秘密の恋（〆）

(/いえいえ(笑)やー、多分必死に取り繕ってますが今日は顔合わせるのも恥ずかしがるかもですね(笑)女子と顔をかなり近くまで寄せるなんて今まで経験したこと無さすぎて混乱してますし(笑))

やっ、だ、大丈っ…大丈夫…(相手が離れたと理解してもまだ相手が隣の席に座っているという事実に胸の高鳴りと初めて感じる若干の興奮やなぜこんな感情を抱き始めたのかへ不安になる感情も抱き始めて頭が若干のパニック状態になっており、相手の感謝の言葉にも目線が相手の反対方向に向きながら「い、いや、そそそ、そ、その…ど、どうい、いたし、ま、まして…」と小さく呟いて)

(/いつか櫂くん馴れてくれるといいのですが(笑)少し櫂くんには刺激が強すぎましたかね？(笑))

…南雲くん…だ、大丈夫？さっきのはただの事故だから…忘れてくれていいからね！気づかなかった私が悪いんだし…。(相手の反応に申し訳なく思ったのか先程の事は事故だと(敢えて“事故”を強調し)伝えてなかったことにしてもらおうと思って。暫くしていると徐々に教室に人が集まって来てさすがに気持ちを切り替えなくてはと思い友達の席に行き普段通りに喋りかけて)

(/慣れると良いんですがね(笑)かなり強すぎた様です(笑)因みに数学の小テストは隣の席(お互い)と答案を取りかえて答えあわせをするイメージなので、その際に櫂の異変に気付いて良いですよー(笑))

…いっ、いや、そ、その…え、っと…あ、あぁ…(相手の言葉に少しパニックながらも一応返事はして。暫くして人が教室に集まってくると少しだけ落ち着いてきたのか、それとも友人たちに感付かれない為か楽しげに友人たちと話すも、頭の片隅に相手の事がずっと残っていて。そして、時間は過ぎていき三限目の数学の時間になって小テストが始まり。しかし、書かれてある問題が全て相手に教えていた解き方で解ける問題であると分かった瞬間「……っ！！」先程の記憶が蘇って顔がまた赤くなり、解ける筈の問題も脳内のパニックが再び起こってしまい解き方を思い出せなくなってしまったためか普段ならあまりしない凡ミスを連発しており)

(/後で凛に反省させます←(笑)かしこまりました！いやー、なんというか微笑ましいですね(笑))

ふぅ…なんとか終わったーっ。今回は前より書けたかも！南雲くん、答え合わせしよ？───…南雲くん、今日ホントに大丈夫…？やっぱあたしのせいだよね？ほんとごめんっ。(小テスト終了の声が担任からかかると先程教えて貰った解き方のおかげかいつもより解けてホッと胸を撫で下ろし相手に自分のプリントを手渡し相手のプリントも受け取って。担任が答えを黒板に書くのを見ながら答え合わせしていると相手には珍しいミスが何問もあり不思議に思いながら首を傾げ全て答え合わせが終わり相手にプリントを渡しながら両手合わせ謝って)

(/いえいえ、櫂が説得力無さすぎてアレですがまぁ大丈夫ですよ、きっと(笑)櫂のウブすぎる言動は見ていて楽しいですのでドンドンやっちゃってください(笑))

い、いや、だいっ、大丈夫…大丈夫、だから…(相手の答案の答えあわせをしていれば正答率が上がっている事に『良かった、宮園まで影響無かった様だ…』といった考えで頭のなかが埋まっていき安堵している自分に若干の疑問を抱き始めて。相手と(目線はどうしても合わせづらく逸らしたまま)プリントを返しあうと謝られた事に手や口では大丈夫だから謝らないでと伝えるも顔は合わせづらく、俯いて机に視線を落としたままであり「そ、その、俺は、本当にだ、大丈夫、だから、その、い、今は…」とあくまでもまだ授業中の教室だし若干感じる視線がツラいからせめて今はやめてほしいという思いで必死に伝えて)

(/ありがとうございます(笑)なんか凛が乙女みたいに手紙を書いて渡してしまいましたが大丈夫でしょうかね？(笑))

…あ、ごめんっ。まだ授業中だったね。…わ！あたし結構出来てたんだ！すごーいっ！嬉しすぎるっ…やっぱり南雲くんに聞いといて良かったあ…
(相手の言葉にはっと我に返り慌てて謝り、何事もなかったかのようにプリントを受け取ると予想以上に出来ていて思わず笑みが零れ。教えてくれた相手になんとかお礼を伝えたいと思いふと可愛いメモ帳を取り出し「南雲くんが教えてくれたおかげで小テスト前より出来てた！本当にありがとう！」とサラサラとペンを走らせ小さく紙を折り周りに気付かれないようにそっと相手の机に置いて再び授業に集中して)

(/きれいにノックアウトしましたね(笑)でも心のどこかで凛ちゃんを自分達の世界に入れたくないという思いも相変わらず持っていてそれで持ち直した様ですが(笑)まぁ、簡単に言えば櫂は凜ちゃんに恋してますけど、本人が気付いてない&気付かないように蓋しちゃってますね…(苦笑))

ん？…っ！！(チラッと視線の感じる方を見ると少し離れた席の友人がまだ訝しげに見ていたので見ると口パクしてやればまた授業に戻ろうとしたとき、相手からそっと何かが置かれたのが気になって置かれていた折り畳まれていた女の子らしい可愛いメモ紙をそっと開けると感謝の言葉がそこに書かれてあり、それを見ると今度はブワッと赤くなって。それを丁寧に畳んだ状態に戻して自分の鞄の中にコッソリそして丁寧に入れてはチラッと相手の方をコッソリ見ては『本当に俺なんかに構わず他の男子に絡めばいいのに…』と一瞬だけ寂しげに見てはそう思うも何故だか胸の奥がチクリと痛んでそれを不思議に思いながらも授業に集中し始めて)

(/ノックアウトしちゃいました(笑)櫂くんにとって複雑な心境なんですね。そんな櫂くんに恋をされているとも知らず凛の方も気になっているみたいです(笑)すみません、勝手に放課後の設定にしましたが、教室には数人しかおらず櫂くんも教室を出てしまったが忘れ物を取りに戻って来たみたいな感じで凛を助けていただければと思います(笑))

んー…今日も何事もなく無事に終わったあっ！…あー、ごめんっ！あたし今日日直だから日誌書いて職員室に持ってかなきゃなんだよね。え！ノートもですか？！…はーい。
(HR終了後担任からノートも全員分持ってくるように言われ教卓の上に置かれたノートに目をやりため息をついて。その後友達からこの後どこか行こうと誘いがあったものの日誌を書かなきゃいけないからと今日は断り友達は帰って賑やかだった教室もだんだんと静かになっていき早く日誌を書いて自分も帰ろうと思い日誌に目をやり書き始めて。ふと今日の出来事を振り返って隣の席をチラッと見つめながらボーッとしていると今更ながら手紙を書いてしまったことが恥ずかしくなり火照った頬を手で覆いながら落ち着くまで窓の外を眺めていて)

(/かなり複雑ですね(笑)了解しました、ではそんな感じで向かわせましょうか(笑)圧倒的デジャヴ感満載ではありますが(笑))

あぶねぇ、明日に提出するヤツ忘れるとこだった…(帰り道の道中で明日提出するプリントを忘れていたのを思い出しては改めて今日はやけに相手のことを意識してしまう一日だったよな、なんて考えながらも「ダメだ…俺たちの領域にアイツを巻き込むのだけは…」と小さく呟いて改めてそう決意しては教室前に到着して流石に誰も居ないだろうと気楽にドアを開けて入ると「っ…み、宮園…」またしても相手の姿を見つけて立ち止まってはデジャヴな気がして小さく名前を呼んで)

(/複雑にさせてしまってすみません(笑)確かにデジャブ…(笑)櫂くんごめんねw)

よし。日誌終わったー！あとはあのノートを持っていけば帰れる──…！び、びっくりした…南雲くんどうしたの？何か忘れ物？(日誌を書き終わり鞄を肩にかけ教卓の上に置かれたノートを腕に抱えて教室を出ようとすると扉が開きその音にビクッとし抱えていたノートを落としてしまい慌てて拾いながら朝のことがあり若干気まずく敢えて視線逸らし相手に話しかけ)

(/いえいえ、櫂が女子慣れしてなさすぎなだけです(笑)まぁ、櫂もなんだかんだで役得してますし(笑))

す、すまん…(相手が自分に驚いて事にたいして少し申し訳なくなって謝罪の言葉を述べると相手の落としたノートを一緒に拾いながら「あ、あぁ…ちょっと、プリント、をな…」とまだ目線を合わせづらいのか少し視線を合わせずそう返しては集めたノートの量を見て「…流石に、宮園、には多す、ぎるし…俺も、手伝うぞ…ちょっと、待ってろ…」と一旦自分が集めたノートを教卓の上に置いて自分の席の机の中に忘れていたプリントを自分の鞄に入れてはまた机の上に置いていたノート(全部のうちの6割)を改めて持って)

(/これをきっかけに女の子に慣れてほしいですね(笑)凛のほうも心の中ではすごく嬉しいみたいなので(笑))

ううんっ…あたしもごめんね！そういえば明日提出するプリント配られてたよね！……え、南雲くんも一緒に持ってってくれるの？(こちらも相手に驚いたことを謝りながらノートを全て拾い終えると手伝ってくれた相手に小さく「ありがとう…」と伝えながらチラッと見ていると半分以上のノートを持ってくれている事に気付き内心嬉しかったのか頬を緩ませながら自分も残りのノートを持ち「じゃあ、職員室行こっか…」と言って教室を出て)

(/慣れても(母親は当然大丈夫だけど)凛ちゃんだけにしか慣れなさそうです(笑)まぁ、そんな櫂は心の中ではドッキドキですけどね(笑))

別に、これ、くらいは、どうってこと、ないから、うん…(嬉しそうに頬を緩ませる相手に少し恥ずかしげにそう呟いては一緒に教室を出て相手の隣を歩きながら職員室に向かって。その間も自分の心臓がドキドキと高鳴っており、恥ずかしさやあまり関わり合うのとまた極道のこととか話してしまいそうという不安感等で相手に視線を向けることが中々出来なくて)

(/それはそれで凛は嬉しいですけど(笑)何気に帰るの誘っちゃいましたが櫂くんの心臓もつでしょうか？(笑))

南雲くんって…優しいね？なんかちょっと嬉しいかも。こうやって一緒に並んで歩いたりする事なかったから…
(相手とこうして隣に並んで歩いている状況に緊張と嬉しさで胸の鼓動は煩いくらいに高鳴っていて。職員室に着くと担任にノートを渡しペコっとお辞儀をして職員室をあとにし靴箱に向かっている途中でさりげなく相手に話しかけ)
…えっと、南雲くんさえ良かったら…一緒に帰らない？

(/まぁ、それだけでも櫂からすればかなりの進歩ですけどね(笑)本当に心臓が持つと良いですねぇ…(笑))

っ…別に、これくらい…普通、だし…(相手の言葉にまたドキッとしながらもそう呟いて。職員室に着くと担任にノートを持っていくと担任に少し珍しがられつつもペコリとして職員室を後にして。そして靴箱に向かう途中に相手に話し掛けられれば突然の出来事だった為に少しビクッとしてたが「っえ…あ、い、良い、ぞ…？」とドキドキと高鳴る鼓動を感じながら若干頬を赤くしつつ頷いて返して)

(/なんだか嬉しくなってきました(笑)櫂くん見てると微笑ましく思って応援したくなっちゃいますよね(笑))

え、そうなの？…南雲くんにとっては普通かもしれないけどあたしはやっぱり嬉しいな。というか…一緒に帰ってる所見られちゃってたら誤解…されちゃうかな？
(キョトンとした表情で相手を見つめたあと頬を緩ませながら靴を履き替えて。グラウンドの前を通りかかれば部活をしている生徒がいてこの状況だと付き合ってると思われるかもしれないと思い申し訳なさそうに問いかけてみて)

(/ですねぇ、まぁ慣れるまでが大変でしょうけど、逆に付き合いだせたら櫂は一途になるのは間違いないかと(笑)そうなんですよね、ちょっとツンデレっぽく見えるけどただただアガってるだけという(笑)そして本心がポロリしてます(笑))

ごかっ…い、いや、流石に、な、ない、だろ…(靴を履き替えてグラウンドを通り過ぎる時に投げ掛けられた問いかけにビクゥッとして『何の誤解だよ！？』と突っ込みたくなるも何故だかカアッと頬が紅潮していくのを感じると『何で顔が赤くなるんだよ、俺…そんなの気にする必要ないだろ…』と相手から自分の顔が見えないようにして少し慌てながらそう返しては「…それに、俺なんか、と居るより…他の、ヤツとか、の方が…ずっと、宮園にとって、良いだろ…」と小さい声で呟いてしまうもやはり胸がチクチク痛んで)

(/なるほどですね！でもなんとなく一途になるんだろうなと思ってました(笑)ここで櫂くんの本心聞けるなんて！凛も凄いこと言っちゃってます(笑))

…あはっ、だ、だよね？！変なこと言って…ごめんね！今の忘れて！(ふと相手の顔をチラリと見るものの何故か顔を隠しているのに気付き首を傾げて。今になって顔が赤くなりながら慌てて謝り顔の前で手をブンブンと降って。校門を出てゆっくりと歩いていると相手が何やら呟いていたのが偶然聞こえてしまい立ち止まり、「…あたしは、南雲くんと…一緒に居たいって思ったから、今もこうやって…隣にいるだけだから…それに、もっと南雲くんのこと…知りたいし…」と俯いて相手に話しかけ再び歩き出して。)
でも、知りたいのは“あのコト”だけじゃないからね？なんて言うか…普通に趣味とか、普通に1人の男の子としての南雲くんの事だからね。

(/まぁ、他の女性相手に対してまだまだアガりやすいので(笑)スゴいこと言われて戸惑ってました(笑)趣味の記載が無かったのはこういうのが理由だったりします(笑))

っ…！！(相手の言葉に思わず『また極道のことを話してしまうからこそ伝えたくない』そう思って若干顔をしかめていたが、一人の男子としての自分の事を知りたいと言う言葉に思わず戸惑いを覚えて。今までろくに他人と深い関わりを持つことすらしてこなかった自分になぜそこまで気にするんだろう、なんて考えながら今までの自分の過去を振り返るも今まで子どもらしいことをあまりしてこなかったりした自分に趣味など殆ど無いに等しい状況だったが故に「…何にもねぇよ、俺には…お前らみたいな、普通の高校生と違って…ガキの頃から、この身分の為に、だけ人生過ごして、夢とか趣味とか…持つ暇すら、無かったんだよ…」とただそう告げるだけに留まり)

(/なんとか凛で免疫つけてもらってアガりやすい体質を克服してもらいたいです(笑)もう、ほんと凛がすみません(笑)なるほどですね！納得です(笑))

──え…ごめん。あたし無神経だったね。ホントにごめんね…。(相手の話を聞いて一瞬驚き申し訳なさそうに謝って。確かに相手は極道の家柄だが小さい時に何かしらの趣味や夢も持っていたのではないかと勝手に思い込んでいたために逆に相手を傷つけるような事を言ってしまったことに対し後悔しながらなんて無神経な事を口に出してしまったのかと相手の顔を見ることが出来ず俯きがちになって。「ねぇ…南雲くんの今の夢って…やっぱり跡を継ぐ(若頭になる)って事なんだよね？」とあまりこの事については触れてはいけないのだろうが念の為確認してみて)