匿名さん 2019-03-25 18:52:46 ID:1fcb0f561 |
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...っっ...
(抱き止められると突然変な感覚に襲われて、
顔を真っ赤に染めて目をそらしてしまい)
...そう、しよう...かな...
...手伝って、くれる...?
(ほたるの顔を見ることが出来ずに俯いたまま頼み)
もちろん
それにしても、ホントに熱があるんじゃないの?
顔が赤いよ?
(華奈萌ちゃんの顔を覗きこむと、おでことおでこをくっつけて熱を計って)
……熱はない、かな?
……あり、がと
熱は……どうだろ……
…っっ!?
(おでこをくっつけられるとすごく近くにほたるの顔があって
顔をさらに真っ赤にしてしまうが熱はなさそうで)
……ない、よね……うん……
(一度も強く意識したことがない感覚に襲われて
今は目だけでも逸らして落ち着かせようとしている様子を見せ)
熱がないならよかったよ
じゃ、保健室に行こう
(彼女の心の動揺に気づくこともなく
顔を離すと立ち上がり、華奈萌ちゃんに手を差し出して)
………ぅ、うん……
……うん、うん。
(ゆっくり深呼吸して、ただの勘違いと自分に思い込ませ
ほたるさんに体を寄らせて何とかそのまま一緒に保健室に向かおうとして)
(保健室に着くと先生に声をかけて華奈萌ちゃんをベッドに寝かせて)
2時間目の休み時間に迎えに来るよ
それまでゆっくりお休み
(シーツをかけて、そっと髪を撫でてやり)
(/遅くなりました
ゴメンなさい)
(朦朧としている意識を落ち着かせながらベッドに横たわり)
……ぅ、ん……
あり、がと……
(ほたるがいる安心感もあいまってすぐに寝息を立て始めて)
(/大丈夫ですよー!)
(やっぱりよほど寝不足だったのか、目を閉じるとすぐに眠りに落ちた華奈萌ちゃんの寝顔をしばらくベッドサイドでじっと見つめて
湧きあがってくる熱い感情を鎮めるように、自分の胸をぎゅっと抑え
彼女の頬を愛しげにそっと撫でると、名残惜しそうにその場を離れて教室に戻り)
(――2時間目の授業が終わると教室を飛び出して、約束通り保健室に彼女を迎えに行って)
(寝ていた1時間なんてあっという間で、軽く瞬きをしただけでチャイムが鳴ったような感覚で)
……まだ、眠いな…
(なんてぼやきながらも、前より何倍も楽になっていたのを感じて横になったまま待ち続け)
……失礼します
(ノックをして保健室に入ると、先生は不在で
勝手にベッドに近づいて仕切りのカーテンのすき間から中をそっと覗いて)
……華奈萌ちゃん、起きてる?
(もしかしたらまだ寝ているかも、と小さい声で呼びかけて)
...っ
(ほたるが来てくれた、ほたるの声が聞こえただけでとてつもない安心感が襲い)
...うん、起きてる。
(まだすこし寝ぼけている様子ではあるが、ゆっくりと上半身だけ起き上がって、後ろの壁にもたれかかりじっとほたるさんを見つめて)
どう?
少しは休めた?
(ベッドに近づいて、華奈萌ちゃんの顔色が少しマシになっているのを見るとホッとして)
授業、出れそう?
(完全に『天使』という言葉で心の中を埋め尽くされたのを顔には出さず落ち着いたまま)
……うん、休めた……あり、がとう。
(にっこり笑って見せて、少し大きく背伸びをして)
…大丈夫、出れる。
(いつものように落ち着いた雰囲気で微笑んだまま起き上がってベッドから出て)
よかった…
せっかく同じクラスになれても、同じ教室に華奈萌ちゃんがいないと寂しいから
(伸びをする様子を目を細めて、微笑ましく見つめて)
制服、ちょっとシワになっちゃってるね
(スカートのプリーツにシワが寄っているのを見つけて困った顔をして)
(/スミマセン
リアルが忙しくて2、3週間レスが遅れがちになると思います
必ずレスするので引き続きお相手お願いします(謝))
...そう、だよね...
ありがと、色々。
(体を少し動かして一度深呼吸して、シワについて指摘されると)
...これぐらい大丈夫、なんとかなる。
(/了解ですー! 無理せず自分のペースで構いませんので!)
なにを言ってるの!
(華奈萌ちゃんのおでこを軽くデコピンし)
あたしと華奈萌ちゃんの仲でしょ?!
水くさいぞっ
(当たり前のことをしているだけ、と言わんばかりに
両手を腰にあてて、ぷくっと頬を膨らませて)
(/ありがとうございます!)
...っ
(当たり前のように、言われたそれはどこか
自分が持っていた拒絶心を自分で再認識して
隠し事があると言う後ろめたさが同時に
襲ってきて)
....うん、ごめん。
(苦笑いにほんの少しだけ
恐怖と焦りの感情が混ざってしまい)
……あたしは
なにがあっても華奈萌ちゃんの味方だよ
(なにか、彼女の中に負の感情があるのを感じ
それを少しでも和らげてあげたくて
一歩近づくと、そっと彼女の背中に手を回して抱きしめて、耳許に囁いて)
......っ、くっ...
(されるがままに、されるが...優しさが傷に染みていく、悪いものを取り出すために傷をえぐられる...そういうイメージをしてしまって
本当に癒すための行為だとは思っていても苦痛で顔が歪むのを必死にとめながら)
...あり、がと...
(それだけ、ぽつりと呟くと軽く下唇を噛みしめて)
(/送信できてなかった...!! ごめんなさい...!)
…じゃあ、教室、戻ろっか
(自分には彼女の傷を癒してあげることはできない
もどかしさを感じながらどうすることもできずに、彼女から離れて
教室に戻ろうとぎこちない笑みを浮かべながら声をかけて)
(/そろそろ上げようと思っていたところでした
分かります)
...そう、だね
(教室に戻ったら、いつも通り接さないと...感情をゆっくりと抑えつつ、ぎこちない笑みなのに気づかずただほんやりとした違和感のみを感じながらも一緒に教室に戻ろうとし)
(その日は特に何事もなく過ぎて
昼からの授業もまだ無いため、お昼になりホームルームが終わると下校の時間になって)
(/以前に相談させていただいた能力バレの件ですが、やっぱりあたし自身が事故にあってしまうことにしても大丈夫でしょうか?
どうも他人を介在させることに違和感があって)
...ん
(どことなく落ち着かない日々、
一緒になってとても嬉しいのに...
胸騒ぎが止まらないようで)
(/構いませんよー、介在させたくないのであれば...そうですね、高いところから落ちたとか
階段でこけたとかの事故の形式であれば、ですかね...?)
...ん
(どことなく落ち着かない日々、
一緒になってとても嬉しいのに...
胸騒ぎが止まらないようで)
(/構いませんよー、介在させたくないのであれば...そうですね、高いところから落ちたとか
階段でこけたとかの事故の形式であれば、ですかね...?)
(ホームルームが終わったあと、体調のことで華奈萌ちゃんが先生に呼び止められ
話が意外と長引き、解放されたころにはほとんどの生徒が下校したあとで
普段はにぎやかな教室も廊下もしんと静まり返っていて)
お疲れさま、華奈萌ちゃん
あたしたちも帰ろっか
(彼女が戻ってくると読んでいた本をパタンと閉じ
席を立つと彼女のカバンを差し出して)
(/ありがとうございます
すみませんがそういう流れで進行させてもらいますね)
(早く一緒に帰りたいのにその場に留めさせられて若干不機嫌そうにしていて
待っててくれたほたるに感謝、それと申し訳ない気持ちが湧き出て)
……待っててくれたんだ。先に帰ってても、よかったのに。
(心の奥底から安心している表情とは裏腹なその言葉を真に受けるかは考えず
鞄を受け取ると一緒にゆっくりと帰り道につこうとする)
(/すみません遅れました…!!)
ふふ
あたしはいつだって、華奈萌ちゃんのことを待っているよ?
(相手の言葉を気にする様子も見せず
機嫌良さげにいっしょに教室を出て)
…あれ
なんだろ、これ?
(廊下に点々と水滴が落ちていて、それは階段まで続いており
階段にたどり着くと上から踊り場まで水浸しになっていて、踊り場にプラスチック製のバケツが転がっていて)
ひど……
だれかのイタズラかなぁ?
...そっか、なら...一緒に帰ろう
(少し、どこか呆けた感じに答えて)
......雨...なわけないよね
(ぽつぽつと連なっている水滴をただ見て)
(水浸しになっている階段を見ると、少し濡れるんじゃないかと言う心配のほうが上間って)
...いたずらか、誰かがこぼして雑巾を取りに行ってるところか...じゃない?
(その状態でも手すりをうまく使っておりていこうとする)
待って、華奈萌ちゃん
だれかいるならいいけれど、それでも放っておけないよ
あたし、雑巾取ってくるから少し待ってて?
(そう言うと廊下を教室のほうに戻っていき)
(/レス遅くなってゴメンなさい!)
...あはは、優しいな...
(急ぐ彼女を追いかけようとすると、踊り場で少し滑りそうになり)
っ...危ないな...
(追いかけても足が遅い上に滑りそうな以上、この場で待つべきだと判断して水の被害が少ない踊り場の端に移って)
(雑巾を持って戻ると、拭いた水を搾るのに落ちていたバケツを使おうと思い)
華奈萌ちゃん、バケツ拾って~
(ちょうど踊り場にいる彼女にバケツを拾うことをお願いし、それを受け取ろうと階段のあまり濡れていないところを選んで下りはじめて)
(バケツを探して、近くに落ちてたから拾って)
ん……これか
(足元に気を付けながら、ほたるさんのほうに近寄って渡そうとして)
ありがとう、華奈萌ちゃん
ん~……
(ちょっと横着して、階段の途中で手すりを片手で掴み、体ともう片手をいっぱいに伸ばして彼女からバケツを受け取ろうとして)
あれ?
(足を滑らせ、あっと思う間もなく体が宙に浮く感覚がして
視界がくるっと一回転し天井が見えたと思うと受け身もとれずに頭から階段に落ちてしまい)
(──目を開くとはるか遠くに天井が見えて
あたし仰向けにひっくり返ったんだ…
テヘヘ、ドジっちゃった
きっと制服もびしょ濡れだ
おかしいよね、華奈萌ちゃん
あれ?
声が出ない?
それとも、耳が聞こえない?
手足も動かないし
……あたし、死んじゃうのかな?
それはイヤだな
華奈萌ちゃんと修学旅行、行きたいのに
……──
倒れた姿勢のままピクリとも動かずに)
…………
嫌。
離れ、ないでよ。
離れ、させないから。
私弱いから、使いたくなかった。
でも、こんな時にも使えない…
こんなに、弱いのは、嫌なの!
(顔が、赤く。 夕日と一緒に、赤く染まって
濡れることなど気にせずに
倒れたほたるさんの横に座って自分のバッグから
一冊の本を取り出す。)
(……あぁ
華奈萌ちゃんの声が聴こえる
悲しげな響き
あたしのせい、だよね……
ゴメンね、あたしがドジなばっかりに
あたしも離れたく、ない
ずっといっしょにいたいよ……)
……か……な……め……ちゃ……
(血の気が急速に引いて紫色になった唇から微かに空気が漏れて)
……………展開、収束。
(本を持ったまま、心臓マッサージするために手を置くようにほたるさんの胸に手を当てて)
…私の願い…届いて。
『お願い、奇跡よ起きてっ!』
(小説のキャラクターの同じセリフ。
それを本気で、心の奥底から読み上げて和らかな光に包まれて
ほたるさんの傷は、ゆっくりと治療されていき)
……………展開、収束。
(本を持ったまま、心臓マッサージするために手を置くようにほたるさんの胸に手を当てて)
…私の願い…届いて。
『お願い、奇跡よ起きてっ!』
(小説のキャラクターの同じセリフ。
それを本気で、心の奥底から読み上げて和らかな光に包まれて
ほたるさんの傷は、ゆっくりと治療されていき)
(失われていく意識がゾッとするような冷たさに支配されていく中、ただ一点だけすべてが闇に覆われてしまうのに抗うように暖かい光が感じられて
その光はゆっくり、でも着実に闇を追い払うように広がっていき、それにつれてほとんど失われていた自分という存在が思い出されていくのを感じて
……あぁ、華奈萌ちゃん
そこにいるんだね?
あたしのいちばん大切なひと……
ほとんど止まりかけていた心臓の鼓動が再び響きはじめ、真っ白だった頬に血の気が戻って
ゆっくりと目を開くと大好きなひとの横顔が目に映り
なぜだかそれがずいぶんと懐かしく感じられ、ほとんど無意識に水に濡れた手を差し出して彼女の頬を撫でて)
……華奈萌ちゃんが、助けてくれたんだね?
(/遅くなったけれど明けましておめでとうございます
いつもレス遅くて申し訳ないけれど今年も引き続きお相手お願いします)
(その光が自分であることも自覚せずに、ずっと、長く、長く治療を続けてると
ほたるの手が頬を撫でて…)
ぁ…あ、う……ほたる、ほたる……っっ!!
(満面の笑顔で、とにかく嬉しそうに笑って)
(/ああああああああああごめんなさい気づかなかった…!!!
私もレスが遅いので、ごめんなさい…よろしくお願いします…!!)
……ゴメンね、華奈萌ちゃん
きっと…すごく迷惑かけたよね…ゴメンね?
(自分の身になにが起こったのかは理解できなかったけれど、明らかにこの世のものでない冷たさとそこから救い出してくれたのが彼女だということは確信して
相手の頬に触れる手のひらから温かさを感じながら、ぽろぽろと涙を溢れさせて)
(/すみません、こちらもレス遅くなりました
できれば引き続きお相手お願いします)
……っぁ、うぅ……
………ば、か…もう、ばかぁ……
(泣きつくことしかできなくて。何から考えればいいかもわからない。
でも、でも…本当に。嬉しい。生きてくれてる。
……また。ずっと、ずっと。泣いて。泣いて。 私はきっと、弱虫なんだ――――)
……うん
あたしってホント、バカ……
これからも
こんなバカなあたしのこと
見捨てないでいてもらえるかな……?
(溢れ出る相手の涙を指先で拭いながら、申し訳なさそうにたずねて)
………ばー、か…
見捨てるわけ、ないじゃん…一番の、親友で…
………っ、へへっ
(私の……好きな人。
考えても…口に出さないように、止めて。
笑って、ずっとぎゅううっと抱きしめ続ける。)
……よかった
こんなに嬉しいことはないよ……
(親友で……
のあと、なんて続くのかなと気になったけれど今はとにかく嬉しくて)
……華奈萌ちゃん、痛いよ
それに
あたし、背中びしょ濡れで…
華奈萌ちゃんも服、濡れてるよ?
(好きなひとにかたく抱きしめられると彼女の温もりが伝わり幸せを感じながらも、自分の服が濡れていて相手の服も濡らしてしまうのが気になって)
っっ……そう、だった。
えっと、えっと…どうしよう、病院…?
(ぎゅっとしたまま、ゆっくりと抱え上げようとして)
んー…
なんでそう思うかは分からないけれど、もうケガは大丈夫だと思う
華奈萌ちゃんのおかげだよ
それよりも床をこのままにしておけないから
今度こそちゃんと拭こう
(相手に抱えられながら、取りあえず立ち上がると少しふらつきはするもののさっき大変なことになったのがウソのように体は平気で)
……本当だ…
そう、だね。
床を、拭か………
(…したことは、間違っていない。正しいことをしたとは、思ってる。
……それでも、ゆっくりと後悔と恐怖の念が迫ってくる。)
……うん、拭こう。
(「……嫌われたくない。どうしよう。
どうすれば、嫌われずに済む…?」
まだ焦りと不安でまともな思考に追い付かないが
それでも、出来る限り考える。)
(二人で濡れた床の後片付けを今度はつつがなく終え、バケツと雑巾を元の場所に返すと一息ついて)
ゴメンね、華奈萌ちゃん
あたしが余計なことしようって言いださなければ華奈萌ちゃんにこんなこと手伝わせずに済んだし、それに……
(華奈萌ちゃんの秘密を知ることもなかった…
そう言葉にするか躊躇い、俯いて口をつぐんで)
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