絶対服従 〆

えっと、勉強がてら日記を書いたりしてました…じゃなくて、してた
（相手の質問に分かりやすく視線を机に移すと自身の口調を慌てて正しながら日記を隠すように机に移動して）

そうだったのですね
…そんな必死に隠さなくても中はさすがに見ませんよ(隠そうとしている相手を見てはくすっと笑って)

……アランは時々意地悪だから僕が寝たら見るかも
（本心ではそんなこと思っていないが少し揶揄うようにそういうと「冗談だけどね」と言って微笑んで）

なぜ分かったのですか？！…と言うのは冗談です
せっかくのエリゼ様からの信頼を失うような事を私がするとお思いですか？(相手の冗談に悪ノリしてはすぐに冗談だと言い、好き勝手するように見えるのかと聞き)

ううん、見えないよ？冗談だから安心してください
（相手の言葉に慌てるように首を振るとそう言って安心させるように頭を撫でて）

わかってます
エリゼ様ならそう言ってくださると思ったので、言ってみただけです(撫で受けつつ、相手の言葉にくすっと笑って言っては「すみません」と謝罪し)

言ってみたかったって…揶揄わないでください、別にいいけど
（相手に少し不満げな態度を見せながら許すと、相手の元に普通の本を持っていき「これを読みたいので手伝ってくだ…くれる？」と言って）

もちろんですよ(頷きながら言い、「あと少しで悪戯できたのに、惜しい…」とボソリと呟いて)

何か言った？
（机と椅子がある方へ向かっていたため、相手に呟きは聞こえずそう尋ねながら「アランはここに座ってね」と言って椅子を軽く叩き）

いえ、なにも(相手の問いに緩く首を横に振りながら答えて、叩かれた椅子に座り、「ではエリゼ様、始めてください」と伝え)

えっと、むかしむかしあるところに…？
（すらすらとは読んでいないが、どこか楽しげに文字を読むもののあっているか尋ねるように首を傾げて）

ちゃんと読めてますよ
それに、間違ったりわからなくても覚えればいいだけですかは(大丈夫と言うように頷いて、にっと笑って言い)

わかった…えっと…
（相手の言葉に頷き、間違えながらも本を読み進めるとページも減って行き、夜も遅いからか半分ほど進めると眠くなってきて目を擦って）

もう夜も遅いですし、今日はここまでにして、続きは明日にしましょう(ふと時間確認すれば遅く、相手も眠気に襲われているのを見ればそう声掛け)

うん…ありがとう、本はこのままでいいや
（目を擦りながら本を机に置くと、自身が中央で横になって回っても落ちなさそうなほど大きいベッドに行くと相手を見て「アランはこのあと寝るんですか？」と眠たげに聞いて）

私はまだやる事が残ってるので寝るのはそれが終わったらですが…どうしましたか？(相手の質問にきょとんとしつつも答え、それがなんだと聞き)

……ううん！何にもない。それなら寝る時はゆっくり寝てね
（一瞬何かを考える間を開けるものの、することが残っているなら仕方がない、と思い笑顔でそう言うとベッドに入り「…何かあったら呼んでもいいですか？」と相手の方を見ながら尋ねて）

…何か言いたい事があれば仰ってください
急ぎの用事もありませんから(相手の様子に違和感感じ、相手の頬をむにっと摘みながら言い、「変に我慢はしないでくださいね」と伝えて)

……このベッド、ふかふかで、一人分のベッドだって言われましたけど大きくて落ち着かないです
（頬を摘まれ、少し迷ってから落ち着かないと言って「床で寝るくらいが落ち着くくらいです…」と零し）

そうなのですね…旦那様に話してサイズを下げてもらいますか？(頬から手を離し、相手の言葉にどうしようかと考えながら聞いて)