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xxx  2019-05-03 12:15:15 
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ある者の目で見れば、
それは朽ち果てた館の跡。

またある者の目で見れば、
それは荘厳なる"ナニカ"の館。


「 おいで? 」「 おいで! 」
「 ようこそ? 」「 ようこそ! 」


反復する囁きが聞こえたなら、
手招くその手が見えたなら、


「 お前は館に 」「 招かれた 」
「 館は 」「 あなたを 」


気付いた時には、もう遅い。



「「 つかまえた! 」」





※再建トピック※

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  • No.13 by 死にたがり  2019-05-03 18:13:42 

名前/黒川 光(クロカワ ヒカリ)
性別/ 女
年齢/ 24
性格/控えめで真面目な性格。人に優しく、良い子でいようとの思いに囚われがち。自分への自信が薄く、何かあるたびに良し悪しに関わらず、染みついた癖のように謝ってしまう。それ故に面倒事を押しつけられては、断る事が出来ず我慢しては無理をする傾向にある。ほっと安心出来るのは愛犬と過ごす一時のみ。しかし愛犬の死後は情緒が不安定になり、些細な事で思い出が過っては涙を流し悲しみ、どうにも出来ない怒りを露わにしてしまい、思いが暴走し今に至る。どちらかと言えばネガティブ。
容姿/やや手入れの怠られたパサついた黒髪。前髪は目元を軽く覆う程あり、肩甲骨まで伸びた後ろ髪は飾り気の無い黒ゴムにて首元で一つに纏められている。肌は程々に焼けた色味ではあるが、少し乾燥気味。やや睫毛の長い黒の垂れ目がちな瞳。薄い唇と低い鼻。化粧は薄くナチュラル寄り。身長は170あるものの、猫背の為意外に思われる事も。中肉中背な体格。服装は白のブラウスに黒地のロング丈のジャケットに同色のストレートパンツのスーツ姿。黒のヒールの低いパンプス。ジャケットの裏ポケットには、お守り代わりに愛犬の写真を忍ばせている。 私服は落ち着いた色合いのシンプルな物や、愛犬と遊ぶ事を考え動きやすい服装を好んでいる。

備考/自ら死を望む引き金となった理由は、散歩中青信号を無視した車によってもたらされた愛犬の死が切っ掛け。早くに両親を亡くし、兄弟も居らず一人きりとなってからは祖父母の援助を受けつつ高校を卒業、大学へは進学せず中小企業の事務仕事に就職。特別趣味も無く、家と職場を往復する一人暮らしをするなかでペットショップにて見つけた黒柴に一目ぼれをし、小太郎と名づけ飼う事に。それからの生活は、休日は外に出るようになり、仕事の調子も少し上がり、また小太郎を通じて人との交流も増えていくように変化していった。祖父母が亡くなってしまう出来事も経験するがその時は愛犬に慰められ耐えられたが、もう傍で寄り添ってくれた存在の居ない現実は胸に大きな穴を開け、傷は癒えぬまま後を追う事を決意してしまう。

ロルテ/
(仏壇に飾られた両親と祖父母、そして愛犬の写真を見てぼんやりと視界が霞む。愛する家族の死はこれが初めてでは無い。だがその時はおばあちゃんやおじいちゃんが一緒に泣いてくれた、小太郎が傍で寄り添い、一人では無いと教えてくれた。だが今は、誰も居ない。必要最低限の家具しか置かれていない殺風景な部屋の中には、ついこの前まで公園で遊ぶのに使ったボールやフリスビーが色鮮やかな輝きを放っている。だがそれ等を使う日はもう二度と来ない。内に渦巻く様々な感情を抑えるように瞳を閉じては一筋の涙が零れ落ちる。暗い視界でも、鮮明にあの子の姿を、元気の良い鳴き声を思い出せてしまう。真面目に生き、嫌な事も辛い事も耐え、真っ当な人生を送ってきたはずなのに何故こんな仕打ちを自分は受けなければならないのだろうか。答えの出ない自問自答に、もう疲れてしまった。「小太郎、痛かったよね、辛かったよね。ごめんね、こんな飼い主で。一人ぼっちで空の上なんて寂しいよね。……今会いに行くよ。」愛犬へと向けた言葉は、自分が今感じている思いでもあり。ジャケットのポケットからライターを取り出しては、近くに畳んでいた布団へと火を付ける。燃え上がる炎はやがて部屋全体に行き渡り、自分を、これまで過ごしてきた思い出を焼き上げ、天国にいる家族のもとへと届けてくれると信じて)

(/初めまして、まだまだロルは勉強中の身ではありますが、死を題材とされたほの暗く素敵な世界観と魅力的な個性溢れる同居人様方との日常に魅かれ、登録にて参加希望を出させていただきます。相性等問題無いようでしたら、指名はどなたも気になってしまい選べず申し訳ないのですが、主様に選んでもらう事は可能であればお願いしたいと考えております。お時間がありましたら、ご検討の程宜しくお願いいたします。)

  • No.14 by xxx/ギャルソン  2019-05-03 18:59:00 




>黒川光背後様

(/初めまして。此の度は当トピックに足をお運び頂き、こうしてご参加を希望して頂けました事を心から嬉しく思っております。有難う御座いました。かけがえのない大切な存在を失い、打ちひしがれて館へ招かれた光さんと此れから紡いでゆく物語を楽しみに、館の住人一同心を込めてお迎え致します。何卒、宜しくお願い申し上げます。指名に関してですが、私に一任頂けるとの事でしたので今回は館の案内に適したギャルソンにてお迎えに上がらせて頂ければと思います。それでは、私は此れにて失礼致します。何かご不明な点等御座いましたら、いつでもお気軽にお声掛け下さいませ。/蹴り推奨)



此れは此れは――ようこそ、死にたがり様。
貴女様とお会い出来る日を、館の住人一同首を長くしてお待ち申し上げておりました。
僭越ながら、私めが初回のお相手を務めさせて頂きます。

先ずは、貴女様と私めの出会いの場面から…
心を込めて、我々の館をご案内致しましょう。どうか、途中で私を見失ってしまう事の無きよう――


死にたがり様がご到着なさった!急ぎ、お部屋の準備を――くれぐれも双子を余所へやっておくように、今夜はお部屋に近付けてはなりません。ああ、それから…アンヴィジブルにマドレーヌでも焼いておくように伝えておきなさい。さあ急いで。(早歩きと小走りの間、忙しない足音が静まり返った館の廊下に木霊する。ぴんと背筋を伸ばし、真っ直ぐに前方を見据えたまま歩く最中に飛ばす指示は一体誰へ、或いは"何"に向けたものなのか。自らの後方へすっと伸びる黒い影の中から、何やら四方八方へ飛び交ってゆく様に見えた黒い塊を振り返る事なく、勢い良く目の前の扉を開け放つ。広い吹き抜けの玄関ホール、期待と喜びに爛々と輝く瞳を向けた先には――居た、まさに今この瞬間、燃え盛る部屋から突如として此の屋敷へ送り出されたばかりの彼女が。突然の不可解な出来事に佇む彼女の傍へ近付き、恭しい一礼の後にすっと息を吸い込んで「ようこそいらっしゃいました――貴女様のご到着を、心よりお待ち申し上げておりました。」と、歓喜の色をありありと滲ませた声に乗せて歓迎の挨拶を贈り)


  • No.15 by 夏目 央  2019-05-03 19:26:13 



>ヴィペール

( まさかマダムが己の"一人おやつタイム"を彼に知らせているなんて思いもしない。普段の動きやすさ重視のシンプルでお洒落っ気無い服ではなく黒のワンピースに白いフリル調の薄手のカーディガンを羽織った姿で一番奥のテーブル席に一人腰掛け、真っ白の粉砂糖がたっぷりとかかった焼きたてマドレーヌを頬張って。まさにその時と言えよう、勢い良く扉が開けばビクリと両肩は跳ね上がり反射的に顔は其方へと向き。果たしてそこに居たのは何やら機嫌の悪そうな相手。まさか理由が己の子守りをまかされたからだなんて__その原因を勿論知るよしもなければ口内にある菓子をモグモグと咀嚼し飲み込んだ後に刺々しい呼び掛けに対して「どうしたのヴィペール、」なんてあくまでも呑気な返事をして )



  • No.16 by 黒川 光  2019-05-03 20:01:13 

>ギャルソン

(熱い。苦しい。息が出来ない。部屋中を炎が踊り、煙が肺を蝕み呼吸する事さえままならない。だがそれでも、命を代償にまたあの子に会えるなら安いものだった。それにこの痛みももうすぐ終わる。頬を濡らす涙さえ蒸発し床に伏せ苦しみに喘ぎながら自分は死を迎える──はずだったのに。どうした事だろうか。何が、起きているのだろうか。床から立ち上がり辺りを見渡す。頬を、肌を撫でる空気は先程まで確かに感じていた熱さとは程遠い冷たさ。視界に映るのは、映画でしか見た事の無い、薄暗い室内に綺麗に磨かれた床が光る広い吹き抜けの、見事な玄関ホール。赤い絨毯に天井から吊るされているのはクリスタルのシャンデリア。およそ日本ではお目にかかれない光景が広がっている。状況を把握出来ないまま、混乱する頭をさらに掻き回すように、前方に見える扉が大きな音を立て開かれ黒い影が現れる。自分よりも一回り下に見える少年の見事な一礼に瞠目し、嬉々として紡がれた言葉の不可解さに怯えるように一歩、二歩と後ずさり「えっ……お待ちして、って……あの、どちら様でしょうか。此処は何処なんですか?貴方とは初対面のはずですが……それに、私は……」うまく言葉が纏まらず、次から次に沸く疑問に困惑の色を滲ませる。自分は死んだはずだ、そのはずなのに、この状況は一体……そう思考し、自分でも馬鹿らしいとは思うが僅かな可能性が頭に浮上する。「もしかして私、天国に行けずに……地獄に、来ちゃったんですか?」普通ならあり得ない、子供でもしないような荒唐無稽な質問を目の前の相手に投げ掛けてしまうくらい、今の状況は意味が分からないのだ。そして一般的に自殺は悪とされていれば自分の願いは届かず、地の底へ落ち、薄笑いを浮かべた少年は死神と言われても、罪人が歓迎されるのも納得が行く。そんな考えに至っては相手から瞳を反らし、その場で俯くように視線を床へと落とし)

(/蹴り推奨とありますが、お返事してしまう事をお許し下さい。此方こそ素敵な案内人様に先導され、物語の幕を始められた事を嬉しく思い、感謝の気持ちで一杯です。これから先どんな展開になるのか、どんな終わりを迎えるのか。期待に胸が膨らみます。お互いが楽しめるロルを回せるよう努力致しますので、改めてどうか宜しくお願い致します。では失礼致しました。/蹴り推奨)

  • No.17 by ヴィペール  2019-05-03 21:12:48 




>15 夏目央

白々しい顔しないで頂戴、見当くらいつくでしょう?でなきゃつくづく勘の悪い小娘ね――子守よ子守。アンタが此処で独りぼっちだから構ってやれって、ご丁寧に面倒事寄越してくれた女が居るの。誰とは言わないけど。(彼女が向かうテーブルの上には見慣れたバスケット、部屋に立ち込める甘く香ばしいバターの匂いに眉間に刻む皺を一層深めながら茨の如く刺々しい言葉を浴びせに掛かる。無論、ただ此の部屋に案内されてのんびりと焼き菓子の味に舌鼓を打っているだけの彼女に罪は無い。しゅっ、と半ば威嚇にも似た音を立てつつ長い舌をちらつかせ、家具と家具の隙間を縫う様にして室内へ進むとバスケットの中からマドレーヌをひとつ摘まみ上げる。こんがりと焼けた表面、指に伝わる程良い柔らかさが絶妙な塩梅で焼き上げられている事を伝えるそれ――には全く魅力を感じられず、雑にバスケットの中へ放り込むなり気怠そうに髪を掻き上げて)


  • No.18 by ギャルソン  2019-05-03 21:13:05 





>16 黒川光

今、貴女様が抱く感情に何一つ間違いはありません。ええ、決して、間違いなどではありませんとも。初めは何方様も同じ様な顔をされるのです――ともあれ、先ずは私めに貴女様を歓迎する許可をお与え下さい。(驚嘆、困惑、落胆…今まさに彼女の中を渦巻く感情の全ては、彼女の見せる挙動のひとつひとつから面白い程簡単に窺い知ることが出来た。其処に新鮮さは無く、寧ろ極めて普通――此れまでに数え切れぬ程の死にたがり達を迎え、見送って来た己にとっては寧ろ見慣れたものですらある。彼女が後退した分だけ一歩、また一歩と距離を詰めながら深淵の如き輝きの無い漆黒の瞳をぎょろりと見開き、俯き加減の姿を尚もじっと見詰めると「申し遅れました、私ギャルソンと申します。此の館へ招かれた死にたがり様…つまり貴女様の為の案内人で御座います。以後お見知り置きを。」と簡単な挨拶を済ませた。これから説明しなければならない事は山ほどある。久しく迎えた新たな死にたがりを目の前にして、得意の案内説明それら諸々を担うとあっては気合も入るというもの。伸ばした背筋を一層真っ直ぐに整えながら薄っすらと微笑むと「さて…それでは、貴女様の疑問にひとつずつ順番にお答え致しましょう。結論から申し上げまして、此処は天国でなければ地獄でもない、"死にたがり"だけが招かれるマダム・ノワールの館。加えて言うならば、未だ死人でもない。死の直前、"あちらの世界"から弾き出され、此の館へ招かれた…そう、貴女様は選ばれたのです。選ばれた死にたがりである貴女様は、今此の瞬間から、此の館で我々と共に暮らして頂きます。」、瞬き一つせず、殆ど捲し立てる様な勢いで一息に言い切り)


  • No.19 by 夏目 央  2019-05-03 22:02:26 



>ヴィペール

__そっか、マダムが。今度お礼しなきゃ。
( 選ぶ言葉にも纏う空気にもその全てに隠す事のない苛立ちが見て取れるものだから紡いだ言葉は恐らく間違いであろう。されど後悔は無い。バターの濃厚な香りと旨味に包まれたマドレーヌは確かに美味しくて幸せな気持ちになるが誰かと一緒に_それが相手となると喜びもまた別なのだ。それをきちんと認められる程には長い時間を此処で過ごした。摘み上げたマドレーヌを再びバスケットの中へ乱暴に放り込むその様子に苦笑いを浮かべる。もう一口を小さく齧りそれを喉の奥に流し込んでから近くにある不満タラタラな表情を伺い見て「来てくれてありがとうヴィペール」とあくまでも素直なお礼を紡ごうか。それにしてもタイミングが良い。いつもいつも相手の前に居る自分はお洒落とは程遠い格好をしているが今日はまだ頑張っている方。「…今日ね、久しぶりにワンピース着てみたんだ」暗にこのまま話し相手になって欲しいと言う願望を乗せて言葉を送りつつ視線を先に自身の黒いワンピースへ、それから再びゆっくりと真っ直ぐに相手に向けて )




  • No.20 by ヴィペール  2019-05-03 23:44:49 



>19 夏目央

お礼は良いからさっさとアタシを解放しな、子守が終わるまでアタシの自由は無いの。(此の館の中にマダム・ノワールの目が行き届かぬ場所など存在しない。そしてそれは正直な所、この館随一の天邪鬼の座を欲しいままにする己にとって好都合な事実であった。どんなに悪態をついても結局こうして世話を焼く、己を此の部屋へ寄越した彼女はきっと其れを誰よりもよく知っているのだ――尤も、当の本人が其れを素直に認める筈はない。徹底して高飛車な態度を崩さぬままマドレーヌを口へ運ぶ彼女の様子を冷ややかに眺め、部屋の隅に控えていたギャルソンの影を呼び付けたかと思えば適当に摘まめる果物でも持って来いと吐き捨てる始末。そんな不機嫌の絶頂でも控えめな彼女の声を聞き取った耳はぴくりと反応し、言われるまで然程気にも留めていなかった服装に注目する。己の好む分かり易い美しさや派手さとはかけ離れているものの、平素と比べ幾らか飾り気の感じられるワンピースにふん、と小馬鹿にした様な笑いを零す一方でしゅるりと双眸を細めると「いつもの"布"より多少見てられるって程度よ。いい加減此処にも慣れたでしょう、もっとマシな服探して来なさいよ。」と尾の先で彼女の着ている服をするりと撫で)


  • No.21 by マダム・ノワール  2019-05-04 00:09:22 




おやすみの支度は出来たかしら?
ふふ、そろそろよい子はお部屋に戻る時間よ。館の明かりが消えてしまう前にお行きなさい。

――そう、良い子ね。明日もきっと素敵な日があなたに会いに来るわ、それまで素敵な夢を見られる様に、あたくしがとっておきのおまじないをかけてあげる。

さあ、おやすみ。あたくしの愛しい死にたがり達。


>暫し不在となります。反応までお時間を頂戴致しますが、今暫くお待ち下さいませ。尚、参加希望者様のPF提出、参加者様の交流申込・置きレスへの返信、御質問御要望等は随時受付中ですので、お気軽にどうぞ。


>1-4 トピック説明及びご挨拶

▼ Bookmark ▼
>18 ギャルソンから黒川光へ
>20 ヴィペールから夏目央へ


  • No.22 by 夏目 央  2019-05-04 00:45:13 



>ヴィペール

__マドレーヌもうすぐ食べ終わるからさ、そしたらヴィペールの部屋行きたいな。宝飾庫。
( マダムがそんなにも怖いのか、それとも目には見えぬ契約か何かで縛られているのか、こんなにも嫌悪感と苛立ちを顕にする相手の性格を考えればそれ相応の理由が無ければ己の世話を焼くとは思えない。"もう食べ終わるから大丈夫"そう言えばいいだけなのに。何より一番解放を望んでいる相手の何より一番望んでいない言葉を放つだけの我儘さと欲望への忠実さを身に付けてしまったのは善か悪か。八つ当たり以外の何物でもない吐き捨てを喰らったギャルソンの影に少しの同情をもって直ぐにそれを止めれば服をなぞる尻尾に触れるだけの柔らかさで以て片手を当て「これでも頑張ったんだけどな。__ヴィペールのおさがり貰おっかなぁ」前半を少し困ったように、後半を冗談か本気か分からぬ声色で紡いで )


  • No.23 by 夏目 央  2019-05-04 00:48:47 




今日はありがとうヴィペール。
我儘たくさんだったね。自覚してる。
ヴィペールにも館の皆にも素敵な夢が訪れますように。おやすみなさい。



  • No.24 by 黒川 光  2019-05-04 12:00:23 

>18 ギャルソン

(静寂に包まれていた玄関ホールに響く相手の言葉を必死に、混乱する頭の中で理解するべく静かに、耳を傾ける。何方様もとは、どういう事だろうか。戸惑う自分とは反対に、そんな反応は慣れているとばかりに対応の変わらない、落ち着いた丁寧な態度は何故?コツン、コツン、と自分を追うように距離を縮める革靴の音。そろりの様子を伺うように顔を持ち上げては交差する、深く底の見えない暗闇のような瞳。そこに込められた感情が読み取れないのも合わさり、何処か不気味に感じてしまえば小さく息を呑み、再び顔を反らし。だがそれも"死にたがり"との、心臓を掴まれるような、まさしくその通りな図星を付かれては瞳を大きく開き反応を示し「私が死に、たがり……っ、どうしてそれを……」と驚きを露にし。それから名乗られたのに自分がしていない事に気付いては「ギャルソン、さん。私は黒川光……です」ウェイターを示すそれは本当に名前なのかと疑問に感じつつ、ぼそぼそと控えめな声音にて自分の名を告げ。「……天国でも地獄でも無い、マダム・ノワールの館?選ばれた、死にたがり?この館で暮らす……私、あの、そんな事望んでいないです。あの子の居ない生活なんて……耐えられない。楽に、なりたいんです。お願いです、帰して下さい」一気に告げられていく淀みの無い疑問への、冗談では無い回答。それ等をゆっくり噛み砕いて咀嚼するように言葉をそっくり繰り返し。神様の気紛れなのか、自分はまだ**ず、あの世とこの世の狭間に居るという事だろうかと何となく理解する。と同時に、苦しみはまだ続くという事も。右手を胸元に当て拳を作っては、微笑みを浮かべる相手の顔へおそるおそる視線を向け、現実へと再び戻りたい、今度こそ終わりを迎えたいのだと、懇願するように訴える言葉を紡ぎ)

(/お返事すぐに返せず申し訳ありません。主様の言葉の言い回しやロル、とても勉強になり、また世界観や実際に交流させて頂いたギャルソンさんもとても魅力的です。置きレス気味になってしまうかもしれませんが、相性に問題が無さそうであれば今後も宜しくお願い出来ればと思います。では失礼致しました/蹴り推奨)

  • No.25 by ヴィペール  2019-05-05 14:23:54 



>22 夏目央

嫌よ。あの部屋には綺麗なものしか置いてないし、綺麗なものしか入れないの。そんな野暮ったい格好で何度も入られたんじゃ堪んないわ。(予想はしていた。こうして何らかの形で己と顔を合わせた彼女がどんな風に過ごすか、そしてどんな過ごし方を求めるか。いつしか、彼女の発言を待たずとも其れを予測出来る様になっていると言う事実が何とも形容し難い居心地の悪さをそっと連れてくる。つまりは時間――此の館で、彼女と過ごす日々の積み重ねがそうさせているのだ。無論、其れを素直に認めたがらない往生際の悪い頭は飽きもせずに辛辣な言葉ばかりを生み出し、高い位置から呆れた様に彼女の装いを見下して一蹴する。とは言え、きらきらと輝く鱗の流れを撫でる掌を拒まず好きにさせる事そのものが、館の住人皆が口を揃えて"稀"だと評する事実。「そんな粗末な服着てるくらいなら、アタシの抜け殻でも体に巻きつけておく方がまだマシね」ふん、と傲慢に笑いながらギャルソンの影が届けて寄越した葡萄を一粒摘んで口の中へ放り込み)

  • No.26 by ギャルソン  2019-05-05 14:24:45 



>24 黒川光

おや、此れは此れは失礼を致しました――此方をご覧下さい。我々は、此方へ招かれる死にたがり様方へより良いお迎えをご提供するべく、事前に幾らか貴女様に関する"あちらの世界"での情報へ目を通す事が義務付けられているのです。(混乱に次ぐ混乱に翻弄され、何を見ても何を聞いても兎に角戸惑うばかりの死にたがり達の心中を察してやれない訳ではないものの、経験上それら全てにまともに取り合っていては埓が明かないと言う事もよく知っていた。は、は、と浅くなる彼女の呼吸を感じつつ足元へ伸びる己の影の中からぬっと浮かび上がってきた羊皮紙を手に取り、丁寧に巻かれた其れを留めている黒いリボンを解いたかと思うと、紙面にみっちりと書き込まれた彼女の出生から館へ招かれる直前の出来事に至るまでの"記録"を彼女の眼前へ晒し「どうぞご安心下さいませ、死にたがり様。此の通り、私めは貴女様の情報を十二分に把握致しております故、貴女様のお口からあちらでの出来事についてお話頂く必要は御座いません。ええ、御座いませんとも」と、胸を張ってみせた。この状況で一体何をどう安心しろと言うのか。殆ど彼女を置いてきぼりにしてにやにやと得体の知れぬ笑みを貼り付けていた表情が不意にきりりと引き締まったのは、"帰して下さい"と言う一言を聞いた瞬間。ずいっと顔を近付け、瞬き一つしない瞳をいっぱいに見開いて彼女の眼差しを捕らえると「なりません!館に選ばれた名誉をお喜びになるべきです!貴女様は、死にたがりでなくなるまで此の館でお暮らしになるのです。お暮らしにならなければならない、無論あちらへ帰る事も命を絶つ事も許されません。お試しになられますか?」と、またも一気に捲し立てたかと思えば懐から取り出した銀のナイフをそっと彼女の前へ差し出して)

  • No.27 by ギャルソン  2019-05-05 14:30:53 






僭越ながら、本日のご挨拶は私めが務めさせて頂きます。
お会い出来て光栄です、死にたがり様――如何お過ごしでしょうか。

今し方、此の館の明かりを灯し終えた所に御座います。
何かご所望の物は御座いませんか?何なりとお申し付け下さい、私めが速やかにご用意して参ります。
私めは何時でも何処でもあなた様のお側に控えております故…ええ、すぐ側に。


>これより暫し即レス可能時間帯となります事をお知らせ致します。参加希望者様のPF提出、交流申込、御質問御要望等は随時受付中ですので、お気軽にどうぞ。



>1-4 トピック説明及びご挨拶




  • No.28 by 夏目 央  2019-05-05 14:59:24 



>ヴィペール

じゃあ__次は化粧もしてもう少し良さそうな服探してくる。ヴィペールの好きな紫の化粧。
( したい事はしたい。して欲しい事はして欲しい。と口にするのに前程の勇気が必要じゃなくなったのは慣れと時間。案の定辛烈な言葉で拒否されてしまえばまるでわかっていたかの如くあっさりと引き下がるも"次回"に続く願いはちゃっかりと口にして。何も言われない事を良い事にキラキラ、艶々、光り輝く鱗をまるで慈しむかのように優しく何度も何度も撫で上げる。掌に伝わる人肌とは違う感覚に満足を覚えた頃、返された高飛車な返事にぴたりとその手は止まる事となり。「ヴィペール、脱皮するの?」それは明らかな好奇心。興味があります、と言葉以上に語る真っ直ぐな瞳で尻尾をスタートしゆっくりと視線を合わせては、ぷくり、顔を出した子供らしさをぶつけて )



 ヴィペールおはよ。…でもないか。もう少しだけ"子守り"してくれると嬉しいな。よろしくお願いします。


  • No.29 by ヴィペール  2019-05-05 15:27:52 




>28 夏目央

モルドルかローズにでも頼みな、アンタが自分でやったんじゃ程度も知れてるんだから。(どんなに撥ね付けても己の前から消えていこうとはしない、ある種健気とも言える姿に感化されたと言う訳ではないものの少なからず心の何処か、何かが動かされているのは確かな事。元々他人に助言を寄越す様な出来た性分ではない。その証拠に、彼女が未だ顔を合わせた事も下手をすれば名前すら耳にした事も無いであろう住人の名を何の補足情報もなしに挙げると言う不親切さがちらつく、何とも中途半端な助言のなりそこないを寄越すに留めた。飽きもせずに鱗の流れを撫でてゆく掌にちらりと視線を投げる。何故嫌がらないか。其れは、鱗を見詰める彼女の瞳に、そして触れてくる指先に、己の纏う鱗の色や輝きの美しさを認めていると言う事実が滲んでいたからに他ならない。満更でもない気分がうっかり表情に染み出してしまわぬ様にあくまで不機嫌そうに顔を顰めたまま、皮ごと口の中へ放り込んだ葡萄の甘味と渋味を纏めて咀嚼しつつ、予期せず駆り立ててしまった相手の好奇心に気が付くと「馬鹿な事聞かないで頂戴、当たり前じゃない。アタシの美しさは日々更新されてるのよ。何時だってアタシの体は美しいけれど、何時までも同じ鱗は纏っていられない。輝きも手触りも、常に最高の状態であるべきだわ」とふんぞり返り)


懲りずに懐いて回って――本当、アンタのおめでたさも此処まで来るといっそ清々しいわね。これ以上アタシの手を煩わせないで頂戴。誰にでも世話焼く訳じゃないんだから。


  • No.30 by 夏目 央  2019-05-05 15:44:02 



>ヴィペール

__わかった。頼んでみる。
( "モルドル"も"ローズ"もどちらの姿も見た事無ければ名前を聞いた事もない。そう考えればこれだけ長い事この館に居てまたまだ知らない人がたくさん居るのだ。それは紛れもなく相手に付き纏っているのを自覚せざるを得ない事実であり。それでも素直に頭を縦に動かすのは時折覗かせる物わかりの良さからで。鱗を撫で上げていた手をゆっくりと離し至極自然な動作で以て再び残り一つとなったマドレーヌを摘み上げれば一先ず少しだけを咀嚼。それを飲み込んでからツラツラと述べられる"美"への意識の高さに素直に頷きつつ、「今度はいつ脱皮する?近いうちかな?」自分でも気が付かない程に高まっている好奇心は身を乗り出す事で証明される。質問を重ねる事で暗に"見たい"と言う気持ちを乗せるも、"察して欲しい"を嫌う相手は知らぬ振りをしてしまうだろうか )


  • No.31 by 黒川 光  2019-05-05 22:43:17 

>26 ギャルソン

私の情報を……っ、え?何、これ……(相手の口から語られる言葉も、ただの影から突如浮上してきた丸められた羊皮紙も、眼前に広げられたそこに書き記されている紛れもない己のこれまでの過去の断片も、全て意味が分からない。理解が追いつかない。フィクションの中の出来事のようにさえ感じ、脳内はオーバーヒート寸前である。薄い唇をぽかんと開き間抜け面を晒す。驚愕により見開かれた瞳は得体の知れないにやけ顔の少年の顔に注がれ。「今の影のは何ですか。それに把握してるって脅しか何かですか。プ、プライバシーの侵害です。知れれたくない事も知っている相手に安心なんて出来るはず無いじゃないですか!」全てを見透かしているかのような口ぶりの相手は、事実を本当に知っているのだろうか。孤独に押しつぶされ生きる事から逃げる道を選んだ情けない自分を。もしそうならば恥ずかしい。怖い。嫌だ、消えてしまいたい。感情がさらに入り混じりごちゃごちゃになる。情緒の安定しない精神はつい語彙を荒くし攻撃的な言葉の刃を放ってしまうが、それも帰りたいとの自分の発言を押し流すかのような言葉の羅列に勢いを削がれ、ビクッと肩を震わせては口は閉じざるを得ず。「っ……勝手に選ばれて喜べだなんて、理不尽じゃ無いですか。私の命なのに、なんで……」自分の命さえ思い通りにいかない歯がゆさに、何を喜べと言うのだろうか。下唇を一度噛み締め、嘆くような呟きを空気に落としたならば、不意に差し出されたのは鈍く光る鋭利な刃物。何時も懐にそんな物を忍ばせているのだろうか。迷いながらも右手をゆっくり伸ばし受け取る。ずしりとした重みが、この摩訶不思議な空間の中でやけに現実的だ。あの事件があってから間もなくどう終わりにするか思考した時、選択肢の一つとしては浮かんでは、直接的なこの手段は怖くて何度も躊躇してしまい、最後は炎に包まれる事を選んだ。しかし一度生死の境界線を越えてしまえば、その気持ちも薄れ。「試します。これで終われないと分かれば、貴方の言う通り此処での暮らしを受け入れるしか無いと、諦めもつきますから」瞳を見つめ返してから一歩後ろに下がり、ナイフの持ち手を両手で握り締め、刃先はドクドクと死を拒絶するかのように煩く早鐘を打つ心臓へ向け。全身に響く警告音を無視し、覚悟を決めるように数秒の間を挟んだならば、勢いをつけひとおもいにナイフを胸元に突き立てる。これが夢なら覚めて欲しいと願いながら)

  • No.32 by 夏目 央  2019-09-06 00:17:48 




ヴィペール、お化粧見て…っ!



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