ヌシ 2021-08-01 19:31:03 |
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【 松野 千冬 】
お前のことだからどうせ俺に迷惑かけたくないとか思って一人で頑張ったんだろ。
(彼女が自分の為に強がろうとしていることなどお見通しで、チラリと視線を下に移せば彼女の手は震えていたのでもう大丈夫、と安心させるように優しく手を握りながら上記を述べて。彼女に抱き締められて礼を言われると涙が浮かんでいるのだろう。視界がぼやけてきて、背中に腕を回し抱き締め返すと「…ばっか。一発でも殴られてんだよ。礼なんか言うんじゃねえ。」と僅かに声を震わせながら言えばペチンと本当に軽く彼女の頭を叩いて。)
【 上原 美玖 】
わ…!わ、分かった。
(少ししょんぼりとしていると頭をわしゃわしゃと撫でながら明るく話す彼を見れば怒ってないんだ、と安心し、反射的にコクコクと頷くと分かった、と頷いて。乱れた髪を静かに直しながら自分は彼をどうしたいんだろう、と思いながら無意識に見つめてしまい。携帯をしまっていると彼女から突然振られた話題に「へ!?」と間抜けな声を漏らしては頬を赤らめて。目を泳がせながらコクリと小さく頷くと「…気になってる人は、居る、よ。」と消え入りそうな声量で呟けば、その彼が頭に浮かんできて首をブンブン横に振って。)
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