秘密の恋（〆）

(/あったりします(笑)結構フレンドリーな組員ばかりですから。見た目で損してるのも多いですが(笑)あらら、それは残念ながら期待に添えずでしたがこれを期に仲良くなってもらいましょう(笑))

「はは、若頭じゃなくてすいません」(相手の苦笑いをする様子にこりゃ若頭かと思われたのかな、と感じ取っては苦笑いをしながらそう返してはただ、と一拍入れて「若頭は宮園さんの事をしっかり心配してますよ。心配してるから自分達の世界に深く入って欲しくなくてあんな感じになったんですよ」とどこか確信を持っているように断言すれば「多分、俺に任せたのもあんま極道の事知ってほしく無いからですね。自分だとまた話しちゃうから、とか思ってるんすよ。困ったもんですよね」と笑ってはとりあえず大通りを目指すように相手を案内して)

(/フレンドリーな方達だと凛も安心すると思うので助かります(笑)見た目より中身が大事ですからねw 亮太さんには良き相談相手になってもらえればなと思ってます！(笑))

あ、いやっ…えと。なんかごめんなさい！…え？南雲くんが私の事心配してくれてるって…本当ですか？私てっきり嫌われちゃったのかと思ってたから…。それ聞いて安心しました。亮太さんありがとうございます。
(相手に失礼な事を言ってしまったことを先に謝ると次いで相手から自分の事を心配しているがために彼はあんな態度を取ったのだと聞かされれば内心ホッとし柔らかな笑みが零れ道案内をしてくれる相手にぺこりと頭を下げゆっくりと大通りを目指して歩いていき。しばらく歩くと車の走る音が聞こえキラキラと輝くネオンが見えてきて)

(/まぁ、がたいが良かったり傷が顔にあったりと見た目がヤバそうなの多いですが意外と面白い性格のやつら多いです(笑)亮太は一応女子扱いはそこそこには上手いですからね(笑))

いやいや、本当は若頭本人が言うべきだとは思うんですけどね(ペコリと頭を下げる相手の言葉に苦笑いをしながらそう返しては「まぁ、俺でよければ色々相談乗るよ。勿論、若頭と同じで俺たち極道の事の相談は難しいけどね」と笑って言いながら偶然持っていたメモ用紙に自分の連絡先を書いてそれをピッと取って手渡して。そして大通りに無事到着すれば「さて、もしよければ家まで送るけど…？」と夕暮れになった周囲を見渡しながら)

(/新しい組員さんが登場するの楽しみにしてますね(笑)亮太さんはチャラい系の人ですかね？(笑))

南雲くんは面と向かっては言わない感じですよね。なんとなく分かります。…えっ、いいんですか？じゃあ遠慮なく亮太さんに色々と相談させてもらいますね！
(相手の言葉に口元に手を添えながらくすっと笑い連絡先が書かれたメモを驚きながら受け取ると大事そうに鞄に収めて。「じゃあ…お言葉に甘えて家まで送って頂いても大丈夫ですか？あの、亮太さんって女の子の扱いって慣れてるんですか？」と素直に相手の問いかけに答えながら気になった事を問いかけて)

(/お楽しみに(笑)そうですかねぇ、櫂が不慣れすぎなだけで多分一応まともな方だと思います(笑)亮太の言う通り凜ちゃん相手が過去一に話せてますから(笑))

はい、了解しました(相手の答えにニコリと微笑んでは相手の質問に苦笑いをしながら「若頭が下手すぎるだけですよ。若頭は今まで女っ気0で過ごしてきてるので」と話して。生まれた頃から周りに組員がいる状況で過ごしてきてその上自分が極道の家系である点でも周りと一定の距離を開ける癖があり友人も多くないからより一層女性に対しての扱いが分からないんだろうと考えているがそれは敢えて言わないでおきながらも「まぁ、それでも若頭が彼処まで流暢に女の子の宮園さんと会話できているの、実は結構レアケースですから」と笑って話して)

(/なるほどですね(笑)凛の場合たまたま席が隣同士っていうのがありますからね(笑))

私の場合、偶然席が隣同士っていうのもあったので。確かに初めは少し話しかけづらい雰囲気ありましたけど少しずつ会話らしくなってきて私嬉しかったです。私がただ単に南雲くんからしたら話しやすい方なのかもしれないですけど…他の女の子とはあまり会話する所見た事ないから何か特別な物を勝手に感じちゃってて…この先も仲良くなれたらいいなって思ってたんですけどね。(実際彼が極道の家系だとは当時は全く検討つかずただ女の子が苦手なのかと思っていた部分もあり、もし席が隣隣同士なのが自分ではなく他の子だったらと考えると少し寂しいような気持ちにもなって改めて自分で良かったなと頬を緩ませながら相手の話に耳を傾けていて。しばらく話しながら歩いていると家の近くに差し掛かっていて)

(/多分櫂からは話し掛けてないですからきっと毎日のように凜ちゃんが丁寧に話し掛けてくれたからそれに応えようと頑張ったんでしょうね(笑))

きっと宮園さんが頑張って若頭に話し掛けたから若頭も話せるようになったんですねぇ(相手の話にクスリと笑ってはどこか成長を見守る兄のような親のようなそんな表情でそう返しては「だから、これからもどんどん若頭に話し掛けてほしいんですよね。今日ので若頭、多分また宮園さんに話し掛けづらくなっちゃったでしょうし」と苦笑いをしながら返して)

(/これからも凛が沢山話しかけると思いますがよろしくお願い致します(笑))

やっぱり席が近い人とは男女問わず仲良くなりたいのでいろいろ頑張っちゃいました。明日ちょっと会うの気まずいんですけど、でも友達として距離を少しでも縮められたらなって思うからどんな事があっても頑張ります！
あ、もうそろそろ家なのでここで大丈夫です。亮太さん送ってくれてありがとうございました！(こちらも相手につられてくすっと笑い、この人は心から彼の事を思ってるんだなと思うと自然と頬は緩んで。今日のことがあり明日学校で顔を合わせづらいものの自分から積極的に話しかけようと心がけ家が見えると丁寧に相手にお辞儀をして)

(/こちらこそ、櫂がどうするかは不明ですが宜しくお願いします(笑)因みにこの日の夜櫂がクラスの知り合い(それも女の子)を(短時間とは言え)招き入れた事が話題になって南雲家と南雲組が盛り上がったのは言うまでもない話ですが(笑)丁度良さそうですのでそろそろ場面切り替えお願いしますー)

「それではここで失礼します」(相手にこの辺で良いと言われれば素直に頷いて。勿論、家の目の前まで送る事も可能だが、極道の世界に身を置いた自分が相手の家の目の前まで行くのは、ご法度であると考えたが故で、相手の家族を困らせるべきではないと踏んで「今後とも若頭と仲良くして頂ければと、僭越ながら南雲組一同を代表してお願い申し上げます」と深々と頭を下げては顔をあげてニコリと微笑んで踵を返してその場を立ち去って)

(/とりあえず場面転換させてもらいました。若干櫂くんに会うのが気まずい凛ですがよろしくお願いします！(笑))

さすがにこの時間はまだ誰も来てないか。南雲くんと上手く話せるかな…
(今日は日直のためいつもより早い時間に学校に来てまだ誰もいない静かな教室で自分の席に座るとチラりと隣の席に目をやりぼーっとしていて)

(/櫂も同じ考えだったようです(笑)案外相性良いのかも知れません(笑)まぁ、焦りすぎて凜ちゃんが日直であること忘れてますが(笑))

……流石に誰も居ねぇよな…？(いつもより早い時刻、自身が日直だと言うわけではないが相手とあまり会話をしたくなかったし色々自分の心に整理をつけたかった。だからこそ、何時もより早めに学校に到着して自分の所属するクラスの教室を目指して歩きながら小さく呟いて。しかし、相手が今日の日直だったことはすっかり忘れていたようで誰もいないと思い込んでいた為にドアを開けて教室に入ろうとしたとき既に自身の席に座っている相手の姿を見付けて「…っあ…」と小さく声が漏れて)

(/なんと。それは嬉しいです(笑)なんとか頑張って声をかけてみました(笑)櫂くんの反応が気になりますw)

───えっ…お、おはよう！今日…早かったんだね？
(まだ誰も来る気配はなくいつまでもぼーっとしていても意味が無いと思い日誌を開きシャーペンを走らせながらふと昨日の出来事を思い出しているとやはり相手に会うのは気まずく今日に限って席が隣同士なことを恨み。そんなことを考えていると廊下から足音が聞こえ隣のクラスの人だろうかと視線をドアの方に向けるとガラリと教室のドアが開き思わず目を見開いて。そこに居たのはまさかの相手でさすがに目が合ってしまえば知らない振りをするのもおかしいと思い気まずいながらもいつも通りに声をかけるものの緊張からか声が少し上ずってしまい)

(/さて、櫂はキョドりまくりですなぁ(笑)果たしてどうなることやら(笑))

えっ、あ、お、おはよう……(若干緊張している様子の相手だったがそんな状況を気にかけてあげ無いほどに自分自身が緊張していてなんとか挨拶をかわしてはこう言うときに限って隣同士の席を恨みつつも仲の良い友達はいるものの、その友人の席も遠く他者の席には座りづらい為ゆっくり自分の席に座りながら「ちょ、ちょっと、早起きし過ぎて、な…そ、それに二度寝、は流石に寝過ごす、しな…」と目線を逸らしながらまさか本当のことを言えるはずもなくそう返して)

(/お互いが緊張し合ってますね(笑)とりあえずなんとか話題を探していつも通りに話しかけてみました(笑))

…あ、そうなんだ…確かに二度寝して遅刻しちゃったら意味無いもんね！あたし今日に限って日直でさ…ホントついてないよねっ…。そういえばさ、今日って数学小テスト…だったよね、範囲どこだったっけ？(相手も緊張しているのか言葉が途切れ途切れになっているのを聞いてもしかすると自分が緊張しているから相手にも移ったのではと申し訳なく思い、少し呼吸を整えてからいつもと同じように話しかける事にしてみて。何か話題を変えようと思い考えていると確か今日は数学の小テストがあり範囲が曖昧だったため確認するように相手に訊ねてみて)

(/緊張が解ける様子は無いものの何とか話は繋げていますね(笑)どんだけ落ち着かないのやら……まぁ、自分の正体を知ってるし心の準備がないまま話しちゃってるしでテンパり気味なんでしょう(笑))

あ、えっと…た、確か…(何時ものような話し方に戻った様子の相手だったが自身が普段どう対応していたか、なんてところに気が向かず何とか鞄から数学の教科書を引っ張り出すと何回かページを行き来しながら漸く該当する場所を見付けて「え、っと、ここ、からこの、辺まで、だな…」と相手に伝えて)

(/とりあえず会話をしてくれて安心しました(笑)いつもの様に話してもらえるのを気長に待ちます(笑))

…え、嘘？！ここ出るの？あたし全然違う所やっちゃってた…。というか今回の範囲って広かったんだ…ね、南雲くんが良ければなんだけど、教えてもらえない…かな？
(相手から小テストの範囲を聞くとまだ話し方はぎこちないものの教えてくれて。しかし自分が予習していない所だったためダメ元で相手に教えてもらえないかお願いしてみて)

(/まぁ、緊張が続くので教えるのに成功しても本人は小テストでは失敗するわけですが(笑))

え、あ、い、良いぞ…(相手のお願いに思わず目を丸くしたが頷いて緊張はしながらも相手が小テストで失敗しないようにしないといけない、そんな考えを抱いては喋り方はまだぎこちないものの、自分が記憶しているやり方を何とか教えて)

(/凛は小テストの範囲を覚えるのに必死すぎて距離感掴めておりません(笑))

…なるほど。南雲くんってそうやって覚えてるんだね、あ。ねぇ、ここってさこの公式を当てはめるんだっけ？
(相手の教え方に頷きながらわかりやすい説明に感心してつい夢中になっていると1つ分からないところが出てきて相手との距離を詰めすぎているのに気付かずそのまま教科書から相手の顔をのぞき込むような形になってしまい)

(/一方の櫂は距離感に動揺しすぎてますね(笑)きっと小テスト中にこの事を思い出して集中できなくなっちゃって小テスト失敗、なのかもですね(笑))

っ…！！え、っと…(話しながらもその距離感が近付いている事に気付いて内心焦りを感じていれば唐突な問いかけから顔を覗き込まれてその相手の顔を見て思わず息を飲んでは必死にそれを気付かないように説明を続けるもその顔は若干赤く染まり)

(/凛が距離感に気付くのが遅くなってしまって申し訳ないです(笑)櫂くんは大丈夫でしょうか？(笑))

…わっ、ご、ごめんっ！(顔をのぞき込んだあとに相手と目が合えばこんなに距離が近かったのだと今更になって気付き慌てて視線逸らし相手から離れて。心臓の音は煩いくらいに高鳴っており顔は徐々に赤くなりこんな顔は相手に見せられずパタパタと手で仰ぎながらなんとか誤魔化そうとし「…南雲くんの説明わかり易かった、ありがとう。」と呟きチラッと相手を見て)