匿名さん 2019-03-25 18:52:46 ID:1fcb0f561 |
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そうだね
子どもの頃からあたしは泣き虫で
その度、華奈萌ちゃんに慰めてもらってたね
進歩ないなぁ、あたし
(昔のことを少し思い出して、ぼろぼろの顔で少し笑って)
か、華奈萌ちゃん
そんなに好きって言われると
……恥ずかしい
(赤い顔で俯いて)
でも、すごく嬉しい
(少し顔を上げてにっこり笑って)
奇跡は分からないけれど…
こうやって華奈萌ちゃんが傍に居てくれるならあたしは大丈夫
(頭を撫でる手に彼女の変わらない優しさを感じて
これ以上、彼女に心配をかけてはダメだと思い
笑顔でもう大丈夫なことを伝えて)
(/遅くなりました、ごめんなさい)
...ふふっ...ちょっと、懐かしいかも。
(あの頃はまだ幸せだった
なんて言葉は口に出る前に消えてしまい)
...恥ずかしい?
恥ずかしいことなんてなにも言ってないけど...
(その数時間後、思い出した瞬間に顔を真っ赤にして完全硬直したのは別の話だったり)
...そっか、わかった....
私はいつでも、そばにいる...ね。
(撫でる手は昔と変わらず自然に動く手で、
意識しないため変わってないことに気づかないようで
笑顔を見せられるとそのときは安心したようで)
...いこ、始まるよ?
(そういってゆっくりと立ち上がれるように手を出して手伝い)
華奈萌ちゃんは恥ずかしくなくても、あたしは恥ずかしいの
もぉ~
(彼女の鈍感な反応に少し不満げに頬を膨らませて)
うん…
始業式、もう始まっちゃってるね
大目玉だね
(差し出された手をきゅっと握って立ち上がって
涙が乾いた顔に笑顔を浮かべて)
ゴメンね
巻き添えにしちゃって…
...そっか、よくわかんないけど...ごめん
(頬を膨らませるのをみるとちょっと申し訳ないと思う気持ちと同時に、無意識にとても可愛らしいと想ったりしてしまい)
そうだね...
...あはは、もう、何なら今日はサボっちゃう?
(なんて、笑顔を見れると冗談めかして微笑んで)
お互い様、だよ。私もそっちをよく巻き込んだりしてたし。
もう知らないっ
(わざと突き放すようにぷい、と後ろを向いて)
さ、サボるなんてダメだよー
華奈萌ちゃんのクラスの先生にはあたしが悪いことを伝えるから
いっしょに戻ろ
(冗談を真に受けて慌てて、早く始業式に戻ろうと言って彼女の手を引いて)
…そっか、ありがと
(彼女の言葉に温もりを感じて、微笑みお礼を言って)
...ほんとにごめんって...ね...?
(苦笑いしながら、そっと後ろから頭をなでながら声をかけて)
...ふふっ、冗談だって......ほたるは真面目だね
時間気にしてなかった私も私だし、謝るぐらいなら一緒にする...
...一緒に...戻ろう。
(「一緒に」戻れることが、とても満足そうに笑って)
しかたない、許す!
(くるっと振り返って、にっこり微笑んで)
もぉ~
とにかく早く行こっ
(手を繋いで足早に始業式が行われている体育館に向かって)
(体育館の入り口で先生に見つかり
後でお説教と言われ、悪目立ちしながらそれぞれのクラスの列に並んで
始業式とホームルームが終わってから担任の先生に通り一遍のお叱りを受けると急いで華奈萌のクラスに向かって)
(/レス遅れてゴメンなさいっ)
……ん、ありがと
(その微笑みにやっぱり笑ってるところが一番、なんて思いながら)
ん、そうだね…
(手を繋がれると、少し前とは違う感情で、無意識に少し顔を赤くして)
(軽く平謝りして、違う列でもほたるをついつい見てしまったりしながら
始業式、ホームルーム終わりの授業の態度とかのせいもあり、初っ端から結構怒られているところで
少し教室の前でほたるさんを待たせることになってしまい)
(/大丈夫ですよー、無理しない程度に…!)
(華奈萌ちゃんの教室に着くとまだ戸が閉まっていて
窓際に背もたれして待っているとほどなく先生が出てきて、知っている先生だったのでペコリと挨拶をしてそれから教室に入り)
……華奈萌ちゃん
大丈夫?
(ドアから身を半分ほど出して、彼女の安否を確認して)
(/ありがとうございます!)
(怒られていても、それよりもやるべきことができるかを考え続けていて)
...ん、あ...ほたる
うん、大丈夫大丈夫...そんなに怒られなかったし。
(華奈萌は、隣のクラスに...違うクラスに、しっかりとそこにいた。)
そ、そう?
それならよかったけれど
(教室に入り、彼女の前の席のイスを借りて腰を下ろして)
はぁ……
新しいクラス、だいたい知ってる子だったけど
あたし、友だちいないからなぁ
(大きなため息をついてうなだれて)
華奈萌ちゃんのクラスはどう?
...ん
(前の席に座るのを見ると「やっぱりこっちがいい」なんて思ったりして)
...私は、なんか...あんまり他の人の顔とか見ないし...
知ってるような知らないような人ばかり...かな
...そっちのクラスに行けたら、いいな
(ぼそっと、何気なく呟き)
(華奈萌ちゃんがこっちを見ているのに気づくと、ちょっとドギマギして)
あ、あたしの顔、なんか着いてる?
(自分の頬っぺたをぺたぺた触ってみて)
華奈萌ちゃんも友だちいないよねぇ
なんで、あたしたち離されるかなぁ
(苦笑いを浮かべながらもう一度、はぁ~、とため息をついて
おいでおいで~、と手招きをして)
...ついてる、わけじゃないんだけど...
(なんと言えばいいかわからず、少しアワアワしてしまい)
(素直になにかついてるのかと考えてるところがとても愛らしいと思って)
...離れちゃいけない二人なのにね
...ほたるがいないならなにしでかすかわからないよ、私
(冗談をいうように言って、ほぼ同時にため息をついて...)
...そういえば、このあとどうだっけ、放課? 普通に授業、あるっけ...?
(先生の話とか全然聞いていないのかいまさっききいたであろうことを聞き返し)
……だけど?
(なぜか慌てている様子の彼女の顔を不思議そうにきょとんと見つめて)
ちょっと?!
発言が不穏だよ、華奈萌ちゃん!
(ぎょっとして彼女の発言をたしなめて)
でも……
それはあたしも同じだよ
なんか、今年一年やる気なくなっちゃったな
進路も決めなきゃなのに
どうしよう
(彼女の机にぐでーっと突っ伏して
ふたりしてため息ばかりついて)
へ?
始業式のあとに授業があるわけないじゃん?
華奈萌ちゃんって時々ピントのずれたこと言うよね
(くすくすとおかしそうに笑って)
...気にしないで。
(キョトンとした様子で見られると無意識に目をそらしてしまい)
......大丈夫、ほたるのためなら...奇跡を起こすぐらい、できるからね
(穏やかに...でも、どこか自分にたいして冷たく、悲しそうに微笑み)
...授業とかいかに気にしてないかわかるよね...
...帰る?
(おかしそうに笑われると自分もつられて笑ってしまい)
気になるよぉっ
(視線の先を追って華奈萌ちゃんの顔を見つめて)
奇跡って……
さっきも少し気になったんだけど
華奈萌ちゃん、なにか当てがあるの?
(心配そうに、彼女の目をじっと見つめて)
もし……
あたしのために、なにか無茶を考えているのならそんなことはやめてほしい
あたしは華奈萌ちゃんが無理をするようなことは望んではいない!
(彼女の両手を、両の手のひらできゅっと包んで)
………
(困ったら黙っちゃうのはいつものことで)
……大丈夫大丈夫、そんなに無理なことじゃないよ?
…むしろ、一緒にいれない方が無理で、無茶なことだと思うし
(優しいな、と微笑んで)
……それって
あたしには手伝えないこと?
華奈萌ちゃん、ひとりじゃないとできないことなの?
肝心なことは、いつもあたしには教えてくれないの?
(彼女の微笑みに、かえって感情が乱れて
彼女の手を握ったまま迫って)
...あはは、私が奇跡を起こす訳じゃないんだよ
...祈ってて、奇跡は起こるって...
私も全力で祈るから...カミサマに、お願いしたら、起こしてくれるって信じてるだけ
(その様子にすこし気圧されるが、表情がすこし強張るだけで微笑みは変えずに)
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