑って）

いえ、先程の頬を摘まれたまま話すエリゼ様が可愛らしく見えたものでつい(笑いながら言い、一通り笑い終わると一息吐いた後「もう大丈夫です」と言い)