「そ、そっか……。よかった。」 (ルイさん、警戒したように見えたけど、「敵ではありません。」と声をかけようとなさったのかも。人を観察するのが得意な方なのね。) ほっとしたような顔をしてから、長い髪の少女に体を向けた。 「えっと、お姉さん、『星を操る力』をご存知でしょうか……?」