【 登録 / 無登録 】 -Abandonne- 【 指名制 】

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xxx  2019-05-03 12:15:15 
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ある者の目で見れば、
それは朽ち果てた館の跡。

またある者の目で見れば、
それは荘厳なる"ナニカ"の館。


「 おいで? 」「 おいで! 」
「 ようこそ? 」「 ようこそ! 」


反復する囁きが聞こえたなら、
手招くその手が見えたなら、


「 お前は館に 」「 招かれた 」
「 館は 」「 あなたを 」


気付いた時には、もう遅い。



「「 つかまえた! 」」





※再建トピック※

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  • No.1 by xxx  2019-05-03 12:34:41 






▼ 注目 ▼
以下、当トピックにおける傾向となっております。
御確認の上、ひとつでも苦手なものが含まれる場合は御注意下さい。

・ダークファンタジー 
・一部グロテスクな表現有り
・人外、奇形、異形設定等有り
・暗め、欝要素等有り
・日常メイン、必要に応じたシリアス展開等も可
・3L可、但し非恋愛推奨トピック
・置きレス推奨、ゆったり進行




▼ プロローグ ▼
広い玄関ホール――その場に漂うひんやりとした空気からは、じわりじわりと体温を奪わんとする陰湿ささえ感じられた。
ひゅ、ひゅ、と短く息を吸い込む音、胸に確かな振動を伝えながら脈打つ心臓の音、
普段聞き逃してしまいがちな"人間の生きる音"がやけにはっきりと聞こえるような気がして、
焦燥感に侵食されていく頭がこう思う、"静寂に殺される"と。

そんな得体の知れない静けさを、正面に見える大きな扉が開くその鈍い音が打ち破った。

ギイイイ……玄関ホールの高い天井へ向かって響いてゆく音が心臓を鷲掴みにし、はっと息を呑んで固まる。
扉の向こうで待つ暗闇は、扉の開きが大きくなるにつれて広がってゆき、
やがて、その暗闇の向こう側から"ナニカ"の足音が聞こえ始めた――。



▼ 概要 ▼
ある日、あなたは不気味な古い洋館に迷い込み、そこに住まう"ナニカ"と出会う。
その"ナニカ"は、あなたのものとも、そしてあなたの周りにいるもの達とも違う、
ヘンテコで、不気味で、何処か悲しげで…そんな、不思議な姿形をもっていた。

突然の出来事に戸惑うあなたへ、"ナニカ"はこんな事を語りかける。


お前は"死にたがりでなくなるまで"、此処で暮らさなければならない――と。


どうやら、あなたに拒否権は用意されていないようだ。
"招かれてしまった"からには仕方がない。

これから、あなたと"ナニカ"達との、奇妙な同居生活が始まる。


あなたが、"死にたがりでなくなる"その日まで。



▼ 補足説明 ▼
・古い洋館とは?
 あなたが迷い込んだ、正しくはあなたが招かれた、"ナニカ"達の棲家。
 敷地一帯は一年中晴れる事のない深い霧に包まれており、敷地の入口には錆び付いた鉄製の門。
 まるで訪問者を監視しているかのように、いつも門に留まっている2羽の鴉。
 門をくぐると広い芝生の庭が広がり、枯れた噴水や置きっ放しの遊具、壊れた車、首の無い石像、
 世辞にも趣味が良いとは言い難い物の数々があちこちに点在。
 また、洋館の周りを取り囲むようにして、ぐるりと黒い薔薇の花が咲いている。
 間取りはごく有り触れた、中世ヨーロッパ貴族の館と同じようなもの。
 ポーチのある玄関をくぐると、広い玄関ホールがあり、左右にそれぞれ奥へ向かう通路が伸びる。
 正面には大きな古い扉、そしてそれを左右から囲むように2階へ続く赤絨毯の階段。
 天井には埃を被ってくすんでしまった、クリスタルのシャンデリア。
 他にも錆び付いた甲冑や誰かの肖像画、古びたランプ、とにかく不気味な物があれこれ。
 一体何の部屋がいくつあるのか、あちこちに何処かへ続く扉が目立つのが特徴的。

・"ナニカ"とは?
 古い洋館に住まうモノ達。
 人外、奇形、異形――姿形も去る事ながら、性格も考え方も様々で飽きの来ないモノばかり。
 手厚く饗そうとするモノ、あまり関心をもたないモノ、邪険な態度をとるモノ、はたまたそれ以外。
 あなたの洋館での暮らしにおける、個性豊かな同居人達。

・館での暮らしはどんな仕組み?
 この館は、死にたがりだけに見える場所、そして死にたがりだけが招かれる場所。
 館に招かれた"死にたがり"達は、"死にたがりでなくなるまで"館で暮らす事を義務付けられる。
 同居人は奇妙なナニカ達のみ、あなたの他に人間は居ない。
 但し、あなたの前に居た人間やあなたの後に来る人間は居るらしく、何代も続いているのだとか。
 ナニカ達の基準ではあるが、暮らしぶりは至って普通。
 あなたも初めは戸惑うかもしれないが、直に慣れるだろう…その程度である。
 自分で自分を殺す、つまり自殺する事は出来ず、試してみたとしてもすぐに生き返ってしまう。
 逃げ出す事も勿論不可能。ナニカ達がすぐさまあなたを捕まえて、館へと連れ戻すだろう。
 遅かれ早かれあなたが"死にたがりでなくなった"時、初めて館を出る権利を手に入れる事が出来る。
 すぐに出て行っても良し、暫く名残を惜しんでから出て行くのも良し、
 或いは館を出る事なく死ぬまでナニカ達と暮らすも良し――全てはあなた次第。
 ただひとつ覚えておかなければならないのは、一度館を出るともう二度と館には戻れないという事。



▼ 決まりごと ▼
!▼ 注目 ▼の内容と重複する部分も御座いますが、以下を確りと御確認下さいませ。!

1.当トピックではダークファンタジー、グロテスクな表現、人外や奇形・異形、欝要素等を扱います。
 これらが苦手な方、嫌悪感を抱かれる方は御参加をお控え下さい。

2.3L可としておりますが、当トピックでは日常生活がメインとなっております。
 その為、恋愛を主な目的した御参加には向かないトピックである事を御理解下さい。
 日常生活における交流を経て仲を深め、最終的に恋愛関係へと発展する場合もあるかと思います。
 その際には、一対一への移行をご提案させて頂く可能性も御座いますので、併せて御了承下さい。

3.キャラクターのリセットは行いませんので、PL様のペースにてゆっくりとお楽しみ下さいませ。
 尚、トピック主が長期間(概ね1ヶ月程度)不在になる場合は、事前に告知をさせて頂きます。

4.ロル形式は問いませんので、短いものから長いものまでPL様のお好みの形式を御選択下さいませ。
 但しトピック傾向上、『豆ロル』のみ非推奨とさせて頂きます。
 ※豆ロル例:御機嫌よう、あたくしの可愛い死にたがり。( 微笑 )
 レスポンスに時間を要する事が予想される為、基本置きレスゆったり進行推奨とさせて頂きます。

5.当トピックは指名制となっております。
 原則、お好きなナニカを一名選択して頂き、一対一の交流を行うと言う流れになります。
 必要に応じて複数のナニカと同時に交流する事も可能ですので、御気軽にご相談下さいませ。

6.御参加頂くPC様の設定等に関しましては、特に制限を設けておりません。
 可能な限りPL様の自由な発想から誕生したPC様との物語を紡がせて頂ければと考えております。
 然しながら、あまりにも極端にトピックの世界観にそぐわない設定であった場合や、
 どうしても加筆修正をお願いしたいと言う場合には、その旨をお伝えさせて頂く事が御座います。
 悪しからず、御了承頂けますと幸いです。

7.ナニカ達のドッペル可としております。指名被りも問題御座いませんので御安心を。
 尚、館で暮らす人間は一人、と言う設定上参加者様同士の交流は存在しない事を御了承下さい。

8.以上の決まりごとを十分に御理解頂き、遵守の上で御参加下さいませ。
 終わりに、此方を最後までお読み頂けたと言う証明の為、大変お手数では御座いますが、
 初回はお名前を「死にたがり」とした上での書き込みを宜しくお願い申し上げます。





>「 もぉいいかい? 」「 まぁだだよう!あと100かぞえて! 」




  • No.2 by xxx  2019-05-03 12:44:21 






▼ 交流システムについて ▼
当トピックは、『登録/無登録選択、即レス/置きレス複合型、指名制』となっております。

<登録参加の場合>
・PF提出必須
・交流期間無制限、じっくりと時間を掛けて物語を紡いでゆかれたい方向け
・キャラクターリセット無し、一度登録処理が完了すればいつでも参加可能

<無登録参加の場合>
・PF提出任意※簡易PFの提出も可
・交流期間最長二ヶ月、館での暮らしの体験やサクサクと軽めの交流をしてみたい方向け
・交流開始日から二ヶ月経過時点でキャラクターリセット
 ※二ヶ月未満で交流を切り上げ、キャラクターリセットとする事も可能です
・豆ロル進行可

※"かつて館で暮らした死にたがりの記憶を追体験"と言う形で進行してゆきます。その為、館に招かれたばかりの頃からある程度館での暮らしに馴染んだ頃まで、ご希望の時期を選んで体験して頂く事が可能です。※



▼ Bookmarkについて ▼
『即レス/置きレス複合型』と言う特性上、日を空けてのご返信の際に前回交流時最後のレスが前ページ以前に流れており、見つけ出す為の手間が発生すると言う事態が予想されます。

そこで、交流が中断(置きレス状態)となった場合、此方からお返しした最後のレス番号を『Bookmark』として記録させて頂きます。
当トピックでは、『即レス可時間帯突入』『即レス不可時間帯突入』のタイミングでアナウンスを行います。
『Bookmark』はアナウンスの際にその都度記載させて頂きます。
前回のレスが流れてしまい見つけられなくなった際には、そちらをご参照下さいませ。

尚、『Bookmark』はあくまで前回から継続して交流する上での便宜をはかる為のものですので、ご指名の変更や新規の交流開始をご希望される場合にはその旨をお伝え頂ければ随時ご対応させて頂きます。ご安心下さいませ。



▼ 結末について ▼
館へと招かれた死にたがり達がどの様にして暮らしてゆくのか、どの様なルールがあるのか、そもそもの館の仕組みとは、等、この館には謎に包まれた部分が幾つかある事と思います。
勿論、「死にたがりが死にたがりでなくなるまで館で暮らす」と言う大筋は既に説明がなされていますが、もっと詳しい内容に関しては、館に住まうナニカ達との交流の中で情報を得て頂けますと幸いです。
説明の丁寧さ、態度、言葉の選び方はそれぞれ異なりますが、きっと教えてくれることでしょう。

さて、そんな館での暮らしにはひとつの「結末」が用意されています。
死にたがりとして館で暮らす内、いつしか「死にたがりでなくなった」時、死にたがりには2つの選択肢が与えられます。

ひとつは、元の世界に戻って暮らすこと。
ふたつめは、元の世界を捨て館で暮らし続けること。

死にたがりは、そのどちらかを自由に選ぶことが出来るのです。

その最後の選択に関しても、なされるべき説明が存在しますが、それはまたそれぞれの死にたがり様が紡がれる物語の中でナニカ達との交流を通してなされることと思います。

当トピックにご参加中の死にたがり様は、最後の選択肢の後、下記の中からその後の展開を選んで頂く事が可能です。

1.館を旅立ち、元の世界へ戻ったものとして姿を消す(=登録解除)
2.館に残り、ナニカ達と暮らし続ける(=登録継続)

1.を選択した場合は、ご希望があれば新たな死にたがり様として再びご参加頂く事が可能です。
2.を選択した場合は、ご希望があれば最期の瞬間を迎えた後、1.と同様に新たな死にたがり様として再びご参加頂く事が可能です。勿論、館での暮らしを心ゆくまで楽しみ続けて頂く事も可能です。

長くなってしまいましたが、ご参考までに。





>「 50かぞえた!もぉいいかい? 」 「 だめだめ100って言ったでしょ!まぁだだよ! 」




  • No.3 by xxx  2019-05-03 13:00:55 






▼ 提供 ▼

Ⅰ マダム・ノワール -Madame Noir-
女/外見年齢は30代半ばから40代頭/前下がりボブカットの黒髪/目の上も下もはっきりとした黒いアイライン/濃く長い睫毛/アーモンド型の黒い瞳/黒いリップを塗った唇/身長175cm/色白/黒いロングドレスに黒いハイヒール
館の創設者であり、ナニカ達を束ねる存在。
その正体は謎に包まれているが、古くから存在し強大な力をもつ魔女であると言う事は確からしい。
外見とは裏腹に面倒見が良く世話好きで、意外にも気さくな女性。
館に招かれた死にたがり達のよき相談役となり、館での暮らしを見守ってくれる。

Ⅱ ギャルソン -Garcon-
男/外見年齢は10代半ば/乱れのない七三分けショートカットの黒髪/大きく黒目がちの吊り目/口元にはいつも薄笑いが浮かんでいる/身長172cm/色白/白いカッターシャツ、黒いベスト、スラックス、蝶ネクタイ、革靴
常に薄笑いを浮かべた少年。口調や振る舞いは丁寧で、館の案内役を担う事が多い。
瞬きを一切せず、常に黒目がちの大きな目がぎょろりと開いているのが特徴的。
影の中に入り込む力をもち、影の中へ消えたかと思えば影の中から突然現れて人を驚かせる。
館に招かれた死にたがり達への対応は比較的良心的。

Ⅲ ファナティック -Fanatique-
女/外見年齢は10代後半/内巻きショートボブの白髪/伏しがちの赤い瞳/眼差しは虚ろ/口元には黒い拘束マスク/重い鎖と鉄球のついた手枷/身長158cm/色白/白い修道服、焦げ茶色のブーツ/金のロザリオ
華奢な体で重い鎖と鉄球を引き摺りながら歩く修道女。
その正体は修道女の体を奪い取った悪魔。あまりに危険な猟奇趣味により拘束されている。
修道女と悪魔の人格が同居し、普段は大人しく主張も控えめだが、時折人が変わったように暴れ出す。
館に招かれた死にたがり達への対応は時と場合によって大きく差がある。

Ⅳ ジュモー -Jumeaux-
男/外見年齢は10歳前後/外はねショートカットの金髪/円く大きな翡翠色の瞳/片方は口を縫われ、片方は眼球の無い両目を包帯で隠す/身長148cm/ひとつの体にふたつの頭/異様に長く大きな両腕/赤黒ツートンカラー道化師衣装
ひとり分の体にふたり分の頭がついた双子。
口を縫われている方が「ダミアン(Damien)」、目を隠している方が「ドミニク(Dominique)」。
華奢な下半身では体を支えられず、その分長く大きく発達した両腕と手を使って動く。
やんちゃで悪戯好きな性格。毎日、一日中館の中を走り回って悪さをして楽しむ厄介者。
館に招かれた死にたがり達の事は悪戯の良い標的だと付け狙っている。

Ⅴ ヴィペール -Vipere-
体は男、心は女/外見年齢は20代後半/肩流しセミロングウェーブの薄紫髪/垂れ気味な金色の瞳/鋭い牙と長い舌/全長未計測/人間の上半身と青紫色の大蛇の体/色白/上半身は常に裸/両手首に銀の腕輪
人間の上半身と大蛇の下半身をもつ、所謂オネエ。強力な毒をもつ。
高飛車で気性が荒くプライドの塊、取り分け美意識は人一倍で高く自分が大好きなナルシスト。
自分の美に絶対的な自信をもっている事に加えて、それを他人に認めさせなければ気が済まない。
館へ招かれた死にたがり達を邪険に扱う一方で結局世話を焼く天邪鬼。

Ⅵ ファントゥーム -Fantome-
男/外見年齢は30代半ば/オールバックの銀髪/左側の前髪だけ下ろしている/切れ長で深い青の瞳/仏頂面/身長188cm/生気の感じられない青白い肌/ネイビーを基調とした中世貴族の服装/左手の薬指には指輪
かつて愛した女性を病で失って以来、未練を残して成仏できないままでいる亡霊。
常に暗く陰鬱思考で、人に心を開かず自ら望んで孤独。芸術を愛し、振る舞いそのものは紳士的。
一見普通の人間のように生活しているが、亡霊である為この世のものには触れることが出来ない。
館に招かれた死にたがり達に対しては良くも悪くも無関心。

Ⅶ モルドル-Mordre-
女/外見年齢は20代半ば/腰まで届く緩い三つ編みの薄桃髪/長い睫毛に縁どられた飴色の垂れ目/後頭部にある鋭い牙をもつ大きな怪物の口を髪で隠す/身長164cm/褐色肌/白いフリル使いのワンピース/首に金色のチョーカー
後頭部に鋭い牙が生えた怪物の様なもうひとつの口をもつ女性。
穏やかで心優しいお人好し。誰にでもなく分け隔てなく優しさを振りまく八方美人気質。
もうひとつの口は非常に食いしん坊で、隙あらば噛み付こうと暴れだす為気が抜けない。
館に死にたがりが招かれるのをいつも楽しみに待っている。

Ⅷ アンヴィジブル-Invisible-
男/推定年齢20代前半/全身透明で服を着ていなければ何処に居るのか分からない/身長176cm/白いシャツの上にモスグリーンのニット/黒いスキニーパンツ/黒いスニーカー/体が見えない為服だけが宙に浮いている様に見える
頭の先から爪先まで目には見えない透明人間の青年。
自己主張が強く目立ちたがりである事を除けば、個性派揃いの面々の中では至って普通。
"存在に気づかれない"事を何よりも嫌い、あれこれと気を引く為に動き回っているのが常。
普通であるが故、死にたがり達にとってはおそらく最も身近に感じられる存在。

Ⅸ ローズ-Rose-
女/外見年齢20代後半/丁寧に編み込まれたアップスタイルの赤髪/気の強そうなぱっちりとした空色の吊り目/ドレスの下で全身に茨が絡み付いている/身長160cm/色白/黒を基調とした中世ヨーロッパ貴族のドレス/華やかな銀色の扇子を常に持ち歩く
体から生えた茨が全身に絡みついた亡国の姫君。
自尊心が高く意地っ張り、振る舞いや言葉遣いは上品だが棘がある。沸点が低くすぐ怒る。
感情が昂ぶると茨が伸びて首や顔に至るまで締め上げ、口から赤い薔薇の花弁を吐く。
館に招かれた死にたがりに対しては、自分の言う事を聞きさえすれば良いと言う認識。

Ⅹ マスク-Masque-
男/外見年齢(顔以外による判断)は40~50代/肩甲骨まで届く髪をオールバックにしひとつに束ねたアッシュブロンドヘア/黒い蔦の模様が描かれた鉄製のマスクで顔を隠す/身長183cm/黒い開襟シャツ/ボルドーのスーツ上下/金色グリップの黒いステッキを手放さない
鉄仮面ですっぽりと顔を覆い隠した男性。
明るく気さくだが飄々として掴み所がなく、芝居がかった口調や身振り手振りが特徴的。
仮面の下には確かに顔がある筈だが目元口元の穴は黒い空洞しか見えず、仮面は決して外さない。
館に招かれた死にたがりに対して親切な様に見えて、時折何か下心が見え隠れする。



▼ プロフィール様式 ▼
参加希望の書き込みの際には、プロフィールの提出をお願い申し上げます。

名前/※国籍不問
性別/
年齢/
性格/※出来れば詳細に
容姿/※同上
備考/※死にたがりの理由必須
ロルテ/※館へ招かれる直前、自ら命を手放そうとした場面を
    例:自らの頭へ銃口を押し付け引き鉄を引く場面 等


優遇・冷遇などは特に御座いません。また、設定に関する禁止事項等も、余程無理のあるものでない限り特に設けませんので、思うままにお好きな設定を詰め込んで下さい。
※無登録参加の場合、プロフィールは簡易的なもので構いません





>「 100かぞえた!もぉいいかい? 」 「 まってまって!さいごのごあいさつ! 」




  • No.4 by xxx  2019-05-03 13:23:26 






>ご挨拶


皆様初めまして、トピック主です。
この様な個人的趣味嗜好の詰め込まれた完全なる主得トピックへ足を運んで下さいまして、有難う御座います。

まず初めに、初代及び二代目トピックに御参加頂いていた皆様におかれましては、私の至らぬ運営と不義理な不在期間により多大なるご迷惑をお掛けしてしまった事と存じます。この場を借りてお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。
ご提出頂いたプロフィールや交流の記録は勝手ながら此方で保管させて頂いておりますので、もし再び此処へ足を運んで下さる方がいらっしゃいましたら、どうぞその旨をお伝え下さいませ。再びお会い出来る日が来ることを、ひっそりとお祈り申し上げております。


さて、当トピックは再々建トピックとなっております。
旧トピックの内容に若干の加筆修正を加えておりますが、ほぼ旧トピックと同じ内容にて新たに設立させて頂きました。簡単過ぎず複雑過ぎずを心掛けたつもりではあったものの、冗長になってしまった部分、或いは説明不足な部分もあるかと思います。ご不明な点やご要望、その他どんな些細な事でも構いませんので、どうかお気軽にトピック主までお問い合わせ頂けますと幸いです。

また、既述の通り当トピックはトピック主の時間確保の都合上、誠に勝手ながらゆったりと時間を掛けた進行となる事が予想されます。可能な限り即レス時間も確保しつつ、少しでもお楽しみ頂ける様努めて参りますので、ご参加の際には何卒ご理解ご協力の程を宜しくお願い申し上げます。


終わりに、仄暗く不気味でありながら、日常メインならではのほんのりとした温かみやコミカルさを楽しめる、そんなトピックを立ててみたいと言う思いから生まれたのがこのトピックです。

この様な世界観に興味をもって下さる方がいらっしゃるかどうか、一抹の不安が過ぎるところでは御座いますが…良いご縁に巡り会える事を信じ、これにてレス解禁とさせて頂きます! ご精読有難う御座いました。




  • No.5 by 夏目 央  2019-05-03 13:33:19 




( / 主様からのお言葉を貰ってからゆっくりゆっくりお待ちするつもりでおりましたがまさかこんな早くにトピックが再建されるとは…!過去にどのようなやり取りをしたかなぁと前・前前トピを遡り見返したのですがそれだけで幸せでちょっぴり切ない気持ちが舞い戻って来ました。つきましては夏目央を再びこの館で動かす許可を頂けたら嬉しいです…!どうぞよろしくお願い致します! )



  • No.6 by xxx  2019-05-03 13:45:33 




>夏目央背後様

(/此の度は再び当トピックへ足を運んで下さいまして有難う御座います。再び央さんとの物語を紡いでゆけるとの事、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。許可などと偉そうな事が言える立場では御座いません。是非とも、またいつでも此の館へお越し下さいませ。後日、参加者様のプロフィールを纏めて保管する為の場所を設立する予定ですので、もし宜しければ央さんのプロフィールも其方へ移動させて頂ければと思います。また、今後のやり取りを旧トピからの継続で行うか、新たな場面に転換するか、或いは一旦リセットを行うか、お手隙の際にご希望をお聞かせ頂けますと幸いです。早速あれこれと不躾では御座いますが、何卒宜しくお願い申し上げます。)


  • No.7 by マダム・ノワール  2019-05-03 13:45:50 






御機嫌よう、あたくしの可愛い死にたがり達。

さあ、館に明かりを灯しましょう。
あなたとあたくし達が相見える瞬間はもう直ぐそこ――ふふふ、楽しみね。

此方へいらっしゃい、死にたがり達。館があなたを待っていてよ。



>これより暫し即レス可能時間帯となります事をお知らせ致します。参加希望者様のPF提出、交流申込、御質問御要望等は随時受付中ですので、お気軽にどうぞ。



>1-4 トピック説明及びご挨拶




  • No.8 by 夏目 央  2019-05-03 14:43:54 




( / お優しいお言葉を誠にありがとうございます!当方ロルや言葉選び等まだまだではありますが主様にも楽しい!と思って頂けたら嬉しいなとひっそり思いまして…夏目は比較的大人しめな傾向にあります。もう少し話をして欲しいやロルにつきましてもこうして欲しい等ありましたら遠慮なく仰って下さい…!プロフィールにつきましては一先ず此処に置かせてもらった後、保管場所に後程再提出させてもらいますね。また今後のやり取りですが折角皆様と少し近付けたかな、と個人的に思っておりましてそれが初めからになるのは少し寂しい気持ちから場面を転換して始められたらと思っております。つきましては思い入れの深いヴィペールさんと一番初めに交流させてもらえたら嬉しいです! )



  • No.9 by 夏目 央  2019-05-03 14:45:19 




名前:夏目央 ( ナツメオウ )
性別:女
年齢:18歳
性格:基本的に嘘吐き。"もうどうにでもなれ"と言った自分の事なのにやたら客観的な所や、痛みも苦しみも全てを無かった事にしているうちに感覚が鈍って来ている感も見受けられる。とは言え学校では普通に授業を受け友達と仲良く触れ合っているよう。両親からの暴力については耐えるスタンス。嫌いになる事が出来ない辺りはやっぱり何だかんだで育ててくれた恩でも感じているのだろうかと考えている。誰かに世話を焼くのが意外と好き。
容姿:光に当たると仄かに茶色っぽく見える髪の毛は毛先が緩く癖がかっているセミロングで瞳は黒に近いダークブラウン。痩せても太ってもいない標準的な体型で膨らみも程々。白のシャツに紺色のブレザー、赤のスカーフ帯とスカートと言った学校指定の制服姿が主。少し錆びれたシルバーのチェーンに同じくシルバーのシンプルな指輪を通したネックレスを首から下げている。
備考:ごく一般的な家庭の一人娘として産まれるも直後に母親が病死。それからすぐに父親は別の女性と再婚し小学生に上がるまで普通に生活をしてきたがその頃から父親の仕事が上手くいかなくなったり、それによる喧嘩で母親のストレスが溜まるようになったりでいつの間にかその捌け口は央に向くように。虐待はエスカレートしていき現在もおさまる事はない様子。母親との血の繋がりがない事は気付いている。

ロルテ:

( 両親の怒鳴り声が聞こえる、こう言う時はあたり触らず自分の部屋に籠るのが一番だと言うのに呼び止められてしまえばそうもいかないのだ。ヒステリックになった母親からの平手打ちに始まり飛んでくるグラスやお皿を避ける事もしないのはもう面倒だと思っているからだろうか。そんな何処か他人事のような事をぼんやりと考えていたら再び与えられる痛み。ヒリヒリと熱を持つ頬に片手を当てて目の前の女性に聞こえぬよう小さな溜息を一つ。「__もういっか」何だか酷く疲れたような気がする。ぷつり、頭の中で有りもしない糸が切れた音が聞こえたと同時に無意識に口元には笑みが浮かび、またも無意識に伸びる片手が拾い上げたのは床に叩き付けられ粉々になったグラスの破片。ひんやりと指先を湿らせるのは中に入っていた飲み物の雫であろう。その破片を反対側の手首に当てて力を入れれば終われるだろうか__ )



  • No.10 by xxx  2019-05-03 15:07:44 




>夏目央背後様

(/早速プロフィールのご移動を有難う御座います、お手数をお掛け致しました。別トピック設立後の移動は此方で行いますので、ご安心下さいませ。央さんの個性や背後様の綴られる描写に関しましても、日々魅力を感じながら勉強させて頂いていた立場で御座います。今後共どうぞ有りの儘に、館の住人達との交流をお楽しみ頂けますと幸いです。此方へのご要望等も何か御座いましたら何なりとお申し付け下さいませ。では、場面転換の後再度交流開始と言う事で承りました。何かシチュエーション等ご希望は御座いますでしょうか?)


  • No.11 by 夏目 央  2019-05-03 16:11:42 




( / わかりました、ではよろしくお願い致します!そして此方こそ主様が綴られます文章には日々勉強させてもらっておりました。ありがとうございます。一番初めと言う事でゆったりまったり流れに任せるままにお話が出来たらなと漠然と思っておりますので会話を楽しませてもらえたらと思います。また、今からレスの頻度がまちまちになってしまいます事を先にお知らせします。よろしくお願い致します…! )



  • No.12 by ヴィペール  2019-05-03 16:57:51 





>11 夏目央

――アタシに子守寄越さないで頂戴。何度も言わせないで、他に適役なんて幾らでも居るじゃない。モルドルかギャルソンにでもやらせなさいよ!(例によって例の如く、ぎゃんぎゃんと喧しい抗議の声が館の廊下に木霊する。真昼間からこの不機嫌さを生み出したのはマダム・ノワールからの託けを預かってやって来た、ギャルソンの使いだった。小さなメッセージカードに流れる様な筆跡、彼女の寄越した物に間違いない。"あの子がこれから独りでおやつの時間よ。行ってあげなさい"――全く、あの女が此の館の所有者で無ければ今頃…等と物騒な考えのちらつく脳内にぽこぽこと泡の様に次々浮かび上がって来る苛立ちを抱え、せめてもの八つ当たりに勢い良く振った尾の先でギャルソンの使いを掻き消した。散々文句を垂れても結局マダム・ノワールの命令には逆らえない、其れが此の館における暗黙の了解である。嫌々、渋々、端正な顔にそんな心情を此れでもかと滲ませながら"おやつの時間"が始まると言う談話室を訪ねれば「死にたがり!居るの?居ないの?」と、相も変わらずの刺々しさで呼び掛け)



(/では、のんびりと会話を楽しめる様に日常の一コマとして交流文を書かせて頂きました。導入ですので状況説明を含めて描写が長くなりましたが、会話をメインとする為に適宜省略して頂いて結構ですので背後様のやり易い様にお相手頂けますと幸いです。レスに関しましても、どうかご無理のない範囲で、のんびりとお楽しみ下さいませ。それでは、宜しくお願い致します。/蹴り推奨)


  • No.13 by 死にたがり  2019-05-03 18:13:42 

名前/黒川 光(クロカワ ヒカリ)
性別/ 女
年齢/ 24
性格/控えめで真面目な性格。人に優しく、良い子でいようとの思いに囚われがち。自分への自信が薄く、何かあるたびに良し悪しに関わらず、染みついた癖のように謝ってしまう。それ故に面倒事を押しつけられては、断る事が出来ず我慢しては無理をする傾向にある。ほっと安心出来るのは愛犬と過ごす一時のみ。しかし愛犬の死後は情緒が不安定になり、些細な事で思い出が過っては涙を流し悲しみ、どうにも出来ない怒りを露わにしてしまい、思いが暴走し今に至る。どちらかと言えばネガティブ。
容姿/やや手入れの怠られたパサついた黒髪。前髪は目元を軽く覆う程あり、肩甲骨まで伸びた後ろ髪は飾り気の無い黒ゴムにて首元で一つに纏められている。肌は程々に焼けた色味ではあるが、少し乾燥気味。やや睫毛の長い黒の垂れ目がちな瞳。薄い唇と低い鼻。化粧は薄くナチュラル寄り。身長は170あるものの、猫背の為意外に思われる事も。中肉中背な体格。服装は白のブラウスに黒地のロング丈のジャケットに同色のストレートパンツのスーツ姿。黒のヒールの低いパンプス。ジャケットの裏ポケットには、お守り代わりに愛犬の写真を忍ばせている。 私服は落ち着いた色合いのシンプルな物や、愛犬と遊ぶ事を考え動きやすい服装を好んでいる。

備考/自ら死を望む引き金となった理由は、散歩中青信号を無視した車によってもたらされた愛犬の死が切っ掛け。早くに両親を亡くし、兄弟も居らず一人きりとなってからは祖父母の援助を受けつつ高校を卒業、大学へは進学せず中小企業の事務仕事に就職。特別趣味も無く、家と職場を往復する一人暮らしをするなかでペットショップにて見つけた黒柴に一目ぼれをし、小太郎と名づけ飼う事に。それからの生活は、休日は外に出るようになり、仕事の調子も少し上がり、また小太郎を通じて人との交流も増えていくように変化していった。祖父母が亡くなってしまう出来事も経験するがその時は愛犬に慰められ耐えられたが、もう傍で寄り添ってくれた存在の居ない現実は胸に大きな穴を開け、傷は癒えぬまま後を追う事を決意してしまう。

ロルテ/
(仏壇に飾られた両親と祖父母、そして愛犬の写真を見てぼんやりと視界が霞む。愛する家族の死はこれが初めてでは無い。だがその時はおばあちゃんやおじいちゃんが一緒に泣いてくれた、小太郎が傍で寄り添い、一人では無いと教えてくれた。だが今は、誰も居ない。必要最低限の家具しか置かれていない殺風景な部屋の中には、ついこの前まで公園で遊ぶのに使ったボールやフリスビーが色鮮やかな輝きを放っている。だがそれ等を使う日はもう二度と来ない。内に渦巻く様々な感情を抑えるように瞳を閉じては一筋の涙が零れ落ちる。暗い視界でも、鮮明にあの子の姿を、元気の良い鳴き声を思い出せてしまう。真面目に生き、嫌な事も辛い事も耐え、真っ当な人生を送ってきたはずなのに何故こんな仕打ちを自分は受けなければならないのだろうか。答えの出ない自問自答に、もう疲れてしまった。「小太郎、痛かったよね、辛かったよね。ごめんね、こんな飼い主で。一人ぼっちで空の上なんて寂しいよね。……今会いに行くよ。」愛犬へと向けた言葉は、自分が今感じている思いでもあり。ジャケットのポケットからライターを取り出しては、近くに畳んでいた布団へと火を付ける。燃え上がる炎はやがて部屋全体に行き渡り、自分を、これまで過ごしてきた思い出を焼き上げ、天国にいる家族のもとへと届けてくれると信じて)

(/初めまして、まだまだロルは勉強中の身ではありますが、死を題材とされたほの暗く素敵な世界観と魅力的な個性溢れる同居人様方との日常に魅かれ、登録にて参加希望を出させていただきます。相性等問題無いようでしたら、指名はどなたも気になってしまい選べず申し訳ないのですが、主様に選んでもらう事は可能であればお願いしたいと考えております。お時間がありましたら、ご検討の程宜しくお願いいたします。)

  • No.14 by xxx/ギャルソン  2019-05-03 18:59:00 




>黒川光背後様

(/初めまして。此の度は当トピックに足をお運び頂き、こうしてご参加を希望して頂けました事を心から嬉しく思っております。有難う御座いました。かけがえのない大切な存在を失い、打ちひしがれて館へ招かれた光さんと此れから紡いでゆく物語を楽しみに、館の住人一同心を込めてお迎え致します。何卒、宜しくお願い申し上げます。指名に関してですが、私に一任頂けるとの事でしたので今回は館の案内に適したギャルソンにてお迎えに上がらせて頂ければと思います。それでは、私は此れにて失礼致します。何かご不明な点等御座いましたら、いつでもお気軽にお声掛け下さいませ。/蹴り推奨)



此れは此れは――ようこそ、死にたがり様。
貴女様とお会い出来る日を、館の住人一同首を長くしてお待ち申し上げておりました。
僭越ながら、私めが初回のお相手を務めさせて頂きます。

先ずは、貴女様と私めの出会いの場面から…
心を込めて、我々の館をご案内致しましょう。どうか、途中で私を見失ってしまう事の無きよう――


死にたがり様がご到着なさった!急ぎ、お部屋の準備を――くれぐれも双子を余所へやっておくように、今夜はお部屋に近付けてはなりません。ああ、それから…アンヴィジブルにマドレーヌでも焼いておくように伝えておきなさい。さあ急いで。(早歩きと小走りの間、忙しない足音が静まり返った館の廊下に木霊する。ぴんと背筋を伸ばし、真っ直ぐに前方を見据えたまま歩く最中に飛ばす指示は一体誰へ、或いは"何"に向けたものなのか。自らの後方へすっと伸びる黒い影の中から、何やら四方八方へ飛び交ってゆく様に見えた黒い塊を振り返る事なく、勢い良く目の前の扉を開け放つ。広い吹き抜けの玄関ホール、期待と喜びに爛々と輝く瞳を向けた先には――居た、まさに今この瞬間、燃え盛る部屋から突如として此の屋敷へ送り出されたばかりの彼女が。突然の不可解な出来事に佇む彼女の傍へ近付き、恭しい一礼の後にすっと息を吸い込んで「ようこそいらっしゃいました――貴女様のご到着を、心よりお待ち申し上げておりました。」と、歓喜の色をありありと滲ませた声に乗せて歓迎の挨拶を贈り)


  • No.15 by 夏目 央  2019-05-03 19:26:13 



>ヴィペール

( まさかマダムが己の"一人おやつタイム"を彼に知らせているなんて思いもしない。普段の動きやすさ重視のシンプルでお洒落っ気無い服ではなく黒のワンピースに白いフリル調の薄手のカーディガンを羽織った姿で一番奥のテーブル席に一人腰掛け、真っ白の粉砂糖がたっぷりとかかった焼きたてマドレーヌを頬張って。まさにその時と言えよう、勢い良く扉が開けばビクリと両肩は跳ね上がり反射的に顔は其方へと向き。果たしてそこに居たのは何やら機嫌の悪そうな相手。まさか理由が己の子守りをまかされたからだなんて__その原因を勿論知るよしもなければ口内にある菓子をモグモグと咀嚼し飲み込んだ後に刺々しい呼び掛けに対して「どうしたのヴィペール、」なんてあくまでも呑気な返事をして )



  • No.16 by 黒川 光  2019-05-03 20:01:13 

>ギャルソン

(熱い。苦しい。息が出来ない。部屋中を炎が踊り、煙が肺を蝕み呼吸する事さえままならない。だがそれでも、命を代償にまたあの子に会えるなら安いものだった。それにこの痛みももうすぐ終わる。頬を濡らす涙さえ蒸発し床に伏せ苦しみに喘ぎながら自分は死を迎える──はずだったのに。どうした事だろうか。何が、起きているのだろうか。床から立ち上がり辺りを見渡す。頬を、肌を撫でる空気は先程まで確かに感じていた熱さとは程遠い冷たさ。視界に映るのは、映画でしか見た事の無い、薄暗い室内に綺麗に磨かれた床が光る広い吹き抜けの、見事な玄関ホール。赤い絨毯に天井から吊るされているのはクリスタルのシャンデリア。およそ日本ではお目にかかれない光景が広がっている。状況を把握出来ないまま、混乱する頭をさらに掻き回すように、前方に見える扉が大きな音を立て開かれ黒い影が現れる。自分よりも一回り下に見える少年の見事な一礼に瞠目し、嬉々として紡がれた言葉の不可解さに怯えるように一歩、二歩と後ずさり「えっ……お待ちして、って……あの、どちら様でしょうか。此処は何処なんですか?貴方とは初対面のはずですが……それに、私は……」うまく言葉が纏まらず、次から次に沸く疑問に困惑の色を滲ませる。自分は死んだはずだ、そのはずなのに、この状況は一体……そう思考し、自分でも馬鹿らしいとは思うが僅かな可能性が頭に浮上する。「もしかして私、天国に行けずに……地獄に、来ちゃったんですか?」普通ならあり得ない、子供でもしないような荒唐無稽な質問を目の前の相手に投げ掛けてしまうくらい、今の状況は意味が分からないのだ。そして一般的に自殺は悪とされていれば自分の願いは届かず、地の底へ落ち、薄笑いを浮かべた少年は死神と言われても、罪人が歓迎されるのも納得が行く。そんな考えに至っては相手から瞳を反らし、その場で俯くように視線を床へと落とし)

(/蹴り推奨とありますが、お返事してしまう事をお許し下さい。此方こそ素敵な案内人様に先導され、物語の幕を始められた事を嬉しく思い、感謝の気持ちで一杯です。これから先どんな展開になるのか、どんな終わりを迎えるのか。期待に胸が膨らみます。お互いが楽しめるロルを回せるよう努力致しますので、改めてどうか宜しくお願い致します。では失礼致しました。/蹴り推奨)

  • No.17 by ヴィペール  2019-05-03 21:12:48 




>15 夏目央

白々しい顔しないで頂戴、見当くらいつくでしょう?でなきゃつくづく勘の悪い小娘ね――子守よ子守。アンタが此処で独りぼっちだから構ってやれって、ご丁寧に面倒事寄越してくれた女が居るの。誰とは言わないけど。(彼女が向かうテーブルの上には見慣れたバスケット、部屋に立ち込める甘く香ばしいバターの匂いに眉間に刻む皺を一層深めながら茨の如く刺々しい言葉を浴びせに掛かる。無論、ただ此の部屋に案内されてのんびりと焼き菓子の味に舌鼓を打っているだけの彼女に罪は無い。しゅっ、と半ば威嚇にも似た音を立てつつ長い舌をちらつかせ、家具と家具の隙間を縫う様にして室内へ進むとバスケットの中からマドレーヌをひとつ摘まみ上げる。こんがりと焼けた表面、指に伝わる程良い柔らかさが絶妙な塩梅で焼き上げられている事を伝えるそれ――には全く魅力を感じられず、雑にバスケットの中へ放り込むなり気怠そうに髪を掻き上げて)


  • No.18 by ギャルソン  2019-05-03 21:13:05 





>16 黒川光

今、貴女様が抱く感情に何一つ間違いはありません。ええ、決して、間違いなどではありませんとも。初めは何方様も同じ様な顔をされるのです――ともあれ、先ずは私めに貴女様を歓迎する許可をお与え下さい。(驚嘆、困惑、落胆…今まさに彼女の中を渦巻く感情の全ては、彼女の見せる挙動のひとつひとつから面白い程簡単に窺い知ることが出来た。其処に新鮮さは無く、寧ろ極めて普通――此れまでに数え切れぬ程の死にたがり達を迎え、見送って来た己にとっては寧ろ見慣れたものですらある。彼女が後退した分だけ一歩、また一歩と距離を詰めながら深淵の如き輝きの無い漆黒の瞳をぎょろりと見開き、俯き加減の姿を尚もじっと見詰めると「申し遅れました、私ギャルソンと申します。此の館へ招かれた死にたがり様…つまり貴女様の為の案内人で御座います。以後お見知り置きを。」と簡単な挨拶を済ませた。これから説明しなければならない事は山ほどある。久しく迎えた新たな死にたがりを目の前にして、得意の案内説明それら諸々を担うとあっては気合も入るというもの。伸ばした背筋を一層真っ直ぐに整えながら薄っすらと微笑むと「さて…それでは、貴女様の疑問にひとつずつ順番にお答え致しましょう。結論から申し上げまして、此処は天国でなければ地獄でもない、"死にたがり"だけが招かれるマダム・ノワールの館。加えて言うならば、未だ死人でもない。死の直前、"あちらの世界"から弾き出され、此の館へ招かれた…そう、貴女様は選ばれたのです。選ばれた死にたがりである貴女様は、今此の瞬間から、此の館で我々と共に暮らして頂きます。」、瞬き一つせず、殆ど捲し立てる様な勢いで一息に言い切り)


  • No.19 by 夏目 央  2019-05-03 22:02:26 



>ヴィペール

__そっか、マダムが。今度お礼しなきゃ。
( 選ぶ言葉にも纏う空気にもその全てに隠す事のない苛立ちが見て取れるものだから紡いだ言葉は恐らく間違いであろう。されど後悔は無い。バターの濃厚な香りと旨味に包まれたマドレーヌは確かに美味しくて幸せな気持ちになるが誰かと一緒に_それが相手となると喜びもまた別なのだ。それをきちんと認められる程には長い時間を此処で過ごした。摘み上げたマドレーヌを再びバスケットの中へ乱暴に放り込むその様子に苦笑いを浮かべる。もう一口を小さく齧りそれを喉の奥に流し込んでから近くにある不満タラタラな表情を伺い見て「来てくれてありがとうヴィペール」とあくまでも素直なお礼を紡ごうか。それにしてもタイミングが良い。いつもいつも相手の前に居る自分はお洒落とは程遠い格好をしているが今日はまだ頑張っている方。「…今日ね、久しぶりにワンピース着てみたんだ」暗にこのまま話し相手になって欲しいと言う願望を乗せて言葉を送りつつ視線を先に自身の黒いワンピースへ、それから再びゆっくりと真っ直ぐに相手に向けて )




  • No.20 by ヴィペール  2019-05-03 23:44:49 



>19 夏目央

お礼は良いからさっさとアタシを解放しな、子守が終わるまでアタシの自由は無いの。(此の館の中にマダム・ノワールの目が行き届かぬ場所など存在しない。そしてそれは正直な所、この館随一の天邪鬼の座を欲しいままにする己にとって好都合な事実であった。どんなに悪態をついても結局こうして世話を焼く、己を此の部屋へ寄越した彼女はきっと其れを誰よりもよく知っているのだ――尤も、当の本人が其れを素直に認める筈はない。徹底して高飛車な態度を崩さぬままマドレーヌを口へ運ぶ彼女の様子を冷ややかに眺め、部屋の隅に控えていたギャルソンの影を呼び付けたかと思えば適当に摘まめる果物でも持って来いと吐き捨てる始末。そんな不機嫌の絶頂でも控えめな彼女の声を聞き取った耳はぴくりと反応し、言われるまで然程気にも留めていなかった服装に注目する。己の好む分かり易い美しさや派手さとはかけ離れているものの、平素と比べ幾らか飾り気の感じられるワンピースにふん、と小馬鹿にした様な笑いを零す一方でしゅるりと双眸を細めると「いつもの"布"より多少見てられるって程度よ。いい加減此処にも慣れたでしょう、もっとマシな服探して来なさいよ。」と尾の先で彼女の着ている服をするりと撫で)


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