xxx 2019-05-03 12:15:15 |
通報 |
>18 ギャルソン
(静寂に包まれていた玄関ホールに響く相手の言葉を必死に、混乱する頭の中で理解するべく静かに、耳を傾ける。何方様もとは、どういう事だろうか。戸惑う自分とは反対に、そんな反応は慣れているとばかりに対応の変わらない、落ち着いた丁寧な態度は何故?コツン、コツン、と自分を追うように距離を縮める革靴の音。そろりの様子を伺うように顔を持ち上げては交差する、深く底の見えない暗闇のような瞳。そこに込められた感情が読み取れないのも合わさり、何処か不気味に感じてしまえば小さく息を呑み、再び顔を反らし。だがそれも"死にたがり"との、心臓を掴まれるような、まさしくその通りな図星を付かれては瞳を大きく開き反応を示し「私が死に、たがり……っ、どうしてそれを……」と驚きを露にし。それから名乗られたのに自分がしていない事に気付いては「ギャルソン、さん。私は黒川光……です」ウェイターを示すそれは本当に名前なのかと疑問に感じつつ、ぼそぼそと控えめな声音にて自分の名を告げ。「……天国でも地獄でも無い、マダム・ノワールの館?選ばれた、死にたがり?この館で暮らす……私、あの、そんな事望んでいないです。あの子の居ない生活なんて……耐えられない。楽に、なりたいんです。お願いです、帰して下さい」一気に告げられていく淀みの無い疑問への、冗談では無い回答。それ等をゆっくり噛み砕いて咀嚼するように言葉をそっくり繰り返し。神様の気紛れなのか、自分はまだ**ず、あの世とこの世の狭間に居るという事だろうかと何となく理解する。と同時に、苦しみはまだ続くという事も。右手を胸元に当て拳を作っては、微笑みを浮かべる相手の顔へおそるおそる視線を向け、現実へと再び戻りたい、今度こそ終わりを迎えたいのだと、懇願するように訴える言葉を紡ぎ)
(/お返事すぐに返せず申し訳ありません。主様の言葉の言い回しやロル、とても勉強になり、また世界観や実際に交流させて頂いたギャルソンさんもとても魅力的です。置きレス気味になってしまうかもしれませんが、相性に問題が無さそうであれば今後も宜しくお願い出来ればと思います。では失礼致しました/蹴り推奨)
トピック検索 |