絶対服従 〆

人に優しくしてたら、きっと帰って来るって聞いたので
（そう言ってから頷くと、食堂に行くために扉の前に立って手を掛けかけたが誤魔化すように手を下ろして「お願いします」と言って）

…別に構わないんですよ、ご自分で開けられても
まぁ、私のする事がなくなりますけど(ドアノブに手をかけた相手を見てくすくすと笑って、あえて意地悪く言いつつ扉開け)

じゃあ、自分の部屋の扉くらいは自分で開けようかな…
（少し意地悪く言う相手に少し頬を膨らませてから食堂に歩みを進め「アランはもう食べた？」と尋ねて）

はい、済ませてますよ(相手の質問にこくりと頷いて答え、「今度はエリゼ様がしっかり食べてください」とにこっと笑いながら言い)

うん、今日は残さないよう頑張ります
（笑顔でそう言うと、食堂も前方に見えたため「ここのお料理美味しくて、毎日とても楽しみなんです」と言って）

確かにここの料理はとても美味しいですが、決してご無理はなさらないでくださいね(相手に同意しつつそう言うと、食堂の扉開けながら「私の悪戯…ではなくお仕置きをご所望であれば構いませんが」と冗談交じりに言い)

…アランはキス恥ずかしくないの？
（扉を開けてもらいながら、相手の悪戯、もといお仕置きはキスばかりなので少し尋ねながら椅子に座ろうとして）

そうですね…特にこれといって恥ずかしくはないですね
むしろ、エリゼ様の可愛らしいお顔が見られるので楽しいです(相手の質問に少し考えたあと言っては、いい笑顔で楽しいと言い)

だから僕は可愛くないって…アランの可愛いの基準は知らないけど
（いい笑顔で楽しいと言う相手に困ったような顔をしながら運ばれた食事を今日はナイフとフォークも落とさずに食べると美味しそうな笑顔をして）

私は好きですよ、可愛いエリゼ様が(ふふっと笑いながら言って、余程美味しいらしく笑顔で食べる相手を見ると「美味しいようでなによりです」と言い)

……アラン、そう言うのは好きな人に言ってあげてね？
（もぐもぐと食べ物を食べ、飲み込むとそう言って笑顔を見せて。食べ終えるが昨日より食べれるようになったのか昨日よりは減っており）

いいじゃないですか、本当にエリゼ様が好きなんですから(にししと笑いながら言って、「エリゼ様すごいです！昨日よりへってます！」と自分の事の様に喜び)

ふふ、そっか…ありがとう
（まぁいいか、と思い笑顔を見せながら昨日よりは食べれたことを自分のように喜ぶ相手に嬉しそうに笑顔を見せ「この調子で頑張ります！」と意気込んで）

エリゼ様は毎日努力されていてすごいですね(相手の額にキスした後、何事もなかったかのように頭を撫でて)

……ありが、とう…きょ、今日はお庭を散歩したいんだけど…良い？
（額にキスをされ、頭を撫でられても落ち着かない気持ちに頬が赤くなりながらそれを誤魔化すように庭の方に視線をやって）

やっぱりエリゼ様の照れた顔はお可愛らしいです
(頬を赤くしながら誤魔化す相手が可愛く思え、くすっと笑って、相手の問いに「もちろんですよ、私に気にせず、したい事をなさってください」と頷きながら言い)

アランは絶対他の人にもモテますね
（先ほどからさらりと可愛いやキスをする相手にそう告げると少し足早に食堂の出入り口へ向かい、扉に手を掛けて開けると一足先を歩いて）

そう言ってもらえるのは嬉しいのですが、残念ながらそんな事もないんですよ
それに、私がキスをするのは、1人だけです(食器を軽く片したながら苦笑して言い、足早に出ていく相手を慌てて追いかけ)

そんなに謙遜しなくて良いですよ
（慌てて追いかけてくる相手に微笑んでそう言うと、一人だけと言われて自分だけなのだろうか、と考えながら「キスって色々意味があるんですね…勉強になります」と言って）

お恥ずかしながら、今までに告白されたことがないんです
それに、少しでも早く執事になるべく必死になってましたから(苦笑しながら今までに何もなかったと言い、「キスをした場所によって意味が変わるのは面白いですよね」とふふっと笑いながら言い)