【東リべ ／ 相互夢】Revenge【御相手様募集】

【 三上 結菜 】
だ、だから言いませんってば…。
(まさか殴られるとは思わず殴られた衝撃で座り込み、頬を押さえて。今更逃げようにもメガネもカバンも飛んでいってしまった為、逃げるのは不利だろう。お弁当ぐちゃぐちゃになっちゃったかな…と考えているともう一度彼の居場所を聞かれるが首をブンブンと横に振り、頑なに教えないという意志を見せる。怖いが連日彼に迷惑をかけているので嫌われるかもと思うと迷惑はかけられない。拳を振り上げられて反射で目を瞑ると何処からか自分の名前を呼ぶ声が聞こえる。彼の声だと気付くと心の何処かでホッとしたのか涙が出てきて、「千冬くん、助けて！」と大きい声で助けを求めて)



【 佐野 万次郎 】
全然いーよ、悪い気しなかったし。
(お礼を言われると笑みを浮かべて頷いて。馴れ馴れしく触ってごめんと焦ったように謝る彼女を見ると何故焦ってるのかと思い、焦った姿も可愛らしくて思わず吹き出すと気にしていない事を伝え。彼女に触られても全然悪い気はしなかった。むしろ、元気を貰った気がする。彼女が気にしないようにと思うと悪い気しなかったと伝えて。一途かと尋ねられると何故その質問をするのかと一瞬きょとんっとし。自分が惚れた女に自分のせいで悲しい思いはさせたくないから自分は一途だと思う。彼女の質問に頷くと笑みを浮かべると「うん。だって自分が惚れた女に自分のせいで傷ついて欲しくないじゃん。」と答えて。彼女はどうなんだろうかと気になると顔を覗き込み、「美玖は？美玖も一途？」と尋ね)

【 松野 千冬 】

…結菜！
(彼女の助けを求める声と同時に拳を振り上げている男を思いきり蹴り飛ばして。彼女に顔を向け大丈夫か、としゃがんで顔を覗き込むと頬に手を当てていても分かるほどに腫れていたので目を大きく見開き。もの凄い目付きで今蹴り飛ばした男に顔を向けると「テメェ…殴りやがったのか？女を？拳で…？」と怒りで体が震えていることが自分でも分かる。倒れている男に馬乗りになると顔をひたすら殴りまくる。初めて会った時は彼女に気を遣って喧嘩を見せなかったが、今は怒りで周りが見えておらずお構いなしに拳を振るい。加勢しようとする仲間達をギロッと睨み上げれば「一歩でも動いてみろ。皆殺しにすんぞ。」とあまりの迫力に仲間達は固まって。)



【 上原 美玖 】

あ、ありがと…。
(嫌な思いをさせていなかったのなら良かった、と彼の優しい言葉に安堵したように息を吐き出せばありがとう、と礼を述べて。一途なのか、と言う質問にきょとんとされては変な質問だったかな、とわたわたと焦ったように撤回しようとするもあっさりと答えてくれた彼。彼の返事は女からすればとても素敵なものでかっこいいな、と思いながらもなんとなく口にすることはなく、そっか、とだけ返せば一つ頷いて。顔を覗き込まれ自分はどうなのかと尋ねられると「人をちゃんと好きになったことがないから分からないけど…うん、一途だと思う。」と横髪をクルクルと弄りながら少し恥ずかしそうに話して。)

【 三上 結菜 】
ち、千冬くん！もう大丈夫だから！
(大丈夫かと声をかけられ、殴られた場所がどうなっているか分からないが"大丈夫"と言おうとするも、目を見開いている彼を見るともしかして腫れたりしてるかな…と少し不安になり。やがて倒れている男に殴りかかる彼を見ると止めないと、と思い声をかけるが先程の事があってか足がすくんで彼の元へは行けない。学校に連絡して助けてもらう手もあるが、それだと彼が怒られてしまう可能性だってある。その光景を見ているしか自分には出来ず)



【 佐野 万次郎 】
へぇ、この先美玖の彼氏になる人は安心だな。
(ありがとう、と彼女から礼を述べられるとお礼の言葉を言われる程でもないと思うと首を横に振り、「礼なんて言わなくていいよ！」と述べ。自分の質問に一途だと思うと述べる彼女は確かに一途っぽいだろうなというイメージがあり。この先彼女の彼氏になる人は安心だろうな、と考えると少しモヤっとし。理由は分からないものの、気にしないようにしては彼女にもそう伝えて。家が見えてくると指をさして「あれ、俺の家だよ。」と彼女にも教え。ドアを開けると「ただいまー。はい、入って。」と彼女にも入るように促して)

【 松野 千冬 】

！……チッ。
(何回殴っても怒りが収まらずもう一度拳を振りかざした時に彼女の声が届き、我に帰ったようにゆっくりと振り返る。足がすくんでしまっているのだろう。立ち上がれない彼女を目にすれば先に手当てをするべきだと漸く冷静になり、男から離れ彼女の元に駆け寄ると「学校よりコンビニの方が近えから氷買って冷やそう。」と彼女を支えながら立ち上がり、コンビニに向かって歩き出した瞬間、先程とは別の男に背中を思いきり蹴られ自分だけが遠くに吹っ飛んで。)



【 上原 美玖 】

…そのセリフそっくりそのまま返すよ。
(先程の言葉を聞く限り彼の彼女になる人の方が安心で幸せ者だろうと思い、自分でも分からない何とも言えない複雑な気持ちを抱きながら上記を述べて。そうこうしている内に彼の家に着いていて、はい、入って、と軽く言われてしまえば心の準備…！と思いながらもこんな所で立ち止まっていては逆に迷惑なので「お、お邪魔します…。」と緊張しながら玄関に入って。)

【 三上 結菜 】
う、うん。分かった。
(彼の言葉に小さく頷くと返事をし、立ち上がる前にカバンを持つと支えながら立ち上がらせてくれた彼に小さくお礼を言い。彼のおかげでこの場から離れられるとホッとした矢先、彼が後ろから蹴られ遠くまで飛ばされてしまった。驚いて少しふらつきながらも彼の元へ行こうとするも、他の男に彼の元へ行くのを阻止され。「通して！」と妨害してくる男に怒るも、分かってはいたが男は退く気配はない。押し退けようとしつつ、彼が心配で「千冬くん、大丈夫？」と焦ったような声色で尋ね)



【 佐野 万次郎 】
まじ？美玖に言われたからには彼女出来たら幸せにしねぇとな。
(そっくりそのまま返すと言われると少し複雑な気持ちにもなり。もしかしたら…と思い当たるものはあるが、彼女とはまだ仲良くなったばかりだ。まだ気になる存在という段階で今言ったらもしかしたら彼女に嫌われるかもしれない。それは避けたいので考えるのを1度やめようと小さく首を横に振った後、ニコッと笑うと彼女から言われたからにはいつか恋人が出来たからには幸せにしないとな、と述べ。緊張しながら入る彼女が可愛らしく、クスッと笑うと「ちょっと待ってな。エマ、連れて来たぞ！」と家に居るであろう妹を呼び)

【 佐野 エマ 】
意外と早かったね。
(兄から女の子のお客さんを連れて来ると聞き、珍しい事もあるんだな…なんて思いながら、滞在時間はそんなに長くないらしいが、汚い家とは思われたくないなと思い、兄とお客さんが来るまで家の中を掃除する。掃除を終えたと同時に兄の声が聞こえ、玄関に来ると上記を述べ。彼女の方を見ると、確か1つ上って言ってたよね…と思うと、礼儀正しくしなきゃと考えては笑みを浮かべて「初めまして、佐野エマです。」と自己紹介をし)

【 松野 千冬 】

退け！
(蹴られた程度なので全く問題はなくすぐに立ち上がると自分を蹴り飛ばしてきた男を逆に蹴り飛ばし、彼女の周りに居る男達を今度は一人一人殴り飛ばして。息を乱しながら彼女の肩に手を置けばニッと笑いながら「俺は大丈夫だから、心配すんな。」と安心させるように言えば行こう、と手を引くも陰からまたゾロゾロと大量の敵が現れると流石にこの状況は不味く、ははっと思わず笑いが溢れて、ゆっくりと彼女に顔を向けると「…結菜、また一人にして悪ぃけど通り道作っからさ、一人で学校戻ってくれ。足止めなら任せろ。」と言えばできるよな？と優しく微笑んで。)



【 上原 美玖 】

じゃあ、どっちが先に恋人できるか勝負する？
(彼の言葉を聞けば此処最近で一番胸が痛く、なんなんの、コレ、と思いながら軽く胸を押さえて。このままではどんどん気分が落ちて彼にも迷惑をかけると思い、顔を上げるとふふん、とした笑みを浮かべながらそんな勝負を挑んで。彼が妹の名前を呼んだのでドキドキしながら待っていると、現れたのはイメージと全く違った華奢で綺麗な顔立ちの女の子だったので思わず彼の肩を掴み「か、可愛いよ…！？礼儀正しいしどうしようッ。」と興奮のあまりユサユサと激しく揺さぶりつつ、彼女に向かって何度も頭をペコペコと下げて。)

【 三上 結菜 】
で、でも…！
(大丈夫だから心配するなと彼に声をかけられ、小さくコクコク頷くが内心はすごく心配で。陰から出てきた人数を見ると思わず絶望し、「そんな…」と思わず声を漏らす。強い彼でもこんな人数を相手にするのは危ないんじゃないか、と思うと2人で逃げられる方法も考えるが思い浮かばず。自分の方に顔を向けられると自分の彼の顔を見る。彼の言葉に1人で此処に残す事は自分には出来ず、置いて行けないと言いかけるも、優しく微笑みながら出来るよな、と声をかけられると黙り込み。確かに自分が居てもお荷物になるかもしれないと思うと小さく頷き。目の前に居る不良達に聞こえないように「…先生に助け求めるけど、本当に危ないと思ったら逃げてね。」と小声で言い)



【 佐野 万次郎 】
いーよ。せっかくだし、何か賭けようよ。それか負けた方が勝った方のお願い聞くとか。
(彼女が何を思っているかは知る由もなく、気持ちはモヤついたままだが、彼女の提案に乗り。きっとこの勝負は自分が負けるだろうと思っているからか何か賭けるかお願い聞くかをしようと提案し。肩を掴み激しめにユサユサと揺らしながら少し興奮気味の彼女。緊張気味だったが今の彼女を見ていると心配はなさそうだと思い、無意識に笑みを浮かべ。妹を褒められるのは兄として嬉しく、ニコッと笑いながら「エマの事褒めてくれてありがとな。」とお礼を言い。早く彼女と話したげな妹を見ると揺さぶる手にそっと優しく触れ、笑みを浮かべると「エマが早く話したそうだからストップな。じゃあ俺着替えて来る。エマ、美玖を居間に連れてって。」と言って靴を脱いで自室へと向かい)

【 佐野 エマ 】
はーい。美玖さん、早く行こ！
(可愛いと言われると、褒められるとは思っていなかった為、少し照れくさそうに笑い。ここ最近、兄が気にかけてた人はどんな感じの人なのだろうと思っていたが、見た目も性格もとても可愛らしい人で、早く話してみたいと心の中で思っており。兄に居間に通すように言われると返事をし、無邪気な笑みを浮かべると早く行こうと彼女に声をかけ)

【 松野 千冬 】

おう、ありがとな。
(此処で自分も残る、と言われたらどうしようかと思っていたが、小さく頷いてくれた彼女を見れば安堵し、物分かりの良い奴で良かった、と笑みを溢して。小声で話す彼女の言葉に此方も小さく頷いては小さく礼を述べて。改めて目の前の人数を確認すれば息を吐き出し、行くぞ、と彼女に一言言えば敵目がけて全速力で走り、一度の蹴りで複数を蹴り飛ばせば道が開けたので「行けッ！」と大声で彼女に合図して。)



【 上原 美玖 】

分かった。じゃあ、負けた方が勝った方のお願い一回聞くにしよう。
(彼の提案にいいね、と納得したように頷くと上記を述べて。本当はこんな賭けなんてしたくないのに、と言う気持ちがあり、今の自分が何をしたいのか自分でも分からないので段々とモヤモヤが大きくなっていて。彼はさっさと自室に着替えに行ってしまい、急に彼女と二人きりになるとわたわたと焦るが早く行こう、と声をかけてくれたので「あ、はい！」と返事をし、靴を脱げばもう一度お邪魔します、と言って彼女の元に行って。)

【 三上 結菜 】
っ…！
(行け、と彼に合図をされると学校までの道を走り出し、後ろから「待て！」と怒鳴り声が聞こえてくるが振り向かずひたすら走って。学校に着くと教師が3名が歩いているのが目に入り、駆け寄ると頬の怪我はどうしたのかと尋ねられるが、「先生！千冬く…松野くんが私を庇って大勢の不良に絡まれてて…助けてください！」と必死に彼が危ない事を説明し。1人の教師が担任に報告と警察に連絡しに行き、「先生達が見に行くからとりあえず三上は保健室に行ってその怪我の手当てをしてもらって待ってろ。」と言われ、着いて行く気でいたが大人しく頷き場所を教え、警察に連絡しに行った教師が戻ってくると向かっているのを見届けて保健室へと向かい)



【 佐野 万次郎 】
ん、じゃあそれで決まりな！何がいいか考えとけよ！
(負けた方が勝った方のお願いを聞くにしよう、と聞けば頷いて。彼女に恋人が出来たら…と思うと、やはり複雑な気持ちになる。今気になる奴は居るのかと聞きたいが、もう少し仲良くなってからにしようと心に決めると、ニッと笑い賛成すると何がいいか考えておくよう伝え。自室に戻ると、ゆっくり話したいだろうからゆっくり着替えようと思い。今日の集会に行く時は堅にエマをお願いしようと考えると堅に電話でそう伝え、少し長めに電話しながら着替え始め)

【 佐野 エマ 】
美玖さんは飲み物お茶でいい？
(居間に着くと予め用意していたペットボトルのお茶のキャップを開けつつ、飲み物はお茶で大丈夫かと尋ね。彼女の方が年上なのに敬語なのが気になり、笑みを浮かべると「美玖さんの方が年上なんだし、敬語じゃなくていいよ！…って、うちの方が年下なのにタメ口使っちゃった…。ご、ごめんね？他の年上の人にもタメ口だからつい…。」と自分がタメ口を使っていた事に気付くと申し訳なさそうな表情を浮かべながら謝り)

【 松野 千冬 】

っ、効かねえよ、クソが……。
(彼女を追いかけようとする連中を阻止し続け、一瞬だけ後ろを振り返ると姿が見えなくなっていたので流石にもう追いつけないだろうと安心して。体力の限界が近く、ふらつけば二人に後ろから押さえ込まれてしまい、振り払う力もほぼなく、この先何が起こるかなんて目の前の男が手をゴキゴキ鳴らしている時点で分かる。女に手出すだせえ不良達のパンチなんざ効かねえよ、と鼻で笑い挑発すると思いきり顔面を殴られる。自分の目が気に入らないのだろう、ひたすら殴り続けられ意識が飛びそうになった頃にパトカーの音が鳴り響き、次々と逃走し始める不良達。自分を殴り続けた男も押さえ込んでいた男も自分を解放し逃げ出す。その場にドサッと倒れると「…さんきゅ、結菜……。」と言葉を残して気を失い。)



【 上原 美玖 】

マイキーもね。
(勝つ自信より負ける自信の方があるのでそのまま台詞を返して。彼に彼女が出来たらもう関わりがなくなってしまうのかな、と寂しくなれば何故だか分からないが出来なければいいのに、と思ってしまって。彼の妹にお茶で大丈夫かと尋ねられるとコクコクと頷いて。タメ口を使っていたことに対して謝られるとそんな…！と手と首を横に振り笑顔で「歳も一個しか変わらないしエマ、ちゃん…って呼んでいいのかな？も、タメ口でいいよ！仲良くなりたいし…。」と笑顔で話せば彼女と仲良くなりたいことを伝えて。)

【 三上 結菜 】
え…？
(保健室で手当をして貰うと先生に話を聞いて貰いながら彼の事を待つ。彼なら先生に連れられて笑みを浮かべながら帰ってくると思うが何だか胸騒ぎがする。勢いよくドアが開くと先程彼の元へ向かった教師のうち1人と警察が入ってきて。自分達が駆けつけた時に意識を失っていて救急車を呼んだと聞かされ、思わず声が出る。警察に事情聴取をされた後、先生に無理を言って先生と共に彼が運ばれた病院へと向かい。病院に着くと彼の居る病室に入り)



【 佐野 万次郎 】
…ん、分かった。考えとく。
(マイキーもね、と言われると驚きのあまり目を見開き。彼女の方が早く出来ると思っていると彼女に伝えようと思うが、それを伝えるのは本当に別の人の恋人になりそうで何か嫌だと思い。そう思う自分が何だか可笑しく、苦笑を浮かべながら考えておくと伝えて。もしもの話だが、彼女は恋人が出来ても仲良くしてくれるだろうか。何処か少し不安そうな表情を浮かべると「美玖は彼氏出来てもこれからも仲良くしてくれる？」と尋ね)

【 佐野 エマ 】
うん！いいよ！…じゃあ、うちは美玖ちゃんって呼んでいい？うちも仲良くなりたいし！
(初対面なのに距離が近過ぎたかと反省していると、仲良くなりたいという事を聞き、ぱぁぁっと表情を明るくさせると大きく頷いて勿論と答え。さん付けだと距離があるな…とお茶を入れながら考えると彼女の前にお茶が入ったコップを置くと首を横に傾げて、彼女の名前をちゃん付けで呼んでもいいかと尋ね。ニコッと笑うと自分も仲良くなりたいという事を伝えて)

【 松野 千冬 】

…？結菜ッ…！
(少し前に意識が戻り、片目が潰れてしまい眼帯をしているせいで見えづらいが、ぼーっと窓の外を眺めていると病室の扉が開いたのでそちらに顔を向けると先生と彼女の姿があり目を見開く。彼女の手当てされた痛々しい頬を見れば眉間に皺を寄せ、唇を噛み締める。色々な感情が溢れ出してしまいそうなのを必死に押さえながら彼女に「…大丈夫か？」と大丈夫なわけがないのは分かってはいるが今はその言葉しか出てこなくて。)



【 上原 美玖 】

当たり前だよ。なんなら彼氏より優先しちゃう！
(彼が不安そうな表情で尋ねてきたことに対して目をパチパチさせれば笑顔で上記を述べて。逆に彼はどうなのだろうか、とこのタイミングなら聞いても可笑しくないと思えば「…マイキーは？」と彼の不安な気持ちが移ったのか此方も不安そうに尋ねて。お茶を出されるとありがとう、とペコリと頭を下げて。ぱぁぁぁと表情を明るくする姿に何この子！可愛すぎるんだけど！と思わず口元を押さえて悶えた後一度咳払いし、ちゃん付けで呼んでも大丈夫か尋ねられると大きく頷いて「もちろん！ちゃん付けの方が嬉しい…えへへ。」と少し恥ずかしそうにしながら話して。)

【 三上 結菜 】
…っ、うん。大丈夫。
(彼が意識が戻っていた事、メガネがなくて少しぼやけているが手当てされた彼の姿を見るとここまで来るまでに我慢していた涙が浮かんできて、唇を噛み締める。大丈夫かと尋ねられるとコクコクと頷いて自分は大丈夫だと述べ。先生から「2人の親御さんに連絡するからちょっと此処で待ってて。」と言われると小さく頷き、彼の方に近付くと彼の姿が先程よりはっきり見え、その同時に色々な気持ちが溢れてくると「ごめんなさい…っ！私のせいでこんな怪我させちゃって…！」と涙がボロボロ出ながらも頭を下げて謝り)



【 佐野 万次郎 】
めっちゃ嬉しい。けど、優先しすぎると彼氏に嫉妬とかされるから程々にな。
(彼により優先すると聞くとそれは自分にとってすごく嬉しく、嬉しそうに笑みを浮かべると思った事を伝え。どんな奴にもよるがあまり優先しすぎると彼女の将来の恋人に恨まれそうだと思い、思わず苦笑いを浮かべ。彼女が不安そうに尋ねるのを見ると安心させるように頭をポンポンっと撫で。彼女以外に女を作る気は無いがここで答えないのも可笑しいかも知れないと思うと小さく微笑むと「うん、俺も同じ。もし女が出来ても美玖を優先する。」と優しい声色で述べ)


【 佐野 エマ 】
じゃあ、美玖ちゃんって呼ぶ！
(ちゃん付けの方が嬉しいと聞くと嬉しそうに笑みを浮かべ、美玖ちゃんと呼ぶと述べて。兄に彼女の事を聞いた時から仲良くしたいと思っていたので本当に仲良くなれそうだなと思うと会えた事が嬉しく、心の中で"ありがとう、マイキー"と兄にお礼を言い。ニコニコと笑いながら「マイキーに美玖ちゃんの事聞いてから仲良くなりたいって思ってたんだ！だから会えて嬉しい！…良かったら連絡先交換したいんだけど良いかな？」と思った事を伝えた後、会ったばかりだから断られるかな、と思いながらも連絡先を交換したいとお願いし)

【 松野 千冬 】

！…お前のせいじゃねえから。俺が弱かっただけだし、これくらいの怪我は慣れてる。
(大丈夫だとコクコクと頷いた彼女を見て小さく笑みを溢して。親御さんに連絡する、と出て行った先生を見れば、担任を殴ったこと、彼女に怪我をさせたこと、これからすることは山程あり気を張ったままで。近付いてくる彼女の目からボロボロと涙が溢れ出てくるのを見れば驚いたように目を見開くが、ずっと我慢していたんだろうな、と理解すれば謝罪する彼女に首を横に振り、彼女の手を優しく引きベッドの縁に座らせるとぎゅっと頭ごと抱き締めながら上記を述べて。)



【 上原 美玖 】

マイキー優先させてくれない彼氏ならいらない。
(彼の言葉を聞いては目を丸くし、少し頬を膨らませながら上記を述べるも我ながら無茶苦茶なことを言っているな、と思う。只、それくらい彼と居ることが楽しいので考えを変えるつもりはなく。彼も自分同じ気持ちでいてくれていることが嬉しく表情を明るくさせ、笑顔で頷くとマイキー好き、と抱き着いて。何もかもが可愛い彼女を見れば彼女と同じように「マイキーありがとう」と心の中で礼を言って。ちゃん付けに嬉しいなぁと表情を緩めていると連絡先を聞かれたので慌てて携帯を取り出せば「是非…！私もエマちゃんの連絡先知りたい！」と嬉しそうにニコニコ笑いながら言って。)

【 三上 結菜 】
っ、慣れちゃダメじゃん。
(優しく手を引かれ座らされると顔を上げる。その瞬間、彼に抱き締められると驚いて「え…？」と声が出るが、彼の言葉に涙は止まらないが弱々しく笑うと上記を述べて。親に連絡するという事はもしかしたら彼の親も此処に来るという事で。彼は気にしないように言ってくれたがやはり、もっと早く学校に着いて助けを求めてたら…と考えると気にしてしまう。彼の親御さんにも謝らないと、と思うが今は彼が無事で良かったと心からホッとし弱い力で抱き締め返して)



【 佐野 万次郎 】
…それ、色々勘違いしそうだわ。
(優先させてくれないなら彼氏はいらないと言う言葉も抱き着いて"マイキー好き"と言う言葉も全て勘違いしてしまいそうで。彼女はそのつもりがあって言ったわけではないと思うが、恐らく世の男であればほぼ全員勘違いするだろう、自分は可笑しくないと考え。自分は散々彼女を抱き寄せていたのに彼女から抱き締められると珍しくドキドキとし、行き場の無い手を彼女の腰辺りにそっと添え、困ったような笑みを浮かべると勘違いをしてしまいそうだと述べて)

【 佐野 エマ 】
やった！じゃあ赤外線で交換しよ！
(彼女も同じ気持ちだったようで嬉しさに思わず無邪気に笑みを浮かべると本当に嬉しそうにやった！と声を上げ、自分も携帯を取り出し、赤外線で交換出来るようにして。兄は数日かかったらしいが自分は彼女と初対面で連絡先を交換出来た事に「あとでマイキーに自慢しよーっと。」と悪戯っ子のような笑みを浮かべながら述べて)

【 松野 千冬 】

…全部俺の落ち度でほんと、ごめん。朝も迎えに行くべきだった。
(本調子じゃないものの弱々しく笑ってくれただけでも今は十分で。そして、自分の考えが甘かったせいで彼女に怪我を負わせてしまったことをずっと悔やんでおり、ゆっくりと彼女を解放すれば手当てされた頬に手を添えると眉を下げながら「痛かったし、怖かったよな…ごめんな。守ってやれなくて。」と謝り。彼女を殴ったであろう男はボコボコにしたが本当なら殺してやりたいくらいだった。彼女が殴られて座り込んでいる姿を思い出せば更に唇を噛み締めると切れて血が垂れてきてしまい。)



【 上原 美玖 】

…あ、ごめんッ。
(彼の言葉を聞いて顔を上げれば映ったのは困ったような笑みを浮かべる彼の姿。自分の言動を思い出せば我ながらドン引きしてしまい謝りながらさっと離れて。顔を背けながら変な空気にさせてしまったな、と申し訳なくなって。赤外線で連絡先を交換すれば登録された彼女の連絡先を見ては思わず口元が緩んでしまい。兄に自慢すると言いながら悪戯っ子のような笑みを浮かべる彼女を見れば本当に女の子らしくて可愛いなぁ、と羨ましいと思いながら勝手に癒されており。)

【 三上 結菜 】
千冬くんは悪くないよ。私が怖気付いてあの時逃げなかったから…。
(彼に謝られると彼は悪くないので首を横に振り。彼が気にしないように笑顔で痛くなかったよ、とか怖くなかったよと言いたいが、先程の事を思い出すと少し手が震えて嘘が付けず。血が垂れてきているのが見えると自然と体が動き、血が付こうがお構い無しに彼をぎゅっと抱き締め、彼は悪くないと述べ。彼のおかげで自分は1発殴られただけで済んだのだ。そう考えるとまた涙が出てくるが「千冬くんのおかげで私は1発だけで済んだから…。ありがとう、来てくれて。」と少し声が震えながらもお礼を言い)



【 佐野 万次郎 】
あ…別に嫌って意味で言った訳じゃねぇからな？
(謝ってしまった彼女を見ると勘違いさせてしまったかと思い、自分は嫌という意味で言った訳じゃないと伝えて。彼女は色んな人に軽率に言うような奴じゃないというのは分かっているが、もし仮に彼女が別の男に同じ事を言って彼女を取られるのは嫌だな…と思うと、独占欲が出てしまうが誤魔化し、彼女を安心させる為に頭をわしゃわしゃ撫でると「…男は勘違いするから俺以外に言ったらだめだからな！」と少し明るめの声色で述べて)

【 佐野 エマ 】
美玖ちゃんって好きな人とか気になってる人は居る？
(携帯の画面を見て口元が緩んでいる彼女を見ると何となく兄が彼女を気にかける理由が分かったような気がして。兄は自覚がないと思うが、先程の兄の様子からすると彼女に恋愛感情を少し抱き始めてるんじゃないかと心の中で推理し。妹として手伝ってあげようと思うと携帯を置いて、彼女の方を見ると好きな人や気になる人は居るかと尋ね。怪しまれないように「うち、恋バナとか好きだから気になったんだ！」と上手く誤魔化し)

【 松野 千冬 】

お前のことだからどうせ俺に迷惑かけたくないとか思って一人で頑張ったんだろ。
(彼女が自分の為に強がろうとしていることなどお見通しで、チラリと視線を下に移せば彼女の手は震えていたのでもう大丈夫、と安心させるように優しく手を握りながら上記を述べて。彼女に抱き締められて礼を言われると涙が浮かんでいるのだろう。視界がぼやけてきて、背中に腕を回し抱き締め返すと「…ばっか。一発でも殴られてんだよ。礼なんか言うんじゃねえ。」と僅かに声を震わせながら言えばペチンと本当に軽く彼女の頭を叩いて。)



【 上原 美玖 】

わ…！わ、分かった。
(少ししょんぼりとしていると頭をわしゃわしゃと撫でながら明るく話す彼を見れば怒ってないんだ、と安心し、反射的にコクコクと頷くと分かった、と頷いて。乱れた髪を静かに直しながら自分は彼をどうしたいんだろう、と思いながら無意識に見つめてしまい。携帯をしまっていると彼女から突然振られた話題に「へ！？」と間抜けな声を漏らしては頬を赤らめて。目を泳がせながらコクリと小さく頷くと「…気になってる人は、居る、よ。」と消え入りそうな声量で呟けば、その彼が頭に浮かんできて首をブンブン横に振って。)

【 三上 結菜 】
だ、だって…一昨日からすごい迷惑ばっかかけてるから…。
(彼の言葉は図星で握られている手を見つつ、眉を下げて申し訳なさそうな表情を浮かべると一昨日から迷惑ばっかかけてるから、とか細い声で述べ。僅かに声が震えている事に気付き、軽く頭を叩かれた後、痛くない程度の力で彼をもう一度抱き締めて優しく彼の後頭部を撫でると「千冬くんが言わなくていいって言っても言うもん。…本当にありがとう。」と少し頑固な部分を見せた後、優しい声色でもう一度お礼を述べ)



【 佐野 万次郎 】
…ん？何か付いてる？
(普段は女に興味を持たないのに彼女は何故か気になる存在だ。おまけに独占欲みたいなものも湧いている。これがもし本当に恋愛感情なら自分は恋愛についてはあまりよく分からないので、こういう話は今絶賛好きな人が居る妹のエマに聞いた方が早いような気がして。今は彼女も居る為、今日集会が終わって家に帰ってきたら聞いてみるか、とぼーっと考えていると彼女がこちらを見つめている事に気付き。何か付いているだろうか、と考えると首を横に傾げて何か顔に付いているかと尋ね)

【 佐野 エマ 】
え、本当に！？ちょっ、うちも教えるから教えてよ！
(消え入りそうな声だが気になっている人が居るという事を聞くと驚いて思わずガタッと立ち上がり、自分も教えるから教えて欲しいと述べ。少し大きい声を出しちゃった…と反省し、再び座ると彼女の方を見ては「名前じゃなくて特徴とかでもいいからさ…ね？」と先程より声を小さくし、小首を傾げるとお願いし)

【 松野 千冬 】

迷惑かけられた覚えねえんだけど。
(彼女がいつ自分に迷惑をかけたのか分からず小首傾げて。それを言うなら彼女を変に助けたせいでこのような大事になってしまったので、むしろ自分の方が迷惑をかけていると思っていて。後頭部を撫でながらもう一度礼を言われると頑固、と小さく笑いながら呟いて。目を閉じて彼女の背中を優しく撫でると同時に病室の扉がノックされ先生の「入るぞ。」と言う声にビクッとすれば慌てて彼女から離れて。)



【 上原 美玖 】

！な、なんでもない、ごめんッ。
(彼が何を考えているか自分には全く分からず、自分もただぼーっと無意識に彼を見つめていたので何か付いてるか、と声をかけられて漸く我に帰ると首をブンブン横に振り、なんでもないとヘラリと笑って誤魔化して。食いつき気味に教えて、と言われると先程より顔を赤らめて。その気になる人の妹に話したらバレてしまうのではないだろうか、と一瞬考えるが、彼女になら別にバレてもいいかな、とも思えてきて、少し目線を下げれば「……強くて、優しくて、ちょっと子どもっぽい人。」とボソボソと恥ずかしそうに話して。)