禁じられた縁日

>零夜
保田 叡人) なんで僕の名前言うんですか！！個人情報はむやみやたらに流さないって、常識でしょう！！？(零夜を睨みつけて怒鳴り)

>蓮
保田 叡人) あなたも個人情報を特定して悪用したりしないでくださいね！！？(たった1人を特定できるほど珍しい苗字ではないと信じながらも、釘をさすように)

＞保田 叡人
零夜）ご、ごめん。(軽く怯え)
蓮）おいおい、俺の友達を苛めないでくれよ。かわいそうだろう。(いつの間にか零夜の前にいる)大丈夫だからな？(冷たい手で撫で、手を握る)
零夜）蓮、お前もうちょっと温かくなかったか？すげぇ冷えてるけど。
蓮）ここの奴らはみんな冷たいぜ。(にっこり)そうそう、保田さん。悪用とか俺全然考えてねぇから。あと、名前は聞こえただけだから。零夜は悪くねぇぞ。(営業スマイル)

＞叡人
ちよ）蓮お兄ちゃん、いい人だよ。そんなことしないよ(にっこり)
翼）それに、植物を操るんだ。すごいよね。(叡人に近づき)

>蓮

保田 叡人) 貴方は騙されているのかもしれません。ただ楽しいのは今だけで、真の目的は、まだ明かされていないのかもしれません。……一旦話を整理させてください。まず、ここはどこなんですか。楽しい縁日とか、嫌になった人が迷い込む場所とか、そういう話はもういいので、名前と所在地を……何県何市何区何町どこどこの何々という施設だ、というところだけ答えてください。(真っ直ぐ相手を見つめ)

>ちよ、翼

保田 叡人) 今は黙っていてください。子供が絡むとややこしくなるので。(横目で相手を見つつ)

＞保田 叡人
蓮）それは、俺にも分からねぇよ。何せ、ここは普通に存在しない場所だ。現実から逃げ出したい、もう解放されたい、そういう気持ちに反応して、この縁日は人を迷い込ませる。だから、ここがどこかは俺にも分からない。ちよも翼も同じだ。ここに迷い込んだものはもう戻れないってことは分かる。次第に帰りたいという気持ちはなくなって、ここが楽しくなるんだ。(笑って)

＞叡人
ちよ）もっと、深く知りたいならお堂に行けばわかるよ。鳥居を通って橋を渡って奥にあるの。
翼）そこに、この縁日のこと書いてあるよ。今言った、蓮お兄ちゃんの言ったことと同じだけどね。

>All

保田 叡人) では……(同じだとはいえ何か手がかりがあるかもしれない、と境内に足を踏み入れ、そのままちよ等一行を引き離すようにスタスタと大股で真っ直ぐ歩いて行き)

＞叡人
ちよ）あ、そうそう鳥居を通るともう戻れなくなるよ。
翼）これで、お兄ちゃんと一緒に遊べるね。

＞保田 叡人
零夜）おいてくなよ、保田！(追いかける)
蓮）案内してやろうか？

保田 叡人) あっちか…？(お堂らしき建物に向かって真っ直ぐ進んでいき)

＞保田 叡人
零夜）保田、いた。(追いかけて)やっと追いついた。
蓮）あっさり、鳥居を通ったなぁ。
ちよ）お兄ちゃんたち、追いかけよう。
翼）蓮お兄ちゃん、見に行こう。
蓮）ああ。

>all

保田 叡人) で、書いてあるというのはどこなんですか。(辺りを見回し)

＞叡人
ちよ）こっちだよ。(手招き)
翼）この中なんだ。(お堂の戸を開き)

＞保田 叡人
零夜）行ってみるか？保田。

>All

保田 叡人) 部外者が入るのも気が引けますし……
そうですね、書かれているってどんな感じなのですか？紙なのか、彫刻なのか……。(なんとなく入るのを遠慮し)

(/少し質問ですが、規模や施設はどのような感じなのですか？人は賑わっているのか少なめなのか、施設は新しいのが古いのか、何か名物や名所(灯籠流しやねぶたなど)はあるのか、など教えてください)

(人は賑わっていますね。舞台は縁日ですから、あちこちに屋台があります。ただ、縁日にいる人は、休憩所で話をしたり、屋台で何かを買ったりしています。名物や名所はありません。なにしろ、人の心に反応して人を迷い込ませる縁日ですから、そう簡単に迷い込まないのに、名物があってもおかしいですから)

＞叡人
ちよ）さっき蓮お兄ちゃんが言ってたことと同じだよ。それより、お兄さん。鳥居くぐってよかったの？私言ったよね。鳥居をくぐったらもう戻れなくなるって？鳥居の横を通ればまだ、助かったのかもしれないのに。(クスクス)

>ちよ

保田 叡人) ………。(まだ信じていない様子で、戻ることができることを確かめるために、Uターンして走って戻ろうとし)

＞叡人
ちよ）鳥居の外に出てもここに戻ってくるよ。私も翼も蓮お兄ちゃんも言ってるじゃない。もう帰れないって。鳥居をくぐれば、もう戻れないんだよ。(笑いながら)

＞保田 叡人
零夜）保田、とにかく行ってみよう。
蓮）まぁ、気が済むまでやらせてみるか。(クスクス)

>零夜

保田 叡人) ……(携帯電話で手当たり次第に周りの写真を撮っており)
あ……零夜さん。戻れない、ってもしかすると罠か何かがあるかもしれません。あの子達、意地でも自分たちを帰らせる気がないようですから……。ここは一体何なのでしょう。(慎重に)

＞保田 叡人
零夜）見たところ、何の変哲もない部屋っぽいけど。一旦戻らないか？

＞叡人
ちよ）あのさ、二人とも。こんな暗い場所に罠張る方がおかしくない？(首傾げ)罠を張った人が罠にかかったら危ないじゃん。(笑って)

叡人は一旦お堂の前に戻ることにした。

>All
保田 叡人) お聞きしたいことがあるのですが……皆さんは今、誰に養ってもらっているのですか？例えば、食べ物や寝泊まりする場所などは誰に支給されていただいているのですか？(携帯電話でこの辺りの写真も撮りつつ、何か手がかりを探そうと自分を落ち着かせて尋ね)

＞保田 叡人
零夜）....(周りを見る)
蓮）自分でやってるよ。食べ物や飲み物は屋台で間に合うし、寝泊まりする場所は、各自家があるからな。俺は、翼とちよと暮らしてる。なんなら、来てみるか？
ちよ）おいでよ、お兄さん。怪我の手当てしてあげる。
翼）蓮お兄ちゃんの友達のお兄ちゃんも一緒においで。

(落ちます)

>All
保田 叡人) あ、いや、それで……質問、まだ終わっていないんですが……その家とかは誰に提供していただいているのですか…？(少しでも真相に近づこうと必死になり)

＞保田 叡人
蓮）ないなら、作るしかないだろう？作ったに決まってるじゃないか。なぁ、ちよ、翼。
ちよ）そうだよ、蓮お兄ちゃんが家具とか作ってくれたんだ。ここの皆と協力したんだよ。(近くに駆け寄り)
翼）みんな、優しいし、お兄ちゃんたちも仲良くなれるよ。
零夜）保田...本当だ。こんなこと冗談で言う方がどうかしてる。
ちよ）...？(何かに気付き)やすだ...えいとかな？