鬼ごっこ【NL】

ほう、良い動きだ…風紀委員でさえなければ我が組織で特別待遇で雇いたいほどなのだがな(相手の対応力を称賛し、本気なのか戯れ言なのかイマイチわかりかねる表現を用いてそんなことを口にしつつ広場へと降りる石段を横の手すりを超えて飛び降り、一回転して着地を決めて)

ん？今なんて？我が組織…？どういうことか、教えなさい。…よっと。(相手の戯れ言ともとれる発言を真に受け、追いついて問い詰めようと、なんとか追いかけ、同じく手摺りを越えて飛び降り、危なげなく着地して)

おっと…これ以上の追及は協定違反だ、ルールを護るべき風紀委員ともあろう者がよもや人との約束を違えることはないだろうな？(足は止めず、顔だけで斜め後方の相手を見やりながら風紀委員としての取り締まりに繋がる情報を引き出そうとするのは停戦の約束に反すると指摘して)もっとも…俺を完全に捉えられたら情報の開示を考えてやってもいいがな(言いながら広場にある水場の上の石を飛び石のように軽快に跳んで渡っていき)

むぅ…それはそうね。以後気をつけるわ。(追いかけながら、指摘されると不服そうにしつつ、潔く自分の非を認めて)え？いいの？言ったわね。忘れないでよ。(追いつこうとスピードをあげて同じく水場の石の上を跳び)

男に二言はない！…が、目先の勝利に囚われるとそれは遠のくものだぞ。お前の踏もうとしているその石だがかなりぐらついていて不安定だったからな、せいぜい気をつけるが良い(そう断言をしてから自分と同じルートを辿ろうとしている相手へと先程自分が踏んで感じた違和感を伝えてやり)

え？…嘘…っとと、…きゃっ(相手から忠告されると同時にその石を踏み、相手が先に通ったことでさらに不安定になっていたため、立て直せずバランスを崩して、バシャンと水場に落ち)いったー…ちょっと、そういうことは早く言いなさいよ。濡れちゃったじゃない。(幸い怪我はなく、すぐに立ち上がるが、ビショビショに濡れているため服の裾を持って絞り)

すまんな、思っていた以上の猛追だったから間に合わなかったのだ(忠告と同時ぐらいに相手が追いついてきたのだからそれは無理だと肩を竦め)…ともあれ、今日はこれまでだな。この気候の中濡れた服での活動は体調を崩しかねんからな(時期が時期だけに相手の体調を気遣うような言葉を口にしては今日はここまでで終わりにしようと提案をし)

いいわよ。私の不注意だし…。素直に謝られると調子狂うわね。(濡れたことを色々と弄られるかと思っていたが、相手から謝罪されたので、豆鉄砲をくらったかのような表情に)…全然平気…くしゅんっ…んー、やっぱりお言葉に甘えさせてもらうわ。(強がるもののくしゃみをしてしまい、素直に相手の提案に従うことにして)

ふっ、初めてにしては良い動きだった。お前の健闘にそれなりの敬意を以って応じたまでのことだ(そう言われて嬉しいかどうかは相手としては微妙なところだろうが、つまりは能力を認めている相手には相応の敬意を払うということであるようで)ああ、そうするといい。着替えは持ってきているのか？必要ならばこのタオルを使うと良い(賢明な判断だと深く頷き、タオルを差し出しつつ尋ねて)

なんだか釈然としないけど、素直に褒められることにするわ(良いように転がされている気もしつつ、素直に受け取ることにして)うん、持ってきてるわ。心配してくれてありがとう。これ、洗って返すわね(好意に甘えることにして、素直に受け取ると、ちゃんときれいにして返すと伝え)

お前のそういう義理堅さは中々に好感を持てる。ではまたな、油断して風邪など引くなよ(普段は競い合うことの多い間柄ではあるが基本的に礼儀正しい相手へとフッと笑いかけ、ほどほどで切り上げようと手をヒラリと振って)

気遣ってくれてありがとう。大丈夫よ。このくらいで風邪なんか引かないわ。じゃあ、またね。（体調を気遣うなど、騒ぎを起こす以外は紳士的である相手に再度、お礼を伝え、手を振って帰路につき）

翌日
（洗ったタオルを返そうとタオルの持ち主を探しており）いつも神出鬼没だから、どこにいるのかしら。騒ぎさえ起こさなければ良い人なのに…（頭を悩ませる相手に対する愚痴をこぼしながら）

誰かお探しかな？(相手がこちらを探して歩いているのをまるで初めから知っていたかのようにそう口にしながら相手の横から声をかけるが、現れた方向は行き止まりのはずであり相変わらず謎だらけで)

きゃあっ！(思わぬ方向から探していた相手が現れて驚き、胸に手を当てて気持ちを落ち着けて)あなたどこから出てきたの！？わけがわからないわ。…とりあえず、はい。昨日はありがとう。ちゃんと洗ったから。(昨日借りたタオルを手渡し)

さてな、そんな些末な事などどうでもいいではないか。探していたのは俺なのだろう？(どこから現れたのかとの問いかけには明確な答えは返さずに適当に濁し、自分に用事がある事を最初から知っていたかのように話しを進めて)…うむ、確かに受け取った。ひとまず元気そうで何よりだ(タオルを受け取りそれを鞄へと仕舞いつつ、風邪を引いたりといった不調がないのを見て安堵して)

煙に巻かれた気がして釈然としないけど、まぁいいわ。(濁されて、追求しても仕方ないと諦め)心配してくれてありがとう。この通り何でもないわ。(素直にお礼をいうと、ピンピンしていると示して)

それならば今日も訓練を…と言いたい所だが残念ながら今日は重要な会合が入っていてそれは難しそうだ(元気が有り余ってる様子の相手を誘うように見せかけて、相変わらず良からぬ企みを匂わせる発言をしては顎に手を当てて不敵に笑って)

別に訓練は構わないけど…重要な会合…？何それ？それって私もついていっちゃダメなの？(訓練が出来ないのは差し当たり問題がないが、会合と聞いて訝しんで、真相を探る為同行できないかと申し出て)

…ふむ、まあいいだろう。ではまた詳細は放課後追って伝える(相手の申し出に意外そうにしたが、意外にもすんなり許容し予定については放課後に改めて伝えると言って)

え？ほんとにいいの！？…てっきり重要だから部外者はどうとかいわれると思ったのに…。(断られると思っていたが、あっさり許容され思わず心の声が漏れ)わかったわ。放課後ね。(その場を後にし)

それも案件によりけりだ、今日の先方は比較的寛容なお方だから問題なかろう(今日オッケーを出したのはちょうど問題がないと判断した案件だからであり、状況によりけりだと腕組みをして頷き)

会合…？寛大な先方…？んー、考えても埒が明かないわ。(一体放課後に何が行われるのか見当もつかず、気になりながら１日を過ごして)

放課後
今日の先方って言ってたから、毎回同じ人じゃないのね。一体何をしているのかしら。謎だわ。
(結局わからないまま放課後を迎え、独り言を呟きながら少し緊張した面持ちで待ち)

待たせたな(今日はいつものような不意打ちのような登場はせずに片手を軽く上げつつ正面からやってきて)それでは急ぎ向かうぞ、あのお方も我々の到着を首を長くして待っているだろうからな(そう言うと行き先なども一切告げないまま返事を待たず歩き出して)

今日は普通なのね。(不意打ちではない登場に拍子抜けしつつも、ホッとして)うん(よくわからないまま後をついていき)

さて、着いたぞ。ここが目的の場所だ、心配はいらんと思うがあのお方の前で粗相のないようにな(少しだけ歩いてたどり着いた場所は住宅地にある他の家よりも敷地の大きな見るからに立派な家で。迷う事なく敷地に足を踏み入れながら相手に一応そう念押しし)隊長殿、お待たせしました。今日はこの不肖杉谷大和と我が学友であり宿敵の神谷女史がお供を致します(そのまま玄関へは向かわずに広い庭へと向かえば、そこにある大きな柵付きの犬小屋へと歩み寄って鍵を開けると中にいる大きなゴールデンレトリバーへと丁寧な口調で語りかけつつ首輪に散歩用のリードを取り付けて)

え？ここ？…わかったわ。(目的地に辿り着くと、その立派な佇まいに少し呆気にとられるが、覚悟を決めて)本日は突然訪問し、申し訳ございません。神谷璃子です。………(後をついていき、相手の丁寧な挨拶につられて、自分も挨拶をして頭を下げるものの、顔を上げて目を丸くし、絶句して)

何を惚けたような顔をしているのだ？(まさか会合の相手が犬だとは思わなかったのだろう、固まる相手を横目に小さく肩を竦めて)ふむ…隊長殿はどうやら神谷女史をお気に召したようだ、良かったな(そんな相手へとゴールデンレトリバーもとい隊長は尻尾をブンブン振り回しながら駆け寄り、挨拶がわりに軽く一回吠えて)さあ隊長殿、顔合わせも済んだことですしそろそろ日課のパトロールと参りましょう(繋がれたリード、日課、それが意味するところはパトロール改め散歩であることは明白で)

…か、可愛い！わぁ、いいこでちゅねぇ(駆け寄ってきたゴールデンレトリバーをもふもふし、撫でて可愛がり、満面の笑みで)ほんと可愛い！パトロール私も行く。ところで、この子はあなたが飼ってるの？(すっかりメロメロになってしまうが、ふと浮かんだ疑問を口にし)

いや、そうではない。この家の主は各地を飛び回る多忙な身でな、それで留守の折には俺がこうして隊長殿の身の回りの世話の任に当たっているのだ(自分の家でも無ければ飼い犬でもなく、世話を頼まれているだけだと答え)散歩コースは基本的には隊長殿の思うまま気の向くままだ、聡明な隊長殿はこうして自由に歩き回りながら見聞を広げておられるのだ(リードを手にしながらこちらでは特に動きを制限せず自由に歩かせながら相手へとそう説明をして)

へぇ。…って、それならそうと最初から言いなさいよ。会合だの何だのって紛らわしいわ。何か良くないことを企んでるのかと思ったじゃない。（なぜあんな回りくどい言い方をするのかと少し愚痴っぽく言い）ほんとにこの子賢くていい子ね。隊長って、ちゃんと名前があるんでしょ。名前で呼んであげたらいいのに。なんていうの？（隣を歩いて、犬を微笑ましく見守りながら尋ね）

へぇ。…って、それならそうと最初から言いなさいよ。会合だの何だのって紛らわしいわ。何か良くないことを企んでるのかと思ったじゃない。（なぜあんな回りくどい言い方をするのかと少し愚痴っぽく言い）ほんとにこの子賢くていい子ね。隊長って、ちゃんと名前があるんでしょ。名前で呼んであげたらいいのに。なんていうの？（隣を歩いて、犬を微笑ましく見守りながら尋ね）

それでは面白みがないではないか、それに活動内容を馬鹿正直に話したりする愚は犯さん。ブラフは常に張り巡らせておかねばな(回りくどい言い回しは意図的に本筋を見えにくくするためにしているのだと臆面もなく言い放ち)やれやれ…本来ならばこれは機密情報なのだがな…ハナだ。諜報活動におけるコードネームの使用は基本だぞ、我々と行動を共にする以上それぐらいは覚えておいてもらわなくては困る(もったいつけて名前を教えては理不尽にも思える持論を展開してはやれやれと肩を竦め)

面白みとか私は求めてないから。ブラフを常に張り巡らすなんて手間、あなたも大変ね(犬の散歩を隠す意味に納得いかないものの、回りくどい言い方をする性分はどうしようもないのだろうと半ば諦め)ハナちゃん、可愛い。折角可愛い名前があるのに、隊長だなんて。コードネームは結構だけど可愛いコードネームにしてあげたらいいのに。(すっかりハナを気に入っており、だからこそ隊長呼びに不満げにして)

情報戦においてこういった小さな積み重ねを怠ってしまっては勝てる戦も勝てんぞ。何事もやるからには徹底的にやるべきだろう、そのための手間を手間とは思わん(半ば呆れ、半ば同情するような言葉を口にする相手に対してこちらはあくまで好きでやってることだと得意げに言い切って)ふむ…なるほどなるほど…承知しました。そこまで言うのならお前の思う可愛いコードネームとやらを聞かせてみるがいい、それが隊長殿のお気に召すものであればそれを採用してやらんこともないそうだ(隊長改めハナに顔を寄せ、何やら相槌を打ってみたりしているが当然何かを喋ったりということはないため傍から見れば思いっきり不審な行動なのだが、いかにも考えがまとまった風な顔で相手へ向き直るとそう話しを持ちかけて)

情報戦って…。あなたが負担に思ってないなら私は構わないけど、翻弄するのだけはやめてほしいわ(相手の回りくどい言い回しをつい鵜呑みにしてしまう自分の性分も呪いつつ)ええっ、そんな急に言われても…、そうね、えーっと(相手がハナと会話していることにはもはや違和感を持たず、相手の提案をのんでしばらく考え込んで)んー、えーっと、あれ、なんていうんだっけ？…あ、思い出した！エプイ。アイヌ語で花のことよ。知ってる人も少ないし、可愛いし。(思い出して得意げに言い)

俺とお前は基本的には宿敵同士だということを忘れてもらっては困る。敵を欺けずして何が策略か(そもそも自分が策を弄して戦うべき対象として風紀委員の相手も含まれているのだからそれは無理な注文だと軽く言ってのけ)ほう、ここで伝統的なアイヌの言葉を用いるとは中々に造詣が深い…いいセンスをしているではないか。ふむ、彼女も気に入ったようだぞ(相手の出したアイデアに感心した様子で口角を上げて笑い、まるで本当にこのやりとりを理解していて同意をするようにハナもワン！と一つ鳴いて)

宿敵って、私はねぇ、騒ぎさえ起こさなければ別に敵視なんてしてないんだから…うーん(宿敵というのをなんとかやめられないか説得を試みかけるが、どこまでも平行線だと頭を抱え)嬉しい！気に入ってくれたのね。エプイ、よろしくね。(ハナを撫でながら)

ふはは、それこそ話しは平行線を辿るばかりだ。俺の活躍に期待をしている人間はお前が思っているより多いのだ、俺が辞めても第二、第三の俺が現れるだけだぞ(自信たっぷりにそう断言をして)ふっ…流石は俺が見込んだだけあって中々やるではないか。彼女は比較的人懐っこいお方だが初めてでここまで心を許されたのは初めてかもしれん(打ち解けた様子を見てどこか楽しげにそう話して)

楽しそうで何より。第二、第三のあなたって…考えただけで頭が痛くなるわ(皮肉を込めて言い、眉間にしわを寄せながら)そうなのね。私もすっかり大好きになっちゃった。すごく可愛いんだもの(満面の笑みで幸せそうにして)

ふっ、そう褒めるな…。俺も感謝しているのだぞ、お前のような逸材が風紀委員に所属してくれているおかげで実に愉快な学校生活を送れている。神谷女史抜きでは今の風紀委員と生徒会を合わせても俺とやり合うには不足だからな(皮肉に対し、何の臆面もなくそう返し、フッと笑い。現状自分を止めうるのは相手だけだと相手からすれば嬉しいのか嬉しくないのか微妙なラインの発言をして)そんなに気に入ったのならば、またその内誘ってやってもいいぞ。エプイも喜ばれるだろうからな(そう言うこちらのセリフを肯定するようにハナは再びワン！と鳴いて)

褒められてるはずなのに、全然嬉しくないわ。私がいることであなたを楽しませているなんて…(頭を抱えて難しい顔をし)いいの！？また誘って！嬉しい！また一緒にお散歩しようね、エプイ(嬉しそうにハナを撫でて喜び)

まあ、これも巡り合わせというやつだ。諦めろ(全く悪びれずに、諦めるように促しこちらの現在のスタンスは変える気がないと改めて示して)無論だ、それが彼女の望みでもあるようだからな。だがいいのか？あまり俺とつるんでいるのを見られたら色々と不都合があると思うが(改めて深く頷いてから、校外とはいえ自分と一緒に行動することの是非を尋ねて)

巡り合わせね…神様でも恨んだ方がいいのかしら(変わらない相手にどうしたものかと盛大にため息をついて)私とエプイは両想いなんだわ。あら、ありがとう、心配してくれるのね。けど不都合って？別に私たち敵対してる組織に属してるってわけじゃないし、確かに私は風紀委員だけど、あなたが問題を起こさない内はただの同級生でしょ。つるんじゃダメなの？(わしゃわしゃとハナを撫ででご機嫌な様子。相手の心遣いに感謝しつつ、問いかけには何が問題なのかピンと来ていない様子で、首を傾げながらまっすぐ見つめて問い返し)

神を恨むとは大きく出たな。ちなみに神と一口に言っても八百万の神と言われているように多種多様で信じる宗派でも変わってくる訳だがお前の言う神というのはどの神を指しているんだ？(敢えて意地悪な問いを投げかけて相手を困らせようとして)なるほど…いや確かに問題はないな、神谷女史の言うことにもまあ一理ある。風紀委員のブラックリストに入っていようと関係なく同級生は同級生か…公私を切り離したその思考、俺は嫌いではないぞ(思わぬ返答であったようで目を丸くしつつも、その考えそのものに矛盾やおかしな点はないと腕を組みつつ頷き)

えっ、えっと、どの神様って…そこまで考えてなかったわ…巡り合わせ、縁、縁結び…出雲大社…大国主命…なんか違うような…(意地悪な問いも真に受けて、真剣に頭を悩ませ)そうでしょ。ブラックリストに載ってる人と仲良くしちゃいけないなんてことはないわ。でも、騒ぎを起こしたらその時は容赦しないわよ。(相手の賛同も得て、清々しいほどの笑顔で応え)

はっはっは、豪胆だな。仮に縁結びの神に喧嘩を売れば永遠に良縁には恵まれなくても文句は言えんぞ(相手なりに一生懸命導き出した考えに対してそう茶々を入れて)ふっ、それこそ望むところだ、情に絆されて手を緩めるようであれば俺を追い詰めることは一生かかっても出来んだろうからな(改めて公私混同はせず戦意は全く衰えていない様子を見て不敵に笑って)

豪胆だなんて失礼ね。良縁に恵まれないのは困るわ(茶々を入れられ、頭を抱えて)追い詰める？そんなんじゃ満足しないわ。捕まえて更生させるんだから(追い詰めるくらいでは生ぬるいとニヤリとして)

まあ、最悪の場合お前が望むなら俺の人脈を使ってマッチングを手伝ってやってもいいのだぞ？(相変わらずどこまでも真面目に受け答えをする相手へと、なんとも怪しい提案を持ちかけて)相変わらず志しは立派だな、仮に俺がお前に本当に捕まるようなことがあればその時は潔く負けを認めようではないか(言葉尻にその時は来ないと自信をのぞかせて)

最悪の場合って何よ。失礼ね。あなたに頼らなくても大丈夫だし。それに、あなたに頼んだらろくなことにならない気がするわ。私の心配より自分の心配をしなさいよ（最悪の場合を想定されてムッとして、切り返し）言ったわね。今の言葉忘れないでよ。潔くこれまでの過ちを認めさせるんだからね（俄然やる気になって）

はっはっはっ、それこそ要らぬ世話だ。そもそも俺が色恋沙汰に一喜一憂するような人間に見えるか？(人の心配より自分の心配をするように言われて、それを高笑いしつつ一蹴して)ふっ、せいぜい楽しませてくれることを期待している。この1ヶ月でお前がどれだけ成長するのかもな(気合いが入った様子を見て危機感を抱くどころかそれさえも燃える要素になっている様子で)

そうね、あなたの言うとおり一喜一憂するようには思えないわ。それこそあなたには無縁の代物に思えるわ(少し皮肉を込めて言い)なんだか上から目線なのが引っ掛かるわね。そんな余裕を見せられるのもせいぜい今のうちなんだからね(相手の余裕をなくさせると宣言して、相手を指さして)