Zodiac Signs ~星の少年少女~

Zodiac Signs ~星の少年少女~

ブバルディア  2019-05-18 22:32:54 ID:cf2b77bae
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この世界は、星が支配している。

【星を統べる者こそ、この世界を統べる者だ】

星の支配する国【バルツァ皇国】のとある
少年少女は、星を操る力を生まれ持っていた。

そして、彼らは今星を統べる悪の王を
倒すことにした。

レス禁

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  • No.41 by シルク  2019-06-22 19:45:58 

「リリィさんのご友人でしたか。私はシルクと申します。射手座の力を持っております。ジェイクさん、よろしくお願いしますね。」

シルクもジェイクに自己紹介とお辞儀をしたが、
とたんに焦りだした。

「……はっ!あ、あの、リリィさん……。お姉さんがいらっしゃいますけれど、大丈夫でしょうか、このお話は……?」

  • No.42 by ブバルディア  2019-06-22 20:41:21 ID:cf2b77bae

「多分。ルイの表情が変わらない時は
信頼してるときだからさ」

  • No.43 by シルク  2019-06-22 21:13:22 

「そ、そっか……。よかった。」

(ルイさん、警戒したように見えたけど、「敵ではありません。」と声をかけようとなさったのかも。人を観察するのが得意な方なのね。)

ほっとしたような顔をしてから、長い髪の少女に体を向けた。

「えっと、お姉さん、『星を操る力』をご存知でしょうか……?」

  • No.44 by ブバルディア  2019-06-22 21:23:31 ID:cf2b77bae

《……》

ジェイクは黙っていた。

元来、無口な性格らしい。

「【ジェイク】。…いや、違うかな。
今は【ジェイド】?」

《…大当たりぃ!今は【ジェイド】だよ!
早く何かと闘いたいんだけどー!》

ジェイク、否。【ジェイド】は人が
変わったように明るい口調で喋り始める。

  • No.45 by シルク  2019-06-22 22:31:12 

シルクは長い髪の少女に話しかけようとしたが、
隣から何やら物騒な話が聞こえてきて、思わず目を伏せてしまった。

(戦いは恐ろしいのに、ジェイクさん……じゃないんだったわ。ジェイドさんは楽しそう。きっと何かあったのでしょうね……。)

  • No.46 by ルカ・モニムント  2019-06-22 22:41:59 

「私はルカ。ルカ・モニムントよ。それよりさっき『星を操る力』って聞こえたんだけど、何か知ってるの?」
名を問われ、相変わらずの笑顔で答え、続いて『星を操る力』に対して追及する。

(/遅くなってしまい申し訳ありません!塾に行っていたものでして…以後気を付けます)

  • No.47 by ブバルディア  2019-06-22 22:59:53 ID:cf2b77bae

「それは、僕が答えるよ。僕もその力を
持ってるんだ。《天秤座~ライブラ~》の
力をね」

《俺はねぇ、《水瓶座~アクエリアス~》!
ジェイクの身体を守んのに必要なんだよなー》

  • No.48 by ルカ・モニムント  2019-06-22 23:33:18 

「へぇ、二人とも『星を操る力』をもってるんだ。 私も持ってるって言ったら信じる?」
すんなり明かした二人を疑いながら、カマをかけてみる。

  • No.49 by ブバルディア  2019-06-22 23:35:08 ID:cf2b77bae

《ジェイクが信じるっつってるから信じる!》

「勿論、信じるよ」

  • No.50 by シルク  2019-06-23 06:03:39 

「……。」

正直すぎるシルクには、こういった腹の探り合いにも似た会話は不得意であった。
顔と目を伏せて、口角を上げたまま固まっている。

  • No.51 by ブバルディア  2019-06-23 08:03:17 ID:cf2b77bae

「………………」

リリィは、何処か含みのある微笑みを
湛えたまま黙り込んでいる。

《………》

ジェイドもまた、黙り込んだ。

  • No.52 by ルカ・モニムント  2019-06-23 09:20:10 

「そっか、じゃあ大丈夫かな。私は《魚座?ピスケス?》の力を持ってるんだ。 それで、何をしてたの?」
自らも力を明かす。
入ったは良いものの、そもそも二人が何故ここで話していたのかがわからなかったので、首をかしげるようにして聞く。

  • No.53 by ブバルディア  2019-06-23 11:23:33 ID:cf2b77bae

「…特に何も?ねぇ、ルイ?」

リリィは本心の読めない笑みを浮かべる。

《ええ、そうですね》

ルイも相変わらずの一本調子な声で答える。

  • No.54 by ルカ・モニムント  2019-06-23 12:46:17 

「そう、じゃあね」
何も無いと聞くとにこりと笑い、金の髪を揺らして立ち去って行った。

  • No.55 by シルク  2019-06-23 19:53:21 

「ルカさん!ちょっとお待ちください!」

とっさに声をかけてしまった。

「その……ルカさんのお名前を聞いたのに、私ってば不心得にも自己紹介を忘れてしまいました。
自己紹介ついでに内緒話でもいかがですか。
きっと興味深いお話をしますよ。」

  • No.56 by ルカ・モニムント  2019-06-23 21:30:26 

「興味深い話?」
声をかけられて動きが止まる。どうしようかと迷いもしたが、その「興味深い話」とやらが気になり、クルリと半回転してシルクの前まで歩み寄ると、優しい口調で言った。
「内緒話、聞かせて?」

  • No.57 by ブバルディア  2019-06-23 21:41:09 ID:cf2b77bae

「…ジェイド?そろそろ戻ってあげて
くれないかな。ジェイクが心配だから…」

《ん、りょーかいっ!》

ジェイドはおどけて敬礼をする。

次の瞬間、元のジェイクに戻っていた。

  • No.58 by シルク  2019-06-23 22:03:49 

「では、忘れてしまった自己紹介から始めますね。私はシルクと申します。じつは私も《射手座~サジタリウス~》の力を持っております。」

微笑みつつ自己紹介を終えると、人差し指を口元まで運んだ。

「ルカさん、かなり慎みのない話ですから、どうか内密にしてくださいね……!その内緒話は我らがバルツァの国王についてです。」

シルクは内緒話と言ったが、実際は頼みごとも兼ねているので、リリィたちにも話を聞いてもらうことにした。

「あの、リリィさんたちも内緒話しませんか。」

  • No.59 by ブバルディア  2019-06-24 20:54:13 ID:cf2b77bae

「ん?いいよ」

リリィは、相変わらずの人の良さそうな笑みを
浮かべる。

《……………ああ》

ジェイクもこくりと頷く。

  • No.60 by シルク  2019-06-24 23:32:03 

「お二人とも、ありがとうございます。
……あの……口下手なのはお許しくださいませ。興味深くなかったらすみません……。」

不安そうな顔をしながら、以下のように続けた。

「……王の弑逆を手伝ってはいただけませんか。
本日、偶然にも星座の力を持つ方々と会えました。
それが戦いに使用できる力なら、ぜひお力を貸していただきたいのです。
私はどんな怪我でも治すことを約束しましょう。」

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