鬼ごっこ【NL】

ふむ…そこのお前、もしあの堅物風紀委員がやってきたらこのメモを渡してやってくれ(二つ折りのメモぴらっ)そして中身に目を通したらこう伝えろ。俺は放送室にて待つ！早く来なければ昼の校内放送を盆踊りの音楽に変更してやるとな！

退屈な学生生活を送る生徒達に刺激とエンターテイメントを提供するという名目で暗躍し騒ぎを起こす問題児くんとそれを取り締まろうと日々奔走させられる真面目で苦労人の風紀委員ちゃんの二人が織り成すドタバタ鬼ごっこ系ラブコメディ

募集　堅物で生真面目な風紀委員ちゃん♀(萌:勝ち気、素直で騙されやすい、純粋　萎:病弱、暴力的、口が悪い)
提供　神出鬼没かつ大胆不敵なトラブルメーカーの問題児くん♂

杉谷大和(スギタニヤマト) / 17y / 黒色の艶のあるマッシュヘア / 切れ長の焦げ茶色の瞳 / 常に不敵な笑み / お祭りやイベント好き / 情報通でサブカルや流行などにも明るい / 意外にも友達や仲間想い / 風紀委員ちゃんのことを生涯のライバルと呼称しており、駆け引きを楽しんでいる節がある

ロルは短から中ほど
最低限のマナーとサイト内ルール厳守
長期お相手希望でキャラリセは無言から1週間目安

…とまあ、要項はこんなところだな。我が生涯のライバルよ、早く追いついて来い！もっとも捕まってやるつもりは毛頭ないがな！はーっはっはっはっはー……っと、これを忘れるところだった…レス解禁だ！

やれやれ…俺が少し本気を出したらついてこれんとは…まだまだ修行が足りんな
まあ、俺とて鬼では無い、もう少し待ってやろうではないか(放送室の椅子に深々腰掛け足を組んで)

(/募集あげ。質問だけでもお気軽にどうぞ)

…（通りすがりの生徒からメモを受け取り）何、このメモ？私宛？……（メモを開いて）……っな、なんですって！校内放送で遊ぶなんて許せない。止めなくちゃ！（走って放送室に）

神谷璃子（カミヤリコ）/17ｙ/黒髪のサラサラストレート/クリっとした大きな瞳/成績優秀/困っている人がいないか、風紀を乱す人がいないかいつも気を配っている/楽しいことは好きだが、ルールには則りたい/頑張りすぎて無理をしてしまうことがある/弱音を吐かない/友達想い/問題児くんのいたずらには困り果てているが、おとなしいとそれはそれで手ごたえがないと思ってしまう。/問題児君のいたずらが気になって目が離せない


はぁ…はぁ…今日という今日は捕まえるんだから。覚悟しなさいっ！



（ご検討よろしくお願いいたします。）

ようやくお出ましか、思っていたよりは早い到着だったな(余裕の表情浮かべながら回転式の椅子に座ったままくるりと振り返り)しかしここへ辿り着くまでに体力を使い過ぎたのではないか？随分と息が上がっているように見える。俺とひと勝負の前にとりあえずこれでも飲んで落ち着いたらどうだ？(肩で息をする相手に勝ち誇ったような笑みを向けつつ緑茶(実は中身はめちゃくちゃ苦いセンブリ茶)のペットボトルを投げて寄越し)

(/ぜひお相手よろしくお願いします！とりあえずその場の流れとノリで進めていこうと思いますが何かやりたいことや希望する流れがあれば随時ご相談くださいませ)

はぁ…はぁ…間に合った…。(余裕を見せられて、イラっとして)誰のせいで息が上がったとと思ってんのよ！別に勝負しに来たんじゃなくて、私はあなたを止めに来ただけなんだから。…っ、あ、ありがとう。(ペットボトルをキャッチして)優しいところもあるのね。…ゴクｯ…！！…な、何よこれ！…ケホッケホッ…騙したわね！(息を整えて飲むが、あまりの苦さに咳き込み、涙目になりながら)もうぜーったい許さないんだから！


(ありがとうございます！希望は随時ご相談させていただきます。よろしくお願いいたします)

ふははは！敵に一瞬でも気を許すとは甘いぞ、グラブジャムンよりも甘い！戦場では油断した者から順に死.んでいく…本物の毒物の類でなかっただけまだ幸運と思うことだな(馬鹿正直にこちらの施しを受けてセンブリ茶を口にし、むせ返る彼女を見て高笑いしては軽快に椅子から立ち上がればビシッと真っ直ぐに指先を突きつけて)そして神谷女史、今回も残念ながら俺の勝ちのようだ(時計をチラリ盗み見て勝利宣言と同時に校内のスピーカーから真夏の風物詩ともいえる盆踊りの軽快な音楽が流れ出して。どうやら機器に手を触れずとも一定時間が過ぎたら自動的に放送が開始されるような細工が施されていたようで)

ケホっ…（涙目でキッとにらみつけ）グラブジャムンなんて、あんな甘いものと一緒にしないで。でも間に合ったわ。（と言うが早いか、校内放送が始まってしまう）…なんで？どういうこと？…え？全然止まらない。（慌てて放送を止めようとするが、細工されているため止められず）もしかして…学校の備品に細工するなんていい度胸じゃない。早く止めなさいよ！もう！（いろいろなスイッチやボタンを押してみるが、状況が変わらず、困り果てて）

くっくっくっ…どうやら機械にはかなり疎いようだな。そんなことではいつまでたっても止められんぞ？(必死で機器を操作する手元を背後から覗き込むと、操作はデタラメで細工以前に彼女に放送を止めることは難しいだろうと嘲笑い)救済を欲するか？この状況をどうにかして放送も止めてやってもいいが一つ条件がある。…今は昼休み、残りの時間はお互いの平穏の為に一時休戦としようではないか、それが俺からの条件だ(もうしばらくあたふたする相手の様子を見ていても良かったが、十分に楽しめたと判断すると人差し指を立てて不敵に笑い取引きを持ちかけて)

ふふっ、かかったわね。…捕まえた！(ニヤリと笑い、振り替えるや否や大和の手首を両手でぎゅっと掴み)…今よ！(そう言うと璃子のポケットのスマホから『了解。』という声が聞こえる。どうやらスピーカーホンにしていた様子。次の瞬間けたたましく鳴り響いていた盆踊りの音楽が止まり、代わりに今の放送は機材トラブルであること、生徒はいつも通りの昼休みを過ごすようアナウンスが流れ)
驚いた？私がまさか何の策もなしにここに来たとでも？メープルファッジより甘いんじゃない？ここに来るときに他の風紀委員に連絡して職員室から校内放送を緊急放送に切り替えられるよう手配してたの。外にも風紀委員が控えてて、ここはもう包囲されてるわ。さぁて、これから生徒指導室で反省文をたっぷり書いてもらわないとね。それと今日の当番の放送委員をどうしたのかも白状しなさい。(嬉しそうにしつつも、逃がさないよう両手はしっかりと握ったまま)

むっ…なるほどやられっぱなしではないということか、その上丁寧な意趣返しまで…見事な手腕だな。やるではないか…流石は我が生涯のライバルといったところか(捕獲されれば無駄に抵抗などはせずにこちらからの仕掛けを見事に破ってみせた相手の健闘を素直に称えて)
…時に、先程からずっと指摘するべきか否か悩んでいたのだが、ここへ来る前にトイレにでも寄ったのかは知らんがスカートの一部がめくれ上がっているようだが…(局所的な勝利は譲らざるを得ないが、むざむざ連行されてやる訳にはいかず身嗜みは人一倍気にするべき彼女の立場を利用するような嘘で気を引いて隙を作って逃げ出し、この攻防戦は痛み分けという形で決着をつけようと仕向けて)

やけに素直ね。あなたもとうとう改心したのかしら。(称えられてまんざらでもない様子だったが、スカートを指摘され)
…え？嘘！？(握っていた両手を離し、慌ててスカートを押さえて頬を赤くする。その隙に逃げられ、スカートのことも嘘だったと気づき)
また、騙したわね！悔しい…！次は絶対に捕まえるんだから！

ふははは！実に楽しませてもらったぞ、ちなみに今日の放送当番のことならば案ずることはない。今頃は偽情報だったと気づいて職員室からこちらへ向かってくる筈だ(あまりにもイメージ通りの反応を見せてくれた相手に満足げに笑い、風紀委員により包囲の固められているという放送室の入り口の方ではなく窓際の方へと向かい。脱出を図る前に彼女が気にかけていた放送当番には偽情報を与えて職員室へ向かわせており、もう少しすれば嘘と気づいて自ずと戻ってくるだろうと教えて)では、さらばだ！また会おう(最上階にある放送室だというのに何の躊躇いもなく窓から飛び出していき、予め下見を済ませて逃走経路として利用する予定だった非常用の梯子を使って下の階へと移動し逃げ切って)

放課後

ふむ…なるほど、これは中々…(放課後、特に何か大きなアクションを起こす感じではないが校内をぶらぶらとスマホを手に歩きながら何やら一人呟く様子は中々に怪しくうつり)

ちょっと！…ここ最上階よ。危ない！…嘘でしょ…(窓から飛び出すとは思っておらず、焦って引き止めようと追いかけるも、間に合わず、死んだのかもしれないと涙目になりながら窓から顔を出して)
はあぁぁぁぁ！？あり得ない、卑怯よ！せっかく心配したのに、バカー！(非常用の梯子を降りていく姿を見て安心しつつも、振り回された悔しさから叫び、グランドに声が響いて)

放課後

(また何か仕掛けてくるはずだと踏んでこっそり尾行し)今度は何を企んでるのかしら…？阻止するだから。何か言っているようだけどここからじゃ全然聞こえないわ。

……(背後からの視線を敏感に感じ取り、尾行されていると確信を抱けば、まだ何もしていない自分の後をつけて動向を注視するような熱心な人間といえば約一名を除いて知らず、素早い動きで2階へと登る階段の角を曲がり、視界から逃れようとして)

あんまり近づくと気づかれちゃうし…あ、曲がった。見失っちゃう。(素早く階段の方に曲がる姿を見て、見失わないように追いかけるが)
んー…見失った。どこにいったのかしら。でもとにかくまだ校内には残ってるみたいね。
(見失い、キョロキョロ回りを見回しつつ、次の行動を思案し)

ご機嫌麗しゅう、神谷女史。誰かお探しかな？(階段は登らずに、階段横の備品などの置かれている倉庫のある側に身を潜めており、思案顔で歩き出した相手の背後からそっと近寄っては肩にポンと手を置いて白々しい感じで声をかけて)

ひゃっ！(誰もいないと思っていたので、驚いてしまい声が出てしまう。まだ心臓はドキドキしているが、振り返って冷静さを取り繕い、)あ、あなた、隠れてたのね。ま、まあいいわ。誰を探してるかなんて知ってるでしょう？まさに飛んで火に入る夏の虫ね。覚悟しなさいっ！(飛びかかるようにして、捕まえようとし)

おっと…少し待ってもらおうか！今回の俺はまだ何もしてはいない。司法には疑わしは罰せずという言葉もある、何かよからぬことを企んでそうだとか悪さをしそうだなんて憶測から不当な拘束はするべきではないし、風紀委員は個人の裁量で自由に生徒を拘束し連行出来る野蛮な連中だなんて悪評が立っては肩身が狭い思いをするのはそちらだぞ？(飛びかからんばかりの勢いで捕獲を試みる相手を後ろに飛び退いて回避しては、片手を前に突き出して一旦相手を制止して。基本的に生徒の自主性に任せた自由な校風であるため校則と言える校則はあまりなく教師などによる介入はよほどの大ごとでもない限りは望めないこともあって現行犯でもなければ厳しく取り締まりを行う大義名分を得るのも風紀委員とて簡単ではないはずであり、たとえ風紀委員的にブラックリスト入りの問題児だろうとあくまで今は一般生徒の一人に過ぎない以上強引なやり口を用いれば風紀委員全体のマイナスイメージに繋がるだけだと牽制して)

うっ…それはそうね。…で、でも今日のお昼休みの一件があるわ。放送室の件はどう落とし前をつけてくれるのかしら。あの後、あなたの細工を元に戻すのに大変だったのよ。…まぁ放送委員が、だけど。（痛いところを突かれて、動きを止める。昼の一件を持ち出し、自分の正当な理由を訴えるが、捕まることは一旦やめ、腕を組みながら話し）「まだ何も」って“まだ”って言ってるのがすでに怪しいのよ。疑われたくないなら早く帰りなさい。今学校に残ってるのはクラブとか委員会とか用事のある人だけなの。…はぁ、あなたが校内をうろうろしてるとこっちも気が気じゃないのよ。（溜息をつきながら、諭すように言い）

やれやれ…過ぎた事ばかりに囚われていても何も得る物はないぞ？(あの放送室での攻防は既に済んだ事という認識で軽く言ってのけては肩を竦め)だが推定無罪だ。俺には俺で何かとやることがある…神谷女史も俺にかまけてばかりいるようだが実は結構暇しているのか？(怪しいという追及もどこ吹く風、飄々とした態度でやり過ごしては、放課後まで自分の尾行をしている彼女の行為は既に風紀委員としての責務からは若干逸脱をしているのではないだろうかと思い、そう問いかけて)