桜舞う道を二人で〆

トレーナーさんがウマ娘に、ですか？…そしたら、とても手強いライバルになりそうですね！でも、私は人間には人間のウマ娘にはウマ娘の良さがあると思いますよ、私はウマ娘に生まれて後悔はないですけど、きっと人間に生まれても…あ、でもそれだとトレーナーさんに出会えないかもしれないんですよね…それは嫌だなあ…な、なんちゃって、えへへ
(一瞬キョトンとした表情浮かべ、相手の発言についてほんの少しだけ考えてから、きっとトレーナーとしても実力のある相手はウマ娘になっても変わらず才能を磨き上げるだろうし手強いだろうと考えを口にして、人間とウマ娘の間の身体能力の差は確かに存在するが、それがどちらが優位という話にはならないと思っていて、例えば自分が人間に生まれていたならトレーナーとウマ娘だからという先入観もなく、もう少しだけ今よりも相手との関係を積極的に踏み込むことが出来ているだろうかと、そんな風に思う自分もいて、しかし自分がウマ娘でなかったら今のような関係も無くなるかもと思うとそれは耐えられず、ポツリと本音がこぼれてしまうが苦笑で誤魔化して)

俺もチヨちゃんと会えない人生は嫌だな、じゃなけりゃこんなに毎日楽しく過ごせないと思う。だからこうしてチヨちゃんを担当にできて良かったよ……よし、ブラッシング終わり。元々綺麗だったからそんなに変わってないけどね
(確かにトレーナーとウマ娘の関係じゃなかったらそもそも出会いも無かっただろうと思えば、人間で良かったのかもと改めて自分の担当になってくれたことを感謝すれば、ブラッシングも完了して元々チヨちゃんの尻尾は綺麗だからそんなに変わってないなと苦笑いして)

いえ、色々なお話しが出来て嬉しかったです！…それにトレーナーさんのブラッシングが上手だったので気持ちよかったですし、いいリフレッシュになりました！…また、お願いしてもいいですか…？
(ブラッシングが終わり、大した変化がないと言う相手に対して首を横に振れば確かに毛並みなどにそこまでの変化はないかもしれないが、こうしてのんびり会話をしながらのブラッシングの心地よい感覚に心身共に癒されたのを感じていて、自分にとってはとても有意義な時間だったと口にすると、また今日のようにブラッシングもして欲しいと少しだけ遠慮がちにお願いをして)

それなら良かったよ、チヨちゃんが頼めば何時でもやってあげるから気軽に言ってね。……って、楽しい時間はすぐに過ぎちゃうな
(本当にリラックスしている様子で、力になれて本当に良かったなとまたブラッシングするのを約束すれば予鈴のチャイムが鳴って、あっという間の昼休みだったなと名残惜しそうにして)

あっ、もうこんな時間なんですね…トレーナーさんと一緒だと時間が過ぎるのが早いなぁ……。と、それではまた放課後にですね！
(予鈴が鳴ればテーブルの上を急いで片付け、相手との時間はとてもかけがえのないもので、時間の流れがとても早く感じると実感を口にしつつ、苦笑混じりに肩を竦めて。それから深く頭を下げるとトレーナー室を出て行って)


雨、ですね…昼間はあんなにいい天気だったのに
(午後の授業あたりから窓の外は雨模様で、放課後になっても雨は止むどころか激しさを増していて、今日のトレーニングはどうするのだろうと考えつつとりあえずトレーナー室へと向かって)

あ、チヨちゃん…あいにくの雨だね。町内会の方も今日は来なくて大丈夫って言ってたし…どうしようか？
(チヨちゃんが部屋に来ると出迎えるも、あいにくの雨でテンション低めで今日はボランティアも無しになったこと伝えれば、逆にどうしようかなと悩んでいる様子で)

【サクラチヨノオー】

そうですね…どうしましょうか。とりあえずファルコンさんとテイオーさんが来るのを待ってそれから考えましょう
(町内会の手伝いがなくなりはしたものの、この雨では外でのトレーニングは出来ず、出来ることも多くはないため悩んでしまうがメンバーが揃ってから考えてもいいのではないかと思いひとまず腰を落ち着けて)

【スマートファルコン】

みんなー大変だよー！
(少しして廊下を慌ただしく駆ける音が聞こえたかと思えばドアがバンと開かれ、いきなりそんな事を言いながらトレーナー室の中に駆け込んできて)

どうしたのファル子、放課後なのに元気だね～
(ファル子が慌ててる様子だが、彼女の言う大変は本当に大変な事なのかなと疑ってる訳では無いが楽観的に考えてのんびりとした口調でどうしたのかと尋ねて)

【スマートファルコン】

もう、本当に大変なんだってば！あのね、昨日の町内会でのファル子の歌とかテイオーさんのダンスを見た町内会の人にお祭り当日三人にライブを披露して欲しいって頼まれちゃったの。ファル子としてはトレーナーさんさえ良ければ引き受けたいなって…どうかな？
(どこか呑気な相手の様子に軽くぷんすか怒って、昨日の自分とテイオーの寄り道のせいで町内会の人に中々に大変なお願いをされてしまったのだと説明し、当然トレーナーである相手の意思次第ではあるが無下にしたくない気持ちもあるようで悩んでいる様子で)

【サクラチヨノオー】

えっと…三人ってもしかしなくても私も含まれてますよね？ファルコンさんとテイオーさんはわかるんですけど、私はこの件にはあまり関係ないような…
(こちらとしては寝耳に水な話しであり、何よりこの話しの流れで自分も頭数に入っていることに少し違和感を感じれば、気乗りしないという訳ではないが、練習期間があまり取らないことから、こういったことに慣れてそうな二人はともかくとして自分は少し自信がないと感じれば少しだけ消極的な姿勢を見せて)

[トウカイテイオー]

そうなんだよー！本当に大変なんだよ！でもボク達の可愛さをアピールできるし、みんなの前で踊れるなんて楽しそうだねっ！
(扉の前で話題を聞いていたのか扉を開けて会話に飛び入り参加して、ファル子と同様に自分もやりたいようで既にやる気満々なようで)

[永春慧]

まぁ本格的なウイニングライブの練習みたいな感じでいいかもね……チヨちゃんはあんまり乗り気じゃないかな？
(2人の話聞いて、緊張で初ウイニングライブで大コケをするウマ娘もいると聞いていたのでその練習にもなりそうだなと自分も乗り気だが、不安そうなチヨちゃんに気づいてもしかしたら嫌なのかなと優しく話しかけて)

【サクラチヨノオー】

あ、いえ！乗り気じゃないとかそういう訳じゃないんですけど…本番までもう一週間もありませんし、少し自信なくて…
(決してやる気がないという訳ではないと首を横に振り、俯きがちになりながら、この短い期間でライブパフォーマンスを仕上げられるかが不安で悩んでいると正直に述べて)

【スマートファルコン】

大丈夫だよ、ファル子もテイオーさんも協力するから。それにトレーナーさんもついてるんだもん、チヨちゃんなら出来るよ
(ライブ慣れしてるだけあって、余裕もそれなりにあるようで自分も協力するから大丈夫と自信満々に言い切り、何より名門のトレーナーはきっとウイニングライブにも精通しているはずであり、トレーナーの指導の下みんな一緒に頑張ればチヨちゃんならいけるはずと太鼓判を押して)

[永春慧]

いやー、俺が教えるよりファル子とテイオーに教えてもらった方が分かりやすいと思うよ。それでも3人のためにできることなら頑張るけどさ
(確かにダンスに関しても教えるのは自信があるが、それでも実際にやっているファル子とテイオーに学んだ方が得るものもあるんじゃないかと顕著になりながらも、自分にできることなら惜しみなくやるとチヨちゃんにそう言い)

[トウカイテイオー]

そうだよ！それにみんなで踊った方が楽しいしねっ！やろうよチヨちゃん～
(2人に便乗してやるならチームメンバー3人で踊った方が絶対に良いと言い切って、トレーナーとこう言ってるんだしやろうとやや強引ながらも誘ってみて)

【サクラチヨノオー】

そうですよね、せっかくの機会ですからお二人からライブのパフォーマンスを学ばせていただきたいです。トレーナーさんもご指導お願いします！
(確かにこれはこの先のウイニングライブに向けての学びのチャンスかもしれないと前向きに考え直し、ライブにも乗り気になってトレーナーに向けても深々とお辞儀をして)

【スマートファルコン】

良かった、決まりだね！…でも、大事なのはここから、次はセンターを決めなくっちゃ
(ひとまずチーム全員でライブに取り組むことが決まり満足げに頷き、そして本題はここからだとばかりに瞳を輝かせるとセンターポジションの選定に意欲を見せて)

[トウカイテイオー]

もちろんセンターはやりたいけどウイニングライブじゃないしね……ここは平等に決めた方がいいと思うよ
(もちろん自分が一番目立ってセンターをやりたいが、これはボランティアの活動なのでそこまでわがままになれないので、平等に決めた方が良いと提案してみて)

[永春慧]

それじゃあみだくじで決めるか、運も実力のうちって言うしね。待ってて、作ってくるから………ほい、それじゃ3人とも好きな数字選んで
(テイオーの意見に賛成して、部屋の机に向かえば紙とペンを用意して3人に見えないように線を引いて1~3の番号をつければ、結果のところを見えないように紙で隠して3人の方へ向けて)

【サクラチヨノオー】

それでは私は2にします！こういうのは直感勝負…ニンジンは急げばいいことある、です！
(あみだくじを見ればどの道、運以外の勝ち筋はないため、それならば直感を信じる事にして一切の迷いなくすぐに数字を選べば、相変わらずの伝わりにくい格言を口にして人差し指ピンと立てて)


【スマートファルコン】

運試しかー…こうなるってわかってたらリッキーちゃんに運気を上げる秘訣を聞いておくんだったなあ…うーん、どれにしようかな…よし！ファル子は1にするよ！レースもやっぱり1番を取りたいもんね！
(こういう勝負において頼りになりそうな後輩の顔を脳裏に浮かべながらも、今更そう思ったところでどうにもならないため、少しだけ悩んだ末にウマ娘にとって皆が目指すべき数字を選んで)

[トウカイテイオー]

じゃあボクは三冠ウマ娘の3で！無敵のテイオー様の運の強さみせてやるぞ～！
(やはり自分に縁のある数字がいいなと思い、当然目標の三冠の3を選べば、運も備えなきゃ三冠は果たせないなと自信満々に結果を待ち)

[永春慧]

みんな選んだね、それじゃ結果は……おっ、チヨちゃんだね、おめでとう！センター頑張ってね
(3人が数字を選んだの確認すれば、当たりのところから指で線を辿っていけば2番の数字に行き当たり、見事センターになったチヨちゃんを応援して)

【スマートファルコン】

ありゃ、ダメだったかあ…残念だけどしょうがないよね、それに今回は町内会のボランティアの一環だしセンターはチヨちゃんが適任かも
(選ばれたのがチヨちゃんとわかると自分がセンターでないことに残念そうな表情を一瞬浮かべたが、他の二人のどちらが選ばれても、それはそれで別に不満はないぐらいには認めているためすんなりと頭を切り替えて、改めてこちらからもチヨちゃんを推して)

【サクラチヨノオー】

私がセンター…責任重大ですね…。ですが、やるからには一生懸命頑張るので、ご協力お願いします！
(自分がセンターに選ばれた事に神妙な面持ちになり、まともなライブはこれが初めてな自分に務まるのかという不安もまだ少しありつつも、仲間やトレーナーが支えてくれるならきっと大丈夫とも思っていて、決意表明をすれば深々と頭を下げて)

[トウカイテイオー]

もちろんだよ！最高のライブにしようね！ところで、衣装とか曲はどうするの？まさかお祭りだから盆踊りとかないよね？
(こちらもファル子と一緒で心からチヨちゃんを応援してみんなを喜ばせようと気合を入れ、歌とか衣装はどんな風にするのだろうと気になり、まさか盆踊りではないのかと地味だから嫌だなと顔に出しながら聞き)

[永春慧]

さすがにないと思うけど…浴衣で踊るのもいいけどそれだと引っかかって転ぶ可能性あるしな…普通にウイニングライブで使う衣装でいいんじゃないか？楽曲もこっちで決めていいと思うよ
(テイオーの発言に苦笑いで否定して、ライブということなのでウイニングライブみたいな感じでいいと思うと自分の考え伝えて、次は楽曲をどうするか3人に聞いてみて)

【スマートファルコン】

こっちで決めてもいいってなると、それはそれで悩んじゃうなー。どれも良い曲ばっかりだし、どれを選べばお客さんにキラキラなステージを届けられるかな？
(確かに町内会の人からライブの内容についての細かい指定は無かったため、トレーナーの言う通り内容はこちらに一任するということなんだろうと納得すれば、それはそれでこちらに選択権があることで無数にある選択肢の中から一つを選ぶ難しさに頭を悩ませて)

【サクラチヨノオー】

そうですよね、せっかくなら皆さんには喜んでいただきたいですし、余計に悩ましくなっちゃいますよね……あっ、えっと、一つアイデアが浮かんだんですけど…何曲かメドレーにしてお届けするのはどうでしょうか？その分の練習量は増えますし、大変だとは思うんですが、これなら色々楽しんで貰えるかなって…どうでしょうか？
(先程までの迷いはどこへやら、やるからにはお祭りに来てくれた人たちみんなを喜ばせたいと真剣にライブの内容について考え、限られた時間の中でお客さんが色々楽しめるアイデアを思いつき提案するが、その分練習も大変にはなることは間違いないため他のメンバーにも意見を求めて)

[永春慧]

あー、それいいかもね。でも時間とか練習のこと考えれば3曲が限界かな。その中でこれやりたいってある人ー
(チヨちゃんの提案には大賛成だが、メドレーと言っても本番まで時間は限られているしそんな長々とできる時間もないので3曲が限界かなと考えて、やりたい曲があれば言ってと学校の先生みたいに3人に聞き)

[トウカイテイオー]

はいはーい！やっぱりうまぴょい伝説は欠かせないよね！絶対盛り上がるし少し練習すれば踊れるしね！
(右手を勢いよく上げて、ウマ娘といえばうまぴょい伝説でしょと自信満々に立候補して、盛り上がることもそうだがだいたいのウマ娘が覚えるダンスなのでそれほど練習も必要ないからピッタリだと説明して)