(無言で華奈萌ちゃんの手を引いて、昨日の校舎裏までやって来ると、くるっと振り返りまっすぐに彼女の顔を見て) ……華奈萌ちゃんが願い事、叶えてくれたんだよね? (今にも涙腺が溢れそうな潤んだ目で見つめて、彼女が首を縦には振らないことを知っていながら それでもたずねずにはいられなくて)