匿名さん 2019-03-25 18:52:46 ID:1fcb0f561 |
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...そ、そう...
...うぅ...
(そんな表情を見ると、ますます恥ずかしく感じて...ほたるさんが毎回私の顔を見てるんじゃないかと思うと、また恥ずかしさが数倍にましてすこし俯き)
...私が許すからいい子、すこし小悪魔なほうが神様も好き...だと思うし
(適当に思ったことを話ながら、ほたるさんが祈ったところを見ると目をつむり、何気なく自分のバッグの中に手を入れ、いれてある聖書にふれてじっと目をつむり)
え~
そんな適当なものなの、カミサマって?!
(彼女の言葉がツボにはまって、口許に手をあててケラケラ大笑いして)
もぉ
ホント、華奈萌ちゃんったら、おもしろいんだから
でも、あたしたち、ホントに一生懸命お祈りしたから
きっと少しくらい悪い子でもカミサマは許してくれるよね
……カバンの中になにか入っているの?
(彼女がバッグに手を入れたのを目ざとく見つけて、不思議そうにたずねて)
(/ほたる、でいいですよ!)
...そうそう、カミサマなんてにっこり笑ってお祈りしたらそれで叶えてくれるよ...たぶん
(笑ってくれたのが嬉しかったのか、照れ隠しも含めて微笑み)
...そうだね、お祈りが効いてればいいけど...
...どうやって叶えてくれるのか、皆目検討もつかないけどね
...あ、え...っと...なん、だろ...
...あ、そうだ...これ、すこしは効果あるかなーって...
(そういって、焦ってがさごそとバックの中に入れてた結構前から持っていたお守りを取り出し)
(/ほたるさんってよく呼び間違えてしまうのです...すみません、一応ほたるって呼ぶと心がけますね...!)
もぉ、華奈萌ちゃんったら
ホントにテキトーなんだから~
(呆れたように苦笑して)
あたしは華奈萌ちゃんも同じ気持ちだって分かっただけで十分だよ
もちろんキセキが起きれば嬉しいけれど
起きなくても大丈夫
クラスは離れても華奈萌ちゃんを近くに感じれるから
(上履きにはき替えて、カバンを後ろ手に持って華奈萌ちゃんの顔を覗き込むようにニッコリ笑って)
…お守り?
(不審げな顔で彼女が取り出したお守りをじーっと見て)
(/さん付けだと少し他人行儀な感じだから
そんなには気にしなくても大丈夫ですよ!)
………ふふふっ
(その表情がとても好きなのか、ゆっくりと微笑)
……そっか、そうだよね……
…私も一緒……毎日一緒に登校できるだけでも、全然…嬉しい。
……っっ…そんなに、見ないで…
(それを聞いただけで安心したようで、起きても起きなくても嫌われることはない……それだけで、とてもうれしく、覗き込まれるとどうしても恥ずかしく感じ)
……うん、お守り。
(嘘をごまかすように、にっこりと微笑)
……学業成就、って書いてますけど?
このお守り
(華奈萌ちゃんの顔をじとーっと見ながらお守りを指先でツンツンつついて)
ま、どんなカミサマが助けてくれるか分かんないもんね
さ、教室に行こ
(そんなに気にしたふうもなく、くすっと笑うと教室に行こうと誘って)
...ほ、ほら、ほたるがいないと学業がままらないから...ね?
(多少冷や汗をかきながらも、微笑み(よりも今となっては苦笑のほうが近い)はやめずに)
...だね、行こ。
(やはり眠たげなようすで、教室の方についていき)
ダメだよ、華奈萌ちゃん?
あたしがいなくてもちゃんと勉強しないと
(頬をふくらませて、指先をひらひら振りながら注意して
華奈萌ちゃんについて教室に入ろうとして、ハッと気づいて)
テヘヘ
あたしは隣だったね
じゃ、またあとでね
(一瞬表情が崩れそうになり、無理やりに笑顔を作ると軽く手を振りながら顔を見られないように隣の教室に駆け込んで)
...善処はする。
(曖昧な言葉で苦笑いしながら返しながら
後ろからついてくるほたるがいつも通りで、こっちに入ろうとしていることに
何も感じなかったのか、ほたるが隣だって言っても数秒間気づかず、
すこしぽかーんとした後に気づき、ほたるが入っていったあとにはっとした表情で)
...そっか、そうだね。
...うん、また後で。
(駆け込んでいなくなったところに、ぼそっと声をかけてとても寂しそうに教室に入っていき)
(始業ベルが鳴ると席に着き
少し赤くなった目を人に見られたくなくて、俯きかげんに授業が始まるのを待って
すると教室に担任の先生と学年主任の先生と二人入ってきて、少し教室がざわつく中)
大宮、ちょっと
他の者は静かに自習しておくこと
(まさか自分の名前が呼ばれるとは夢にも思っておらず
びくっ、と驚きながらクラスメイトの好奇心の視線の中、二人の先生と別教室に移動して
その教室には華奈萌ちゃんのクラスの担任ともう一人女子生徒がいて)
二人に謝罪することがある
(学年主任の先生が口を開き、3人の教師が二人に頭を下げて
その説明によると……
クラス分けは成績や進路希望によって分けられるのだけど、今回単純な名前の入力ミスで二人のクラスが入れ替わっていたらしい
ちなみにもう一人の生徒は"近江蛍"さんだった
どうやら近江さんは成績が学年でもトップクラスで進学クラスを希望していたのに違うクラスになって不信と不満を持っていたらしく先生に訴えて調べてもらったところ、ミスが発覚したらしい)
大宮
おまえさえよければ、できればクラスを替わってもらいたいんだが……
───
あ~
クラス編成にミスがあったのでB組の大宮とC組の近江がクラスを替わることになった
大宮は近江の席……
鷹牧の隣だな、座るように
(クラス替えを告げられた瞬間から、ずっと狐につままれたように呆然とした表情で
そのままの顔で華奈萌ちゃんの隣の席に座って
チラッと彼女の顔を見て)
(/勝手に事情を作ってしまいましたが大丈夫でしょうか?)
変えてください。お願いします。最初で最後かもしれない、私から神様への一生のお願いです。
(目をつむり、小声でボソボソと呟くように祈っているその手には、ぎゅっと聖書を手で包むように持っていてただただ祈り続けるのみで)
(始業のベルがなっても関係なしに、祈り続け、祈り、心から祈り続けて...)
「あ~
クラス編成にミスがあったのでB組の大宮とC組の近江がクラスを替わることになった
大宮は近江の席……
鷹牧の隣だな、座るように」
(違うクラスだったほたるさんが、今、私の席の隣に座ろうとしている。
一生恨んでいるカミサマが、私に大きな喜びを運んでくれた。
遊び、惑わせ、狂わせ...カミサマがもしいるのなら。それは、わたしを不幸にしてあそんでいるのだとおもっていた。
でも、私が一生懸命祈ったソレを、カミサマは叶えてくれた。
いつもの無愛想なところを完全に捨て満面の笑みをほたるさんに向けて、自然と涙がぽろぽろと頬を伝って流れ落ちていき)
(/いえいえ!! 本当にいい事情を作っていただいてありがとうございます...!!! 結構悩んでいたので、本当に考えてたとおりだったのでありがとうございます...!!)
(チラッと華奈萌ちゃんの顔を見たとき、ふだんはだいたい眠そうな顔をしているのが常の彼女の目から涙が溢れ笑顔に満ちているのを見て、こちらも正気に戻って
途端に直感的に、このままこの場にいれば自分もこらえきれずに声をあげて泣いてしまうと感じて)
はい、先生!
かな……鷹牧さんが気分が悪いそうなので保健室に行ってきます
華奈萌ちゃん……
(手を挙げてそう言うと、先生の許可も聞かずに彼女の手を引いて教室を出て
顔を伏せたまま静かな廊下をあてもなく歩き、その足はいつしか昨日華奈萌ちゃんとクラスが別れたことが分かった直後、自分が泣き崩れた場所へと向かって)
(/同意してくれてありがとうございます!)
...っ、ぅっ...あ、は...っ
(顔を下げて、ほかのひとから表情がみえないように、手を引かれると多少ふらふらとしながらも連れていかれ)
(どこにいってるのか検討もつかなかったけれど、ほたるとこうしていられることだけがとにかく幸せなようで)
(無言で華奈萌ちゃんの手を引いて、昨日の校舎裏までやって来ると、くるっと振り返りまっすぐに彼女の顔を見て)
……華奈萌ちゃんが願い事、叶えてくれたんだよね?
(今にも涙腺が溢れそうな潤んだ目で見つめて、彼女が首を縦には振らないことを知っていながら
それでもたずねずにはいられなくて)
(幸せなこの瞬間が永遠に続く...なんてことはなく、はっきりと聞かれるとそれは誤魔化すしかないようで)
......ち、ちがう...ほんとうに、奇跡が起きただけなんだよ...
......奇跡を起こしたのは、ほたるだから...ね...?
(そんな目で見られたら、頭がおかしくなりそうで
否定をしないと、全部が終わると思っているかなめはどんなに聞かれても答えない、そう決意をしている
のだが、どうしても、感情を押さえることが出来ずにすこし不安そうな表情を見せて)
あたしじゃないよ…
ふたりで、叶えたんだよね?
(近づいて、華奈萌ちゃんの体をふわっと抱きしめてそっと背中を撫でて)
よかった……
(目から大粒の涙が一粒、ふた粒溢れだして)
……う、ぁ…
………そう…二人、で…
…一緒に、頑張って祈って…かなえた…
(抱きしめられると恥ずかしいの感情よりも、好きという感情があふれ出して
思わずぎゅぅっと強く抱きしめて)
……うん……よかった…
(悲しいわけじゃない、それどころか嬉しい……でも、それなのに
なにか、切なさが心を支配してしまって落ち着かない表情で涙をぽろぽろと落とし)
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