桜舞う道を二人で〆

【サクラチヨノオー】

あっ…とと、ふぅ…ちょっと張り切りすぎちゃいました
(休憩にしようという相手の言葉でようやく少しだけ肩の力が抜け、自分で思っていたより疲労が溜まっていたことに気づくと、軽くヨロめいてからその場に座り込んで苦笑浮かべては身体を休めて)

【スマートファルコン】

チヨちゃん、すごく集中してたもんね。これならみんなで合わせて練習もすぐ出来そうだね
(唯一心配だったチヨちゃんの頑張りを見れば、この調子なら本番を想定した練習も予定より早く出来そうかなと、トレーナーにも確かめるように首を傾げて口にして)

[トウカイテイオー]

ねぇねぇトレーナー！この後1回だけ合わせて踊ってみようよ！絶対上手くいくからさ！
(ファル子と一緒になって3人で踊っても上手くいく自信があるから1回だけ合わせてみようよと期待の眼差し向けながらお願いし)

[永春慧]

確かに3人とも覚えは早いけど合わせるのは次の時にしとこう。完全に覚えきってない状態で合わせると怪我する可能性あるし
(この短時間で大体は覚えただろうが、それでもその状態で合わせたらぶつかったりして怪我の原因になるかもと珍しく厳しめに返事を返して)

【スマートファルコン】

えー、ファル子もちょっとだけ合わせてみたいなー、本番を意識した練習も大事だよね、チヨちゃん？
(テイオーの意見に乗っかって、トレーナーを説得しようと試みてはチヨちゃんも味方につけて自分たちに有利に事を運ぼうとして)

【サクラチヨノオー】

え、えっと…それは、その…すみません、私はまだ自信がないので次の機会で…次までにはなんとかお二人に合わせられるように練習しておきますので！
(ファル子やテイオーの言う事ももっともだが、トレーナーなりに自分たちの身体のことを考えてくれているのもわかり、どうしようと悩み抜いた末に二人の意見を否定しないよう、二人の実力が足りないのではなく自分が足を引っ張ったら申し訳ないからということでこの場は収め、トレーナーの言う通り次の機会にしようという方向に持っていこうとして)

[トウカイテイオー]

…そうかー、なら仕方ないね！今日はちゃんと基礎を練習するとしよっか
(チヨちゃんがそういうなら仕方がないなと承諾して、それならこの中で1番上手く踊れるようになろうと反復練習をしっかり行うように練習を再開して)

[永春慧]
………チヨちゃん、ちょっと。テイオーとファル子はそのまま練習してて
(しばらく考えた後にチヨちゃんに呼びかけると、親指でダンススタジオの出入口をクイッと指差しで少し2人で話そうと目で伝えれば、2人にはそのまま練習してるように指示し)

【サクラチヨノオー】

……？えっと、どうかしましたか？改まって何のお話しでしょう？
(トレーナーに呼び出されたことに、思い当たることは特になく、不思議そうな表情浮かべながら言われるままスタジオ出れば他の二人がいる場所では話せないようなことなのだろうかとトレーナーへと尋ねて)

【スマートファルコン】

トレーナーさんとチヨちゃん、どんな話しをするのかな？
(テイオーと一緒に練習を続けながら、改まって呼び出してまでする話しとはなんだろうと興味を抱きつつテイオーにそんな風に話しを振ってみて)

[トウカイテイオー]

さぁ、なんだろうね。でもトレーナー、いつもよりちょっと怖い顔してたかも
(ここでチヨちゃんが呼び出される理由なんて検討もつかないが、ほんの少しだけトレーナーの顔が怖かったなと思い出して)

[永春慧]

チヨちゃんさっきの休憩中さ、場の雰囲気悪くしないように考えて行動してくれたんだよね。それは嬉しいけど、チームなんだからもう少し自分の意見もハッキリ言えるようになった方が…いや、チヨちゃんはそういうところも素敵だから…ごめんね、カッコつけて呼び出したのに
(2人っきりになると少し息を吐いて、ファル子とテイオーの意見に自分が反対した時のことを話して、あの時チヨちゃんはみんなの意見を否定しないように行動してくれたのだと察してそのことについて感謝するが、チームとして一人一人自分の意見を言えなければそれはチームではないんじゃないかと思い、少しだけでも言えるようにしようとチヨちゃんに言うが、そういう優しさもチヨちゃんの良さだからと締まらない感じになって苦笑いして謝り)

【スマートファルコン】

えっ、それってもしかして、チヨちゃんがトレーナーさんを怒らせるような事を知らないうちにしちゃったってこと…？大丈夫かな…
(自分では気づかなかったトレーナーの表情についてテイオーの口から聞けば、さっきまでの流れでトレーナーが怒った理由まではわからなかったが、チヨちゃんが何かしらの理由でトレーナーを怒らせたと考えるのが自然だと考えれば心配そうにして)

【サクラチヨノオー】

あっ……す、すみません…！そうですよね、仲間だからこそ正々堂々正面からぶつからないと、ですよね…友達や仲間が相手でも譲ってはいけないものもある…トレーナーさんはそう言いたいんですよね？
(言葉を選びながらといった様子で、それでも確かに何かを伝えようとする相手の言葉にハッとして、どこかで自分はチームメイトに対して遠慮して自分一人我慢して譲ればいいと思ってしまっていた部分があったことに気付かされ、もしもこれが真剣勝負だったとして自分はこんな風にあっさり譲ってしまっていいのかと、自問自答し、そんな訳ないと結論を出せば相手の言葉の真意を理解してそう真剣な表情で向き合って)

[トウカイテイオー]

大丈夫だけど…もしチヨちゃんがトレーナーに嫌われたりでもしたらやばいよね…
(大丈夫だと信じたいが、もしもチヨちゃんとトレーナーの仲に溝でもできたら大変なことになるのではと顔が真っ青になりファル子にどうしようと話して)

[永春慧]

そういうこと。強くなるんだったら貪欲にならないといけないしね。だからってチヨちゃんにはずっと優しいチヨちゃんできて欲しいけどね…なんかわがままな要望でごめんね
(自分が言いたいことをちゃんと理解してくれてほっとし、マルゼンスキーを超えるのならもっと貪欲にならないとダメだと伝えるも、チヨちゃんの誰にでも優しくできる心は無くさないでとかなりの無理難題を押し付けてるなーっと思いながらもトレーナーとしてそうお願いし)

【サクラチヨノオー】

確かに難しいですね…でも、トレーナーさんは私なら出来るって、そう信じてくれてるんですよね！それなら私はトレーナーさんの期待に応えられるよう頑張らないとですね、トレーナーさんの言う事なら信じられます！
(ある意味二律背反ともいえる難しい要求を口にする相手に苦笑を浮かべて、それでも決して自分のトレーナーは無茶なことを言うような人ではないと信じており、多少の不安はあってもトレーナーが信じてくれるなら自分で自分を信じられると全面的な信頼を寄せた笑顔を見せて)

【スマートファルコン】

も、もし、そんなことになったらチームも解散ってことになっちゃったり……テイオーさん！二人を止めに行かなくちゃ！
(既に自分の中では二人が険悪なムードになっている前提で話しが進んでしまっていて、喧嘩を止めに行こうなんて思いっきり話しを飛躍させつつテイオーと連れ立って廊下へと飛び出していこうとして)

[永春慧]

ふふ、ありがとうチヨちゃん。それじゃスタジオに戻ろっか…って、2人ともどうしたの？
(難題にも元気よく返事してくれたチヨちゃんに微笑みながら頭を撫でれば、時間もないので早く練習に戻ろうと扉を開けようとしたら向こう側から勢いよくテイオーとファル子が慌てた様子で現れたのでどうしたのかと聞いてみて)

[トウカイテイオー]

そ、そうだね！早く2人を止めよう！…トレーナー！チヨちゃんのこと怒らないで…って、あれ？
(ファル子に言われると本当にそうではないかと思ってしまい、2人で廊下に飛び出してトレーナーを説得しようとするがとても険悪な空気では無いなと察して小首を傾げて)

【スマートファルコン】

あ、あれれ？もしかしなくてもファル子たち、はやとちりだったり…あはは
(思っていたのと全然違った雰囲気にピタリと足を止めて、よくよく考えなくても先走ってしまったことに気づけば笑って誤魔化す他なく気まずそうに目を逸らして)

【サクラチヨノオー】

二人がダンスが得意なのはわかりますが…えっと、手を抜くのはあまりよくないんじゃないでしょうか…？
(状況がよくわからないため、二人が勝手に練習を投げ出して廊下に飛び出してきたと思い、先程のトレーナーの言葉を思い出して二人へと、やや遠慮がちながらもキチンと言うべき事は口にして)

[トウカイテイオー]

うええっ！？チヨちゃんなんか性格強くなった？で、でもサボってる訳じゃないから！
(今までのチヨノオーなら言わないであろう言葉に驚きを隠せず、確かにダンスは得意だが手を抜いているつもりは無いと必死に説得して)

[永春慧]

あはは、いいねチヨちゃん。それじゃ練習の続き再開しよっか
(ちゃんと言われた通りに行動できてやっぱりこの子はすごいなと笑いながらもそう心の中でさらにチヨちゃんに対する評価を上げれば、話も終わった事だし練習に戻ろうと3人に呼びかけ)

【サクラチヨノオー】

チームの仲間ですから、ちゃんと言うべき事は言わないとって…それが本当の仲間というものだって思ったんです。私もここからお二人を追い抜くつもりで頑張りますので、気を抜かないでくださいね！
(テイオーの驚いたようなリアクションに頬を指先で掻きながら、チームの仲間としての気持ちが変わったのだと心境の変化について素直に話し、二人とはこの先よりお互いを高められる関係になれるよう、これまで以上に仲間としてだけでなく競争相手としての意識も強く持って接するつもりだと力強く宣言して)

【スマートファルコン】

なんだか余計に手強くなっちゃったね…でも、ファル子は今のチヨちゃんの方が好きかも。ファル子だって負けないもん、勿論テイオーさんにもね！というわけで…トレーナーさん、まずはファル子の振り付けを見て欲しいなって
(二人がどんな話しをしたのかまではわからないが、ライバルとしてチヨちゃんも怖い存在になったと零すが、むしろチームの仲間としてようやく皆が対等になれた気がして嬉しくなり、二人には負けないとやる気をのぞかせ、練習を再開するならまず一番に自分を見てもらおうと真っ先にトレーナーの手を引いて)

[トウカイテイオー]

あー！ファル子だけずるい！ボクもトレーナーに振り付け見てもらいたい！ねぇねぇいいでしょ？
(自分だってまず最初に自分の踊りを見てもらいたいとわがまま言えば、ファル子とは反対のトレーナーの手を引っ張って自分のを見てほしいとアピールして)

[永春慧]

ちょっと、そんなに引っ張んなくてもちゃんと全員見るから…ウマ娘なんだからもう少し加減してよ
(ウマ娘の力で違う方向に引っ張られればさすがに少し痛く、そんなことしなくてもちゃんと全員の踊りは見てあげると苦笑いしながら痛みに耐えてそう言って)

【サクラチヨノオー】

ふ、二人とも、トレーナーさんが痛がってますからその辺で…トレーナーさんが千切れちゃいますから、ね？
(我先にと名乗り出たファル子を羨ましく感じたのも束の間、ファル子に対抗して手を引くテイオーとの間に挟まれ僅かに表情を歪めるトレーナーの姿が見えれば、羨ましいという気持ちはあっという間に吹き飛んで、間に割って入ってトレーナーを助けようとして)

【スマートファルコン】

あ…あはは、ごめんねトレーナーさん。許してね☆
(チヨちゃんの言葉でようやくトレーナーの表情が痛みに僅かに歪んでるのに気づき、慌てて手を離せば、てへっとアイドルスマイルで誤魔化そうとして)

[トウカイテイオー]

ご、ごめんねトレーナー。ほら、ボクもお詫びに笑顔見るからさ！にこーっ！
(さすがに罪悪感があったが、ファル子が笑顔で謝ってるの見れば自分もしてみようと、自分の事を可愛いと自覚してるからこそできるあざとい笑顔で許しを乞い)

[永春慧]

はいはい、許したげるから。その代わり痛かったから2人のほっぺつねらせてもらうね。それと、ありがとうチヨちゃん。助かったよ
(息を吐いて許す代わりに痛い思いしたのだから2人のほっぺをつねらせろと両手で2人の頬をつまんで捻りながら止めてくれたチヨちゃんには助かったとニコッと微笑んで感謝を伝えて)

【スマートファルコン】

あいたたた！女の子の柔肌に乱暴しないでー！
(頬をつねられ、バタバタ暴れながら自分のした事を棚に上げてトレーナーの行動に対して抗議していて)

【サクラチヨノオー】

い、いえ、私は別に…あの、トレーナーさん、ほどほどにしてあげてくださいね、二人も反省していると思いますし…多分
(トレーナーに笑顔を向けられお礼を言われると、ただそれだけのことなのにドキッとしてしまい、頬を僅かに染めながら瞳を伏せつつ、ほっぺたをつねられるという罰を受けた二人にも問題があるとはいえ、程々のところで許してあげて欲しいとお願いして)

[トウカイテイオー]

ほんとだよ！もし腫れたらどうするのさ！年頃の女の子にこんなことしていいと思ってるの！
(こちらも自分のした事は忘れ、毎日気を使っている肌をつねられて怒り、早く離してと抗議し)

[永春慧]

はぁ…今回はチヨちゃんに免じて許したげるよ。ほら、茶番はいいから早く練習始めるぞ
(別に怒っては無いけどチヨちゃんの優しさに免じたと事にしてほっぺから手を離せば、こんなことしてる場合はないと早く練習するように呼びかけ)

【スマートファルコン】

茶番って…何気に酷い…！もう、こうなったらトレーナーさんにはとことん練習に付き合ってもらって発散しちゃうよ
(ここまでの流れを茶番で済ます相手に、茶番というにはそれなりに痛い目には遭っているため、不満顔で抗議しつつも残った不満は練習で発散しようとやる気は十分といった様子で)

【サクラチヨノオー】

前向きだなぁ……私も見習わないと……
(トレーナーのお叱りも、なんだかんだで前向きな方向に持っていくファル子は流石はウマドル(？)だなと感じて、独り言をそうポツリと呟き「あ、私も…！私のもみてください！」そうこうしているうちに二人と連れ添ってスタジオへ先に入っていくトレーナーの後を慌てて追いかけ、自分のことも見て欲しいと少しだけ積極的にアピールしていて)

[永春慧]

それじゃまずは3人で一通り踊ってみて、その後良くなかった部分を重点的に練習しよう
(3人の踊りを個人で見たいができるところは短縮したいので3人で踊るように支持し、そこからひとりひとりの改善点を見つけると自信満々に伝え)

[トウカイテイオー]

えっ！？本当にそんなので大丈夫なのかな…適当に言うのはやめてよね！
(一人一人の踊りをちゃんと見て確認するのかと思いきや、同時に3人が踊っているところから改善点を見つけると聞き本当にそんなことできるのかと疑っている訳では無いが不満そうにして)